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思春期の子どもについてもっと知りたいことを
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最幸の親子関係を作るお手伝い
おはようございます。
今日の東京は久しぶりの雨ですが
愛犬と散歩の間はしばしの曇り空でした。
さて、飽きっぽい子についてのお話しです。
何かに興味を持ったとしても
なかなかそれが続かない。
そんな子は
「飽きっぽい」と言われますが
実はひとりひとりに
起きていることは違うようです。
今日は、「移り気タイプ」に属する
一つの例についてお話しますね。
私が中学生の頃のお話しです。
何かの実験だったのかもしれませんが
数学の成績が同じような子たちを
先生が指定して4名づつのグループに分けられました。
そしてその4名で
一台の専用機から音声を聞いて
ワークシートを進めていくことになりました。
つまり、クラス全体のペースで
学びを進めていくのではなく
4名のグループごとのペースで
学びを進めていくというやり方だったのです。
私はA君、B君、C君と同じグループでした。
そして、オモシロイと思ったのは
A君は音声を一度聞くと
ささっとワークシートを埋めて
先生にすぐ出すのです。
でもB君は、一度音声を聞いて
ワークシートをやりながら
「もう一度聞いていい?」と
必ず何度か聴き直すのです。
そして自分が納得行くまで聞いてから
ワークシートを完成させて先生に出します。
グループ全員がワークシートを出したら
次の単元に進めます。
なので、A君はいつも
自分が出したら次に行きたいのですが
B君が終わるまで待たなければならないんです。
A君は「理解が早い」と褒められながらも
毎回B君にイライラしてました。
そして、そのスタイルの授業が終わった時に
先生が成績を発表したのです。
そうしたら、なんとB君の方が
A君よりも成績が良いのです 😛
私はその一連の出来事を見て
「理解の早さ」と「成果」は
必ずしも一致しないのだな~と
驚いたことを覚えています。
きっとA君は
直感的に物事を理解する力が
とても高かったのだと思います。
「1」を聞いたら「10」くらいまでイメージできてしまうのです。
でも、残念ながらそのA君のイメージは
「本当にそうなのか?」という
検証がされなかったので
ところどころ現実と違うところがあったのですね。
反対にB君は
先をイメージすることは苦手のようでしたが
目の前の「わからない」ことと向き合い
丁寧にそれを潰していく、という作業をしていました。
もし、A君が
その早く直感的に理解する力に加えて
検証する力があったなら鬼に金棒でしたね 😀
このように、直感的理解力に優れた子は
思春期以前にはその直感力で
様々なことを「乗り切ってしまえた」のだと思います。
直感力に優れた子は
何かを少しやってみたらば
「ああ、これわかった」と
思ってしまうことが多のかもしれません。
それで、早々に興味を失ってしまうこともあるでしょう。
ただ、年齢が上がるに連れて
私たちはより複雑な課題、
根気強くやることで
ようやく達成されたり
より深い面白さがあるという課題が増えてきます。
なんとかA君のような子にも
「金棒」を身に着けさせたいですよね 😉
こういうタイプの子には
「もっと続けてみなさい」
と言うだけでなく
具体的にわかりやすく例を上げて
「継続することの楽しさ」を
説明することも大事です。
理解力とイメージ力が高いので
自分で継続することの大事さを理解して
その先をちゃんとイメージできたら
「やってみたい!」と感じることができるからです。
そして、実際にやってみて
いい結果を自分で出せれば
十分に継続することの大事さを納得します。
自分が興味を持ったことは
ちゃんと継続するようになっていきます。
小さい頃から「賢い子」に
少なからず見られるパターンです。
追伸:
三神神社には小学生もお参りしています。
ランドセルを背負ったまま
ひとりでも帽子をとって
ペコリをお辞儀をしていきます。
可愛いです (^^)
今週のテーマのブログです
① あきっぽい子
③ 今目の前の人に集中しています
④ 小さなことでも見逃さない
⑤ 人の力を上手に借りる
⑥ 「今のその子』を育てよう
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