『学校を休みたい』だけしか言わない子どもに起きていることは?
『学校を休みたい』
病気でも熱でもなさそうなのに
お子さんからそんなことを言われたら
『えっ、何があったの?』と
思わず理由を聞きたくなりますよね。
もしそれに対して
『実は・・・』と
お子さんが答えてくれるなら、
一緒にそれについて話せますね。
お母さん・お父さんに
気持ちをわかってもらったり
いいアイデアをもらえることで
お子さんが元気を取り戻せればバッチリです!
でも、ちょっと不思議なようですが
学校に行きたくない理由を
お子さんが話してくれない場合の方が
多いんです 😯
それは
「まだ自分でなんとかしたいと思ってる。
ちょっと休んで考えたい」
場合もあれば
「とにかく今は休みたい」
場合もあります。
私達も疲れ過ぎの時には
「とにかく休みたい!」って
思うこともありますもんね 😉
そして他にも
「起きたことや自分の気持を
言葉でうまく説明できない」
「話すとかっこ悪いと思われる」
「親に心配かけたくない」
「親から怒られたくない」
なんていうのもあります。
素直に思ったままを話してくれる
小さい頃とは違ってくるのが
思春期の一つの特徴です。
これらの場合にはまず
『うまく話せなくても大丈夫。
どんなことがあっても味方だからね』
そんなメッセージをお子さんに
先に渡してみるのがオススメです 😉
それですぐに話してくれなくても
お子さんがそれだけで元気になったり
あとから話しかけてくれた、なんて
事例もたくさんあります
(^^)
そして、その他に
意外なくらい多いのが
「お子さんにも理由がわかっていない」
というケースです。
今までたくさんの
「学校に行きづらい」お子さんに
お会いしてきましたが
本当におひとりおひとり
その理由は違っていました。
ざっと挙げるだけでも
① 友達との人間関係
② 先生との関係
③ クラスの雰囲気に馴染めない
④ 勉強が思い通りに行かない
⑤ 部活でのパフォーマンスが上がらない
⑥ 夜更かし生活からの体調悪化
⑦ 思春期の身体の変化に対するとまどい
⑧ 急激な身体の成長での体調不調
⑨ 身体・心・頭のバランスの崩れ
⑩ 忙しすぎたことでのガス欠
⑪ 家庭に不安がある
⑫ 自分や環境についての
理想と現実のギャップ
などなどと
本当にたくさんの理由がありました。
そして、「その子の理由」は
これらの一つだけの場合もあるんですが
2つ以上が複雑に絡み合っていることが
圧倒的に多いんです。
自分が「学校に行きたくない」
ホントの理由について
思春期のお子さんが
ちゃんと気づいてわかってる・・
なんていう方が珍しいケースです。
『実は・・』と語ってくれる場合だと
まだ「問題」が起こり始めのことが多いです。
でも、頑張り屋さんのお子さんほど
最初の「問題」に自分だけで取り組もうとします。
でも、そこで一人で解決できないと
「解決できない自分」を責めたり
恥ずかしく思うようになり
エネルギーをもっと失っていく・・という
⑫にハマってしまいやすくなります。
ここが思春期のお子さんに関わる時に
もっとも注意すべき大事なポイントです!
「なんで学校に行けないの?」に続きます 🙂
追伸:
映画を見た後で
自分なりにあれこれ味わったり
考えてみるんですが
その後で専門家の映画解説も見てみます。
また一段深い見方が見つかると
嬉しいです 🙂
今週のテーマのブログです
① 思春期の子どもが学校を休みたがる時に、ついやってしまいがちなことは
③ なぜ「なんで学校に行けないの?」と問い続けるとマズイのか
④ 「とにかく学校に行かせないと!」だと見落としてしまうこと
⑤ 「どうすれば学校に行くんだろう」ばかりで頭が一杯になってしまうと
⑥ 「学校を休みたい」と子どもが言う時に一番始めにすることは