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なぜイマドキの思春期の子育ては悩みがいっぱい出てくるの?
思春期の子育てって難しい。
どうしたらいいのかしら
今思春期のお子さんをお持ちの方からはもちろん、これから思春期を迎えるお子さんをお持ちの方からも、そんなお悩みをたくさんいただきます。
「思春期の子育て」ではなぜお悩みがいっぱい出てきちゃうんでしょう?
思春期の子育てって、本当に大変だな~と感じてます 🙁
そうですね~
同じように接しても、兄弟姉妹でも反応が全く違うこともありますものね。
上の子にはうまく行ったことが通じなかったり、逆なこともあったりします。
そういう時には、何が正解なのかわからなくなります。
悩みのなさそうな方を見ると、自分の子育てが悪かったんじゃないかと落ち込みます。
そのお気持ちはわかります。
でも、ご自分のことを責める必要は全くないんです❣
イマドキの思春期の子育てで悩みがいっぱい出てくるのには、お母さんの子育てのせいではなく、3つのワケがあるからです。
そしてそのお悩みから抜け出す方法もちゃんとあるんです 😉
そこから上手に悩みを解決していくと、今のお悩みを、これからのお子さんの力を育てるチャンスにも変えられます!
そういうのを知りたいです。
目次
思春期の子育てで悩みがいっぱい出てくるワケは
思春期の子育てでお悩みを抱えていらっしゃる方は多いです。
当カレッジでも2010年から、そのご相談数は増えるばかりです。
色んなところに相談してみたけれどうまく行かない・・・そうおっしゃる方も多いです。
なぜそんなに多くの方が、なかなかお悩みを手放せないのでしょう?
それには3つのワケがあります。
イマドキの思春期子育てで悩みやすいワケ
(1)思春期についての情報不足
(2)思春期の環境
(3)イマドキの課題
(1)思春期についての情報不足
思春期は身体も心も頭も、急成長する時期です。
そこには多くの可能性とリスクがある、特別な時期なんです。
でも残念ながらその3つの特徴について学んだり、それを踏まえた思春期子育てのコツを教わることってほとんどないですね 🙁
色々情報を探しても、「反抗期への接し方」などの抽象的な情報が見つかるくらいです。
役立つこともありますが、それで色んな悩みが解決するというのとは違うかも・・・
そうですね~
反抗期も思春期の一つの特徴ではありますが、それだけで思春期のすべてを扱おうとするのは現実的ではないですね。
思春期に特徴的な身体・心・頭についての情報と、それを踏まえた子育てについての情報の圧倒的な不足が、思春期の子育てでのお悩みがなかなか消えない第一のワケなんです。
そしてその情報不足は、直接子育てをしているお母さん・お父さんだけのことでもないんです 😯
実は科学技術の発達により、思春期の身体や脳・神経系の発達の様子が、生きている状態で見られるようになったことで、思春期の可能性とリクスが見つかり始めたのは、つい3・40年ほど前からです。
脳や神経系の発達は、身体だけでなく、心や頭の発達にも大きく影響します。
思春期の発達については今でも続々と新しい発見がされてますが、残念なことに、それらが日本では思春期の子育て現場だけでなく、教育や医療現場にさえ、ちゃんと届いているとは、まだまだ言いにくい状況なんです 🙁
日本では「今までこうだったから」「私はこれでうまくいった」というスタイルで、子どもへの接し方が引き継がれていることが多いです。
海外では思春期の特徴を踏まえた学校制度などの改革も進んでいるところもありますが、日本ではそういう動きはほとんどありません。
思春期の子どもを小さい子どもの延長として扱ったり、もうすっかり大人だとして扱ったりが混在している状況です。
その不当な扱われ方から、子どもがダメージを受けていることも多いです。
そうですよね。
それでなんとなく過ごせているうちはいいんですが、何らかの「お悩み」が出てきた時にはどうしたらいいのかとなってしまいます。
思春期の特徴とそれを踏まえた伸ばし方を知らないばっかりに、子ども自身が「自分が駄目だから」と自己肯定感を下げてしまったり、お母さん・お父さんの愛情がうまく伝わらなくて、親子の関係性が悪化している事例はとても多いんです。
とってももったいないですね 🙁
思春期の自己肯定感や親子関係は、その後の人生のベースにもなりますから、とても大事なポイントです。
逆に、思春期ならではの身体・心・頭の特徴を知って接するだけで、すっかり手放せるお悩みも多いです 😉
思春期に身体がぐんと成長するのは知ってますが、心と頭もそんなに変化するんですか?
それじゃあ、かなり特別な時期ですね
はい、そうなんです。
怖がることはないですが、特徴を知っておくことは大事です。
簡単にいくつかの例をご説明しますね。
まず身体から見てみましょう。
思春期になると第二次性徴が始まって、大人の身体になるために様々変化し始めます。
「自分の身体なのに勝手に大きく変化する」
これは子どもにとってはかなり大きなできごとです。
でも、そこについて具体的な説明がないと、子どもは不安になるものです。
またその成長変の化スピードが早すぎて、身体全体のバランスが崩れてしまうことも珍しくはありません。
それは成長痛や疲れやすいなどのお悩みや、ホルモンバランスの乱れとしてでてくることもあります。
そうなると、それは単純に本人の頑張りだけでは解決しにくい課題ですね。
でもそういう情報を知らないと、朝起きられない子どもを責めてしまったり、子どもも自分をダメだと思いこんで、そこから不登校や親子関係がこじれてしまうこともあるんです。
逆に、それを見極めて必要な手を打てば、サクサクと回復した事例もたくさんあります。
朝起きられないのは、その子の夜ふかしとか、生活態度のせいだとばかり思ってました!
そういうこともあるんですね
はい、身体と心と頭は全部つながっています。
どこから手を付ければその子が早く回復するかは「その子」を3つの視点から見ればわかります。
また、思春期の身体の成長にはかなり個人差がありますから、子どもが同級生と自分を比べて落ち込むこともよくあります。
また、自分の性との付き合い方に戸惑う子どももすくなくはありません。
そうなると「思春期の身体について知らない」ことが、心や頭へのダメージにもなってしまいますね。
この身体の成長にまつわるお悩みは、とても個人的なものなので、「自分はどうなのか」にちゃんと答えてくれる情報がほしいところです。
でもそれが得られないと、子どもは玉石混交のネットから情報を取ろうとします。
そうなると余計に子どもが混乱してしまうことも多いんです。
子どもにも「思春域の特徴」についての情報をちゃんと渡したいですね。
次は思春期の心の成長について見てみましょう。
まずは、思春期といえば「感情」のアップダウンが激しくなることが挙げられます。
思春期に感情が強くなることは、子どもが好奇心や興味に促されて、新しい世代を切り開く行動力の源になります。
これはある意味、人類にとって必要なシステムです 😉
(参考:脳科学で納得!イマドキの思春期には子育てにコツが必要なワケ)
でも、この時期は自分の感情を長期的な視点から見てみたり、他の人の立場から捉えるという力を担当する脳の前頭葉という部分の成長が追いついていない状態です。
(前頭葉は25~30歳で完成すると言われてます。)
なので、思春期の子どもは「好きなことに熱中できる」という反面、「それにまつわるリスクを考える力が弱い」とか「嫌なことはしない」という側面もあります。
考えすぎることはないですが、ゲームだけでなく、スリルや性・お酒・麻薬などに依存しやすい傾向があることも事実です。
思春期にそんな特徴があると知っていれば、子どもの夢中になる力も応援できますし、それが行き過ぎる前にブレーキを上手にかけることもできるので安心です。
また他にも、イライラしやすいなども思春期によく見られる特徴です。
親に反抗的になる、人に手伝ってもらうのを嫌がる、自分のペースや好みを主張したがる・・・などなど、思春期になると「自己主張」も強くなってきます。
その強さには個人差もありますが、それでも子どものそんな態度を全て個人的な性格のせいにしちゃったら、親もイライラするし、子どもも自己肯定感が下がるばっかりです。
思春期のそんな傾向とワケを知って、それとの付き合い方を身につければいいだけです
(^^)b
思春期の心の特徴も知って、自分の感情との付き合い方を覚えると、どの子もずっとラクに自分の気持ちと付き合えるようになります。
むしろ、この時期に自分の「好き」「楽しい」という気持ちと上手に付き合えれば、進路選択なども本当に自分の行きたいところを選べるようになります。
頭だけで「利益がありそう」と選ぶよりも、ずっとイキイキできるところを見つけられます。
入ってからも自分から積極的に学ぶので、自分の専門性も育ちます。
なんとなくで決めがちですが、本当の自分の”好き”から見つけられたらいいですね!
どんどんご活用ください
次は頭の特徴です。
頭の中って外からは見えませんが、「考えていること」は、自己イメージや身体・心にも大きな影響を与えます。
思春期になると「自分とはどういう人間なんだろう」ということをずっと意識するようになります。
自立に向けて「個」としての意識が育つ自然な流れです。
子どもは自分の周りと違うところ、同じところを見つけては、あれこれと感じたり考えます。
健全な発達では、あれこれ悩みながらも、最終的にはプラスもマイナスもある自分をそのまま受け入れられるようになっていきます。
ここでのご注意ポイントのひとつは、考える力のある子ほど、自分を他人や理想と比べてしまい、自分や他人にダメ出しをする傾向があることです。
「悪いところを直せば良くなるだろう」という発想です。
ダメ出しももともとは、「より良くなりたい」という気持ちからなんですが、残念ながら結果としては、かなり生きる喜びを削いでしまうものなんです 🙁
例えばテストでは、できなかったところを直せば100点になって終了ですが、自分や他人へのダメ出しは、いくらやってもきりがありません。
それに気づかずに延々と自分や他人にダメ出しをし続けてしまうと、どんどん落ち込むばかりなんです。
でもこういう自分の思考の癖に気がついて、それを変えていくアプローチを手に入れれば、知らずにずっとぐるぐるしている状態からも抜け出せます。
これは不登校やうつの傾向がある子にはとても有効です。
このパターンは意外に多くて、ただ見守っているだけではうまく行かないこともよくあります。
でもご安心くださいね。
こういう場合には、身体も整え、心の本当に望むことを見つけ、頭の言葉を変えるという3つの視点からアプローチしていくと、びっくりするほど早く回復していきます!
思春期は本来、とても柔軟性に富んだ時期でもあります。
多少の不安定さは乗り切るしなやかさも持っています。
それでも、身体・心・頭のどこかでバランスを崩したり、3つのつながりが悪くなると、不安定になりやすいという側面も持っているんです。
「今のその子」がどんな部分がタフで、どんな部分が弱いのかは、もともとのDNAとこれまで受けてきた環境刺激で決まります。
ざっくりとでも思春期の特徴とそれを踏まえた特徴を知っておくと、子どもの不安定な変化にも早く気がつけますし、予防や早めのケアにも役立ちます。
知らないばっかりにこじらせてしまうのとは、とても大きな開きができます。
(2)思春期の環境
思春期の子育てで悩みやすいワケの2つ目は、思春期の子どもたちの環境です。
環境からの刺激が子どものストレスになり、そこからお悩みが生まれることも多いです。
最近は思春期の始まりは早くなる傾向があり、だいたい10歳過ぎからと言われています。
この思春期の始めの頃に、その年令でわかるような思春期の身体や・心・頭の特徴とそれがどう成長していくのか、困った時にどうしたらいいのかということを、子どもにも伝えておければベストです。
でも、そもそも大人でもそのような情報を知る機会も少ないので、ほとんどの子は、身体や心の変化に戸惑いながらも過ごしています 🙄
そしてそんな状態で、中学という、小学校とは大きく違う環境に入ることが多いです。
中学からは環境がかなり変わりますね
そうなんです。
ちょうど思春期の始めの不安定なころに、子どもの環境が大きく変わるんです。
今は「中1ギャップ」という言葉もよく聞かれるようになりました。
簡単に、環境の変化と刺激を挙げてみますね。
*勉強の変化
授業スタイルも変わり、進み具体や難易度も上がります。
計画的な勉強が必要な定期テストや受験勉強も始まります。
成績が数字で評価され、それによって進路もきまります。
中学生になった時にうまくこの変化に対応できる子と、対応しづらい子に大きく分かれる傾向があります。
成績が下がったり、頑張っても上がらない時には、個別にその子が今何で困っているのかを具体的に見ていくことで、お悩みからは抜け出せます。
*部活
部活は一つのコミュニティなので、そこの雰囲気やルール、練習量がその子にに合うかどうかはとても大事なポイントです。
その部活の競技やテーマが好きだからと入っても、他のことが合わなくて悩んでしまう子も多いです。
また、指導者や先輩との関係性で悩む子もかなりいます。
まだまだ日本では、部活に子どもが合わせるのが筋だという考え方が主流です。
部活選びには、なるべく多くの情報をチェックするのがオススメです。
もしどうしても入ってからその部活に合わない時には、無理に部活に子どもを合わせようとするよりも、調整できるところを探したり、他の選択肢も考えてみてください。
*評価される
中学校になると途端に、成績や部活のパフォーマンス、容姿や人気者度?などで、子どもは大人からも、友達からも、自分からも評価されたり評価したりが活発になります。
その評価は妥当なものも、全く的外れでいい加減なものもあるのが現実です。
そんななかで、子どもにそれらを受け流せる柔軟さがあればいいんですが、時に真面目にそれを受けすぎると、子どもが自分らしさを見失ってしまうことも少なくありません。
この時期の子どもには、「自分という存在についての評価」と「ある一つの価値観での評価」を混同しないようなサポートが必要なことも多いです。
*友達関係
中学生ころは「チャムグループ」という、「私達って同じだね」という意識で群れたがる友達関係が最も盛んな頃です。
(参考:仲良しグループがしんどい!思春期の友達関係と親のできること)
これは思春期の不安定さと親離れの不安を、友達関係を強くすることで和らげたいという欲求も影響しています。
健全な発達では、やがて「お互いの違いも認め合いつつ、友達関係を楽しむ」というビアグループに発展していきます。
でも、その過程ではまだお互いに未熟なので、擦れ合いも多発しますし、「友達を大事にしたいけど自分らしくもありたい」と悩むことも多いです。
そんな時こそ、思春期の友達関係の特徴と、どういう関係を目指したいのかがわかっていると、ずっとラクに過ごせるようになります。
日本の思春期の子どもは、学校やクラスで過ごす時間がとても長いです。
そしてそれは年や3年単位で大きく変わります。
その環境にうまくなじめるかどうかが、子どもの毎日にとても大きな影響を与えます。
なんでも早めにケアできると、一番簡単で効果的です。
思春期の子どもは落ち込んだり元気になったり、色々変化します。
でも、もし子どもの好ましくない様子が1週間以上続いていたら、声をかけるなどのサポートをしてみるのがオススメです。
(3)イマドキの課題
そしてイマドキでは、思春期に悩むお子さんや親御さんが増えています。
『自分の思春期の頃には、そんなに悩まなかったのに。
うちの子は弱いんでしょうか』
とおっしゃるお父さん・お母さんも多いのですが、それにはイマドキならではの環境の変化が影響しているんです。
*子どもたちはいろんな価値観があることを知っている
イマドキでは、ネットから(特に最近はYoutubeなどの動画から)子どもたちは様々な情報を得ています。
世の中には「こんなことをする人がいる」「こんな考え方がある」という情報に、親世代よりもずっと多く触れています。
小学生でもパワハラ、セクハラ、モラハラなどの言葉も知っています。
しかし、学校や塾や部活では「このやり方に黙って従いなさい」というスタイルがまだまだ主流なとことも多いんです。
かつてなら子どもも「そういうもの」として、多少の不満はあっても従っていたのですが、イマドキの子どもは「そんなやり方だけじゃないはず」という思いを持つので、そう扱われることがストレスになります。
一方では「自分の意見を持ちなさい」と言われ、他方では「とにかく従いなさい」と指示されると、子どもは混乱と反発を感じます。
自分の納得感を大事にするタイプの子や理想を持っている子は、そこで適当にかわすことが難しく、傷ついて立ち止まってしまうことも多いです。
*密すぎる友達関係
昔は学校の友達関係で悩んでも、一度家に帰ればその関係性と距離を置くことができました。
ところが今では友達関係が塾でも続いたり、家でもずっとSNSやオンラインゲームで続いてしまう環境です。
密すぎる関係は、うまく行っている時には良くても、何かが起こると厳しさが強まります。
また、直接顔を見てのやり取りより、SNSやオンラインゲームでのやり取りのほうが、売り言葉に買い言葉になったり、言葉のニュアンスの違いからのすれ違いも起きやすくなります。
そんなところから友達関係がストレスになりやすいのもイマドキの特徴です。
目も頭も、気持ちも休めなくていいのかと気になります。
*ゲームや動画に逃避しやすい
思春期に自分や周りのことで悩んでも、それについて落ち着いて考えられれば、「乗り越える力」がついていきます。
ところがイマドキでは、あまりに楽しいゲームや動画がとても簡単に使えるので、つい「気分転換」「ストレス発散」とそれにばかりに手が伸びてしまいやすいです。
もちろん、それで気分が晴れて、そこから自分のお悩みを乗り越えていければいいんですが、時にはしっかり向き合わないための現実逃避になってしまいます。
そうなると、お悩み状態がダラダラと長引いてしまうことも起こります。
*子どもの基礎体力・気力の低下
これは世界的な傾向なのですが、野菜や肉・魚などの食品からとれるミネラルやビタミンの量が著しく減っています。
同じ量の野菜をとっていても、得られるミネラルやビタミンが1/10以下になっていると言われています
はい、残念ながら日本では、それらについての政策や報道が殆どないんですが、実は思春期の子どもにも、とても大きな影響がある話なんです。
世界では国としての対策をとっているところもたくさんあります。
身体の材料は食べたものから作られます。
基本的にタンパク質が身体のメイン材料ですし、炭水化物や脂がエネルギー源になります。
とことが、それらを消化したり、身体の細胞や神経に作り変えるためにはミネラルやビタミンが必要なんです。
特に大成長期の思春期には、大人の倍くらいの量が必要です。
十分にお米やお肉を食べているようでも、ミネラルやビタミンが不足しているために、神経系やホルモン、骨などがしっかり作れなくなっている子も増えています。
そこから体調不良になったり、ホルモンバランスが崩れてうつっぽくなったり朝起きられなくなったりしていることもあるんです。
そういう子は、食生活を改善すると良くなります。
このような食物の変化と、イマドキに発達の課題のあるお子さんが増えていることについての研究も増えてます。
特に偏食や少食の子はご注意です。
本来健康的な思春期は好奇心にあふれて活動的なものです。
日本のように”だるい”とばかり言ってる思春期は海外では珍しいんです。
もしショックな事があったとしても、そこからなかなか立ち直れない状態が続いている場合には、食べ物を整えることで変わり始めることもよくあります。
「やる気がない」のを、叱ったり勇気づけだけでなんとかしようとするよりも、身体のエネルギーも同時に満たしていくことで、早く元気を取り戻していきます。
身体のタフさは心・頭のタフさにも繋がります。
詳しくは講座や個人セッションでお尋ねください。
そうなんです。
つい人は自分の思春期の頃と比べて、今の子どもをあれこれ”理解”してしまいますが、イマドキでは色んな環境も、びっくりするほど変わってきてます。
そして子どものDNAも受けてきた刺激も環境も、昔よりも、かなり人によって異なるので、個人差も大きくなっているんです。
わが子のことでも「わかってる」または「わからない」と思い込まずに
①思春期の特徴とその子の環境について基礎知識を持つ
②その上で「今のその子」をよく見て、今大きな影響があるところから必要なサポートをする
やってみてください。
色んな謎?が溶けてスッキリしますし、現実も変わります 🙂
これは、お困りの場合だけでなく、その子の可能性をもっと開く場合にも同じです。
むしろ、お困りの場合に必要な手が打てれば、その子の可能性がぐんと開くこともよくあります。
そうなんです。
次はそのお話に移りましょう。
思春期の子どもの悩みを解決する力を育てるには
一人ひとりの状況が異なってきているイマドキでは、子育てでも、他の人の成功体験は参考にはなりますが、それをそのまま真似ても、どこかうまく行かないことも多いです。
思春期やイマドキの特徴を踏まえた上で、「今のその子」をよく見て、今必要な接し方やサポートが必要です。
お困りの場合には、サクッと専門家から詳しい情報をもらうほうが早道です。
そして思春期の子育ての場合には、「子どもの自立」が目標ですから、最終的には子ども自身が自分の特徴を知って、それと上手に付き合えるようになることも大事です。
そうですね 🙂
そして昔ながらの一方的な指示命令ばかりだと、イマドキの子は強く反発します。
なので、子どもの成長を促すには、子ども本人を上手に巻き込んでいくことも大事です。
ここで役立つのが ”引き出すコミュケーション” です。
コーチング的な聞く・伝えるのコミュニケーションで、子どもが自分の意思で、自分のお悩みを手放していけるように関わります。
まずはお悩みを解決するためにも、その子自身が「今の現状についてどう思っているのか」と「どうなりたいと思っているのか」を引き出せるように関わります。
ついつい大人は
「今の現状についてどう思っているのか」
を聞いたらすぐに、自分なりのアドバイスを始めてしまいがちです。
でも、本当に大事なのは、「そこの子がどうなりたいと思っているのか」をはっきりさせることなんです。
それが自分ではっきりすれば、子どもも「それを手に入れたい!」という気持ちもわきますし、「そのために何ができるか」と自分でも考えるようになっていきます。
それを子ども自身が持てたら、子どもが主体的にお悩みの改善を始められます。
はい、ここはイマドキの思春期の子育ての大事なポイントになります。
大人は日々忙しいので
「悩みを解決することが良いに決まっている」
「そのためにはこうすればいい」
という前提で、グイグイと子どもに接してしまうことがよくあります。
私もしょっちゅうやっていました
(^^)>
でも、子どもがストレスを持っている時ほど、人から意見を押し付けられたと感じると、それだけで反発します。
不登校で悩んでいるはずなのに、なかなか子どもがアドバイスを受けれ入れない時などはこのケースです。
それに気づかずに親御さんがなんとかしようと頑張りすぎると、かえって大切な親子関係をこじらせてしまうことにもなるので、大事なご注意ポイントです。
でも、”引き出すコミュニケーション”って難しくないですか?
大切なポイントを絞って講座やセッションでお伝えしてますから、みなさんすぐにご自宅でやってみて、変化を感じてくださいます。
大事なのはその子の個性に合わせて、言葉やタイミングなどを微調整することです
うちも3人とも個性が違うので、それぞれにヒットするものが違いそうです 🙂
思春期の子育ての悩みを解決するために大事なこと:まとめ
ではここで、思春期の子育てのお悩みを解決するために大事なことをまとめてみましょう。
①イマドキの思春期の特徴とリスクを知っておく
予防できるところ(食生活など)は手をうっておく
②変化を見つけたら、早めに子どもから話を引き出す
子どもが主体的に自分の悩みを解決できるように。
③身体・心・頭・環境の効果のあるところから取り組む。
必要ならば専門家からも情報をもらうのが早道です。
②③は実際にやってみると、うまく行かないことも出てくるかもしれません。
そんな時には「やってみたけどだめだった」とすぐに諦めてしまうのではもったいないです。
ぜひ専門家から、その子に合うような接し方の微調整を教えてもらってください。
色んな子どもの事例を多く扱っている専門家なら、様々なパターンをしってますから、より細かい情報もくれるでしょう。
進路選択などの時にもこの①②③があれば、グングンと進みます。
なぜイマドキの思春期の子育ては悩みがいっぱい出てくるの?:終わりに
いかがでしたでしょうか
イマドキの思春期の子育てに、悩みがあれこれ出てくる3つの理由と、それを解決するコツについてお伝えしました。
自分はなんとなくで過ぎてきちゃったので・・
でも、イマドキには悩みが出やすいワケもあるんですね。
そうなんです。
イマドキでは思春期を取り巻く色んな環境が違うので、昔のように「何もなくすぎるのがアタリマエ」ではなくなってきています。
学校などの「制度」と時代のズレや、個性の違いで悩む子どもも増えてます。
それなのに残念なことに、お母さんが子育てのお悩みで相談に行った先で「あなたの子育てが悪いから」と言われて傷ついてしまう方が、いまだに少なくないと聞きます。
でも、そんなことはありません!
現在の状況は一つの「原因だけ」で決まるものではないんです。
その子のDNAと今まで受けてきた全ての環境刺激の結果です。
何かが違っていれば、より悪くなっていたかもしれないし、より良くなっていたかもしれません。
それは今いくら考えてもわからないものです。
特定の原因を見つけて罪悪感を持つよりも、これからの望む未来に向かって、役立つことをしていきましょう!
お母さん・お父さんは、思春期の子どもの今とこれからにとって、大きな影響を与えられる環境です。
そこに自信と誇りを持ってくださいね
(^^)♡
子育てにあれこれに悩みつつも、子どもが悪いのか・自分の子育てが悪いのかと言う気持ちもずっと持っていたんです。
よし!うちも一つづつ取り組んでみます 😀
はい、複雑に見えるお悩みでも、効果の有りそうなところから手を打っていけば、必ず変化が現れます。
難しい状況でも諦めないで、少しづつでも進めていってくださいね。
♡♡あとがき♡♡
今は思春期の子育てでお悩みを持つ方がとても増えてます。
「自分の頃は大丈夫だったのに」
「ここまでは特に悩みもなく来たのに」
「小さい頃から子育てについて学んできたのに」
そんな思いを持つ方も少なくはありません。
でも、イマドキの思春期は広い意味での環境の変化がとても大きいので、それと思春期特有の不安定さがからみあって、色んなお悩みになって現れることが多いんです。
だからこそ、「今のその子」を3つの視点からみて、その不安定さを整えていきましょう!
状況によっては、すぐには全面解決にならないこともあるかもしれません。
でも、「その子」に合わせて微調整していけば、必ず変化が生まれます。
そして「乗り越えた」という体験は、その子にとっても一生の財産になります。
それは今までのたくさんの思春期のお子さんとご家族の笑顔が見せてくださっている事実です。
希望と自信を取り戻していきましょう♡♡
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