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子どもが「失敗するのが怖い」時:効果的な親の5つの関わり方
子どもが「失敗するのが怖いから」動かない・・そんなことはありませんか?
本来思春期の子どもは、大人よりもずっと気軽に色々なチャレンジをする時期です。
そしてイマドキでは、考え続けて時期を失わないように「まずやってみること」がとても大事です 😉
もし励ましても動けないようならば、5つの関わり方を試してみて下さいね。
おとなしい性格なのかもしれないんですが、親としてはもったいなな~と気になります 🙁
そしたら、やってみて「失敗するのが怖い」らしいんです!
「やってみたら」と私が言うくらいじゃ動かないので、ママ友たちにも相談してみました。
でも「失敗を怒り過ぎなんじゃない」と言われリ「今まで失敗してこなかったからじゃない」と言われたり・・
どうしたらいいのか困ってます。
はい、「失敗が怖い」というお子さんのご相談は、珍しくはありません。
でも本来の思春期は、大人よりもずっと強く好奇心に突き動かされて、色々なチャレンジをする時期なんです。
ホモ・サピエンスはそんな思春期があるからこそ、生き残ったと言われています。
(参考:脳科学で納得!イマドキの思春期には子育てにコツが必要なワケ)
それに、変化の激しいこれからの社会では、ますます「失敗を恐れずに未知のことにもチャレンジする力」が必要になっていきます。
強すぎる「失敗が怖い」は、早めに手放すのがよさそうです。
目次
「失敗が怖い」を手放すのが大事なわけ
「失敗が嫌」「失敗が怖い」のは、誰にでもある自然な感情です。
それがあるからこそ、何かをする前に色々な結末があることを予測もします。
リスクを予想して備えられれば、安心してうまくいく確率も上がりますね
\(^o^)/
でもリスクばかりに気を取られて、何もしようとしなければ、その先には何が起こるんでしょう???
もちろん「望みが手に入らない」という辛い結末もあるんですが、さらに気づきにくいけど避けたいことが大きく2つも起こります
「失敗が怖い」を続けると起こる3つの大問題
(1)望みが手に入らない・成長できない
(2)望まない状態に流される
(3)「やらない」が癖になる
(1)望みが手に入らない・成長できない
もともと赤ちゃんや幼児の頃には誰でも、自分の好奇心にかられて自由に動いてました。
それで発達や成長が促されてきたんです。
やがて「こうするとこうなる」という学習と予測ができるようになってくると、私達は「行動する」だけでなく「止める」という選択肢も持てるようになってきます。
家庭や学校でのルールも覚えて、自分にとって、もっと合理的にふるまうようになっていきます。
そしてまた、好奇心が盛んな思春期がやってきます。
この時期は、より周りと協調しながらも、もっと広い範囲の新しいできごとに好奇心を持って取り組んでいく時期です。
思春期は、家族という枠を超えて自分の好奇心に従い動いてみることで、自分の特徴や実社会をいろいろ学んでいく時期です。
この時期の体験を元に、人は自立した個人として社会に出ていく準備をします。
自分のやりたいこと・興味のあることをやってみることは、思春期の子どもにとって、とても重要なことなんです。
このような成長・結果を作るのは「行動」と「その結果のふりかえり」です。
まずは自分で行動をしなければ、結果も成長も手に入らなくなりますね。
気づかないふりをしていても、誰でも必ず「やりたいこと」があるものです。
だからそれをやれないことはストレスです。
また、「本当はやりたい」という気持ちと「怖いから動けない」という気持ちが、自分の中でぶつかりあうのもストレスですね 🙁
そして、そんなストレスフルな状態だけでも嫌なのに、行動しなければ「行動したことの充実感、達成感」という喜びや「達成まで努力・工夫する力」も育たなくなってしまいます (T_T)
長期的には自己肯定感も下がります。
(2)望まない状態に流される
そして気づかないけど大きいのは、「望まない状態に流される」ことです。
そうなんです。
『何もしなければ「何も変わらない」「今までの延長で安心・安全だ」』って思いがちですね。
でも実はそれは残念ながら違うんです。
周りの環境の変化あまり激しくなかった頃には、自分が何もしなければ周りとの関係が大きく変わることはありませんでした。
自分の知っている「今」が、安全にそのまま続く期間が長かったんです。
それでも1年、5年と立つうちに、人の立場や人間関係・環境もゆるやかにでも変わっていました。
ところが、イマドキでは周りの環境の変化がとても早く進んでいます。
「今まで通り」にしていると、何事においてでも、環境とのズレが生じたり、新しいことを試している人との違いが、知らないうちにどんどん加速してしまうんです。
イマドキでは、いろいろな質の良い情報やツールを、誰でも簡単に無料か安価で手に入れられるようになりました。
だからその中から自分に役立つものを選んで試して見る人が、ぐんぐん大きく変化・成長している時代です。
「何もしない」「今までどおり」でいる人が、相対的に「短期間で置いて行かれる」ことになるんです。
勉強でも、仕事でも、ぞくぞくと新しくて効果的なものがでてきていますもんね 😯
少し新しいものを使ってみると、あまりの違いに驚くことも多いです。
はい、今はなんでも専門化が進んで科学的に研究されているので、改良・革新のスピートが大幅に早くなっています。
新しいものや技術ほど「省エネで効果が高い」ものが多いんです。
なんでも最先端を行く必要はないですが、自分の望む未来に必要な情報には、アンテナを張っておき、ピンときたものは試してみるのがオススメです!
本来、思春期の子どもは、新しいことを試して成長する力がとても盛んです。
そんな時期に「失敗が怖い」という理由で様々なチャンスを逃していては、子ども同士でも成長の差が大きくなってしまいます。
やらないことで目先の「失敗」は回避できても、相対的に大きく差がついてしまって、受験や就活場面でしんどくなるというのでは、あまりにももったいないですね 🙁
(3)「やらない」が癖になる
そしてもう一つの「やらない」や「引きこもる」が癖になりやすいというのもやっかいです。
「失敗が怖い」にひっぱられて物事をやらないと、目先が「変化なし」に見えてしまうので、子どもは意識の上ではそれで安心してしまいます。
「やらない」「ひきこもる」で安全を確保できた、成功だったと思うんです。
そうなると自分の「機会損失」や「相対的低下」には、気づかないままになります。
「やらない」を「間違った成功体験」として意味づけてしまうので、「あえて挑戦することの重要性」がわからないままになり、どんどん「やらない」を繰り返すことになって、行動の癖として強化されてしまうんです。
はい、そんなことにならないように、強すぎる「失敗が怖い」は早めに手放していきましょう!
子どもの「失敗が怖くて動けない」を手放すために必要なこと
思春期の子どもにとって大事な「行動する力」を取り戻していきましょう!
子どもの「失敗が怖い」を手放すために効果的な関わり方
(1)行動することの喜びをよびさます
(2)失敗の捉え方を変える
(3)失敗した時の対応を教える
(4)トラウマや発達の抜けがあればリリースする
(5)親の失敗が怖いを手放す
(1)行動することの喜びをよびさます
本来、思春期の子どもは感情が豊かです。
「好き」「楽しい」「喜び」というポジティブな感情に動かされて、色々なことを試してみたくなる時期なんです。
動けない子どもが行動するためには、その具体的な行動を「もしやったらどんな気持ちになるかな?」と子どもが自分でイメージして、ポジティブな感情を持つことが必要です。
お母さん・お父さんは子どもがそんなイメージができように、子どもに関わっていくのがオススメです。
ついつい大人は合理的な社会に住んでいるので「やったらどんなメリットがあるのか」や「やらないとどんなデメリットがあるのか」という、思考に働きかけて「説得」しようとしがちです。
もちろんそれもNGではないのですが、人が行動するエネルギーは、なんといっても感情です。
子どもが自分から「やってみたい」と思えるように関わっていきましょう。
(2)失敗についての捉え方
失敗はただの未成功
子どもが「失敗するのが怖い」くて動けない場合には、「失敗」を大変なもの、ものすごく嫌でだめなものだと思ってます。
「失敗」は、事実としてはただの「望む結果ではないこと」です。
もちろん、望みが叶わなければ誰でも凹みますし、できたら「失敗」は避けたいと思うのも人情ですね。
でも通常の場合には、「成功」の喜びが大きければ、それを手に入れようと行動するものです。
ところが「失敗は恐ろしい。絶対に避けるべきもの」と強く思いこんでると、引きこもるエネルギーばかりになりますし、「成功の喜び」を想像できないか、ごく小さなものにしか思えなくなってしまいます。
これでは行動するためのエネルギーが出てこないですね 🙁
そして行動しなければ「成功」もないので、ただ「失敗は怖い」と思い続けることになってしまうんです。
『どんなものでも工夫しながら成功するまでやり続ければ、誰でも必ず成功する』というエジソンの名言もあります 😀
さらにアインシュタインも『同じやり方を繰り返しながら違う結果を望むのはナンセンス』だと言っています。
失敗した時には、少しでも工夫して違うことをしてみましょう。
違う結果が生まれます。
それを成功するまで続けてみればいいんです
(^^)b
社会に出たら「失敗」「結果」を問われます。
意図や工夫は評価されないこともあるでしょう。
でも社会に出る前の思春期には「工夫して成功まで続ける」の大事さを十分に伝えて、実際に子どもにそれをやらせておきましょう。
その体験があるからこそ、社会に出てからも失敗を成功に変えられるようになり、柔軟に活躍できるようになります。
失敗を未成功にする3つのポイント
子どもの「工夫しながら続けてやってみる力」を育てるには、次の3つのポイントを意識してみて下さい。
子どもが「失敗が怖い」を手放せるようになっていきます。
①結果だけでなく、工夫や意欲にも言葉をかける
「成功」「失敗」という結果はわかりやすいので、人はつい結果ばかりを話題にしてしまうことがあります。
でも、子どもが努力している時には、その工夫や頑張りについても意識して話題にしていきましょう。
またどちらの結果になっても、事実として喜んだり凹んだりもしながらも、子どもがまた工夫して次のチャレンジができるように話題をリードしていきましょう。
②心配・先回りはせずに子どもに失敗も体験させる
子どもに失敗をさせたくない、というのは親心でもあります。
でも耳元で「気をつけなさい」「~~しないように」「==すべき」ばかり言われたら、何かをしようとする気持ちがあっても萎えてしまいますね。
そして親から繰り返される言葉が厄介なのは、やがてそれが親のいない時でも、自分の頭の中で自然に繰り返されてしまうようになることです。
私達も、何度も聞いたメロディーをくちずさんでしまってることってありますね。
思春期になって親から離れて行動する範囲が広がっても、頭の中で「気をつけないと」「~~しないように」「==すべき」という言葉が響き渡るようになってたら、子どもは自分の興味や好奇心を感じても、それで行動できなくなってしまいます。
せっかくの思春期がもったいないですね 🙁
気がついた時には「〇〇するといいよ」って、肯定文で言い換えてあげるといいですよ♡
また、親が心配のあまりに、なんでも先回りばかりしてお膳立てしてしまうと、子どもが「失敗する」ことと「そこから立ち直る」という経験ができません。
「自分は失敗しても立ち直れる」という体験が少なければ、失敗が余計に怖くなるものです。
「多少転んでも大丈夫」と自分で思える範囲を体験しながら広げていくことは、自立のためには欠かせません。
③子どもを早くから大人扱いしすぎずに、リアルな子どもを受け止める
案外見落とされがちなところですが、「もう思春期になったから、この子は色々なことができるはず」と親が期待しすぎても、子どもは失敗が怖いと思うようになってしまうんです。
特に第一子の場合や、お子さんが優秀で良い子の場合には、大人は子どもの実情よりも早くから大人扱いしてしまうことがあります。
思春期の子どもは、実はびっくりするくらい「できること」と「できないこと」が混在しています。
聞き分けや理解がよくて頭の回転が速い子でも、拍子抜けするくらい、他に「できないこと」もあるのが普通です。
ところがそういう子は、親の期待を感じる力も強いので「もう大人並みにできる子」として振る舞おうとすることがあるんです。
そうなると失敗した姿を見られるのが怖いので、色々なことにチャレンジしなくなってしまうことがあります。
また、「できない」「できなかった」と言えずに「やれる」「できた」と嘘をついてしまうこともあるんです 🙁
まだ思春期のうちには子どもから目は離さずに、リアルで等身大なその子を受け止めていきましょう。
(3)失敗した時の対応を教える
失敗は誰にとっても嫌なものですよね。
でも失敗したらどう振る舞えばいいのかが分かっていれば、「失敗することへの怖さ」も減りますし、例え失敗しても早くに嫌な思いからも抜け出せます。
失敗した時の対応は3つです。
子どもにも教えておきましょう。
①謝る
②原状回復 ・・・失敗する前の状態まで戻します
③再発防止・・・次同じことがあるとしたら、どう工夫すればいいかと考えます
(詳しくはこちらもご参照下さい)
また失敗した時でもきちんと対応できると、かえって他の人からの信頼を得られることもよくあります 🙂
(4)トラウマや発達の抜けがあればリリースする
トラウマをリリースする
トラウマというのは、強烈に「怖い」「辛い」「嫌だ」などのマイナス感情を感じた体験のことです。
そんなことがあると、その体験に似たようなことを極端に恐れて避けるようになるんです。
例えば小さい頃になにかの失敗をした時に、大人からものすごく怒られたことがあれば、子どもはとても怖いと感じることでしょう。
そしてその体験から「失敗するととても怖いことが起こる」と強く学習するんです。
それでは失敗を絶対に避けたがりますよね 🙄
小さい頃に大人から怒られるのって、子どもにとっては本当に怖いものです。
その時にどんな理由があったとしても、子どもは怒られた内容よりも「怖さだけ」を強く記憶してしまうので、色々な影響も残ります。
(参考:「怒られるのが怖い」を絶対にそのままにしてはいけないワケと抜け出し方)
でも、ご安心下さい!
どんな状況からでもその子の状態に合う関わり方があれば、その体験の影響を手放すことができます。
詳しくは上記のブログにもありますが、個別の対応については専門家にご相談くださいね。
発達の抜けを埋めていく
「怖い」という気持ちが強い場合には、その裏に発達の抜けが隠れている場合もあります。
胎児~赤ちゃん期の神経系の発達で、「抜け」が出るのは誰にでもあることです。
その子の性格や育て方のせいということではなく、たまたまの結果として、誰でも多少なりともの発達の抜けがあるんです。
ただ、特定の抜けが強くあると「危険」に対して敏感になりすぎてしまい、ちょっとした体験をとても怖がるようになる場合もあります。
発達の抜けによる「怖さ」への対応は、「引きこもる」「やらない」の他にも、パニックになって落ち着いていられなくなる・・というものもあります。
そのような反応は神経系の動きなので、本人の「どうにかしよう」という意思や頑張りだけではコントロールできないところです。
でも、ご安心下さいね 🙂
発達の抜けは、それぞれに応じて必要な運動をすることで埋めていくことができます。
気になる場合には、専門家にお問い合わせ下さい。
(5)親の「失敗が怖い」を手放す
時に、お母さん・お父さんの方が、頭では「子どもには失敗を体験させたほうが良い」とわかっても、どうしても実際の場面では子どもが失敗することに耐えられないという場合もあります。
お母さん・お父さんに「どうしても失敗ばかり考えてしまう癖」や、「失敗はダメ」という強烈な信念や、トラウマ・発達の抜けがある場合もあるんです。
誰にでも、一人で頑張ろうとしてもうまくいかないこともあるものです。
そのような時には専門家に相談して、解決を手伝ってもらいましょう!
ご自身も楽になるだけでなく、お子さんの生きる力も楽に育てられるようになるのでオススメです
(^^)❤
子どもが「失敗するのが怖い」時:まとめ
いかがでしたでしょうか
今週は子どもが【失敗が怖い」と動けない時に、それを手放すことの大事さと、実際の関わり方を5つご紹介しました。
でも今日からは、もっと楽になるように5つの関わり方を試してみようと決めました!
子どもが「本当はやってみたい」と思ってることには、チャレンジできるようになってくれたら嬉しいです。
私も応援しています❣
♡♡おまけ♡♡
イマドキでは、「新しいことをどんどん試す」姿勢がとても重要になっています。
時代の流れが早いので、試そうかどうかと考えているうちに、次のものが出てきてしまうことも少なくはないんです。
これからの時代は「はずれでもしょうがないな」と少し気楽に考えて、ある程度の失敗・ハズレは気にせずに「やってみる」のが大事ですね。
私も先日、気になっていたケーキが生産中止でガビ~ンとなりました。心残りで眠れません 😥
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