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動きたいのに動けない⁉7つのパターンと抜け出し方
動きたいのに動けない・・・
そんな経験はありますか?
やる気が無いわけじゃない。
あれをやらなきゃと気になっている。
それなのになんだか動けない。
そんな時はしんどいですね 🙁
なんとかしたいと思うんですが、自分でも何が起きてるのかもよくわからないんです 😐
動きたいと思ってるのに動けないのはつらいですね。
そうですね。
実はんな時には自分の中に、「動きたい」という気持ちだけじゃなく、無意識で「動きたくない」という気持ちも持っているんです。
その「動きたくない」が自分を止めるので、動きたくても動けないという状態になるんです。
でもご安心くださいね。
その「動きたくない」という気持ちにも、自分を守るためのワケがあります。
そのワケを紐解いてみれば、「どうすればいいか」も見えてきます
(^^)
そうなんです。
では、「動きたくない」気持ちの7つのパターンを一緒に見てみましょう!
「もしかしたらこれかも!」と思うものが見つかります。
それぞれのパターンからの抜け出し方もご紹介しますね 😉
目次
動きたいのに動けない時の7パターン
動きたいのに動けない時に潜んでいる「動きたくない気持ち」のワケには7つのパターンがあります。
動きたいのに動けない7つのパターン
(1)考え過ぎ
(2)気がついていない目的
(3)過去の癒やされていない体験
(4)混乱
(5)技術不足
(6)心のエネルギーの滞り
(7)身体のエネルギー不足
一つずつご紹介しますね。
ピンときたものがあれば、そこからお読みください
(^^)
(1)考え過ぎ
自分が気になることについて、アレコレ考えたり心配し過ぎてると、動きたいのに動けない状態になりがちです。
『明日までの宿題、ちゃんと出来てるかな。
そこでちゃんとやれてないと今学期の成績が心配・・
・・そういえば受験ももうすぐだな。
どうやって志望校を決めればいいんだろう。
A校は雰囲気はいいけれど、部活に入りたいものがないようだし・・』
などど、次から次に未来の不安要素について考えたり心配したりしていると、頑張りたい気持ちがあったとしても、動けなくなってしまいます。
誰だって、不安ばかりの未来は怖いです。
自分でどうにかできるという感覚がないままだと、「じっと動かずに固まっていることで生き残ろう」とする本能が働いてしまいます。
それが無意識の「動きたくない」という気持ちのワケなんです。
特に思春期では、このパターンはよく見られます。
思春期は身体・心・頭の急速な成長期なんですが、その成長の仕組みや対応の仕方について具体的な情報を得る機会が、残念ながらあまりありません。
子どもたちは「自分はちゃんと成長しているのかな。特別にうまく行ってない存在なんじゃないか」と不安に思いながら過ごします。
また、同じような状態の友達との関係も、イマドキではSNSの登場でより複雑になってます。
うまく行っている時はいいのですが、一度こじれるとリカバリーも簡単ではありません。
勉強や受験も高度化してるので、成績を上げるには、勉強や受験テクニックもそれなりに必要になってます。
今は受験制度も変革期で、まだ未決定なことも多いのも不安要素ですね 🙄
そして進路選びも選択肢が多様化しているだけに、「選ぶ力」も求められます。
面白そうなものもあるんですが、どう選べばいいのかと不安も感じます。
さらに、思春期にはこんな課題がある時期なのに、子どもが心を開いて個人的に相談できる場が見つからないのも、子どもが一人で考えすぎてしまう一因にもなってます。
学校に知られたくないこともあるし・・
自分の日常と関係がなくて、安心して話せる場がほしいです
「考える」というのは「出口」に向かってどうしたらいいのかと頭を巡らせることです。
自分ひとりで頭の中で「あれこもこれも不安で心配」というのは、「考えている」のとは違う状態です。
一つ一つの出口もわからないままで不安要素ばかりに意識を向けていると、それだけで「自分は行き詰まっている」ような感覚になってしまいます。
これを「考えすぎのグルグル思考」と呼んでます。
自分の課題について考えるのは大事なことですね。
でもそうしようとしても、自分ひとりで頭の中でグルグルしちゃうのでは、「出口に向かって考える」とは違うことになるんです。
なんだか考えてもスッキリせずに、かえって落ち込んだ気持ちになるような時には、そのグルグル思考を一度止めてみるのがオススメです 😉
まずはエネルギーが漏れるばかりのグルグル思考を止めたなら、次は「考える準備」に進みましょう 😉
気になっていることを一度全部書き出すなり、信頼できる人に話して聞いてもらいましょう。
気になっていることを一度全部自分の頭の外に出して、一つ一つを眺めることが大事です。
そうすることで、それぞれの「こうだったらいいな」と思える出口も見つかります。
そうなれば一つ一つについて「今できること」も分かってきます
(^^)/
ひとりで「最悪の事態」を考えるのは怖いので、その怖さに巻き込まれてしまうことがあるかもしれません。
でも信頼できる人と一緒なら、「最悪の事態」と「その対処法」を見つけることもできるでしょう。
それができれば、未来への不安も消えていきます。
そして、自分の中に二つ以上の対立する思いがあって動けない時には、「どれか一方だけを満たす」という方法以外にもさまざまなすり合わせ方法があることも思い出してくださいね。
時間差で考えたり、それぞれを80%満たす案を考えたり、似たようなことで代用をしたり・・・
一人では思いつかない時でも、他の人と一緒にアイデアをたくさん出し合うと、ひょっこりナイスな案が見つかることもよくあります。
もちろんコーチはその道のプロですから、どんどんご相談くださいね。
また、不安を感じやすくて考え過ぎや心配しすぎの傾向のある人もコーチにご相談ください。
考えすぎやグルグル思考の癖があるだけでなく、発達の抜けがあったり、過去のショックな体験が影響していることもあります。
でも、どれもちゃんと手放していけますので、ご安心ください 🙂
思春期の不安についてはこちらもどうぞ
思春期の不安とうまく付き合うコツ:増大する不安にはご用心!
一人で考えてるうちに、いつの間にかグルグルしちゃうんです。
頭の中でグルグルしてることを、一度全部書き出してみます!
(2)気がついていない目的
動きたいのに動けない時には、「動かないこと」で自分でも気づいていない目的を達成しようとしていることもあります。
そうなんです。
今までのご相談の中には、そんな目的をもっていた事例もいくつかありました 😉
ある子は部活を頑張っていたんですが、いつからか、部活に行こうとすると気持ちが悪くなったりお腹が痛くなったりして、なかなか行けないようになっていたんです。
自分でも部活は大好きだったので、動きたいのに動けない自分にショックを受けていましたし、そんな自分のこともかなり責めてるような状態でした。
そこで個人セッションをしてみたら、彼はある時顧問の先生から、「来年には部活の役員をやってほしい」という話があったことを思い出しました。
正式な話ではなく、「君はテキパキしているから、やってくれたら嬉しい」という雑談のような調子だったようですし、むしろその時彼は自分では「期待してくれているなんてありがたい」と思ったようでした。
でも、もっと深い気持ちを引き出してみたところ、彼には「自分が役員をするのは荷が重い。今の先輩方のようにちゃんとできるか不安だし、自分の受験勉強と両立できる自信もない。でもせっかく期待してくれてるのに答えられないのも嫌だし・・・」という思いがあったんです。
そこで彼は自分でも気が付かないうちに、体調が悪くなることで部活と距離を置こうとしていたんです。
そうなんです。
本人も、他の時には元気なのに部活となると体調が悪くなるのを不思議がってたんですが、そのワケを見つけた時には自分でもかなり納得していました。
そこから役員を引き受けることについてのセッションをした結果、『やっぱりやってみたい』という気持ちも見つかりました。
そこで次は彼が無理をしたり不安に思わずに役員の仕事をするにはどうしたらいいのか、というセッションをしたところ、彼女は「これなら楽しく役員もできそうです!」と満面の笑みになる結論が見つかりました。
それからなんと、その次の日に先生や先輩方から正式に役員を依頼されたそうで、びっくりしたけど、とても嬉しかったと教えてくれました。
そうなんです 😀
他にも、長期出張をしているお父さんが帰ってくる度に、気分が悪くなって動きたくても動けない状態になる子もいました。
その子はそんな状態で家にいることで、「お父さんに心配してもらいたい。気を引きたい」という「自分でも気がついていない目的」を達成していたんです 😯
セッションでその子はお父さんと過ごせる別の方法=料理を一緒に作るを見つけたことで、もっと楽しくいられるようになりました。
はい、きっと無意識で「動かないのが一番いい方法だ」と思ってしまったんでしょうね。
「動きたくない」の目的を満たす他のもっといい方法が見つかれば、「動きたいのに動けない」はなくなります
(^^)
(3)過去の癒やされていない体験
動きたいのに動けなくなってしまう時には「動かない」ことで反射的に自分を守ろうとしていることもあります。
はい、ある特定のできごとなどに出会うと、自分で考える暇もなく、すぐに「動きたいのに動けない状態」になってしまう・・という状態です。
以前ある子が、人に大きな声を出されると、とても怖くて、動きたいのに動けない状態になってしまうというご相談を頂いたことがありました。
自分が怒鳴られているわけでなくて、同じクラスで他の子が大きな声で騒いでいるだけでも、身体がギュッと縮むような感じがしてしまうということでした。
うちのクラスなんて、そうとうに騒がしいですもん
そうですよね 🙁
そこでセッションをしてみたところ、その子の亡くなられたお祖父様のことが浮かんできました。
普段は優しかった方のようですが、その子が幼児の頃に、かなり大きな声で強く叱られたことがあったそうです。
いつもは優しいお祖父様にとても怒られたことがとてもショックだったようです。
その時に感じた「怖くて身体がギュッと縮むような感じ」が、今のお悩みの身体の感じと同じでした。
その存在が自分に怒りを向けたら、それは怖いですよね。
でも小さいと言い訳もちゃんと言えないでしょうから、ただ身を縮めることで身を守ろうとしたんでしょう。
きっとお祖父様が怒ったのには何かのワケがあったのでしょうが、それよりも「その大きな声と怖さ」の方がその子には強烈にインプットされてしまったんです。
自分に関係がなくても大きな声を聞くと、自分の身を守ろうと身体が縮んで動けなくなってしまうという反射が残ってしまったんですね。
そうなんです。
でも、そんな反射はかなり強くパターン化されてしまってるので、「自分には関係のない声には反応しないようにしよう」とか「もう自分は大丈夫」と自分に何度言い聞かせても、なかなかとれないこともよくあります。
でも、ご安心くださいね。
過去の体験を癒やす方法や、過去の体験には一切触れずにそのパターンを手放せる方法もたくさんあります。
強烈に怖かった体験をまた思い出すのも嫌ですもんね。
(4)混乱
やることがたくさんあり過ぎる場合には、自分ではちゃんとやりたい!やれるはず!と思っていても、身体が動きたくても動けない状態になることもあります。
自分では気づいていなくても「自分が処理できるキャパオーバー」になって、混乱している状態です。
それは、タクシーに乗った時に「Aまで行ってください。そしてその次はBまで。あ、その前に、Aまで行く途中でCにもちょっと寄ってもらったほうがいいかな~。でも先にBに行ってからのほうがいいかしら」などと運転手さんに話しかけても、運転手さんは困ってしまうばかりという状態に似ています。
そんな時はとにかく車をあてもなく出すよりも、動かないで指示を待つのがベストです。
それが「混乱して動きたいのに動けなくなっている時」の、「動かない」でいるワケなんです。
私はこれも当てはまるかも!
こんな状態から、だんだん不安になって①の考えすぎに突入しちゃうことが多いです 😯
こんな時には、まず「やること」を全部書き出してみる事から始めましょう!
小さいことも全部書きだしてみると、「自分が思ってたより、トータルがこんなに多かったんだ」と気づくこともよくあります。
そして次は「自分がやらなくてもいいこと」と「今やらなくていいこと」をサクサクと分けていきます。
「自分がやらなくていいこと」は、やめるのか、他の人にお願いするかに仕分けましょう。
行動力のある人ほど、「誰がやってもいいこと」も自分でやろうとしてしまいます。
優しい人は「他の人の負担にさせたくない」と自分で背負ってしまうこともありますね。
でも、人には「課題をやってみる」ことで、力がつくこともあるものです。
そして、結局自分が背負いすぎて動けなくなってしまったら、誰もちゃんとやれなくなってしまいます 😯
それでは全滅、共倒れですね
(><)
人に任せるというのは、他者を信じることでもあります。
人に頼む時にも、頼み方に心をこめれば、相手も心地よく引き受けてくれるでしょう。
家の仕事などは、子どもにふるのもいいですね。
アドラー心理学でも、幸福の三原則は「自分が好き」「他者を信じられる」「人の役に立てているという感覚が持てる」ことだと言われてます。
不登校の状態の時にも、はれもののように扱われるよりも、「自分はちゃんと役割を任されて果たせる人なんだ」と感じられることが、その子の元気につながることもよくあります。
(不登校の場合には、回復段階で接し方が異なります。詳しくはこちらもご参照ください
そして「今やらなくていいこと」も、いつやればいいのかがちゃんと分かれば安心して、「今やること」のリストから外せます。
でもそれが混乱の元になることもありますから、時には立ち止まって「やること」を整理してみるのがオススメです 😉
一度立ち止まるのはもったいないようですが、実は一番早く、質も良くやれる早道だったりします 😉
そして忙しくなると、そういう仕事を「他の人に迷惑をかけないように」と優先しちゃうので、自分のための行動が後回しになってしまいます。
それで自分で不安になってグルグルする・・・というのが私のパターンのようです!
今気がつけてスッキリしました
(5)技術不足
何かをやろう!やりたいと思っていても、「どうやったらいいのか」がわからないと「動きたいのに動けない」状態になります。
このパターンがよく見られるケースとしては、「子どもが朝なかなか起きられない」。
お母さんは毎朝起こすのに手間がかかるので、何度も『ちゃんと一人で起きるようにして』と子どもに言ってます。
それでも子どもが決められた時間に起きてこない・・というのを繰り返しているので、毎朝『何度言ってもちゃんとやらないなんて、あなたは本当にだらしない。人の言うことに耳を貸さない』とケンカになってしまいます。
こんなケースで子どもに話をよく聞いてみると、子どもなりに目覚ましをいくつもかけたりして、「朝一人で起きよう」と思ってはいる場合がほとんどです。
でも自分なりにやってもうまく行かないので困っている状態なのに、お母さんに「どうしたらいいかな」と言わないでいるうちに、お母さんからは「そもそもやる気がない。だらしない」と責められてしまう・・というパターンが多いんです。
そうなると子どもも「人の気持ちも聞かないで決めつける」とカチンと来てケンカになるし、それでますます相談ができなくなっている・・・というケースがよくあります 🙄
そうなんです。
自分に合う「朝一人で起きられる方法」が見つかればいいだけの話なのに、こじれてしまうのは残念ですね。
こんな「やり方が分からなくて動きたいのに動けない場合」には、諦めずにもっといい方法を探してみるのがおすすめです。
人は「3つ試してみてダメだった」場合に、「もうダメだ」と思い込んでしまうことがしばしばあります。
でも、世の中には色んな課題の解決法が山程あるものです。
自分に合う方法だって、諦めずに探したり、人がうまく行った方法を少しアレンジするだけで見つかります。
「わからない」と周りの人に言うことで、助けてもらうこともできますし、信頼できる情報やアイデアを本やネットで見つけたり、専門家にアイデアをもらうのがオススメです!
でも、そのままにしていても動けなくなるだけなので、ここは勇気も必要ですね。
ただ、何かをちゃんと知ろうとしている人ならば、知らない人をバカにすることはないものです。
「自分にもまだ知らないことがたくさんある」と知っていますから 😀
また、思春期の「朝起きられない」はよくある課題ですが、身体・心・頭の色んな側面から起きていることがあります。
子どもに何が起きているのかをよくチェックして、いくつかの方法を試してみてもうまく行かない時には、専門家にご相談くださいね。
多くの事例を解決してきた専門家となら、身体・心・頭の3つの側面から、状況を紐解いていけるでしょう。
(6)心のエネルギーの滞り
動きたい気持ちが強くても、どこにそのエネルギーを向ければいいのかがわからないと、動きたくても動けない状態になることもあります。
そうなんです。
毎日学校や部活に行ってても、なんだかモヤモヤして、スッキリと動けない。
そんな時には「自分の本当にやりたいことってなんだろう?」という気持ちがあるのかもしれません。
動きたくても動けないのは「少し立ち止まって、自分のやりたいことを見つけてみよう」という無意識からのサインです。
『最近なんかつまらない』『やる気が出ない』『自分のやりたいことってなんだろう』って相談されたばかりです
思春期になると、好奇心や「好き」という気持ちが強くなります。
それはその気持に突き動かされて行動することで、自分がやってみたいことを見つけるための本能の働きです。
そうやって色んなことを試していくうちに、自分が好きでエネルギーが自然に湧いてくるものが見つかるんです。
でも、イマドキでは学校や塾の勉強や部活などで大量に時間を使うので、そんな日常の中で「自分のエネルギーが勢いよく向かうもの」が見つけられないと、その他のことに出会うチャンスが、なかなか得られないかもしれません。
そうなると「なんだか違う」という気持ちを抱えたまま、動きたくても動けないに状態になることも有るんです。
でも、周りの友達はそういうものが見つかってない子も多いです。
もし、そんな動きたくても動けない状態になっている時には、少し時間をとって「自分の好きなこと」をたくさん挙げてみるのがオススメです。
小さい頃にした遊びや、好きなキャラクターなど、小さな好きをたくさん挙げてみると、そこから自分のやりたいことのタネが見つかることも良くあります。
それを「好きのタネ」と呼んでます
(^_-)
思いもかけなかったことに、自分の心が揺さぶられるかもしれません。
心が揺さぶられたら、エネルギーが動き出すサインです。
好きのタネの見つけた方などはこちらもご参照ください。
「好きなことがわからない」時に知っておくといいこと
(7)身体のエネルギー不足
身体のエネルギーの不足から、心と頭では「動きたい、動かなくちゃ」と思っていても、動けない場合もあります。
そんな時には「これ以上動くと危険」ということで、無意識が身体の動きを止めているんです。
思春期は身体も心も頭も急成長する時期です。
そんな時には新しく身体の組織を作るためにだけでも、大量のエネルギーを必要とします。
大人の1.5倍は必要です。
そうなんです。
そのためには、大量の必要な栄養素をとることと、良質の睡眠をとることが最優先になります。
ところが、そんな情報は学校などでも具体的に教えてもらうチャンスがあまり無いというのが、残念ながら今の日本の現状です。
子どもは自然の欲求でお腹が空きますから、てっとり早く炭水化物や糖をたくさんとってしまうことがほとんどです。
そうです。
お米やパンをとるのが悪いのではなくて、「成長期には大量のタンパク質、ビタミン、ミネラルが必要」という情報が十分に共有されてないことが残念なんです。
なので、お米やパン、ポテトなどばかり食べてお腹が一杯になるまで量は十分にとっているから大丈夫だと思っていても、必要なタンパク質がとれていなくて質的な栄養不足になっていることもあるんです。
それで、朝突然起きられなくなる起立性調節障害になったり、「やる気が出ない」ということで、動きたくても動けなくなってしまう子も多いです。
はい、やる気にもホルモンが関係しています。
ホルモンも食べたものを材料にして身体の中で作られますから、食べ物は身体を通して心や頭にも大きく影響するんです。
身体のエネルギー不足が、身体・心・頭のどこに出やすいのかは個人差があります。
また、睡眠もとても大事です。
寝ている間に成長ホルモンが活発化したり、記憶の定着、心の安定などが行われます。
でも思春期になると、なぜだか眠くなる時間が2時間も遅くなるという現象も起こります。
それで寝不足になってしまう子もとても多いんです。
日本人は特に大人も子どもも睡眠時間が少ないです。
こちらをご参照の上、良質の睡眠を取るように心がけてみてくださいね
朝起きられない子どもにはご注意!思春期の睡眠不足には危険がいっぱい!
多少寝不足でも、みんなそんなものかと思っていましたし、タンパク質が大事なんて考えたこともなかったです
それでも、特に問題がないと思ってる人でも、食べるものや睡眠を改善したことで、ぐんと身体の動きが楽になったという事例もたくさんあります。
偏差値が上がることさえあるんですよ。
残念なことに、身体のエネルギー不足からの不調を、「怠けている」「根性が足りない」と言われてしまって、そこから子どものやる気や自己肯定感が下がっったり、親子関係がこじれてしまうケースもまだまだたくさん見られます。
不登校にも身体のエネルギー不足が大きく関係していることは珍しくありません。
でもご安心くださいね。
いつからでもどんな状態からでも、身体のエネルギー不足を解消するステップを踏めば、必ず身体は変わります!
だからこそ、思春期の課題は身体・心・頭の3つの視点から見ていくことがとても大事なんです。
「知らない」から苦しむという、残念な状況は終わりにしたいです。
動きたいのに動けない?7つのパターンと抜け出し方:おわりに
いかがでしたでしょうか
動きたいのに動けない時の7つのパターンと抜け出し方をご紹介しました。
抜け出し方も分かったし 🙂
私はやる気が無いわけじゃないのに、思ったように動けない自分を嫌だな~と思っていたんです。
そんな気持ちも持たなくてすむようになったので、心も軽くなりました!
ものすごく嬉しいです☆☆
一番もったいないのは、お困りがあることで、自分のことを嫌いになっちゃうことですもんね。
笑顔が見れて、私も嬉しいです♡
♡♡あとがき♡♡
動けきたい気持ちがあるのに、思い通りに動けない時って辛いですね。
その上に、『なんでちゃんとやれないんだろう』『自分ってダメだな』と気持ちが落ち込むことで、さらに辛さも増してしまいます。
それでも、どんなに「変だな」と思う行動にも、自分を守るためのワケがあります。
そのワケを紐解けば、「動かない」以外の方法でそのワケが満たせることも分かります。
自分をなんだか好きになれないな・・・と思うような時こそ、その奥にあるワケにも目を向けてみてください。
「自分」が一生懸命に自分を守ろうとしているのが分かります。
思わず「自分」が愛おしくなりますよ
(^^)/
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