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相手も自分も傷つかない言い方
相手も自分も傷つかない言い方をしたいですね。
今週は「いじめ」についてがテーマです。
(始めの記事はこちらです)
さて、自分の気持ちや意見を
誰かに向けて表現する時について
私がクライアントさんによくお伝えするのが
4つのパターンについてです。
一つ目は
「主張しない」やり方です。
自分の言いたいこと
「私は違う」や
「こうして欲しい」
「それはやりたくない」を
伝えずに飲み込んでしまいます。
自分が表現すると
相手に嫌な思いをさせるだろうと
考えて、それを避けるために
これを選ぶことがあります。
「自分さえ我慢すれば」と
その場では、相手に
嫌な思いをさせることが避けられても
自分が苦しくなったり
相手に誤解をさせることになります。
その場でもし傷つけたり
対立することがあったとしても
長期的に見れば、もっと
お互いが自由で、
良い案を出しあえるような
関係になれるチャンスを失ってしまいます。
二つ目は「攻撃的な主張」の仕方です。
自分の言いたいことを
相手が傷つくような言い方で言います。
「なんでそういうことするの?やめて!!!」
多くの人は、最初に一つ目のパターンをやります。
そして、何度か黙って耐えているのですが・・
やがて自分が苦しくなって
このパターンで爆発させる、という
ことをやったりします。
”今まで我慢してきたのにわかってくれない。
もう沢山!!!”というわけです。
裏には”なんで察してくれないんだ”という
怒りも含まれています。
自分で言わずに察してくれない相手への
怒りもたまって爆発している、というわけです。
怒りをぶつけられた方も
「だって言わなかったじゃない」と
怒りのぶつけ合いになってしまいます。
三つめは「復讐的な言い方」です。
自分が本当に言いたいことは口にせず
相手を傷つける言い方をします。
「えーっ。。。。」と
言いながら、不機嫌な態度や表情を
撮り続けるような場合です。
自分の言いたいことは言わないのですが
態度や表情で不満を出し相手を責めています。
四つめは「主張的な言い方」です。
相手を傷つけないような配慮をしつつ
自分の言いたいことも伝えます。
この時には
「私は。。。。。です。」というように
自分を主語にして話すことが
一つのポイントになります。
今までの三つは
黙るか言うかの違いはありますが
どちらも「相手が……である」と思ってます。
誰だって、自分のことを…….だと
決めつけられたら嫌な気分になります。
「私は………じゃない」と言いたくなります。
感情的対立を生むこと必至です。
でも、「自分がこう思う、こう感じる」なら
それは事実です。
相手は事実としてそれを違う、とは言えません。
その事実に対して自分の感想を言うことはできます。
例を挙げてみますね。
家で自分は今DVDを見ているのに
何か緊急の用事を頼まれた時
一つ目だと
楽しい時間を止めるのは嫌だけど
断るとうるさいから
黙ってその用事を引き受ける。
二つ目だと
「なんで私が今やらなくちゃならないの」
と、キレる。
三つ目だと
黙ってやりながら、不機嫌な態度を
撮り続けたり、無視したりする。
四つ目だと
「私は今これを見ているのだけど
いつまでにそれをすればいいの?」
または
「私は今これを切り上げるのは残念。
今度からはもっと時間の余裕を
見て、頼んでね。」
などです。
思春期の子ども同士のコミュニケーションでは
四つ目の表現をしても
二重コミュニケーションが働くことが
あるので、少し細かい注意が必要になります。
あくまで今は事実についてだけ
話している、ということと
私はあなたの仲間である、という
表現を分けてしっかりどちらも
伝えることが必要な場合もあるのが現実です。
でも大事なのは、本来は
別々のコミュニケーションだということを
子ども達が知っておく必要があることです。
それには、まず保護者が子ども達に
四つ目のコミュニケーションを
しっかり使ってみせることが
とても大事です。
言葉で伝えるより
日々のコミュニケーションで
体験することが一番染み込みます 😀
「言わない」から「上手に言う」に続きます。
追伸:
昨日NHKで保育士さんの待遇が
悪すぎることを伝えてました。
「子育て」に関する社会投資が
少なすぎますね 👿
色々なその問題についての
”声”も聞かれましたが、
とにかく
「子どもは社会全体で育てる」
という意識を日本中で共有することが
重要ですね!