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思春期の子どもについてもっと知りたいことを
お気軽にこちらから教えてください
最幸の親子関係を作るお手伝い
おはようございます。
今日は節分ですね。
うちでは夜に豆まきです。
あなたのところはどうですか?
さて、思春期の子どものアレコレが
気になってしまうというお話しです。
みどりさん
『14歳の男の子って
そんな特徴があるんですね~。
確かに私も中学生の頃には
女子よりも男子を幼く感じてました。
あれは気のせいじゃなかったんですね 🙂 』
私
『ふふ、そうですね 😉
この時期には男女で
ちょっと生理学上の違いがあるんですね。
でも15歳位になってくると
男子でも女子でも、
論理的思考力や共感力もあがってきます。
すばやく言葉を選ぶ力も
随分ついてくるようになります。
ただ、練習量と質によって
その力の個人差の幅は出てくる時期でもあります。
それまでが上手でなくても
この思春期時期に上手く練習すると
コミュニケーションの達人にもなりますよ 😉
実は大人よりも
ずっと早く上達したりします (^o^)』
みどりさん
『そうなんですね~!
うちの子は、小さい頃から
あまり言葉で表現することが
得意ではなかったのです。
だからどちらかというと
私の言葉が多かったかしら・・
練習不足もあったですね 😆
う~ん、あの子は今
うまく自分の気持を表現できなくて
イライラすることもあるのかしら』
ここでちょっと解説です。
中学生ころには、さらに
物事の手順をうまく決めていく
「段取り力」も落ちることがあります。
男子には特によくあります。
脳が各部でバラバラに発達していき
それぞれの繋がりも悪いので
むしろ思春期以前には
テキパキとできた「段取り」が
なんだかできなくなったと感じることもあるのです。
出かける準備が時間までにできない
いつも遅れる・・・
なんてこともよくあります。
段取りを良くするには
「学校から帰ったら弁当箱を出す」
というのも、ただ「早く出そう」と
漠然と思っているだけではだめなんです。
思春期の子どもの頭のなかでは
ここで止まっていることがよくあります。
こういう時には
何かの必ずする行動とくっつけるなど
意識的に日常の行動スケジュールの中に
組み込んでいくことで
自然に習慣化されていきます。
大人からは
「帰ったら出せばいいだけなのに」と
不思議に思えるかもしれませんが
子どもの方は
「やりたくない、やらない」と
言うわけでもなく
「ただうまくできない」んです。
そして、そんな自分の状態や感情を
うまく説明するのも難しいですよね。
『やらないと決めてるわけじゃない。
でも、上手くできないんだ』と
言えたとしても
『何言ってるの?
出せばいいだけでしょ』と言われそうですものね。
かつての私なら、確実にそう答えてました 😆
もし、お子さんを見ていて
このような傾向があるな、と思ったら
『学校から帰ったらすぐ出すように』と
親が何度も言うよりも
『帰宅して着替える時には一緒に出す』
など、具体的なタイミングを
本人が決められるように関われるといいですね。
ちょっとややこしいでしょうか?
子どもが
「自分なりの段取りを作ることを
サポートする」という感じです。
ここで、大人が「○○すれば」と
言ってしまうと
反発するか素直に聞くかになってしまって
どちらにしても、本人の
「段取りする力」が育ちません。
ちょっと面倒かもしれませんが
ここは一手間かけたいところなんです。
この一手間が大事です。
子どもの力を育てていきます。
ちゃんと育てば
自分でやるようになるので
その先はかえって楽になります。
苦手なところを
代わりにやってしまうのではなく
その子がうまく練習できるように
関わるところがポイントですね。
おなかの空く子に
ずーっと魚を釣ってあげるよりも
魚の釣り方を練習させる、という感じです。
ただでさえ感情的に不安定なことが多い
思春期の子どもたちは
それまでのように親からあれこれ
注意されることを
とてもうっとおしく感じるのかもしれません。
ここでうまく言葉で言い返せたり
自分でも自分の感情や状態を
表現できたり、
何かで発散できる子はいいのですが
苦手な子の場合にはイライラしたり
黙り込むことも多いかと思います。
もちろん、親としては
重要なことをきちんと伝えることは
大事なのですが
子どもが思春期になったならば
思春期前と同じように扱ったり
行動をこまごまと注意するよりも
思春期のポイントを抑えた関わり方に
切り替えていくことが大事になってくると思います。
追伸:
うちでは愛犬が食べないように
殻付き落花生をまきます。
そしてすぐに拾うのですが
「何をしているんだろう?」と
愛犬はいつも不思議そうな顔で
跡をついてきます 🙂
今週のテーマのブログです
① 子どものアレコレが気になってしまう
② 14才は扱いづらい?
④ アレコレ言われても
⑤ 選択するための簡単な方法
⑥ 考える時間
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