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言っても聞かないのはなぜ?
おはようございます。
今日の東京はちょっと暑いくらいです。
さて、思春期の子どもの
『素直に言うことを聞かない』
についてのお話しです。
『ちょっと考えたら
親の言ってることが良いと
わかるはずなのに
わざわざ反対のことをしてみたりして
本当に何を考えているのかわかりません』
というご相談をお受けすることは
実はとてもよくあるんです。
確かに「こうすればいい」と
大人からすればその先の結末まで
ちゃんと予測がつくのに
わざわざ違う行動をする子を見ていたら
「どうしてそうするの?」
「何を考えているのかしら?」と
思うのも当然ですよね。
ただ、こういう状況の場合には
幾つかの子どもなりの”理由”があります。
誰でも何かをする時には
自分で意識していてもしていなくても
その人なりの”理由”というものがありますよね。
一番多くあるケースは
思春期が始まる中学生ころには
特に多いのですが
子どもの”段取り力”や”スケジュール力”が
その前の頃よりも低下しているという状態です。
この時期には脳の前頭葉という
行動計画や理性的判断をする部位が
まだ発達途中です。
そして他の脳の部分とのつながりも
未熟なんですね。
色々な条件を加味して
計画を立てるということが
上手にできないことがあります。
(特に男子にこの傾向は強いようです)
それなのにこの時期には
感情的刺激にはとても過敏なので
目の前の
「楽しいこと」「嬉しいこと」や
「避けたいこと」「嫌なこと」に
行動がひっぱられやすくなる時期なのです。
その引っ張られる分が強くなるので
小さい頃よりもより段取り力が
より落ちてしまうというわけです。
『でも、自分で予測がつかなくても
私が何度も言っているのに・・・』
ということもありますよね。
ここでちょっと残念な(?)お知らせですが
脳の前頭葉には
「展望的記憶」という能力があります。
これはこの先にするべきことを
自分で覚えておく、という記憶です。
例えば学校帰りに何かを買ってくるとか
夕ご飯がいらない時には家に連絡する
等をちゃんと覚えておく記憶ですね。
この展望的記憶は6~10歳で伸びて
また20代になると伸びていきます。
ところが10~14歳ではほとんど
伸びていかない能力なんです。
外部刺激に敏感なのに
この部位の伸びが追いつかないので
どうしても目の前のことに
引っ張られることが多くなってしまいます。
なので、この時期の子どもに
何かをしっかり身に着けさせるには
何度も繰り返して記憶の中に
定着させることが必要となります。
イマドキの子どもは
今の親世代よりも遥かに
大量の情報に囲まれているので
情報を「スルーする力」は強力です。
子どもにしっかり伝えたい情報は
まずは一つに絞って
子どもの感情に響くような方法で
何度も繰り返して伝える、ということが
より必要になってきています。
そしてこの時大事なのは
「定着させよう」とばかりに
一回の話を毎回くどくはしないことです。
一度に情報を受け取る量が多いと
拒否反応を示すのも
イマドキの子どもの特徴です 😯
一度はしっかりと、子どもが
話の筋を理解できるように
伝えることも大事です。
そしてそれ以降は
さらっと、しかし何度でも
”できなかった時”と”できた時”に
その場で伝えていくのがポイントです
(^o^)/
追伸:
今頃アイスクリームの新製品が
続々出ています。
毎年謎だ~と思いながら食べてます 😀
今週のテーマのブログです
① 思春期の子どもが素直に言うことを聞かない時の関わり方のポイント
③ 納得感が大事です
④ その場の感覚が大事です
⑤ わざと言うことを聞きません
⑥ 「私にはわかっている」?
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