不登校から再登校する時に、優先するのは行く回数?居る長さ?
不登校から再登校する時に
案外大事なのが
「学校にどう行くか」です。
ある程度不登校だった時期が長いと
再登校する時に
「身体と気持ち慣らす」ことが必要なこともあります。
そういう時こそ焦らずに
「登校することに慣れる」ことから始めていきましょう
(^O^)/
完璧や理想を今すぐ手に入れたい!
と思ってしまう思春期には
この「慣らす」ということが
全く頭から抜けてしまうことがあります。
「学校に行くのなら
朝一番から放課後まで毎日完璧に行く」ことを
いきなり実行しようとしちゃうんです 😯
でも、頭では「できる!」と思っても
実際には朝一番から間に合うようには
起きれなかったり
一日くらいは頑張れても続かないこともあります。
そんな時に
「決めたのにやれない自分」にショックを受けて
自己肯定感が下がってしまい
せっかくの「学校に行きたい」「行ける」
という気持ちが萎えてしまう
・・・なんてことも起こりがちなんです 😆
実は
頭は一瞬のひらめきで切り替わるんですが
気持ちは頭よりもう少しゆっくり
身体はさらにゆっくりと切り替わっていくものです。
この3つの変化スピードが違うことを
知っておくのはとても大事です 😀
ぜひお子さんに伝えてあげてください☆
これがわかっていると
不登校からの復帰にかかわらず
「何かやろうと思ったのにできなかった」時にも
気持ちと身体は「慣らす」「練習する」が
必要なだけだとわかります。
例えば自転車に乗れるようになった時だって
「乗ろう!」と決めてから
何度かやってみてもうまくいかないこともありましたよね。
でも、工夫しながら続けていくと
身体が「自転車に乗る」ことを覚えてきます。
身体がしっかり覚えたら
あとは頭で「身体を倒しすぎないで。。。」なんて
指示することも必要なくなりましたよね~
「慣らす」「練習する」があれば大丈夫!
と思えたら
色々な場面で無駄に「自分を責めること」もかなり減ってきます 😀
そして身体と気持ちを
「登校すること」に慣らすためには
まずは登校する回数を増やすのがオススメです。
「登校する」という動作を
身体と心にアタリマエになってもらいましょう!
いきなり頑張って長時間登校して
次の日から疲れて数日休むというよりも
「登校を続けられる」
「回数を増やす」のを優先する方が
身体と心が早く慣れていきます 😀
途中から来てもいいし
早く帰るのもOKだと
先生と打ち合わせをしておくのがオススメです。
場所も、玄関まででも、
図書室でもOKにして
「学校に行くこと」
それから「学校にいること」に慣れていきましょう。
一度行ったら最後まで
クラスにずっと居なくちゃならない、と
朝から思って行くのはしんどいものです。
かなりのエネルギーがないと登校に踏み切れませんね。
それよりも、その子なりのペースで
1週間に登校できる日数を増やしていきましょう。
「学校に行くこと」に
自分なりの喜びを見つけていれば
(こちらをご参照ください)
身体と心もスムースに慣れていきます。
また、子どもによっては
「遅れて行くこと」を
とても嫌がることもあります。
「目立つ」「変だと思われる」
それが気になるようです。
そういう時にはその子に合わせて
・朝起きられることに集中して体調管理をする
・遅れても目立たない参加の仕方を見つける
とラクになります (^O^)
学校に行くことが自分の喜びになってれば
最初のうちはこだわっても
ぐんぐん「行くこと」に慣れていきます 😀
明日は
復帰したのに、また『行きたくない』と言い出す時についてです
(^O^)/
合わせて読みたい記事:
不登校の子の新学期:子どもの幸せのために親ができること 4月編
追伸:
今日の東京は台風で大雨です。
愛犬は雨音を聞きながら寝ています。
身体が呼吸するたびに上下して
とても気持ちよさそうに寝ています。
今週のテーマのブログです
① 不登校から再登校する時に気をつけたい5つのポイント
② 不登校の理由探しよりも子どもの登校する喜びを見つけよう!
③ 不登校への友達の反応が気になる子ども。親はどう対応すればいいんだろう
④ 不登校の勉強の遅れが気になる時の対応は?