新しい環境が苦手な思春期の子供が知っておくといいこと

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新しい環境が苦手な子供って、実はとっても多いんです。

今週はそんな子が知っておくと楽になることをご紹介します 🙂 

 

お母さん
うちの子はこの春から中学生になったんですが、毎日かなり緊張しているようです。

小さい頃から、新しい環境は苦手なところがあるんです

 

幸子さん
新しい環境には誰でも緊張するものですが、その苦手意識が強いとしんどいですね

 

お母さん
もうちょっと楽になる方法ってありますか?

 

幸子さん
そうですね、では、新学期の過ごし方に工夫ができると良いと思うので、それをお伝えしましょう 🙂

 

お母さん
はい、知りたいです!

 

新しい環境が苦手な思春期の子供たち

まずは、思春期の子どもたちが「新しい環境が苦手」と思っている実態?を見てみましょう。

 

TOKYO FMの「Skyrocket Company」が2018年4月に放送した、色々な世代に「新しい環境について」聞いてみたデータがあります。

『新しい環境は苦手ですか?』という問いに、440の回答票数のうち「はい」が64.8%、「いいえ」が35.8%でした。

出典:skyrocketcompany 社会人意識調査

 

お母さん
あら!
10人入れば、6~7人の人が「新しい環境は苦手」と思っているんですね。

 

そうなんです。

そして興味深いのが、「新しい環境が苦手」と答えたのが、10代が80%、20代~50代は60%台で、60歳以上は55.6%というところです。

 

お母さん
わあ、10代がダントツなんですね。

大人でも半数以上が「苦手」だけど、10代の子供は10人いれば8人も苦手なんですね 😯

 

とても多いですね 🙂 

これには、10代では学校やクラスが変わることが頻繁にあるので、「環境が変わる体験が多い」のも影響しています。

 

そして思春期の子供たちが「新しい環境が苦手」と感じる時には、大きく3つの場合があるようです。

 

思春期の子供が新しい環境が苦手と感じる時

(1)友達関係が変わる

(2)知らないことへの不安が強い

(3)変化が苦手

 

それぞれをみてきましょう。

 

(1)友達関係が変わるのが苦手な思春期の子供たち

思春期の子供が「環境が変わるのが苦手」と思うのには、新しい学校やクラスになった時の「友達関係」にまつわることが多いです。

 

お母さん
確かにうちの子も、友達関係をとても気にしています。

今まで仲の良かった子と離れてしまったので、どうしよう~と不安になっているようです。

 

友達関係が変わることが、思春期の子供が「環境が変わるのが苦手」と感じる要因になっていることは多いです。

 

思春期の子供が新しい環境が苦手と思いやすくなるワケ

①思春期になると友達関係がとても重要なことになる

②”仲間意識”で群れたがる時期

③SNSでみっちりつながってしまう

④グループの上下をつける風潮

 

①思春期になると友達関係がとても重要なことになる

思春期になると、家族よりも「友達関係」がとても重要なことになります。

それは自立に向けての自然な流れなんですが、特に思春期の始めの中学生の頃には、それが極端に強く出ることが多いです。

 

友達関係=自分の全世界

だと思ってしまうことが多いんです 😯 

 

大人になれば、昔の学生時代の友達関係がいつも一番重要だということほとんどありません。

その時々の友達や仲間、家族を重要だと感じることがほとんどです。

 

でも中学生時代には「今の友達関係」=「自分の世界」だと感じることが多いので、そんな「自分の世界」が進級などで強制的に変えられるのは、とても大きな出来事になります。

 

②”仲間意識”で群れたがる時期

また子どもの友達関係は、「近くにいる人とつながる」→「”同じ”ということでつながる」→「違いを認め合いながら、色々な要因でつながる」というステップで成長していきます。

 

小さい頃はたまたま出会った近くの子と、あれこれ考えずにつながって遊ぶ時期です。

自分の好き嫌いはありますが、友達の弟や妹などが混じっても「しょうがないな」と一緒に遊んだりします。

この時期に色々な子と交流することが、「色々な人がいる」という体験の基盤も作ります。

 

しかし、思春期が始まると「自分と同じ子」と群れたがるようになります。

自分たちは「〇〇が好きなことが同じ」「☓☓という条件が同じ」などで「仲間意識」を強めてつながろうとします。

 

そして思春期の始めの頃には「同じが大事」が過ぎて、お互いの「違い」を認めることが難しくなることもあります。

なので、自分のグループでリーダー的な子が言ったことには、全員が賛同しないと気まずくなる・・・という現象も生まれます。

 

やがて子どもたちは、実際には「全て同じ」人間はいないのだと、お互いに痛い目?にも会いながら学んでいくことになります 🙂 

 

また、この時期には反対に「違う子とは仲良くなれない」という思いも強くなります。

それが「いじめ」の根っこになることも多いです。

 

・・ということで、思春期の子供にとって強制的にメンバーがシャッフルされて、新しい環境になるというのはとても大きな出来事なんです。

 

新しい環境になるということは、今までの「仲間」と離される上に、新しい「自分と同じ仲間」を探せるかどうかという重大な課題が発生します。

自分の周りが「違う子」ばかりで、自分が仲間外れになったらどうしようという思いも強くなります。

自分が「違う」と思われないようにしながら、仲間を作り直さなくちゃいけなくなる新しい環境を、苦手だと思う子が多いのもうなずけますね。

 

幸子さん
イマドキでは、小さい頃の「誰とでも遊ぶ時期」に少人数でゲーム遊びをすることが多くなっています。

昔のように小さいうちに色々な年代の子と入り混じって大人数で遊ぶという機会が減っているので、思春期に「同じ子つながり」を求めるようになった時に、自分とは違う子を認め合うのが難しくなっているという傾向もあります 🙁 

思春期の新しい環境での仲間づくりのハードルが上がってるんです。

 

もし、今までに友達関係で辛い目にあったことがある場合には「今度は頑張らなくちゃ」と思いすぎたり、友達関係そのものを避けようとすることもあります。

そんな場合には辛い思いをリリースすると楽になりますから、専門家にご相談ください。

 

③SNSでみっちりつながってしまう

みんながSNSを使っていない時代までは、学校での友達関係は、一度家に帰るとリセットすることができました。

でも、今ではSNSで24時間つながってしまうので、「友達関係」は子供にとってより重要なものになっています。

だからこそ、新しい環境で「誰と友達になるのか」が、子供ににはとても重大なことになっているんです。

 

④グループの上下をつける風潮

イマドキではYoutubeやネットで様々な情報を誰でもとれます。

その中には不適切な情報もあるんですが、まだネットリテラシーが発達途上な思春期の子供たちの間では、「勉強ができる」「スポーツができる」「容姿がいい」が「3大人間の価値」であるかのように、あおっている情報にひっぱられてしまうこともあります。

 

”「スクールカースト」や「1軍」「2軍」があるから、新学期にどこに入るかで1年が決まる”

”一人でいる「ぼっち」はかっこ悪い”

 

そんな思いで新学期を向かえるのではきついですね。

 

実際は友達関係はもっと緩やかですし、何かのきっかけで流動的に動くものです。

子ども自身のこれまでの体験から、あとからユックリ仲良くなったことなどを思い出させてあげるのもおすすめです。

 

お母さん
イマドキの子どもの友達関係って、なんだか複雑ですね。

 

幸子さん
学校のクラスという少ないメンバーのなかで選び合うのはしんどいですよね。

さらに、その仲で選んだらがっちり結びつくとい傾向が強くなっているのでつらいんです。

実際は色々な子と、色々な距離感でつきあえるものです。

 

「学校での友達選び」が重大なことになりすぎてると、新学期で新しい環境になることが苦手にもなっちゃいますね 🙁 

 

大人は子供に、新しい環境のなかではお互いみんなが友だちを探しているんだということや、ゆっくりでも大丈夫なことも伝えたいですね。

また、学校の友達関係ばかりに意識が行来すぎないように、学校以外の場も欲しいところです

 

(2)知らないことへの不安が強い

誰でも「知らないこと」には不安も期待も持つものです。

そして人によって「知らないこと」への不安と期待を感じる割合は違います。

 

お母さん
確かに、「知らないことを嫌う」気持ちが強い人も「未知のことにワクワクする」人もいますね!

 

はい、大人でも「今には不満があるけれど、何か新しいことをして今までと違うことが起きるのが不安だから」と、「何もしないこと」をひたすら選び続けるという人も居ます。

でもイマドキでは時間の流れとともに、どんな状況でも変化しているんですが・・。

 

これらは、無意識に気持ちが「リスク」に行きやすい人と、「可能性」に行きやすい人で分かれます。

 

「知らないことへの不安が強い人」はリスクのことばかり思うので、新しい環境になるのに苦手な気持ちになっちゃいますね。

 

でも思春期の子どものように、どうしても新しい環境になるような場合には、「苦手だ」と思い続けていてもしんどいものです。

無理に「苦手だ」「嫌だ」と思いながら新しい環境にいるのでは辛いです。

そんな場合には自分の不安とうまくつきあって行くコツを試してみてください。

 

新しい環境への不安とつきあうコツ

①自分が何を気にしているのか、どうなったらいいのかに気づく

②今自分ができることと、できないことに分ける

③新しい環境に期待できることにも気づく

 

①自分が何を気にしているのか、どうなったらいいのかに気づく

「知らないこと」に不安を感じる中身は人によって違うものです。

例えば思春期の子供なら「自分と気の合う友達がいなかったらどうしよう」とか「勉強についていけなかったらどうしよう」などと、聞いてみると具体的な不安の中身も見えてきます。

まずは「今安全だ」と感じられるように、信頼できる人にそばに居てもらいながら、自分の不安の中身を全部書き出してみるのも一つのアイデアです。

 

②今自分ができることと、できないことに分ける

そして全部書き出せたら、「今から準備できること」と「感じるしかない不安」に分けてみましょう。

「今から準備できること」は意外にいくつか見つかります。

また、「もしそうなったら何をするか」と、うまくいかない場合にすることを決めておくと、心が落ち着くことも多いです。

 

「感じるしかない不安」というのは「どうなるかわからないという未来についての単純な不安」です。

これは何かが始まる直前に一番強く感じます。

一流の世界的なバレリーナでも、舞台の袖でスタンバイしている時に毎回不安な気持ちになると言います。

オリンピックアスリートが本番直前まで元気の出る音楽を聞いているのも、そんな自分の気持を整えるためですね。

 

「不安を感じちゃいけない」と思うよりも、始まる前に不安を感じるのは当たり前なんだと言う前提で、自分の意識を整えてきましょう。

思春期の不安とうまく付き合うコツ:増大する不安にはご用心!

自分の機嫌をとる方法:自分リセットの3つのやり方

こちらもご参考になさってください。

 

③新しい環境に期待できることにも気づく

不安は感じれば感じるほど、それが増大することもあります。

そんな時には「リスク」にしか気持ちが向いていないものです。

 

新しい環境に不安を感じるのは当たり前だということで、一度「新しい環境」に期待できることも挙げてみましょう。

始めは無理矢理でも10個ほど挙げているうちに、「新しい環境も悪いことばかりじゃない」と思えたりします。

 

幸子さん
セラピーとして、むりやり100個挙げてみるという方法もあります 🙂
お母さん
むりやりにでも100個も「良いこと」を挙げたら、もう嫌だって思わなくなっちゃいそうですね 😀

 

また、どうしても不安にばかり気持ちが行ってしまう場合には、発達の抜けが隠れている場合があります。

「どうやってもうまく気持ちを切り替えられない」と悩んだり、性格だからと諦める前に、専門家に相談してみてくださいね。

発達の抜けはいつからでも埋められます (^^)/

 

(3)変化が苦手

こちらは「不安」というよりも、自分の気持や行動を変化に合わせるのが苦手という場合です。

ゆっくりと落ち着いて時間をかけて馴染んでいくタイプです。

 

自分はそんなタイプだな~と思ったら、そういう自分を大事にすることから始めましょう!

 

急な変化が苦手なタイプにとって、一番まずい対応は「焦ること」です。

ゆっくりすればできることも、慌てて焦って何かをやろうとするとできなくなることも多いものです。

そうなるとますます焦るというまずい循環にハマります 🙄 

 

イマドキでは「早いこと」に価値があると言われることもありますが、無理して息切れするよりも、自分のペースで呼吸をしながら行動するほうが結局早く馴染めます。

 

家族でもそれぞれのペースは違うものです。

大人目線で子供を焦らさないことも大事ですね 🙁 

 

また、同じ人でも「ゆっくりしかできないこと」と「早くできること」とがあります。

「もう少し早いペースでやりたい」ことがある場合には、「自分が早くできること」を見つけて、そのエッセンスを応用するのがおすすめです。

例えば「場に馴染む」ことなら、今までの経験の中で比較的早く馴染めた体験を思い出して、その時に役立ったことを試してみましょう。

徐々に練習することで、苦手な気持ちが薄らぐこともあります 🙁 

 

また、どうしても変化が苦手な場合には、発達の抜けが隠れていることもあります。

その場合は反射的な反応なので、自分の意思や頑張りだけでは克服が難しいものです。

でも抜けを埋めていくことで、苦手意識も薄れていきますから、専門家にご相談くださいね 🙁 

 

新しい環境が苦手という子供がやってみるといいこと

お母さん
こうやってみてみると、新しい環境が苦手だと思った時にも、やれることがあるんですね。

はい、それをまとめてみましょう❣

(1)新しい友達関係を作るのを苦手だと思う場合

*周りも新しい友達を探しているのだと気づく

*ゆっくりでも大丈夫だと気づく

 後で自分に気の合う友達が見つかることもたくさんある

ある程度コミュニケーションをしないと共通点が見つからないこともある

始めからみっちり関係を濃くしなくても大丈夫

*色々な人と、色々な濃さの付き合いをしよう

*学校以外の場を持つ

*友達関係で辛い体験がある場合にはリリースする

 

(2)知らないことへの不安が強い場合

*不安を持つのはアタリマエだと認める

*自分が気にしていることを具体的にして、できることを見つける

*感じるしかない不安とはうまく付き合う

*新しい環境での良いことやメリットにも目を向ける

*発達の抜けがないかチェックする

 

(3)変化が苦手な場合

*自分はゆっくり馴染むタイプだと認める

*今までそれでやってこれたことにも気づく

*自分が早く馴染めた体験を応用する

*発達の抜けがないかチェック

 

(1)の友達関係の大変さの裏に、(2)の不安が強かったり、(3)の変化が苦手が隠れていることもあります。

そのような場合には、(2)(3)から整えていくと(1)も整いやすくなります。

 

いづれにしても、「苦手だ」「嫌だ」と思い続けたままで4月、5月を過ごすのでは辛いですね。

できそうなことをやってみて、楽になってくださいね。

 

4月に無理に頑張ってしまうと、5月の連休で気が抜けてしまい、連休明けにまた登校するのがとてもつらく思えたりします 🙁 

誰でも新しい環境に入った時には緊張したり、頑張ってしまうのは自然なことですが、ちょっと意識してペースを落としていきましょう。

 

新しい環境が苦手な思春期の子供が知っておくといいこと:終わりに

いかがでしたか

新しい環境が苦手だと思う思春期の子供が知っておくといいことをお伝えしました。

 

お母さん
はい、漠然と”新しい環境が苦手だな~”と思っているよりも、具体的に何を気にしているのかを見つければいい、そうしたらやれることがあるとわかったのですっきりしました 🙂 

うちの子は環境の変化にユックリ対応するタイプのようで、それに思春期の友達関係を気にしているのが乗っかっているように思います。

まずは子どもの気持ちを聞いてみます❣

 

幸子さん
お役に立ててよかったです❤

お子さんの笑顔が増えますね 🙂

 

♡♡編集後記♡♡

思春期の子供の8割が「新しい環境が苦手」と思っているとはびっくりですね。

そしてそんな子にとって、一番まずいのは「焦ってしまうこと」です。

 

でも新しい環境に入ったら、誰でも緊張したり焦ることが増えがちです。

 

そんな時期には、お家ではゆったりペースで過ごせるといいですね。

 

そのためには、お母さん・お父さんが先にリラックスしているのがおすすめです。

ちょっとだけ意識して、呼吸をユックリにしてみたり笑顔を2割増しにするだけで、お子さんにも影響が出始めます。

ご家庭ならではの影響力です
\(^o^)/

 

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