自分の意見が言えない子の4つの場合とご家庭での関わり方
自分の意見が言えない ので
しんどい思いをしている子をラクにする
ご家庭でできるサポートのお話です
子どもが
自分の意見が上手く言えない時には
大きく4つの理由があります。
(1)自分の意見や思いを言葉にしづらい
(2)自分が我慢すれば・・と思ってる
(3)間違えるのが怖い
(4)周りの同調圧力が強すぎる
いかがでしょう
あなたのお子さんは
どれかに当てはまりそうでしょうか
まず(1)の
自分の意見や思いを言葉にしづらいお子さんを
サポートする場合です
「自分の思いを言葉にする」力は
実はとっても個人差があるところです。
上手な人は自然にできちゃうので
しづらいということが
感覚的に理解しにくいかもしれませんが
苦手な子もわりと多いものなんです。
でも
思いを表現するのも一つの技術なので
練習すれば
どんな人でも上手になりますから
ご安心くださいね;-)
お子さんにご自分の思いを
言葉にする練習をしてもらうには
・オープンな質問をする
・時間がかかっても聞く姿勢を続ける
ことが基本です。
質問には
『今○○がしたいの?』という
YesかNoかで答えられるもの
(これをクローズドな質問と言います)と
『今どんなことがしたいの?』という
相手が自分の言葉で答えるようになる
オープンなものがあります。
私たちは日々忙しいので
ついすぐに意思伝達ができてしまう
クローズドな質問を
特に子どもや家族に対しては
何気なく使ってしまいがちですね。
でも、子どもに話上手になってもらうには
オープンな質問が効果的です
今まであまり
自分の言葉で話してこなかった子や
自分の感覚にぴったりな言葉を
探したい思いが強い子は
自分の言葉を口にするまで
大人が思っている以上に時間がかかることがあります。
ちょっとじれったいかもしれませんが・・・
そんな時こそ大人が
「今この子は練習中なんだ 」と
”聞く”役割を手放さずに待てるかどうかも
一つのポイントになります。
言葉の力を育てるには
相手の力が育つのを待つ時間も必要ですね。
お花を育てるのと同じです。
その子が伸びれる環境を準備したら
あとはその子の力が育つのを待ちましょう
自分の思いを言葉にしづらい場合には
その子が使える言葉の数が少ないこともあります。
その場合には
「なんだか嫌な感じなんだ」という
漠然とした感情や
「胸がぎゅっと固まる感じがする」
という身体の感覚でも
ご自分が感じたものを表現するところから
始めるのもオススメです。
とにかく自分なりに
内側にあるものを表現してから
それを多くの人がわかりやすい言葉に
置き換えていく・・・
という練習を楽しくしていけば
必ず上手に表現できるようになります♡
言葉にこだわってた話し下手さんが
コツを覚えちゃったら
上手な表現者さんに大変身!
・・・なんて事例も結構あります
(^O^)
自分の思いを表現する言葉を増やすには
上手に表現している人や
好きな文章や歌詞をチェックするのもオススメです。
明日は
子どもが 自分の意見が言えない 時の
自分が我慢すれば・・と思ってる場合についてです (^^)/
合わせて読みたい記事:
いつも笑顔でしんどい子:困ったときにも笑顔になってしまうんです
いじめといじりの違いに悩まなくていい!思春期の友だちとのつきあい方
追伸:
今朝の東京は久しぶりの土砂降りでした
そんな時でも我が愛犬は
レインコートを着て出動します。
散歩の最後の方ではすっかり濡れて
体の大きさが半分くらいになってました
いとをかし;-)
今週のテーマのブログです
① 自分の意見が言えない 子:思春期の子どもが楽になる関わり方
③ 自分が我慢すればという、よくある落とし穴に気をつけよう!
④ 間違えるのが怖いので、自分の意見を言わない子
⑤ 同調圧力が強くて、言いたいことを言えない子
⑥ 「自分の意見を言う」のと「人と仲良くする」どちらも手に入れる方法