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すぐ諦める子供の伸ばし方:10代からでも大丈夫!
すぐ諦める子供に、手を焼いていませんか?
特に続けてる趣味もないし、習い事にもすぐやる気を無くします。
このままではまずいんじゃないかと心配です。
「諦めずに続ける力」は子供には持って欲しいですね。
すぐに諦めてばかりだと、それもわからないままになりそうなので困ってます
勉強でもスポーツでも、何かを続けていれば、どこかで思い通りに行かないこともありますね。
そんな時にすぐに諦めてしまったら、望む結果は得られません。
そして「やっぱり自分には無理」「自分にはできない」と思い込んでしまうことも起こります。
自己肯定感が下がったら、ますますやる気もなくなります。
「すぐには諦めない力」は大事ですね。
うちみたいにもう10代になってても、すぐ諦める子供の「諦めない力」を伸ばすコツってありますか?
では、今まで多くのお子さんたちが変わっていった、好評のコツをお伝えいたします。
目次
すぐ諦める子供を作ってしまうNGな関わり方
まずは、つい気がつかないうちにやってしまいがちな、「すぐ諦める子供を作ってしまうNGな関わり方」をご紹介いたします。
せっかく「諦めない力を伸ばそう」としていても、片方で知らないうちに逆効果のことをしているのでもったいないですから。
知っていれば気をつけられるので大丈夫です!
すぐ諦める子供を作ってしまうNGな関わり方
1)責める
2)他人と比べる
3)レッテル貼り
4)自分のやり方にこだわる
5)『~~しないように』が多い
6)ご褒美を多用する
1)責める
子供が何かをすぐに諦めようとしたら、親としては情けなく思います。
『もういいや』
『つまらない』
『飽きちゃった』
『どうせ』
なんて子供から言われたら、ムカッとするのも人情です。
「もっとやれるはずなのに」と思うので、怒りも湧いてきます 👿
でも、そこで怒りの気持ちに乗っ取られて「なんでできないの?」「こんなこともできないなんて・・」なんて責めるばかりでは、子供と対立関係になるだけです。
そんな時こそ深呼吸でもして気持ちを落ち着かせてから、「なぜそう思うのか」を聞いてみましょう。
子どもの気持ちをゆっくり聞いてみれば、子供が本当に気にしていることもわかります。
特に10代で思春期になると、子供は自分が困っていることを素直に表現しないことも多いもの。
口では『もういいや』と言ってても、「本当は続けたい」という気持ちが隠れていることもよくあります。
ゆっくり話を聞いてみれば、子供が「諦める」と言うきっかがわかることもありますから、そこで改善策も見つけらるチャンスも出てきます 🙂
でもそこに光を当てる前に、子どもの言葉の表面にすぐに反発してしまったら、お互いが感情的になるだけです。
ますます子どもの本音がわからなくなってしまうので、『うちの子のことが分からない」「お母さんはわかってくれない」になってしまいます。
2)他人と比べる
子供が何かを諦めたいと言ってきた時に、大人はハッパをかけようと、つい他の子供をひきあいにだしてしまうこともあります。
『〇〇ちゃんは続けてるのに』
でも、これは思春期の子供にとっては逆効果にしかなりません。
友達の良いところと自分を比べて、自分にマイナス評価をしてばかりなのが思春期の子供です。
『うるさいな。関係ないでしょ』と口では強がったことを言ったとしても、内心ではかなりダメージを受けてしまいます。
「お母さんは自分を見てくれてない。
見てるのは、自分の理想像ばかり」と傷つくんです。
今まででその子が、少しでも続けれたことなどを思い出させてみるのがオススメです。
3)レッテル貼り
子供にすぐに諦めることが多いと、親はつい『また⁉ なんとかしなくちゃ』と思うので、『あなたはすぐに諦める』『おまえは根性が足りない』などと言いたくなっちゃいます。
それを直して欲しいからですね。
ところがそんなふうに「あなたは~~だ」と言われたことで子供に起きるのは、「決めつけられたくないという反発」と「自分はすぐに諦めるんだ」「自分には根性が足りない」という自分に対するレッテル貼りです。
まず反発が先立つと、それ以降はどんなに相手のためになることを言っても、子供の心に入って行かなくなっちゃいます 😯
子供は「自分にも理由があるのに。よく知らないのに決めつけてくる」ということで頭がいっぱいですし、親は「こんなにあなたのことを思って言ってるのに、なんで聞かないんだろう」と、噛み合わないままになるんです。
残念ですね (T_T)
また、見えないけれど長く続く影響が出てしまうのは、子供が口では『そんな事ない!』『うるさいな』と言ってても、「やっぱり自分は諦めてばかりの人なんだ」「根性無しなんだ」と、心のどこかでそのレッテルを受けいれてしまうことです。
実は「あなたって~~だ」という言葉は、かなり相手に響くものなんです。
「本当は違う」と思っていても、相手に勢いよく言い切られてしまうとそれが心に刺さります。
そんなことが繰り返されると、何かの壁にぶつかった時に「どうせ自分は諦める人だから」「やっぱり根性がないから」と、その言葉を思い出して、またやる気が削がれてしまう・・・ということが起こります。
「あなたって・・・だ」とマイナスなレッテルを言いそうになった時には、「私は・・・は良くないと思う」「あなたなら~~できると思う」などの言葉に替えてみるのがオススメです。
4)自分のやり方にこだわる
子供がすぐに諦めたがる時に、親はそれをなんとか続けさせようとしたくなります。
そうなると、そこで「自分がやってみてよかったやり方」を子供にもやらせてみれば、うまくいくんじゃないかと思います。
特に多いのが、お父さんが子供に勉強や運動を続けさせようとする時です。
たしかに、うまくいくやり方を見つければ、面白くなるので諦めずにすむこともよくあります。
ところが思春期にもなると子供は「自分なりにやってみたい」という気持ちも強くなりますし、お母さん・お父さんがうまく行ったやり方は自分にはしっくりこないこともあるんです。
例えば勉強方法でも、情報の入れ方や出し方の得意・不得意が、親子でも違うことがよくあります。
耳から情報を入れるとぐんぐん入る子もいますし、手を動かすことで記憶するのが得意な子も居ます。
また、イマドキでは学習ツールも様々な物が出ています。
子供によっては字を書くよりも、タブレットに入力するほうが学習が早く進むこともあります。
でもその違いに気づかずに大人が「この方法なら間違いがない」「とにかくやってみなさい」と、自分のやり方だけを強く押してしまうことがあるんです。
そうなると、思ったような効果が出ないだけでなく、「大丈夫だという方法をやってみたけど、うまく行かなかった」と子供はさらにやる気がなくなります。
親も「この方法でもダメだなんて、情けない。能力がないのか?」と、ますます違う方向に考えてしまいます 😯
「子供のために良かれと」伝えているはずなのに、逆の方向に行ってしまうのでは、もったいないですね。
最終的には子供自身に選ばせましょう 😉
5)『~~しないように』が多い
こちらは日頃からの、子供の周りの人の口癖についてです。
『失敗しないでね』
『迷惑をかけないように』
『大丈夫なの?』
などの「~~しないように」というメッセージが、周りの誰かの口癖になっていると、子供はいつの間にかリスクがあることにチャレンジしなくなってしまうことがあります。
うまくやれると限らないことが出てくると「失敗したら嫌だから」「人に迷惑をかけるかも」「大丈夫じゃないかも」と思うので、諦める方向を選んでしまうのです。
もし、そんな口癖があるのに気づいたら、「大丈夫」「なんとかなる」などの、言いやすい言葉に置き換えてみるのがオススメです。
6)ご褒美を多用する
子供が諦めてばかりの時に、大人は「なんとか続けさせよう」と、ご褒美を提案することがあります。
ご褒美は悪いものではないのですが、それで動く時のエネルギーは「自分の外のもの次第」になります。
ご褒美で動き出しても、そこからやっている事自体が楽しくなったり好きになれれば、やがてその子を動かすのは「自分の内側から湧く気持ち」になります。
「自分の内側から湧く気持ち」は一番強力で限界がなく、持続可能なエネルギーです。
ところが、いつも、いつまでもご褒美を与えてしまうと、子供が「自分の外のもの次第」のエネルギーで動いてばかりになってしまい、「ご褒美がないと動けない=自分の内側の気持ちを沸かせない」という状態になってしまいます。
何をするにも自分から楽しもう、好きになろうとしないで、すぐにご褒美を期待するようになるんです。
そんな状態では、魅力的なご褒美がなかったり、ちょっとつらいことがあるとすぐに諦めるようになってしまいます。
自分からやり続けるエネルギーを沸かせる練習の不足です 🙄
こちらもご参照ください
夫も先日、自分のやり方を一生懸命に教えてたのに、子供には全く不評でした 😯
でも、それは子供がひねくれてるからだと夫婦では話してました!!
今気づけてよかったです!
すぐに諦める子供の2つのタイプと伸ばすコツ
では、ここからは子どもの諦めない力を伸ばすコツを見ていきましょう!
すぐ諦める子供には2つのタイプがあります。
一つは「色々やってはすぐに諦めるタイプ」で、もう一つが「やる前から諦めるタイプ」です。
それぞれについてご紹介します。
(1) 色々やってはすぐに諦めるタイプの子供
色んなことに興味を持って、自分から『やりたい!』と始めるのに、途中ですぐに諦めてしまうタイプです。
親としては子供が何かを始める時には、時間やお金も投資もしていますから、すぐに諦められてはがっかりしちゃいますね。
こんなタイプには
*飽きっぽい、あっさりしている
*せっかち
*集中が苦手で目移りしやすい
などが見られます。
ただ、どの特徴も使い方次第では長所にもなりますし、そこを責めてもいいことは起きません。
でも、なんでも途中で諦めてしまうのではもったいないですね。
そのことが続かなくて結果や成長や楽しみを味わえないだけでなく、「自分は何をしても続けられない」という思い込みを作ることもにもなってしまいます 🙁
このタイプには、こんな接し方で「続けることの楽しさや意義」「自分も工夫次第で続けられる」に気がついてもらいましょう。
途中で諦める子供への接し方のコツ
①手近な小目標を建てる
②具体的な課題を解決させる
③成長階段をイメージさせる
④行動そのものを楽しくする
⑤三日坊主を繰り返す
①手近な小目標を建てる
飽きやすい子やせっかちな子は、遠い未来をイメージしても、そこまでコツコツやることが難しいものです。
そのような場合には、手近に小さな目標を立てて、「まずはそこまで行く」ことを目標にするのがおすすめです。
目の前の楽しみを追っていくうちに、気がついたら遠くまで来ていたという体験を、ひとつでもいいので作ることを目指しましょう。
そしてある程度まで来た時に、「あなた自身が積み上げてきたものだから、他の人には簡単には追いつけない」ことにも気がついてもらえれば、バッチリです!
②具体的な課題を解決させる
なにか少し手間がかかることがあれば、すぐに諦めてしまう場合には、具体的に課題を解決するサポートをしていきましょう。
せっかちだったり、自己肯定感が低かったり、あっさりした気質だと
自分で考えてもどうしたらいいのかわからない → もういいや
という、短絡的な行動になりやすいものです。
何が気になっているのかを具体的に聞いてみて、それを解決する方法を見つけるサポートがオススメです。
ちょっとしたことは、やり方や道具や環境を変えれば解決することも多いものです。
すぐに親が「どうすればいいのか」を与えるのではなく、誰にどう聞いたらいいのかを考えさせたり、ネットでの効果的な調べ方を伝えたり、その子が似たような状況で解決してきた体験を思い出せるようにしてみれば、自分で解決する力も育ちます。
その力が育っていけば、簡単に諦めることも減っていきます。
③成長階段をイメージさせる
何かを続けていても、なかなか成果が見えない時には、誰でもやる気がでなくなりますね。
また、スタートダッシュが苦手な子は、周りから自分だけが置いていかれたように感じるかもしれません。
でも、そこで諦めてしまっては、もったいないものです。
成長や上達の仕方は、外から見た時には、まっすぐの直線ではなく、階段みたいに見えるものだからです。
ある程度成長が見られた後には、必ず「停滞しているように見える時期」があるんです。
実はその時期こそ、新しい情報が身体や心・頭に染み込んでいくのに必要な時間です 🙂
この時期の長さは人によっても違いますし、効率の良いやり方(コーチングで見つかります!)でこの時期を短くすることも可能です。
ただそれでも「外から見たら停滞したように見える時期」はどうしても必要です。
また、この成長の伸びがわかる時期と、停滞しているように見える時期のカーブの角度や長さには個人差がとてもあります。
途中で「自分は置いていかれた!」と思っても、時間が立てば逆転していることだってあるんです。
こんな成長階段について子供と一緒に話せたら、子供も「今は停滞期だけど、もう少ししたらまた成長期が来る」と思えるので、途中で諦めずに続けることもできますね 😉
④行動そのものを楽しくする
飽きっぽい子供は同じことの繰り返しだけだと、嫌になってしまうこともよくあります。
時には継続したいもののやり方を替えてみたり、場所を変えてみたり、一緒にする人を変えてみるなどのアクセントを付けてみるのもおすすめです。
ただ、これをやり過ぎると、そちらの方ばかりに気が行ってしまうこともあるので、タイミングは見極めてくださいね~ 🙂
⑤三日坊主を繰り返す
途中で諦めやすい子は、「三日坊主を繰り返す」という気持ちでやってみるといいでしょう。
『また途中で嫌になっちゃった』ということにこだわったり、それを責めてもいいことは起こりません。
集中力が続かないことを前提にして、完全にやめてしまうのではなく、休んだらまた始めるようにすれば、結局長く続いていきます。
自分の特徴を知って、それとうまく付き合っていければOKです。
それは、イマドキでは「諦めない力」と、「自分にあうものや場を探す力」のどちらも大事だということです。
イマドキでは、どんなことにも数多くの選択肢があります。
色々試してみて、その中から自分にあうものを選ぶ、合わないものは選ばない、やめるという体験も必要です。
この時の見極めは、「ただ嫌だから」「飽きたから」ではなくて、「自分にあうものを探そうとする姿勢があるかどうか」です。
もちろん、始める前にも「自分にあうのか」と考えるのも大事ですなんが、やっぱりやってみないとわからないこともあるものです。
なんでも「一度始めたからにはずっと続けないと」と決めるのではなく、「これは違う」と思ったら、そう感じたワケをしっかり整理してみるのがオススメです。
今までの体験をきちんと振り返って
・いいと思ったワケ
・違うと思ったワケ
・そのためにできることは?
・この体験をこれから活かすには?
が見つかれば、そこでもう少し続けてみればいいのか、今がやめ時なのかも、子供にも親にも見えてきます。
子供が「諦めたい」「やめたい」と言ってきた時には、そこをチェックしてみてください。
イマドキでは、テクノロジーの進歩が早いので、数年で物も場もどんどん変わります。
今までになかったものもたくさん増えて、様々な選択肢がある時代だからこそ、考えながら自分に合うものを試し続けることも大事です。
はい、そんな時代です。
子供は時には友達や勉強の仕方の選択ミス?で痛い目にあいながらも、自分にあうものを探す力も育っていきます。
そしてイマドキでは人や場によって、価値観や考え方も、大人が思っている以上にバラエティーがあります。
なので、すぐに今のものを諦めてはもったいないこともありますし、無理して今のものを続けることがその子にとってダメージなることもあるんです。
「一度始めたからと続けること」がいつでもベストでもないことも、イマドキでは押さえておきましょう 😉
でも一緒にチェックをしてから、やめるかどうかは決めればいいですね
子供にも納得感が持たせらるので、話がラクに進めそう♡
(2) やる前から諦めるタイプの子供
色んなことを「やってみたら」と促しても、やる前から「どうせうまくやれない」と諦めてしまうタイプです。
親としては『やってみなくちゃわからないじゃない!とにかくやってみたら』と言いたくなりますね。
こんなタイプには
*やりたい気持ちが弱い
*失敗が怖い、自信がない
*心身のエネルギー不足
などが見つかります。
でもそんな子に『もっと自信を持ちなさい』『とにかくやってみれば』と声をかけてもあまり効果はないでしょう。
このタイプには「そんな自分を受け止めて、エネルギーを充電させること」から始めていきましょう!
始めから諦める子供への接し方のコツ
①やりたい気持ちに火を付ける
②失敗についてのイメージを変える
③身体のエネルギーを高める
①やりたい気持ちに火を付ける
自分の「何かをやりたい!」という気持ちとうまく繋がれない状態だと、まずやってみることが難しくなります。
「好き」「楽しい」などの気持ちがあってこそ、それを手に入れようとするエネルギーになって、行動が起きるからです。
本来は思春期の子どもは好奇心が旺盛で、様々なことに興味を持つ時期なんです。
でもそうでない場合には、それまでに「自分なりに頑張ったのにうまく行かなかったという体験」や「つら過ぎる体験」があったのかもしれません。
自分なりに努力したのにうまく行かなかったことが強いショックになってると、「こんな思いをするくらいなら、始めからやらなければよかった。頑張ったってうまく行かないんだ」と思い込んでいることがあります。
そうなると自分から「やりたい」と思うことを自分に禁じてしまうんです。
もう二度と、同じようなつらい思いをしたくないからです。
そんな状態になっている子供には、充分その体験を癒やしたり、「努力の報われ方」について伝えてみるのもオススメです。
はい、「努力は必ず報われる」なんて言葉がありますが、それは「努力した経験が必ずどこかで生きる」という意味です。
努力したことは絶対に無駄にはならないけれど、現実では、自分の努力が今望む結果には直結しないこともあるわけです。
でもそれを10代の子供はまだ「努力すれば必ず結果が出るはず。成功するはず」と捉えていることもあるんです。
子供向けの絵本やマンガ、アニメには「頑張れば報われるストーリー」も満載です。
もちろんそんな希望を持つことは大事ですし、よく見れば、ストーリーの中の主人公も何度も挫折をして、そこから立ち上がってきています。
ただ、そこを見ないで「頑張れば報われる」を短期的にだけ捉えてしまったら、自分がものすごく努力しても望む結果が出なかった時には、子供は裏切られた気持ちになってしまいます。
それで、もう努力したくない → 始めからやらない という選択をしちゃうんです 🙁
結果は誰にもコントロールできないものだということと、それでも自分がコントロールできることにベストを尽くしてみることで、「必ず生きる、努力した経験」が手に入ることは、10代のうちに知っておいてほしいものです。
子供への伝え方が難しい場合には、コーチにご相談くださいね。
また、自分が努力したかどうかに関係のない、つらすぎた体験(友達との別れや、好きな人やペットとの死別など)があった時も、子供は自分の感情に蓋をしてしまうこともあります。
悲しみや辛さを感じないようにするために、心に蓋をしてしまうのです。
ところが、心に蓋をしてしまうと、悲しみなどを感じないだけでなく、「喜び」「楽しさ」「好き」「嬉しい」などのプラスの感情も一緒に感じられなくなってしまうんです。
そうなると少しは興味を持ったとしても、そこまでの感情が沸かないので、「やっぱりいいや」「どうせ」と動き出せなくなるんです 😯
傷ついている心はデリケートなので、サポートは専門家と一緒に進めていくのがオススメです
②失敗についてのイメージを変える
失敗は誰でも嫌なものですね。
でも、失敗は当たり前の確率で起こります。
何につけても「成功と言えるのは2割。失敗と言えるのは1割。そして残りの7割はどちらとも言えるもの」と言われてます。
だから野球でも、3割バッターはすごいわけです 😉
ただ「失敗が怖い」とだけ思っていると、2割の成功以外はどんな失敗も起きたらダメだということになるので、そりゃあ、動けなくなってしまいますね。
まずはそんなことを子供にも伝えたら、次は失敗した時の対処法も教えます。
なんでも「それが起きたらどうすればいいのか」がわかっていれば、怖さも半減します。
(詳しくは:子供が失敗するのが怖い時)
③身体のエネルギーを高める
思春期は成長期なので、大人よりも1.5~2倍のエネルギー摂取が必要です。
でもその子に必要なエネルギーが不足してしまうと、起立性調節障害のように身体がうまく動かなくなったり、心の「やる気」が出なくなってしまうことも起こります。
身体でも心でもエネルギーが不足していれば、「今を生きる」のに精一杯ですから、新しいことをするのが難しくなるのも当然ですね。
その子に必要なエネルギーを充分にとれるように、食生活と睡眠から改善していきましょう!
(参考:思春期の体調不良)
また、子供に「発達の抜け」が残っていると、疲れやすかったり、失敗や怒られることを過剰に怖がったりすることもあります。
「発達」とついていると難しいようですが、ご安心くださいね。
発達の抜けは、誰にでも多少はあるものですし、大きな抜けがあったとしても、いつからでも埋めていくことができるんです。
エネルギー不足や発達の抜けがある場合には、子どもの心や頭に働きかけるだけでは、改善が難しいものです。
勇気づけや声がけを頑張っても子供が変わらないと、親は『なんでこんなに伝えているのにできないのかしら』と思いますし、子供もうまくやれない自分を嫌になってしまいます。
子どもの身体の状態も、ぜひチェックしてみてくださいね。
ピンときた方はセッションや講座もご活用ください❤
身体も影響しているなんて、ちょっと意外で驚きました。
ただその子の行動や言葉に注目するのではなく、子供の身体・心・頭を見ていけば、その子なりのワケも見つかります。
すぐ諦める子の伸ばし方:終わりに
いかがでしたでしょうか
2つのタイプのすぐ諦める子を伸ばすためのコツと、NGな関わり方をご紹介しました。
うちは2つのタイプが混じっている感じです。
まずはNGな関わり方をやめて、子供のワケに目を向けてみます!
そして日々の中で、お子さんがちょっとでもやってみたことを見つけたら、言葉にして光を当てて上げてください。
つい家族だと、小さな変化を見つけても、なかなかお互いに言葉にしないこともありますが、そこを言葉にして伝えることで『見てるよ』『関心があるよ』ということも伝わります。
子どものやる気もアップします。
❤❤あとがき❤❤
成功者に大事なのは「諦めない力」だと言われます。
これは、単純に一度決めたことをやり続ける力ではなく、自分の希望を諦めずに、形にしていく力です。
そしてアメリカのペンシルバニア大学の、心理学教授のアンジェラ・リー・ダックワースさんの研究でも、その「諦めない力」は、生まれつきの才能や知能には関係しないと言われています。
つまり「自分の希望を諦めずに形にしていく力」は、誰にでも持てる、育てられる力なんですね 😀
当カレッジでは、それを「生きる力」の核として、身体・心・頭の3つの側面から育てる方法をお伝えしています。
心に希望と自信を持ち、頭で作戦を立てて、健康で充分に動ける身体があることで、人は自分らしく生きられます。
誰にでもある可能性を信じていきましょう!
\(^o^)/
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