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思春期の子どもについてもっと知りたいことを
お気軽にこちらから教えてください
最幸の親子関係を作るお手伝い
こんにちは。
お昼過ぎに神楽坂を歩いていたら
「花祭り」行列に出会いました 😀
さて、思春期の子育てについてのお話しです。
思春期の子育てがワンオペになっていて
それが大変な仕事であるのは
もう少し大きな時間の流れで見てみると
もしかしたら、今の思春期子育て世代の
一つの特徴なのかもしれません。
丁度今思春期の子育てをしている世代の
その親世代は60代後半から70才位の方が多いようです。
実はその世代は、子育て期に
専業主婦であった割合が一番多い世代です。
もちろん個々人に依って
今の考え方は様々だと思いますが
当時は
「男は外で仕事。女は家で老人や子どものケア」
という考え方が主流であった時代です。
もしかして、その時代の考えの中で
色濃く育てられたなら
今の思春期親世代のなかでも
「家の中のことは全部妻に任せている」と
アタリマエに思っているお父さんも
いらっしゃるかもしれません。
または「手伝える時には手伝うよ」が
良い父像のアタリマエかもしれません。
そして同じように、仕事をしている
現代の思春期お母さんの方も
「仕事も家族のケアも私の役目」と
無意識に捉えているということもあります。
また、専業主婦をしていても
「専業主婦なんだから
私がちゃんとやらなくちゃ」と
完全ワンオペ子育てが
強くデフォルトになっていることもあります。
そのアタリマエの思いが
今の思春期ワンオペ子育てにつながって
いるかもしれませんね。
一度お父さんもお母さんも
お互いにアタリマエに思っていることの
棚卸しを一緒にしてみるのも良いかもしれません。
そして一方では
時代の流れがとても早くなっているので
もう少し下の子育て世代
今の幼稚園児くらいのお子さんの
子育て世代では、ぐんとアタリマエが変わってきています。
女性の「働きたい」と
「働かなくちゃ」の両方の思いから
共働き率は急増しています。
そして今では、日々の
保育園や幼稚園への送り迎えや
子どもが病気になった時に
仕事を調整することは6~7割の
お父さんがするようになっています。
この世代は必要に迫られて?
買い物や掃除、洗濯などでも
ネットで見つけた外注先などを
使いこなすことも達者です。
そして更に、その下の世代の
2015年に新卒で企業に入社した
男性社員の54.7%、女性社員の83.4%は
既に家庭を持つ前から
将来の「家庭と仕事の両立」を重視して
今の仕事を選んだと
国立女性教育間関の調査に答えています。
このように
「家庭」や「子育て」についての
アタリマエはどんどん変わっていっています。
ワンオペから
もう夫婦対等という枠も超えて
様々な他者とつながっての子育てが
これからはより広がっていくことになると思われます。
今まで「家庭内のこと」とされて
閉じられた空間の中でや
ワンオペでされていた子育てが
”複数名の協力でなされる”ことへと変わってきています。
かつては広く共同体(地域や親戚)で
開かれていた子育てが
ある時期から家庭内に
閉じられていたのですが
再度別の形で外に開かれていこうとしています。
もちろん家庭の主体は夫婦なのですが
個々の家庭のなかでも社会の中でも
仕事と子育ては対立するものでも
分離されるものでもなくなって
どちらもチームでされるものになっていきそうです。
そしてこのアタリマエは
親の子育ての仕方についてだけでなく
育てられる子どもの無意識にも
ロールモデルとして強く反映されていきます。
今の思春期の子どもたちは
今幼稚園位の子どもたちや
さらにその下の子ども達と
数十年後には一緒に仕事をし
一緒に社会を作っていくことになってきます。
今思春期の子育てをしていて
ワンオペで苦しいと思いながらも
「私が我慢すれば
頑張れば乗り越えられる」と
思うこともあるかもしれません。
でも、何か具体的に少しでも
お父さんを含めた他者とつながって
心地よい方向に
変えられそうなところがあるのならば
一人で我慢して
なんとか乗り越えようとするよりも
そこに変化を創ってみるのはどうでしょう
変化を作るには、エネルギーも
勇気も必要かもしれませんが
もう少し先の子どもの未来に向けても
役立つことかもしれません (^^)
追伸:
神楽坂の宗柏寺で毎年
行われている行事だそうです。
ご住職、白象に乗ったお釈迦様
檀家の人たちとお稚児さんたちが
長い列になってくねっていらっしゃいました
今週のテーマのブログです
① 思春期のワンオペ子育て
② 子どもの裏方仕事が増えてきます
③ 将来についての話しを時々しよう
④ 気持ちと思いについてのコミュニケーション
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