思わず自分で動いてしまう「好き」を育てましょう:引っ込み思案な子
引っ込み思案についてのお話
NO.5です。
(NO.1はこちらです)
自分から行動を起こさなかったり
人に譲ってしまうことが多い子は
「失敗を過度に恐れている」ことがあります。
確かに何もしなければ
「失敗」が起きないように思いますね。
それでも「しない」ことで
失っているものもあるものです。
例えばやってみて
初めてわかることって沢山ありますよね。
案外思っていたよりも簡単だったとか
楽しかったとか、そういうことも体験でます。
そのような体験から
自分や他人や社会を知っていくことが
「しない」からは生じなくなります。
いつまでも同じ情報のままで
ぐるぐる考えてしまうことが起こりがちです。
また、やってみて
もし思い通りの成功ではなかった場合にも
ちゃんと「何が起きているのか」を
振り返ることができれば
今度は違う何かをやってみることができます。
そうやって自分で工夫する楽しさも
「しない」からはうまれてきません。
「しない」ばかりではもったいないですね!
「自信がない」という気持ちは
やはり失敗を恐れることから来ています。
「自信」は
何もしないで待っていて
急にうまれてくるものでもありませんね。
”自分でやってみてなんとかなった”
という体験からうまれてくるものです。
「途中でうまくいかないことも
あるかもしれないけど
最後にはなんとかなるだろう」
自分の体験からうまれた
そのような感覚が「自信」だと思うのです。
失敗を恐れる気持ちが
とても強い子には
ひとつひとつの具体的な事例について
「何を怖れているのか」や
「もし失敗したらどうなる?」と
聞いてみることが効果的なことがあります。
具体的な予想される失敗に
先に手を打っておくことや
案外失敗したとしても
大したことは起きないとわかったり
その時にすれば良いことがわかれば
怖い気持ちがう~んと薄れてしまうこともあります。
そして、一番強力なのは
その子が「本当にしたいこと」を
見つけることです。
自分が心から好きなこと
やってみたいことがわかると
そのエネルギーから
自分で自然に動かざるを得なくなります。
失敗しないようにという
「恐怖」エネルギーよりも
「好き」「楽しい」エネルギーで
動くことが
どれほどすごい結果を生み出すかという事例は
私も今まで沢山の子どもたちから
十分に見せてもらいました (^^)
モチロン沢山の大人の方からもです!
是非その子の「好き」「楽しい」を
大きく育てていく方向で
関わってみてください 😀
追伸:
もし、何らかの厳しい体験から
とても強い恐怖がある場合には
その恐怖をリリースしていくことが
必要なこともあります。
そのような場合にはご相談ください。
つらい体験を思い出したり
話さなくても
リリースできる方法が色々ありますので
安心してくださいね。
今週のテーマのブログです
① 引っ込み思案な子
② 引っ込み思案はライフスタイル
③ まずは自分の気持につながる
④ 表現上手な人を意識してみよう