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学校に行きづらい子の夏休み:しんどさも発達のぬけも解消するチャンス!
夏休みは「学校に行きづらい子」には待ち遠しいものですね 🙂
毎日「行かなくちゃ」と思うプレッシャーが和らぎます。
ある程度まとまった期間を自由に使える夏休みだからこそ、行きづらさも、隠れている発達の抜けも解消するチャンスにできます!
かなり頑張って登校したり、時には「今日は休む」という感じでした。
この夏休みでしっかり休んで、2学期からは明るい気持ちで行けるといいのですが。
夏休みの過ごし方のポイントってありますか?
はい、夏休みは自由に使える時間が増えますから、それを大事なポイントを押さえて有効に使えば、これまでのお困りを解消するチャンスにできます 🙂
子どもは大人よりもずっと柔軟なので、1ヶ月でかなり大きな変化が生まれますよ 🙂
はい、ではご一緒に「学校に行きづらい子の夏休み」の過ごし方のポイントをみてみましょう!
目次
夏休み明けからの不登校が最も多いのは
残念ながら不登校は日本では毎年増えているのですが、最も多いのは2学期から本格化するパターンです。
そしてそのパターンでは、ほとんどのケースで1学期から何らかの「学校に行きづらい」様子が始まっています 😐
4月は新学期で、学校の環境や勉強内容・クラスや部活のメンバー・生活パターンが新しくなリ、それぞれにうまく適応するために、心身のエネルギーをいつもより使います。
5月の連休明けからは、運動会などの行事や定期テスト、部活の本格化など忙しくなります。
これらのなかに嫌なことや、頑張って取り組む必要があることがあれば、エネルギーをさらにたくさん使います。
もともと子どもの心身にエネルギーが十分にある状態だと、このような状況にも対応していけるのですが、使うエネルギーの方が大きくなれば、子どもは徐々にエネルギー切れになってしまいます。
心のエネルギーは「楽しい」「好き」なら増えますが、身体のエネルギーは本人の意思や好き嫌いとは別のシステムです。
心の状態は身体に影響は与えますが、その影響の大きさと持続性には限界があります。
身体は身体の細胞に蓄えられたエネルギーと毎日体内で作っているエネルギーで運営されています。
はい、カロリー=身体のエネルギーではありません。
高カロリーのものばかり食べていても、疲れやすくなったり不調が出ることはよくあります 😉
心身のエネルギー量が少なくなっていくと、身体は「これ以上エネルギーを使わないように」ストップをかけます。
それは頭痛や腹痛、身体が重いなどだったり、「嫌だ、行きたくない」と思うことだったりします。
命の守るためのサインで、本能の自律神経が出しています。
本当はそのサインが出た時に、心や身体のエネルギー漏れをなくして、エネルギーが溜まるような工夫を適切にすれば、子どもは大人よりも早く、すんなり回復します。
逆に、そのまま何もせずに「頑張る」だけだと、心身のエネルギーはどんどん減っていくので、
「朝行きたくないなあと思うような状態」から
「行きたくても行けない状態」までになってしまうのです。
「なにか嫌なことがある」わけじゃなくても、身体のエネルギー不足で、行きづらくなることがあるんですね
そうなんです。
もちろん、なにか気になる、嫌なことがある場合もあります。
そして、身体のエネルギーが少なくなってくると、嫌だと感じることが多くなりますし、”まあ、いいか”と思えなくなる傾向もでてくるのです。
エネルギー不足だと「自分には対処できない。乗り越えられない」と感じるので、ちょっとしたことにこだわったり、避けるようになります。
心と身体のエネルギーの両方からの視点でその子を見るチャンスがなかなかないですし、身体のエネルギー不足は「病気の症状」とは違うものなので、子どもも周りの大人も気づきにくいところがあります。
でもご安心ください!
ちゃんと回復する方法はありますので 🙂
1学期に学校に行きづらくなった子は、かなり心身のエネルギーが不足している状態になっています。
なので、自由に時間が使える夏休みを、心身のエネルギーを溜め直して、エネルギー漏れをしない心身にするチャンスにしていきましょう!
それがあれば2学期は、1学期よりもずっと楽しく、明るく学校生活を楽しめます
「夏休みになれば自然に回復する」は全員にあたはまる?
夏休みになれば、自分のペースで過ごしやすくなります。
通勤通学路の混雑で疲れることもなくなります。
また、他の子も学校に毎日行かない状況になるので、「自分だけ休んでる。置いていかれている感じ」や罪悪感がなくなります。
そのために夏休みの前半は、本当にホッとする子が多いです。
このタイミングで、1学期のエネルギー不足がそれほど大きくなかったり、その時だけの一時的な不足だった子は、
一息つけたことで
「登校日だけ行けば良い」
「せっかくの夏休みだから部活を楽しもう」
「休みの間に塾で頑張ってみよう」
「友達とも話をしてみよう」
などと、前向きに思えるようになります。
つまり、それほどエネルギー不足が深刻でないので、少しリラックスできれば身体が「動いても良い」とゴーサインを出せる状態になるので、気持ちが前向きになるのです。
また、このような状態ならば
休みならではの体験(旅行や遊びなど)を楽しめるので、心のエネルギーも増えます。
そのような状態で、心身のエネルギーが夏休みの間に安定的に溜まっていけば、2学期からは明るく登校しやすくなります。
このパターンで大事なのは「生活リズムを崩しすぎない」ことです。
楽しいことを増やそうとしすぎて、気力や体力を使う量が多くなっては本末転倒です。
楽しみはもちろん大事なんですが、ちゃんとエネルギーが溜まる方向に行っているかどうかを見極めることが大事です。
あまり自分の身体の様子に気付けない「意識や興味関心が自分の外にあるものに向く子」は、あれこれ過剰にやりたがる傾向があります。
楽しいことに夢中になりすぎて、睡眠・栄養・生活リズムが乱れると、せっかくの回復のチャンスがもったいない!
楽しみつつ、合間で落ち着く時間や睡眠・栄養をとることは大切に☆
生活リズムは、「寝た時間と起きる時間の真ん中」がいつもよりも2時間以上ずれると、昼夜逆転の方にずれやすくなります。
思春期には、そもそも生活リズムが大人よりも2時間遅くずれ込みやすい傾向がありますし、エネルギー不足になりやすい子は昼夜逆転にもなりやすいのでご注意です。
また、ゲーム・SNS・動画などの長すぎるデジタル使用にはご注意です。
脳がぼやけてきたり、生活リズムの乱れに繋がらないように楽しみましょう
参:ゲームが与える影響には要注意!思春期に成長する脳・身体・心へ
これらのポイントを押さえ夏休みを過ごせれば、それほど心身のエネルギー不足が大きくない子は前向きに回復できます。
うちはどうかな。。
思春期になってから、時々疲れたとか言うこともよくありました。
そのような場合はどうでしょう
はい、次は心身のエネルギー不足がより深刻な場合をみてみましょう
心身のエネルギー不足が大きい、学校に行きづらい子の3つの状況
思春期に、ある程度以上の心身のエネルギー不足になる子には以下の3つの状況があります。
1学期の心身のエネルギー不足の3つ要因
1)1学期にかなりのダメージを受けた
精神的にとても辛いことがあったり、長期間の身体へのストレス(睡眠不足や忙しすぎるスケジュールなど)があった場合
3)発達の抜けが小さい頃からあった
(目立つお困りがあった場合、なかった場合どちらも)
回復のしやすさは、これまで不足があった時間の長さと反比例します。
1)のみの場合は時間的にはこの1学期の間だけのことなので、具体的な精神的・肉体的ストレスを解消する方法と身体のエネルギーを貯め直す方法がわかれば希望と自信が持てます。
「自分が行きづらくなったのは、この理由からだったんだ」と分かって
身体のエネルギーを溜める方法も手に入れれば
また元気になれる!と思えるので
前向きに取り組みやすく、その分更に回復も早くなります。
当カレッジでは身体のエネルギーを溜め直す方法と、
の子の精神的・肉体的ストレスを解消する具体的な方法(友達関係、コミュニケーション、勉強、進路選択、受験勉強、日々のスケジュールト安定実行についてなど)は、
個別に詳しくお伝えしていて、回復事例もたくさんあります。
(^^)/
思春期の始まり頃(10歳くらい)から、少しずつエネルギー不足になっていた状態です。
思春期はかなりの成長期なので、成長するためのエネルギーと身体を作る材料が大人よりも大量に必要です。
睡眠とともに、エネルギーを作る材料と身体の材料がしっかり摂れていないと、
成長痛や腹痛・頭痛・生理痛や怪我・病気をしやすくなったり、
朝起きられなくなったり(起立性調節障害も含む)、
鬱っぽく、またはイライラしやすくなる、怖がりになるなどの
身体やメンタルの不調も出やすくなります。
逆に、順調に見えていたはずなのに、ある日ポキっと身体やメンタルが崩れることもあります。
このような状態だと、病院を受診しても「原因不明」とされることが多いです。
身体のエネルギー不足は「病気の症状」とは違うからです。
実際、2)から1)を誘発してしまっていることも多いです。
身体のエネルギー不足や不安定さから、新学期当初から既に耐えられるストレス量が少なくなっている状態だからです。
それでも、ちゃんとその子に必要な身体のエネルギーを溜めてと身体の各パーツを丈夫にする方法から始めると、どの子もちゃんと元気になっていきます。
これまにも、「起立性調節障害」と判定されてどうしても朝起きられずに気持ちも落ち込んでいた子が、たった2週間で、明るく全登校できるようになった事例もあります。
ずっと「育て方が悪かった」「心の問題」と言われていて辛かったお母さんも大喜びでした!
回復までの期間は、その子のスタート時点での状態によります。
既に胃腸がかなり弱っていたら、必要な栄養を全種類・必要量をすぐに摂ることはできません。
そのような場合は、ポイントを踏まえてカスタマイズして始めます。
「これまでに、栄養を頑張ってきたけれど回復しませんでした」とおっしゃるご家族も10家族以上いらっしゃったのですが、当カレッジでその子の状態に合わせて調節していくと、全員しっかり回復しています。
そしてこのパターンでは、「どこから取り組んでいくのか」もとても重要です。
身体のエネルギーを溜めることから始めずに、先に1学期のストレス(友達関係、コミュニケーション、勉強、進路選択、受験勉強、日々のスケジュールト安定実行についてなど)を解決しようとしても、うまくいきません。
身体のエネルギー不足状態では、自分の課題に向き合うことも難しいですし(怖い、無理と感じる)、考えたり選択したりすることもハードルが高くなります。
たまに、身体のエネルギー不足に手を付けずに、高校生で単位不足になりそうなので「どうするの」と本人に進路選択を迫るケースがありますが、それは子どもにとってはかなり酷なんです
(><)
頭の中の情報を整理したり、将来起きることを予測したり、メリットとデメリットを比較することには、大量のエネルギーが必要です。
子どもの状態が良くない時に焦ってそれを迫るよりも、事務手続き上のリミットを明確にして、そこまでできるだけ早くから身体の回復を優先させるのがおすすめです。
子どもは適切なサポートが入れば、回復も早いです。
適切なサポートが有る1ヶ月後、3ヶ月後の子どもは、今の子どもとは大きく違ってきます。
今の延長線上に未来を決めるのはもったいない!
そのようにして、転校が不要になったり、より良い志望校選択ができて合格した事例も、当カレッジではたくさんあります。
発達の抜けは大きいものから小さいものまで様々ありますが、全員が0ではありません。
胎児からのどこかで、ちょっと抜かしてきているところ=弱いところを必ず持っています。
ただ、それがお困りになっていなければ、「個性」とか「軽く不器用」くらいの扱いとなっています 😉
人の発達は「身体を動かす神経」「心、感情との付き合い方」「コミュニケーションの仕方」「考え方」「勉強のような学習」の順番で進みます。
どこかの発達の抜けがある程度あると、それが次のお困りに繋がります。
一番の土台は「身体を動かす神経」で、それが何らかの要因で抜けを大きく持っていると、その後の発達にも影響します。
例えば、「見て理解する」という神経経路に抜けがあると、両目で見ていても平面的に見えていることがあります。
本人はそれがアタリマエなので、親御さんに「ちょっと変」とも言えません。
そうすると、ボールが飛んできた時につかもうと思っても、距離感がうまく測れないので(ほんの僅かのタイムラグがあると)、運動神経が悪いと言われる状況になります。
それで小さい頃に友達にからかわれたり、意地悪されたりすると心やコミュニケーション、考え方や学習にも影響を及ぼすこともあるのです。
ノートに字を綺麗に書くためには、ものすごく集中しなければならなくなることもあります。
このような状態だと、なんでもない日常で、余計にたくさんのエネルギーを使ってしまうことになるのです。
運動神経がいまいちなので、自信が色々ないんです。
また、アニメの絵を模写するのが好きですが、好きなのでかなり集中してやっています。
でもノートに漢字や英単語を書いたり読んだりするのは苦手なようです
なので、成績もいまいち伸び悩みで。。
そうなんですね 😯
実はそのようなお子さんは少なくないんです。
当カレッジだけでも数十名いらっしゃいました。
でも、まだまだ発達の抜けについて詳しく知らない大人が多いので、「勉強ができない」「運動音痴」等と言われたり「本人のやる気のせい」だととられてしまうこともよくあります。
それが二次被害となっていて、そちらのダメージも子どもにとってはかなり大きいのです。
ばい、様々なアプローチがありますので、ご安心くださいね!
発達の抜けがあるお子さんは、もともと身体のエネルギーの貯金が少ないのです。
小さい頃からお困りが表に出ている子もいますが
「思春期まではなんでもないと思っていたのに、思春期になったら身体やメンタルが弱くなった」
ということもあります。
それで、1)2)3)を全部抱えていることがあるのです。
それでも、発達はいくつになっても、いつからでも促すことができるんです!
まず3)と2)へのアプローチを開始して、状態に合わせて1)にも解決していきます。
順番と個別の状況にカスタマイズされたサポートが鍵となります!
夏休みを有効なチャンスに変えるアプローチのポイント
でも、ちゃんと効果的なサポート方法があるんですね!
そうなんです!
親はどのようにサポートを進めていけばよいでしょうか
はい、まずはできるだけ早くに思春期コーチ™に、講座や個人セッションでご相談いただいて、1)2)3)どのパターンでも、回復までの具体的なプランを立てることからがスタートになります。
特に身体のエネルギーをしっかり溜める必要がある状態だと、日数が必要となります。
できるだけ早くにスタートできると、新学期により良い状態で臨めます 😉
もし、新学期の始まりの日にはまだ完全回復が難しそうな場合には、そこからどのように再登校を始めていくかなどの具体的な実行可能な計画も立てられます。
高校では単位取得も考える必要が出てきますので、どのように登校するかの計画はとても重要なポイントになります。
そしてその子の心身のエネルギーを落としていた課題(友達関係、コミュニケーション、勉強、進路選択、受験勉強、日々のスケジュールト安定実行についてなど)についても、具体的な対応方法を見つけることができます。
コミュニケーションや勉強方法などの練習が必要なものは練習もしながら、自信をつけていきます 🙂
そうなんです。
そしてその両方の見通しと、「どちらをどこまで進めたらもう片方にも着手できるか」という流れのアイデアも手に入れられます。
それによってエネルギー漏れを止めて、必要なエネルギーを溜めることができます。
はい、具体的な方法を手に入れることは、現実を変えるためには欠かせませんね。
そして何より「なぜ自分はこのような状態になっているのか」と「自分にもできる解決方法がある」という2つが分かることによって、お母さん・お父さんにも子どもにも「希望と自信」が取り戻せることがとても大きなところです。
「あてもなく期待して待っているだけ」だと
「もし、待っているだけでうまく行かなかったらどうしよう」という不安をずっと持ち続けながら夏休みを過ごすことになります。
そんな状態で1ヶ月以上過ごすのでは、お子さんにもお母さん・お父さんにもきついです 😐
そして特にエネルギー不足が大きくない子の場合と同じように、生活リズムの大きな乱れとデジタルの使いすぎには気をつけましょう。
特にエネルギー不足が大きい場合には、生活リズムも乱れやすくなりますし、デジタル使用が過剰になりやすい傾向がありますので、「子どもに完全おまかせ」はおすすめしません。
もし、何らかの事情で既に「生活リズムもデジタル使用も子どもに完全にお任せ」になっている場合には、栄養摂取を優先して、その変化に合わせて対応していきます。
身体のエネルギー不足が大きすぎる場合には、目的やメリット・デメリットを伝えてもあまり子どもに伝わらないからです。
帰って「反抗のための反抗」をし始めて、親子関係や親子コミュんケーションがこじれることがありますので、ここも何をどの順番で進めていくのか、を個別に見極めることがとても大事です。
ちゃんとポイントがあるんですね、良かった!
学校に行きづらい子の夏休み:おわりに
大事なのは「うちの子はなぜこうなっているのか」と「うちの子の場合、どうするとよいか」が具体的に分かることなんですね。
それがあってこそ、「じゃあ、やってみよう」と動けるようになるのです。
特に今の子ども達は「納得感」がとても大事です。
そしてエネルギーが少ないと「怖い」が強くなるので、簡単には聞く耳を持てなくもなります。
何をどの順番で、どのくらいの量や強さで進めていくかで、その結果は大きく変わります。
❤❤あとがき❤❤
お料理で、同じ材料を使うとしても、それぞれの具材の大きさやフライパンや鍋に入れる順番によって、出来上がりはかなり地が増す。
そこにどんな調味料をどれくらい入れるかでもまた、出来上がりは変わります。
そして一番大事なのは、お料理をする人や一緒に食べる人が、どのような味の料理だと美味しい❤と感じるかです。
同じように「学校に行きづらい」状態でも、まず始めに「どのような状態になれば家族が最幸か」というところから始めます。
それが決まれば、必要な具材の種類も大きさも、調味料も火加減も決まります!
当カレッジにはたくさんの具材も調味料も、火加減の調整がスムーズな調理器具もたくさんあります
(^^)
今の延長線上に未来を決めるのではなく、望む未来が決まると今必要なことが決まります!
遠慮せずに、あなたの最幸未来を手に入れてくださいね
(^^)/
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