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思春期は[眼と耳]でサポートしましょう
おはようございます。
「自分らしさ」にこだわる思春期に
自分のことを客観的に見づらいのは
結構大変なことですよね。
「自分ってこうなんだ」が
歪みやすい時期でもあります。
さて、今週は思春期の脳について
お伝えしてきました。
思春期の子どもは、自立するために
試行錯誤で色々自分でやってみます。
これはとても大切です。
生きていく力を育んでいるんです。
その時に、大人としては
子どもの多少の失敗は目をつぶって
子どもが失敗からも学ぶことを
応援することも必要ですね。
なんでも「失敗からのリカバリー」力が
あってこそ、挑戦することができますから。
柔道でも受け身の練習から始めますよね。
それでも、ここは大人が介入すべきか?と
迷うことってありますよね。
失敗が大きすぎたり
大きくなり過ぎそうな時には
それに気づかせてリカバリーする方法を
教える必要があることもあります。
ここのあたりは身体の病気や怪我と一緒です。
自然治癒力でやっていけるのか
薬や助言が必要なのか・・・
薬が多すぎても自然治癒力が育たないし
病気が重すぎると身体が育ちません。
介入すべきかを見分けるポイントで
一番重要なものは
「子ども自身が今困っているのかどうか」
です。
ただし、小さい頃よりも
子どもが素直に「困っている」と
言ってきませんし
本人も自分に起きていることを
客観的に理解していないことが
多いのが複雑なところです。
なので、大人がしっかりと子どもの
日々の変化をチェックしていることが大事です。
身体のエネルギー状態や
心のエネルギー状態。
感情や考えの変化を敏感に
キャッチし続けることが必要です。
手や口が簡単に出せない分、意外に
思春期における周りの大人の役割は大きくて
眼と耳を使う技(?)が必要になります。
自分のことについて話をしなくなる
思春期の子どもの今の状態と
変化を観察し続けたり
さりげなく話をすることで
知り続けることが大切になります。
さらっと、でもしっかりと見て
毎日の何気ない会話から情報を
得ておくことが「ワザ」ですね。
小さい頃は大人が口や手をかけて
サポートしてきましたが
子どもが思春期になると
大人のサポートは
「常に耳や目を使って」になります。
そこから「これは?」と思った時に
口と必要ならば手の出番です。
よく見て、よく話を聞くことが大事です。
眼と耳が2つずつあるのはそのためでしょうか。
ここでもし子どもが想定外のことをしたり
とんでもないことを考えていたとしても
大人が思春期の脳の仕組みを知っていれば
多少驚いても
「そういうことか」と
受け止めやすくなります。
そして、子ども自身にも
思春期の特徴についてや
周りで起きていることやニュースなど
思春期にまつわる情報を
解説しながら伝えておくことも大事です。
自分で自分の扱うことが楽になります。
思春期は可能性にあふれた時期なこと。
それでもアンバランスでもあるので
やれることと
やりにくいことがあること。
でも、ちょっとずつでも
練習すると苦手なことも
できるようになること。
毛虫が蝶になるためには
「さなぎ」という別の段階を経るように
思春期はただ小さい子どもが
そのまま大きくなって
大人になるのではないのですね。
「思春期の子」という段階を経ていくんです。
今回お伝えした以外にも
思春期の脳からくる特徴は
他にも色々あります。
またいつかお伝えしていきたいと思っています。
この大変化の不安定な時期に
バランスがおかしくなるのは
その子のせいでも
育て方が悪いせいでもありません。
また、同じように不安定な子どもたちと
密な関係で日々を過ごしていくんですから
子どもたち皆、ひとりひとり頑張っていますよね!
そして、現代の情報刺激の方な時代を
思春期の脳の状態で
乗り切っていくのはそれなりに大変です。
大変なのに詳しく知られていない思春期ですが
不安定だからこそ、大人より何倍も
変化成長する時期でもあります。
コーチングでその子の特性を引き出し
必要な練習をサポートすることで
その子の可能性が大きく開くのを
いつも見せてもらいます。
そのたびに私は大感動しています!
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追伸:
本当に思春期の子にこそ
コーチングは効果大です。
いつか思春期の子にとって
学校などでコーチングを受けることが
当たり前になってほしいものです。
その後の人生が本当に大きく変わります!
今週のテーマのブログです
① 思春期の子どもに手や口を出す
② 思春期の脳は未完成
③ 思春期は時間管理が苦手
④ 思春期の睡眠管理
⑤ 思春期の「助けて」