「ご褒美」で勉強 させることについて考える:勉強するのは誰の課題?
「ご褒美」で勉強させる と
どんなことが起きるんでしょう?
思春期の子どもの
「勉強すること」の意味から
ご一緒に探索してみましょう 😀
私
みどりさんが「ご褒美作戦」を嫌なのは
お子さんが勉強することを
自分にとって必要なことだと
思わなくなるからでしたよね。
みどりさん
そうなんです 🙁
勉強が自分にとって大事なことだと
思えるようになって欲しいんです。
ご褒美は欲しい
つまらないことはやらない
そんな単純な「快・不快」に流されずに
大事なことはやれるようになってもらいたいです。
昨日のやる気の話だと
内発的モチベーションで勉強してほしいんです。
私
そうですね、私もそう思います:-D
ここでちょっと
「勉強は誰の課題なのか」
という大事な前提を確認しましょう。
本来、勉強は子どもの課題です。
勉強の結果は自分で背負うものですし
学生なら勉強が”自分の仕事”です。
みどりさん
そうですね。
ご褒美などでつってまで
親が頼んでしてもらうことじゃないと思うんです。
でも、子どもが勉強しないと困ります・・・
私
そうですね 😀
子どもが一人前に自立するために
自分のためにすることなので
勉強は「子どもの課題」です。
そして、自分の課題なら
たとえそれが「快」でなくても
自分で引き受けられるようになることが大事です。
それが社会で生きる力になります。
子どもが思春期になったら
親の課題はそれを
子どもに理解させて
実際に行動する力を育てることです。
勉強の他にも、家族で決めた
お手伝いも同じように扱えますね。
勉強やお手伝いを通して
「自分の課題に向かうこと」を
学ばせることが大事なんです。
ところが
「実際に行動させること」だけを
親の課題にしてしまうと
とにかく「ご褒美」で勉強させようとしちゃいます 🙁
そうなると、勉強するという
行動はひきだせても
「勉強は自分の課題だからやろう」とは
子どもが思わなくなりますね。
「ご褒美を嬉しい」と思っても
「ご褒美で動かされている」とどこかで感じます。
自分で選んでやっている
という感覚がないと
主体性も自己肯定感も育ちませんね。
それが「子どもをダメにする」って
言われてるところですね。
だから勉強の目的に
「ご褒美」を用いるのはおススメしません。
みどりさん
そうですね!
私の”なんか違う感じ”って
そのことだったんですね~
私
小さい頃の勉強始めに
ちょっとしたご褒美で
まず勉強をさせてみる。。。
というのはアリかもしれません。
まずやらせてみて
そこから自分ごとにするのもいいですよね。
でも、子どもが思春期になったら
「勉強はあなたの課題です」と
言葉で伝えることも大事です。
子どもの頭に言葉で働きかけることも必要なんです。
言葉で理解したものは
さらに考えることができるようになりますから 😀
みどりさん
はっきりと自分でもわかるってことですね。
今私も自分のモヤモヤが言葉にできて
とってもスッキリしました!
子どもにもちゃんと話せそうです 😀
私
良かったです~ (^o^)
子どもが思春期になったら
勉強は自分の課題だから
自分から取り組んでね、とはっきりさせて
言葉でも伝えておくといいですね。
『ただ、一人ではうまくやれない時には
いつでもサポートするよ♡』
という気持ちも
同時に伝えておくのがおすすめです。
そして、一方で
つまらないことはやりたくないのも当然ですよね
(^^)
頭では勉強が必要だと分かったとしても
自分の今や未来の楽しさにつながらないと
やっぱりツライです。
嫌なことのままで
ムリヤリ頑張るというスタイルは
将来の「過労死」につながりかねません
みどりさん
たしかに・・・(*_*)
理解しても義務感だけでは
ムリがありますね。
私
勉強する「目的」に
関係のないご褒美を持ってくるのはNGです。
でも、「勉強しなければならない」
という思いでは
自分の内側からエネルギーも湧いてきませんね 🙁
頭で頑張ろうとしても
心がついてこない感じがしませんか?
勉強を頭にだけでなく
心にもつなげたいですね 😀
みどりさん
心につなげる?
はい、「勉強を楽しむ」に続きますね~
(^o^)/
合わせて読みたい記事:
「やる気のない子供」を作ってる⁉8つの接し方には要注意!
今週のテーマのブログです
① 「ご褒美」は子育てに役立てられますか?思春期の子どものやる気を育てる
② 「ご褒美で子どもを動かすこと」で気になっているのは何だろう?
③ 「やる気」の種類は3つある?子育てでの大事な使い分け
⑤ 勉強を「楽しくないこと」から「楽しむこと」へシフトさせる力とは?
⑥ 思春期のうちにこそ渡したい!ご褒美よりも大事なギフト