同調圧力が強くて、言いたいことが言えない子
同調圧力が強く て
言いたいことが言えなくてツライ。
そんな場合もありますね。
最近は「空気を読め」という言葉で
誰かが言ったことに対して
違う意見を言わせないようにすることがよくあります。
互いにいろいろな意見を出し合って
場に一番適したものを作るより
その場が「なにごともなく」
流れることこそ良いんだから
それに協力しないのは
「仲間じゃない」という
とってもおかしな理論です。
「ことを荒立てる」
「波風を立たせる」のは悪いことなんですね 🙄
でも、この理論のおかしなところは
「仲間の和」を盾にしてるのに
結局は
特定の声の大きい人だけの意見を通そうとしているところです。
特定の人以外の人が
先に意見を言った場合には
後から声の大きなある人が違うと言えば
それが通ってしまうんですから
ものすごくおかしな話ですよね。
自分としては
本当に言いたいことを言葉にできる。
そして、自分の思いと違うことを
言ってる人を攻撃したいのでもない。
ちゃんと相手に自分の思いを伝えて
もっと話し合いたいのに・・・
そう思っていても
相手の方が
「自分とは違う意見を聞きたくない」
「自分の言うとおりじゃないと耐えられない」
そう固くなになっているから
意見を言いたくても言えずにツライ 🙁
そういうことって実際の日々の中ではありますよね。
相手が子どもの場合も
時によっては
担任や部活の顧問や塾の先生・・・ということもあります。
こういう時には
「正しいことなら言うべき」
という「ベキ論」だけで
言いたいことを正面切って伝えても
うまくいかないこともあります。
自分の意見が
望むように受け取られないだけでなく
自分が意地悪の標的にされることも起こりえます。
でも、だからといって
自分が我慢すればいいというのも
ツライばかりですし、納得もいかないでしょう。
こういうときこそ「戦略」が必要です。
なぜ自分はリスクがあっても
それを言いたいのか
相手はなぜ自分の意見ばかり通そうとするのか
どういう関係性で自分は相手と居たいのか
そういう個別の事情をしっかり見て
自分の気持を大事にしながら
より心地よい結果を手に入れるための
自分に一番あう戦略を立てることが大事です。
・ より伝わる言い方を探す
・ 相手との関係性を先にしっかり作る
・ 誰かを巻き込んで状況を変える
・ 相手と関わる場面を減らす
などなど、様々な戦略がたくさんあります。
その状況に合わせて
その子が納得行く戦略を建てましょう!
自分だけでモンモンとしていると
「自分 vs その相手」という構図に巻き込まれ
ぐるぐる思考にとらわれるか
いきなり正面突破をしたくなります。
信頼できる中立で理性的な人と
作戦会議をすることがオススメです!
こういう難しい場面には
思春期だけでなく
人生で繰り返し出会うものです。
対処の仕方を身につけるチャンスにしちゃいましょう!!
次は「どちらも手に入れる方法」です。
合わせて読みたい記事:
いつも笑顔でしんどい子:困ったときにも笑顔になってしまうんです
いじめといじりの違いに悩まなくていい!思春期の友だちとのつきあい方
追伸:
おかげさまで愛犬の
怪我の手術も無事終わりました。
ほっとしたとたん
1週間も入院するので寂しくなってます 😆
今週のテーマのブログです
① 自分の意見が言えない子:思春期の子どもが楽になる関わり方
② 自分の意見が言えない子の4つの場合とご家庭での関わり方
③ 自分が我慢すればという、よくある落とし穴に気をつけよう!
④ 間違えるのが怖いので、自分の意見を言わない子
No.6 「自分の意見を言う」のと「人と仲良くする」どちらも手に入れる方法