なぜ今思春期の子育てにはコーチング力が必要なのか:見守るだけで大丈夫⁉

 

 最近、思春期の子育てにコーチングを取り入れる動きが、ようやく始まってきたようです \(^o^)/

 では、なぜ今コーチングが思春期の子育てに役立つと言われ始めたんでしょうか?

 

お母さん
  私もあちこちで、思春期の子育てにコーチングを取り入れると効果的だと聞くようになりました。

 ちょっと興味があるんですけど、具体的にはどんな効果があるんですか?

 

幸子さん
 はい、10年以上思春期の子育てを応援してきた私としては、『ようやく❤』と嬉しい状況です。

 でも、まだ具体的に「コーチング」がどんなものなのかや、子育てにどう役立つのかがわからないこともありますよね。

 ご一緒に見てきましょう 😉 

 

お母さん
は~い❣

 

思春期に子どもとのコミュニケーションが難しくなるわけ

 思春期の子育てをしていてのお悩みは、「子どもとのコミュニケーションがうまくとれない」「子どもの事がよくわからない」が、一番多いようです。

 思春期には成績や進路など、お子さんとよく話し合うのが必要な課題が増えるのに、一方ではなんだかコミュニケーションが難しくなりますよね。

 また子育ての目標の自立に向けて、思春期はしっかりとした生活習慣を身に着けさせたい時期でもあります。

 でも子どもに何度か注意をしただけでは、なかなか改善しないこともあるでしょう 🙄 

 

 反抗期だったり、話すのをめんどくさがったり・・

 どうやら小さい頃のまんまのやり方では、コミュニケーションがうまくいかないことが増えるようです。

 

お母さん
 うちでもそうですよ~

 なんでそんな事が起きるんですか?

 

 それは、思春期になると「自分らしくやりたい。自分で考えて、選んで、行動したい」という、自立のための本能が働き出すためです。(詳しくはこちらを御覧ください

 それで家族や大人の言うことを簡単には受け入れようとはせずに、反発したり、納得できるかと考えるようになるんです。

 

お母さん
 そうですか~

 私も忙しい時には子どもに考えさせる暇が惜しくて、頭から”正解”をやらそうとして、結局大バトルになっちゃうこともあります。

 気をつけます 🙂

  でも、自分で考えてくれるのはいいけど、ちょっとしたことまでイチイチ反発されると私もムッとしちゃいます(`´)

 

 そうですよね。

 特に思春期の始まりの中学生時代は、色々な身体・心・頭の変化が急激に起きて、子どもも不安定でイライラしがちです。

  親も、態度の変わった子どもに「今まではこうじゃなかったのに」と思うので、中学生頃は親子コミュニケーションが難しくなりやすい時期なんです。

 

 でも、過激な”反抗期”は、こじらせなければ数年で終わります

 この時期を順調に成長できれば、子どもも視野が広がって、より外の広い世界への目が向くようにもなっていきます。

 

 なので、こじらせないためにも思春期が始まったら、子育ての意識を切り替えることも大事です。

 子どもが自立した個人になる練習中だということを尊重して、小さい頃よりも「対等な個人」として接するように心がけたいですね。

 

お母さん
 未熟なところが目についても、「頑張ってるんだな」と見守っていくんですね。

 

 はい。

 この時期は、子どもが本能に従って自分で色々試行錯誤ができるように、なるべく手や口を出さないことが大事です。

 3歳ころに「自分で食べる」という子どもに、こぼしながらでもやらせてあげることで、だんだん上手に食事ができるようになったという、あの感じの拡大バージョンですね。

 

お母さん
  なるほど~

 でも、思春期にはそれこそ進路など、子どもだけに任せておけないこともありますよね。

 そんな時にはただ見守って試行錯誤させるには、リスクが大きすぎることもあると思うんです。

 

「見守る」だけではない、イマドキの思春期の子育て

 そうですね。

 一昔前の思春期の子育てでは、「とにかく見守る」が強調されたこともありました。

 それはその前の時期が「指導する」「怒る」で子どもを動かそうとした時期だったからです。

 「黙って俺について来い」が一般的だった親世代に育てられた方々が、親として迷い始めた時期でした。

 

この頃は人の行動についての科学的な研究も続々と発表されるようになった時期です。

それにより、他の人に決められた目標とやり方では、長い目で見たらモチベーションが続かないことも知られるようになってきました。

賞罰で子どもを動かすのではなく、子ども自身が「やってみたい」という気持ちになって動くことが大事だとわかってきたんです。

それで「子どもに考えさせて、実際にやらせて、その結果を学習させることが大事」だと、多少の失敗も含めて「見守る」ことが大事だと言われるようになりました。

 

幸子さん
 かわいい我が子だからこそ失敗させたくないという思いも、親としては自然な気持ちですよね。

 だから思春期の不安定な子どもの試行錯誤に、親が手を出さないのは難しいこともあるでしょう。

 そんな時には自分の手を出したい気持ちにもヨシヨシしながら、「見守る!」「試行錯誤で成長する!」とつぶやいてみると、お母さんが心を落ち着けるのに役立ちます 😉

 

 でもイマドキでは、子どもの世界がもっと複雑になっています

 

 進路を決めようとしても、かつてのように理系・文系かと偏差値だけでは決められなくなっている時代です。

 学校も学部も多様化しているので、その違いを見極めて、自分に合うものをもっと積極的に「選ぶ」ことが必要です。

 

 昔ながらに簡単に決めてしまった子どもたちは、大学時代や就職してから「自分探し」にハマることが多いです。

 せっかく頑張って入ったのに、『やっぱりこれじゃなかった』になってしまうと、子どもも親も大変ですね 🙁 

 

お母さん
 大学受験のシステムも、どんどん複雑化していますもんね 🙄 

 選択肢が多いなかで選ぶのには、それなりに大変ですね。

 

 はい。

 思春期の子どもの悩みの第一は、進路選択というデータも出ています。

「選択肢が多すぎで一人ではわからない」ということや、「成績ベースだけでなくもっと”自分らしさ”をもとに進路も選びたいけれど、どう考えたらいいのかわからない」・・などなどがあり、相談したい相手としては「自分をよく知ってくれている親」というのが、意外なことに一番多いんです。

 

 子どもに全て任せるのではなく、視点を拡大してあげたり、可能性に気づかせてあげることも必要ですね。

 塾や学校からの情報もありますが、やっぱり家族からのサポートや視点も必要です。

 「その子」をトータルに見れたり、100%愛情からサポートできるのは、やっぱりご家庭だからこそです (^_-)

 

 それにイマドキは進路選択だけでなく、子どもの世界も複雑になっています。

 同じような不安定な思春期の子ども同士の関係性もSNSがあることで、ずっと多様化しています。

 また、ネットから取れる情報と、学校や部活の世界感があまりに違うので、とまどってしまう子どもたちも増えています。

 

 そんな時に、まだ物事を客観的に色々な角度から見るというのが思春期の子どもには難しいものです。

 それをなんとか自分だけで解決しようとすると、大きなチャンスを逃してしまったり、ぐるぐる思考にハマって抜け出せなくなることもあるんです。

 

 子どもだけでうまく行くことは、なるべく子どもに任せるというのは大原則です。

 しかしイマドキの複雑になっている子どもの世界の課題をクリアするためには、大人のサポートが必要な場合も少なくありません。

 不登校やいじめなどは、とにかく大人の早急なサポートが必要な例ですね。

また、身体が整っていない(体力・気力、集中力がないなど)ことからの課題は、子どもだけでは何が起きているのかも、どうすればいいのかもわからないものです。

この数年間で、身体へのサポートが必要な子がかなり増えています。

大人の積極的なサポートが必要です。

 

 思春期の子どもについて、いつも「身体・心・頭の状態の傾向をチェックしておく」のが大事です。

 思春期の子どもは柔軟ですが、一定以上のストレスが掛かると、急にガクッと落ち込みます。

 もし1週間以上、好ましくない状態が続いたらアラームだと思ってください。

  上手に声をかけるなどの親からサポートの手を差し伸べましょう。

 

お母さん
 う~ん、ちょっと意外でしたが、子どもがマイナス状態になっている時にはもちろん、プラスの可能性を開くのにも、大人のサポートが必要なことがあるんですね。

 

幸子さん
  思春期には大事な選択をする機会が何度もあります。

 その時に上手にサポートすることで、子どもの可能性がぐんと拡大します。

 

思春期の子育てにコーチングが役立つわけ

 このように、イマドキの思春期の子育てでは、ただ見守るだけでなく、様々な場面で子どもをサポートすることも必要です。

 そしてその時に役立つのが、コーチング力です。 😉

 

幸子さん
 それは相手に一方的に答えを与えるのではなく、対等な個人として子どもの考え・気持ちを扱うコミュニケーションスタイルだからです。

 「自分でやりたい」という思春期の子どもの大事な本能に寄り添って、子どもが自分の考えや気持ちを言葉にしたり、整理するのを手伝えます。

 「子どもの力を信じて見守る」だけでなく「子どもの力を信じて育てる」ことができるんです。

 

人は悩んでいる時には、同じことをただ頭に浮かべているだけのことが多いものです。

 いつも同じところで考えが止まったり、実際の行動が変わらないなら、それは「ぐるぐる思考」です。

 そして「ぐるぐる思考」から、落ち込みへのループにハマりやすいんです (><)

 

 そんな時こそ、一度自分の考えを言葉にして外に出すことが大事です。

 話している事で頭が整理されたり、アイデアがひらめくこともよくあります。

 それが「引き出すコミュニケーション」コーチングです。

 

自分で考えて・選んで・行動する思春期の子どもに必要なサポートの4ステップ

(0)日頃から子どもとの信頼関係築く

(1)子どもの考えや気持ちを聞く

(2)どうなりたいかを言葉にさせる

(3)そのために今できることを見つける

(4)子どもにはそれをする力があることや、応援することを伝える

 

 これらが、まさにコーチングのステップです。

 

 コーチは何があっても相手を全面的に応援する人です。

 

 決して自分の”正解”を押し付けるのではなく

①その人が考えや気持ちを整理するのを手伝って、

②その人自身が自分の望む未来を明確にし

③そのために必要な行動を見つけることをサポートするんです。

 

 子どもが自分でやろうとする気持ちを認めて援していることを、言葉で伝える(4)も大事です。

 そしてこのステップを繰り返すことで、(0)子どもとの信頼関係も育ちます。

 これを繰り返していくことで、子どもとの信頼関係が強くなり、反抗期もこじらせずに早く抜けられるようになります。

 

お母さん
  わぁ、「自分で考えて、決めて、行動したい」という思春期の子どもにはぴったりですね!

 

 そうなんです 🙂 

 子どもの自立したいという本能に沿う関わりです。

 

 そしてこれらのステップはガッツリやることもできますし、さり気なく日常会話の中で進めることもできます。

 

 子どもの気持ちや考えがわかるので、難しい課題だと判断した時には、お母さん・お父さんから専門家につなぐこともできます。

 

お母さん
 子どもに相談された時だけでなく、親として伝えたいことがある場合にも使えますか?

 

 はい、実際に子育てしていると、親から子どもに考えて欲しいテーマって、色々ありますよね。

 そんな時でも、このステップを使うとスムーズにコミュニケーションができます。

 例えば「朝、もっと早く起きて欲しい」などもテーマにすることができるんです。

 

 そのような場合には、

①まず、何について話したいのかを親から伝える

②(2)まで進めてから、それが親の目標と異なる時には親側の意見もその場に出して、そこからは対等な立場で話し合いにする

③お互いの目標が一致したら、また(3)から始める。

 ここで意見が合わなければ、対等な立場として話し合う。

④最後は必ず(4)で終わる。

 

  このステップならば、一方的に親から何かを押し付けられている感じは起きません。

 

  子どもが自分のペースで話せるように、スピードを合わせるのもポイントです。

 一回の話しかけで、一気に(4)まで行かなくても大丈夫です。

 子どもからうまく言葉が出てこない時には、また別の機会に再開してもいいでしょう。

 

 コーチングは思春期の子育てで役立てられるチャンスがたくさんあります。

 もちろん難しい案件は、専門家としてのコーチに任せるのがオススメですが、お子さんの一番そばにいるご家族がコーチング的にお子さんに関われたらいいですね。

 お子さんの課題や悩みが深刻化しないうちに、サクッと必要なサポートができたらベストです。

 

お母さん
 ふむふむ、日常会話で使えるのなら、色々使えそうですね。

 ちょっとした子どもの相談にも乗れたり、生活態度などで考えて欲しい時にも使えるのはいいですね!

 

コーチングを思春期の子育てに取り入れると起きる7つの良いこと

 ではここで、思春期の子育てにコーチングを取り入れることで起きることをまとめましょう 🙂 

 

思春期の子育てにコーチングを使う7つの効果

1)イマドキの複雑な状況に子どもが対応できるようにサポートできる

)子どもの自立に向けての本能に添える

=無駄なケンカが減り、子どもの自立も促せる

3)子どもが自分で気づき・考え・選んだと思えるので、行動するモチベーションが続く

=「自分でできた」体験が増える

4)それにより自己肯定感が育つ

5)自分でやったことがうまくいかなくても、その選択のどこを変えたらいいのかと考えられるので成長できる

(人から言われたことで失敗した場合には、ただ相手に怒りを持つだけ)

6)自分を尊重してくれた人との間に信頼関係ができる

7)結果、思春期の子育てが楽になる

 

幸子さん
 どれも思春期の子どもの「生きる力」を伸ばすことにつながります。

 

 コーチングコミュニケーションを繰り返すほど、どんどん親子関係も良くなります。

 それでお母さん・お父さんも楽になりますし、子どもの人生全般にも良い影響があります。

 その人の人間関係のひな型は親子関係ですから。

 

なぜ今思春期の子育てにコーチング力が必要なのか?の終わりに

 いかがでしたでしょうか

 なぜ今思春期の子育てにコーチング力が必要なのかについてお話してきました。

 

幸子さん
 はい、コーチング力がなぜ今の思春期の子育てに必要なのかがよくわかりました 🙂 

 時代が変わって複雑になってきているから、「子どもの可能性を信じて見守る」だけでなく、一歩進んで「子どもの可能性を信じて引き出す」ことも大事なんですね。

 

お母さん
 そうなんです。

 思春期の子どもは成長期だけあって、成長可能性が驚くほどあります。

 

 残念ながら日本ではまだ、思春期といえば「見守っているとそのうちに過ぎる反抗期」くらいの認識です。

 でも脳の成長についても科学的にわかってきている今日では、思春期のうちに積極的にその可能性を開かせようという動きが世界各国で始まっています。

 

 実際に関わり方次第で子どもが大きく変わる姿を、私も百人単位で見てきました。

 せひそんな現実を、多くの今思春期のお子さんとご家族にお伝えしたいと思っています。

 

お母さん
 私もコーチングコミュニケーションをやってみます!

 

幸子さん
 ぜひ、楽しんでやってみてください❤

 

 

♡♡あとがき♡♡

 心理学とか学んだことがないんです・・と言われることもありますが、コーチングコミュニケーションをご家庭で使うには、大事なコツさえつかめば大丈夫です。 

 講座でも「発達について」や「子どものやる気を出す方法」などを含めても、たった3か月で100%の方が習得されます。

 そしてそれぞれのご家族が自然な感じで変化されています 🙂 

 

 今は「見守る」だけの子育てよりは、お母さん・お父さんからのサポートが少し必要な時代になっています。

 このテクノロジーと情報化の急激な変化に、学校制度などが適合するには20年かかるという見解もあります。

 学校も変動期なので、こまかく一人ひとりに対応しきれるとは言えません。

 

 今時代の大きな波があるのなら、飲み込まれるよりはそれにしっかりと乗っていきましょう!

 コーチングは人との信頼関係を築ける、一生役立つコミュニケーション技術です!

 

そして今どきでは身体のチェックも忘れずに。

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 (^_-)-☆

 

 

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