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思春期とはなんだろう
こんばんは。
今日はみどりさんとお会いしました。
みどりさんは二人のお子さんの
優しいお母さんです。
みどりさん
『こんにちは、佐藤さん』
私
『こんにちは、みどりさん』
みどりさん
『うちの子は二人とも
思春期かなって思うんですけど
よく考えたら思春期って何だか
わかっているようでないような気がします』
私
『小学校5年生の女の子と
中学2年生の男の子ですよね。
年齢からすると確かに
お二人とも思春期という年頃ですね』
みどり
『女の子らしくや男の子らしく
身体の変化も見えてきたのですけど
思春期ってそれが始まりですか?』
私
『そうですね。
性的な変化が始まることが
外から見ても
本人からもわかりやすいですよね』
ここでちょっと解説です。
「思春期」を年齢でみると
何歳から何歳位をイメージされますか?
厳密な定義はないのですが
私はだいだい10代としています。
第二次性徴と言われる身体の変化は
女子で10歳前後から
男子で12歳前後から始まると言われています。
思春期が来ると子どもの体には
性ホルモンが急に大量に流れるようになります。
それまで小さいながらも
一人の人間としてバランスを取ってきたのに
突然やってくる影響力の強い性ホルモン。
身体はなんとか急いで
新しくバランスを取り直そうとするのですが
すぐにパパッと・・とは行きません。
バランスをちゃんととれるようになるまで
子どもの体は「突貫工事中」状態になります。
その「工事中」状態は
身体・心・思考のすべての面で起こります。
この時期は変化のために
柔軟にもなりますが不安定でもあり
色々ひずみがでてくることもあります。
例えば頭痛や生理痛なども起きやすい頃ですね。
また脳の中にも性ホルモンが流れ始めるので
大脳辺縁系周辺、扁桃体が
活発に刺激されるようになります。
それで感情の上がり下がりの幅が大きくなったり
闘争的になったりする傾向がでてきます。
しかしものごとを客観的に判断したりする
前頭葉という部分は
それよりもずっとゆっくり発達します。
そこで特に思春期の始めの頃には
感情が強くなるのに
それをコントロールするのが難しくなります。
そこで感情的反応が多くなりがちになるのです。
けれど15歳を過ぎるころからは
それまでの経過が良好であれば
かなり論理的・理性的に考える力がついてきます。
そういうことで言えば
中学生時代が一番不安定な時期であると
言えるかもしれませんね。
お互い不安同士が濃密に付き合うので
色々摩擦も起きてきます。
ただとても不安定でもあるこの時期は
固まっていないというところから
とても柔軟であるとも言えます。
この時期に良い刺激を受けることで
著しく成長することも可能です。
この成長幅は
「普通」思われているよりも
遥かに大きいものなんです。
セッションで出会う子どもたちも
最初の状態にどんな状態であったかにかかわらず
継続的にサポートしていけば
皆驚くほどの変化・成長を見せてくれます。
この時期の子どもの「可能性」は
簡単には想像できないくらいです。
今までは一生涯変わらないとされていた
IQさえも向上させることができると
既に科学的にも証明されているんですよ~!
性的変化は個人差がありますが
大体18歳ころで完了すると言われています。
しかし脳の「司令塔」である前頭葉は
さらにゆっくり発達を続け
25歳から30歳で完成するのです。
その長い間に子どもたちは
良い刺激を受けることで
いつでも、いつからでも
成長し続けることができるのです。
みどりさん
『私が思っていたよりも
思春期って長いんですね~』
私
『最近は身体の変化の始まりが
早くなっている傾向があります。
しかし心の変化がついていけなくて
アンバランスになるというパターンが
増えているようですよ』
FINEコミュニケーション体験講座
(おかげさまで満員御礼終了しました)
今週のテーマのブログです
② 反抗期ってなんだろう
③ 「良い子」ってなんだろう
④ 『お父さん嫌い』はなぜだろう?
⑤ イライラ威張るのはなぜだろう
⑥ 思春期に大事なことってなんだろう
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