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出口の見えない暗い迷路に迷い込んでしまった時のお話
出口の見えない暗い迷路に
迷い込んでしまった時のお話です。
息子が無事に高校生になった春
下の娘が中学生になりました。
娘は大丈夫かな~、と
しばらく注意してたんですが
むしろ娘は小学校時代よりも
張り切っている様子です。
部活も朝練、夜練とある
激しいところに入りました。
娘は「こんなつもりじゃなかった」と
時々言いながらも
全部参加していたので
よかった~と
私は安心していたのですが・・・
思いもよらぬことに
3年生になってから
急にズドンと暗い顔になりました。
最初は少し様子を見ようと
思ったのですが
すぐに
あれっ?
なんだか息子の時よりも
急激にひどく落ち込んでる?
そう私が気づいた途端に
その日がやってきてしまいました。
夕方、バタンと玄関の音がします。
いつものように
学校から娘が帰ってくる時刻です。
・・・しかし
いつまでたっても
「ただいま」の声が聞こえません。
耳を澄ませても
何の音もしません。
なんとなく胸騒ぎがして
さっと玄関に行ってみると
そこには青白い顔をして
立ちすくんでいる娘がいました。
下を向いて
唇を噛んだままじっとして
少し震えているようです。
・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・どうしたの?
途端に娘は
崩れるように泣き出しました。
そのまま娘をかかえて
とりあえず
部屋まで連れて行きましたが
私の頭の中では
「どうしよう」が何重にも鳴り響き
胸はバクバクしてました。
部屋に入っても娘はずっと泣いてます。
小さい頃から
主張はしても
泣き叫ぶことはなかった子が
こんなに泣いている・・・
私は動揺したまま
ひたすら娘を撫でながら
そんな訳のわからないことを
思っていました。
どれくらい時間が立ったのかわかりません
ようやく娘が
ポツポツと語りだしたのは
一番の友達との関係でした。
小学校時代からの大の仲良しが
3年生になってから
突然態度が変わって
冷たくなったとのことでした。
娘には思い当たることがなかったので
自分なりに今日まで
直接わけを尋ねてみたり
ちょっと距離をおいてみたり
誰にも相談せずにひとりで
色々試してみたらしいのですが
相手の態度は変わらず・・・
ついに今日は辛くてたまらなくなった。
本当は学校にいる時から
泣きたかったけど我慢して
歯を食いしばりながら家まで帰ってきた。
今まではお母さんに
心配かけたくないからと
何も言わなかったけど
とうとう今言ってしまった・・・
そんな話をしてくれました。
あいにくその子とは
クラスも部活も全部一緒です。
他に友達はたくさんいても
クラスでも部活でも
ずっと仲良しの「二人組」で
いつも一緒にいた子なんです。
何か理由があったにせよ
朝から晩まで一緒に居るのに
急にそんな態度をとられたら
どんなに娘は辛かったんだろう
話しかけても
ちゃんと答えてこないなんて・・
毎日そんな思いのまま学校に行って
ずっとひとりで頑張ってたなんて・・・
そんな風に
子どもに気を使わせてたなんて・・・
その時私の胸には
娘への愛おしさと
こんな状況になったことへの
大きな怒りと
今まで我慢させてしまった
自分への怒りが
ものすごい勢いで湧き上がりました。
それはどれも
ものすごく強いエネルギーで
一瞬身体中がカッとなりました。
そしてその相反するエネルギーで
混乱した私はこの時
今も思い出すと残念な
反応をしてしまったんです 🙁
「一番伝えたかった時に」
に続きます。
追伸:
子どもは辛い時に
親に心配かけたくないからと
黙っていることがよくあります。
この時の私も
なんかおかしい・・と思ったのに
少し様子を見てしまいました。
息子のラッキーな回復で
油断してたのもありました。
娘の変化は
息子よりずっと急激だったんです。
思春期の子どもは
心も身体も不安定です。
一定以上のストレスには
極端に弱いところが
生理学的にも証明されています。
お子さんが急に変わった、
と気づいたら
すぐに声がけをしたり
今なら信頼できる専門家に
相談することをオススメします。
本当に早めのケアが一番です。
今週のテーマのブログです
① 思春期コーチの誕生ストーリーその8:神様からの鐘がなる
③ 一番伝えたかった時に愛を伝えられなかった・・というお話
④ 怒りの感情も、時には心をつなぐもになる・・というお話
⑤ 光がさしたはずなのに、出口が見い出せない・・というお話
⑥ 「どうやったら学校に行けるのか」を悩んでいた頃のお話