不機嫌でコントロールされている⁈:不登校の親子関係を崩さずに断っても見放さない伝え方

 

不機嫌でコントロールしようとすることは
大人でも時々見られます。

ただでさえ
不機嫌への対応には困るのに、

それが不登校の子どもだと

親としては
「不機嫌にして子どもの状態が
 さらに悪化したらどうしよう」
という怖さもあるので

さらに悩んでいしまうこともよくあります 😐 

 

今回は、不登校で
子どもの要求が増える理由と
親子関係を崩さずに
「見放された」と感じさせない断り方3ステップを
思春期コーチ™が実例とともに解説します。

 

お母さん
うちの子が不登校になって2か月ですが

「新しいゲームを買って」
「今すぐコンビニでアイス買ってきて」
「夕飯、これじゃなくて〇〇にして」

と、要求が増える一方です。

そして断ろうとすると
ため息をつかれて
ドアをバタンと閉められたり・・

なので結局「わかった」と言ってしまうんです。

 

そういう時は親として不安ですよね。

私にも同じ経験があります。

 

お母さん
そうなんです・・

そして夜、一人になってから

「また言いなりになってしまった」
「このままで本当にいいの?」

 

お気持ち、よくわかります 😐 

そういうご相談も実は多いです。

 

お母さん
断ったら本当に荒れるんです。

せっかく少し落ち着いてきたのに
またこれ以上悪くなったらと思うと、怖くて。

 

そうですよね。

お子さんを安心させましょう、
と聞いていたりすると

断るのはそれと逆じゃないか・・と
不安になりますよね。

 

ただ、お子さんの要求を
なんでも受け入れてしまうのは
実は回復にはつながらないのです。

 

お母さん
えっ、そうなんですか

私が我慢して
少しでも気が晴れれば・・と
思っていたんですが

 

では、今回は
親子関係を崩さずに「NO」を伝えて
それでも子どもが
「見放された」と感じない関わり方について
ご一緒にみてみましょう。

 

お母さん
はい、それはぜひ知りたいです!

不登校で子どもの「要求」が増える理由とは

まず不登校で子どもの要求が増えるのは
単なるわがままではありません。

不登校の回復期にいる子どもには
意識的・無意識的にこのような思いがあります。

 

★皆と同じように登校できない無力感

★どうして自分がこうなったのか分からない恐怖

★この先どうなるのかわからないという強い不安

★自分の気持ちをうまく言葉にできないもどかしさ

 

つまり、自分の今の状況と未来に対して
コントロール感を失っていて
不安・混乱している状況なのです。

 

気持ちに操られている状態を表す操り人形のイラストそんな中で
「欲しい」「こうして」と要求して
それが通ることで

子どもは一瞬だけ
「自分にも相手を動かせる力がある」
と感じられます。

つまり不登校の子の過剰な要求は
自分のコントロール感を少しでも取り戻して

不安を落ち着かせようとするサインなのです。

 

お母さん
そうなんですね!

じゃあ、やっぱり応じてあげたほうがいいんですか?

 

そう思われますよね。

ただ、実は逆なんです 😉 

そして、それについて詳しくお話しする前に
大事なことについて
お話ししますね。

 

不機嫌でコントロールされていると感じるのは、あなたが弱いからではありません

「子どもの機嫌に振り回されてい
 情けない」

「本当はNOを言いたいのに
 惨めな気持ちになる」

と感じることはありませんか?

 

もし、そうだとしても
それはあなたが弱いからではありません。

 

不登校の子の布団を無理にはがして起こそうとする母親のイラスト子どもが不登校になると
お母さんは毎日
心配と緊張の中で過ごします。

 

子どもの表情や足音にまで神経を張りつめて
「これ以上悪くさせたくない」
と必死で守ってここまで来ています。

その結果
お母さんの心と身体も
ずっと非常事態モードのままになっている
のです。

 

非常事態モードは
短時間ならば
その後回復時間をたっぷりとれば回復します。

ただ、それが長く続くと
回復するどころか
どんどん心身のエネルギー切れになってしまうのです。

 

疲れ切った状態では
誰でも衝突を避ける選択をしてしまいます。

戦ってさらに消耗するのを避けるためです。

 

それは弱さではなく
お母さんがそれだけ子どもを大切に思って
頑張ってきた証拠です。

 

お母さん
・・今、少し涙が出そうです。

ずっと「私がダメな母親だから」と思っていました。

 

大丈夫です!

当カレッジの講座や継続セッションでも
最初の個別相談会や初回セッション時が
お母さんが最も疲れていらっしゃるのです。

その後、皆さん回復されていますので
ちゃんと方法はありますので
ご安心くださいね 🙂 

応じ過ぎが子どもをさらに不安定にしてしまう仕組み

では、次に
なぜ応じ過ぎると良くないのかを
見てみましょう。

 

人には誰でも「境界線」があります。

境界線のなかは「自分の領域」で
「責任」も「結果」も
自分で背負います。

アドラー心理学の「誰の課題か」は
境界線の話です。

幼児の頃は
多くのことを親に依存しているので
その境界線がかなりあいまいでした。

子どもの承諾なしに
パンツを脱がせたり?
子どもの持ち物をいじるのが当然な時期もあります。

 

しかし、子どもの成長と共に
「誰の課題か」
「子どもの境界線」「親の境界線」を
明確にしていくことで

親は子どもに自立と自尊心を育てていきます。

 

思春期になれば
子どもにとって親の境界線は
安全な柵のようなものです。

どこまでが大丈夫で
どこからがダメなのか。

期待する心理の源にある子どもへの愛情を育てることを示すハートの植木鉢のイラストその線があるからこそ
子どもは一人の個人として
家の中でも安心して

その内側の”自分の領域”で
自分の課題を背負うことを覚えていきます。

 

ところが、不登校になって
自分が不機嫌になれば
何でも通る状態が続いてしまうと
子どもは無意識にこう感じ始めます。

①子どもが不安や不満を感じる

②コントロール感を得ようと要求する
 または不機嫌になる

③親が困って要求を受け入れる

④その場は落ち着く

⑤子どもは「不安になったら、要求を通さないと安心できない」と学習する

⑥親はますます断れなくなり
 子どもも自分の気持ちを整える力を育てにくくなる。

 

本来、自分の機嫌は自分でとるものです。

それは自分の領域のなかで
覚えていくことです。

参考:自分の機嫌をとる方法:自分リセットの3つのやり方

 

焦ってしまう時の対処のポイントを示すうさぎのイラスト他人に自分の機嫌を取ってもらうのは
お互いの領域を侵し合っている状態とも言えます。

 

つまり、お母さんと自分の領域を
ごちゃごちゃにすることで
自分の領域を不明瞭にしているのです。

それによって
自分の不安やイライラと向き合って
それに対して
「自分ができることは何か?」と
考えるチャンスを失います。

自分の課題に自分で取り組まない
「現実逃避」になります。

 

そして何より、子供に振り回されて
無理を重ねたお母さんの
心と身体が限界に近づきます。

睡眠が浅い、常に緊張している
他の家族に優しくできない
自分の時間がまったくない――

こんな状態では
どれほど子どもを思っていても
穏やかな関わりを続けるのは難しくなってしまいます💦

 

自分だけの進路を見つけた輝きを表す笑顔の星のキャラクター親が無理をし過ぎないのは
子どもを放置することではありません。

家庭の安心を守るために必要なことなのです。

 

お母さん
子どもにも必要なこと・・なんですね

断る前に整え始めるのは「お母さんとお子さんの身体」

ここで大切なのは
いきなり「断る練習」を始めないことです。

断る前にまず整えてほしいのは
お母さん自身とお子さんの身体です。

 

不機嫌な態度にドキッとして
反射的に「いいよ」と言ってしまうのは
お母さんの神経が疲れ切っているからです。

だからこそ、まずはこのようなことから始めてみてください。

簡単なようで、始めはこういうことさえ
実際に毎日するのは難しいと感じる方も多いです。

 

◎ゆっくり息を吐く呼吸を、一日数回意識する。

◎睡眠を少しでも多く確保する。

◎身体のエネルギーになる食物をとる
(高カロリーとは関係ありません)

期待する心理を手放すと子どもに寄り添えることを示す猫がハートを抱くイラスト◎短い時間でもいいので、子どものことを考えない「自分だけの時間」をつくる。

 

親が落ち着いていると
同じ「NO」でも
子どもには攻撃ではなく
安心として届くように伝えられます。

 

お母さん
ずっと、自分のことは後回しでいいと思っていました。

むしろ、自分が休んだり
リラックスるするのは
悪いことのような気がしてました

 

お気持ち、よくわかります。

私にもそういう時期がありました。

毎朝「朝が来てしまった」と思っていました。

 

お母さんが整うことは
わがままではありません。

子どもが回復していくための土台そのものです。

 

そして余裕を少しでも持つことで
子どもの睡眠・栄養・生活リズムも整えるサポートが

できるようになります。

 

当カレッジではより積極的に
身体のエネルギーを上げる方法をお伝えしています。

ピンときた方は思春期最幸家族講座や継続セッションをご活用ください。

不登校の子に見放されたと感じさせない断り方3ステップ

期待する心理を手放し新しいパターンを続けることで子どもが前向きに変わる写真身体の土台を整え始めた上で
次は具体的な断り方をみてきましょう。

 

ステップ1:気持ちは受け止める

要求には応じなくても
シンプルに気持ちには寄り添います。

「それ、欲しいんだね」

「今すごくイライラしてるんだね」

要求と気持ちを切り離して
気持ちだけを受け取るイメージです。

 

ステップ2:短く、穏やかに線を引く

「気持ちはわかった。そしてそれは今はできないよ」

「今すぐ出かけたいのね。ただ今それは難しい状況だよ」

「今すぐ話すのは難しいので30分後に話しましょう」

 

理由は必要最低限で
長い説明や説得は必要ありません。

「今分かってもらおう」と
長く理由を並べるほど
子どもは反論の材料を見つけてしまいます。

期待する心理と向き合う準備が整うと対応が楽になるOKポーズのウサギのイラスト短く、落ち着いた声で伝えるだけで十分です。

 

ステップ3:つながりを示す

「その代わり、夕飯は好きなもの一緒に作ろうか」

「かなえてあげたい度、今は難しいの、ごめんね」

「あとで一緒に動画見よう」

 

など、最後に関係は続いているというメッセージを添えます。

これが「見放された」と
感じさせないための一番のポイントです。

断った直後に子どもが不機嫌になった時の親の対応

これは今まで親に
隠れ蓑になってもらっていた子どもにとって

今までのように
「何でも言うことを聞いてくれる」
がなくなるのは怖いことです。

 

自分の現実と感情と
向き合わなければならなくなるからです。

なので、その不安が
一時的にさらに強い要求や不機嫌として
表に出てくることはよくあります。

泣く、怒る、無視をする

酷い場合には
「私がどうなってもいいんだ」と
脅してくることもあります。

 

そんな時に
「やっぱり断らなければよかった」と
すぐに子どもの要求を通したくなるかもしれません。

 

けれど、まずは子どもの感情を
急いで変えようとしないでください。

「すごく嫌だったんだね」
「怒っているんだね」
「今は話したくないなら、少し時間を置こう」

と短く伝えて
安全が保たれている場合なら
少し距離を取っても良いのです。

 

自己管理ができないと焦らずまず深呼吸する棒人間のイラスト親も水を飲む、深呼吸する
別の部屋に行く
信頼できる人に気持ちを伝える・・。

ご自分の心身を落ち着かせることを優先してください。

 

子どもの不機嫌を前にしても
お母さんが落ち着いて戻ってくる経験は

子どもに
「感情が揺れても、この関係はなくならない」
ということを伝えます。

 

お母さん
もし、それでも怒鳴られたり、部屋にこもられたりしたらどうすればいいですか?

 

はい、子どもが不機嫌になること自体は
失敗ではありません。

断ったあとに子どもが不機嫌になるのは
自然な反応です。

 

そのとき大切なのは

☆その場で何とか収めようとしない。

☆追いかけて説得したり、謝ったりしない。

☆少し時間をおいて、何もなかったように普段どおり声をかける。

 

「怒っても、お母さんは変わらずここにいる」

この体験を重ねることが
子どもにとって何よりの安心になります。

 

ただし、物を壊す
手が出るなど危険な状態の時は
すぐにその場を離れるなど
まずご自分の身の安全を最優先にしてください。

このような場合も
実はこれまでにもありましたが
そこから進める方法もありますので
より個別の対応をご相談ください。

実際に変わった親子のケース

中学2年生の娘さんを持つAさんのお話です。

不登校になって半年。

娘さんの要求は日に日に増えて
Aさんは毎晩通販の画面を開いては
「これで機嫌が保てるなら」と
注文を繰り返していました。

しかし、精神的にも体力的にも
金銭的にもこのままではまずいと
講座に参加されました。

 

まずAさんはご自分とお子さんの
身体のエネルギーを溜めることを
それぞれできる範囲で始めました。

10日位のちには
ご自分の心身の変化を感じて自信がつき
そのうえで、少しずつ3ステップで断る練習を重ねていきました。

 

最初の1週間は
娘さんも強く反発しました。

ふてくされたり
お母さんの罪悪感をあおるようなことを言ったり。。

 

気持ちを前向きに切り替えることを表すクローバーのハート『以前の私ならぐらぐらして
すぐに子どものいう通りにしていたと思います。

でも自分の余裕もできたし
進むべき方向と理由も分かったので
踏ん張ることができました。

コーチには
お父さんにサポートしてもらう部分も
教えてもらったので
それもとても成功しました。』


Aさんが落ち着いて

『それは今は買わなくていいと思うよ。

 それが無くてもうまくやれる方法を
 一緒に見つけることもできるよ』

『あなたのことはとても大切。

そしてそれとは別に
それは今は買わなくていいと思う』


などとと繰り返すうちに
少しずつ変化が表れてきました。

 

お子さんも落ち着きを取り戻していき
2週間後には要求の回数がぐんと減って
娘さんの方から
穏やかに話しかけることも増えてきました。

 

『断ることと、見放すことはまったく違うんですね。

私が勇気を出して行動を変えて
関係性を変えようとしたことで
結局娘も楽になったみたいです 🙂 』

 

その後娘さんも回復して
元気に高校生活を楽しんでいますし

Aさんも一人でカフェに行く時間を
習慣にして楽まれています。

ご家庭ごとの状況に合わせた対応を

ここまでのポイントを振り返ってみましょう。

☆不登校の子の過大な要求は、わがままではなく不安のサインである。

☆境界線は、子どもに安心を与える柵になる。

☆子どもの気持ちを受け止めて、短く断り、つながりを残せば、関係は壊れない。

 

気持ちの切り替え方を身につけて前向きに進む人々のイラストそして何より、お母さんが楽になる、
いい状態になることが
子どもの回復への一番の近道です。

 

また、ここまで読まれて
「うちの場合はどうなんだろう」
と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

 

お母さん
今日はとても大きな気づきがありました。

そして今機になっているのは
どこまで応じて、どこから断ればいいのか・・

うちの子に当てはめると迷います。

 

そうなんです。

何を断り、何に応じるかの線引きは

最終的には
今のお子さんの状態(回復度合い)と
気質やこれまでの習慣や
家族構成などによって変わります。

 

また、子どもの不安定さの背景には
昼夜逆転などの身体の状態
言葉にならない感情
「
どうせ自分なんて」という思考の癖が
複雑に絡み合っていることがほとんどです。

その子の場合に
どこから整えるかによって
効果的な関わり方は大きく変わります。

 

だからこそ
「この言葉を言えば解決する」という正解を
一人で探し続けなくて大丈夫です。

思春期の子どもが
自分らしく可能性を伸ばしていくためには
子どもの身体・感情・思考を理解しながら
親自身も安心して関われる土台を整えることが大切です。

ぜひ、急がば回れで
そこから取り組んでみてくださいね。

すでにこれまでも
数百のご家族が望む未来に舵を切られていて
効果を実感していただいています。

 

もし「一人であれこれ試すのは難しい・・」

そう感じたならば
当カレッジもご活用ください。

思春期最幸家族講座の個別相談会では
今の親子関係で何が起きているのかを整理して
ご家庭の状況に合った関わり方の最初の一歩を一緒に考えます。

「子どもを大切にしたい。
でも、もう自分を犠牲にしたくない」

そんな思いを一人で抱え込まないでくださいね。

 

中1ギャップを乗り越えて星を目指す人物を表した思春期カレッジのロゴマーク子どもを見放さず
お母さん自身も見失わない親子関係を

具体的に作っていくことを一緒にすぐ始められます。

不機嫌でコントロールされている?」おわりに

お母さん
不登校の子は安心させるのが一番、
という言葉もあって
子どもに不機嫌になられると
私の方が焦ってしまっていました。

今回は、その場だけなんとかなっても
結局コントロールされていたら
子どもにも私にも良い未来には
繋がらないことが良く分かりました。

 

これはとても大きな変化です。

 

幸子さん
お役に立てて良かったです。

方向性がはっきりするだけでも
毎日の不安感が減ると思います。

迷いながら日々過ごすのは辛いですから。

 

お母さん
そうなんです。

まず、自分と子どもの身体を整えることを
今日からすぐに始めます。

そして次は具体的に
うちの子の場合について
ご相談させてください。

私も望む未来に舵を切ります!

 

幸子さん
はい、お待ちしていますね。

応援しています!

 

 

♡♡あとがき♡♡

不登校はまだまだ「なぜなるのか」と
「そこからの根本的な抜け出し方」が
広く知られていません。

むしろ最近は
多様な意見がネットにあふれているので
ご自分に合うものを見つけることが
逆に難しくなっていることさえあります。

 

そのため、お子さん自身もお母さんも

なぜ?どうして?

今何をしたら・・

と、不安で苦しくなりがちです。

 

大きな方針が決まったら
次はご自分の今の状況に合う
関わり方を見つけましょう。

 

当カレッジでは
あなたのご家庭の状況を丁寧にお聞きして
次のことを一緒に整理していきます。

*今のお子さんの回復段階と関わり方のポイント

*ご家庭に合った「応じること」と「断ること」の線引き

*お母さんとお子さんの心と身体を、どこから整えていけばよいか

 

お子さんの可能性を
一緒に広げていく第一歩を
ここから始めてみませんか。

 

あなたのご家族の笑顔が増えることを
心から応援しています
(^^)/

 

 

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