不登校への対応 ①不安が強い親の影響と改善策は

 

子どもが不登校になれば、親が不安を感じるのは当然ですね。

ただ、親の不安がとても強いままでは
過干渉や、必要なことが子どもに言えないなど
子どもの回復にとても大きなマイナス影響を与えてしまいます 😯 

もしそんな不安が強い、心配ばかりになってても、「不安が強いのは性格だから」と諦めなくて大丈夫!

過剰な不安性は手放すことができるのです 🙂 

 

お母さん
子どもが不登校になって暫く経つのですが、
最近子どもに
「お母さんは不安が強すぎる」
って言われました。

これまでは気づいてなかったんですが
そうかも知れない・・と思ってます。

「心配ばかりされるのが嫌」と言われたんですが
自分では不安を止められなくて
どうしたらいいのか困っています。

 

「わからないこと」に
「なんでだろう」「どうなるんだろう」と
不安を感じるのは、
だれにでもある自然なことですね。

 

ただ、その不安が強すぎると、
一番避けたい可能性についてばかり
考え続けるようになって
落ち込んだり
逆に
「それをなんとかしなくちゃ」と
暴走してしまうこともあります。

 

その結果
本当に望んではいない状況になるのでは
あまりにももったいないのですね。

でも実は
意外とそんなケースは多いのです。

 

お母さん
そうなんです!

いつも最悪のことが浮かんできて
だんだん焦ってくるんです。

そして子どもにも
「~~したら?」
「大丈夫?」と
必要以上に声をかけずにはいられなくなってました。

それが不登校が続くにつれて
どんどん頻繁になって
子どもにもプレッシャーになってたみたいです 😐 

こういうのって変えられますか?

 

はい、もちろんです!

「不安になりやすさ」は人によって違いますが
一人の人の「不安になりやすさ」を整えることはできるんです。

 

特にお子さんが不登校の場合には
親の強すぎる不安が影響して
子どもの回復が遅れたり
せっかくの回復のチャンスを逃してしまうケースも多いんです。

 

お母さん
えっ、それは嫌です

 

はい、それではご一緒に、不登校への対応での、親の強すぎる不安の影響と手放すコツを見ていきましょう

お母さん
それはぜひ、知りたいです

不登校への親の必要な対応とNG対応は

まず、「不登校は子どもの心身のエネルギー切れによっておきた状況」という大事な確認しておきましょう。

 

子どもの心身のエネルギー < 環境から受ける刺激・ストレスを乗り越えるのに必要なエネルギー量

となった時に
脳が本能的に
「これ以上は動かないで、危ないから」
と自律神経に司令を出します。

 

そうなると
「行こうとしても行けない」
「行くのが怖い」
「行きたくない」
「行こうとすると頭痛や吐き気がする」
「行くことを考えられない」
という状態になります。

命を守るためのシステムが作動したんです。

 

心身のエネルギー量が必要量よりも少なくなる原因は
その子によって違います。

 

身体からのエネルギー不足もあれば
辛い、悲しいなどの心のエネルギー不足
考えすぎのぐるぐる思考によるエネルギー不足

その子によって
不足の要因は一つである場合もあれば
複数が互いに影響しあっている場合もあります。

 

当カレッジでは
その子の原因を見分けて
それぞれに必要なサポートをご提案します。

なので、難しいケース・長くなっているケースでも
根本的に改善するのです 🙂 

 

子ども、特に思春期の子どもは
本来、大量にエネルギーを作れる存在です

なので、子どもの身体・心・頭と環境を
本来の状態に戻れるように整えれば

子どもはそれ以前よりもずっと
身体・心・頭が健康になり
すくすくと成長発達していきます 🙂 

 

お母さん
えっ、前よりももっといい状態になるんですか

 

はい、せっかく不登校になったのなら
それを本来の力をもっと出せる状態にするチャンスにしちゃいましょう!

そういうわけで
不登校への親の対応の目的

子どもの身体・心・頭を本来の力を発揮できる状態にすることと
それに適した環境を作ること
」です。

 

お母さん
子どもを学校に行かさることじゃないんですね

 

はい、行くのは子どもで
親は子どもが行けるような状態・環境にするというサポート
を担当します。

逆に言えば
子どもの身体・心・頭と環境が整っていないのに
ただ行かせようとしたり
ただ行くのを待っていても
子どもは行けないのです。

 

なので
●「私が子どもを行かせなくては」と奮闘したり
●行けない理由を探し続けたり
●自分の育て方が悪かったと苦しんだり
●子どもを甘やかすのは
NG対応です。

子どもも環境も整いませんね。

同じように、子どもに状況を丸投げして
●ただ待っていたり
●「どうするのか教えて」
「いつになったら行くの?」
というのも、子どもの回復には残念ながら繋がりません。

 

お母さん
なるほど
不登校への親の対応って
子どもの身体・心・頭と環境を
整えることなんですね

 

そうなんです。

ただ、ここで
親の不安が強すぎると
不登校への対応の本来の目的を
見失いやすくなってしまいます。

不安に捕まってしまうと
上記のようなNG対応になってしまい
子どもの回復が遠のいてしまうんです。

 

お母さん
そのあたりを
もっと詳しく知りたいです。

不安が強いと、どうして
本来の目的を見失ってしまうんですか

 

はい、次は強すぎる不安について見てみましょう

 

不安や恐怖心が強いと、人は適切な判断ができなくなる

まず、人の脳の仕組みについてザックリ見てみましょう。

 

人間の脳は3つの層になっています。

人間として進化してきた道筋で
積み重なってきた層です。

人は胎児の頃から
ゆっくりと時間をかけて、
も原始的な脳から発達成長していきます。

 

一番原始的な層は「本能」を司っていて
脳の一番下の真ん中にあり
脊髄とつながっています。

この部分は「生命の維持」が目的で
危険がないかどうか」をいつも見張っています。

何か危険そうなものを見つけると
すぐにアラームを鳴らして、
逃げるか対応するかを判断します。

この部分は胎児の頃から活動をしています。

 

次に発達するのが「感情」を司る部分で
本能の部分よりも少し外側にあります。

この部分は「好き」「快適」「嫌い」「不快」などをベースに
いろいろな感情を司ります。

ここは「快適に過ごす」ことが目的で
「好き」「快適」なことはもっと増やそうとして
「嫌」「不快」なことは避けたり減らそうとします。

2歳からのイヤイヤ期に
この部分が急速に発達しはじめます。

 

そして最後が脳の一番外側の部分で
特に前側には「前頭葉」と呼ばれる「人間らしさ」を司る部分があります。

前頭葉は
「理性」「客観性」「共感」
「過去と未来について考える」
能力を司っています。

この部分は「人間として他者と幸せに生きる」ことが目的です。

本能からの「危険かどうか」の情報や
感情からの「好き嫌い、快不快」の情報をもとに
過去から学んだことを参照しながら
自分の未来や周りへの影響についても考慮しつつ
自分が今どうするか、を決定します。

脳の司令塔の役割です。

 

思春期には
感情脳が活発になりますが
司令塔の前頭葉は
25~30歳までかけてゆっくりと育ちます。

そのために思春期には
司令塔が弱くて
感情や本能に引っ張られることが度々あるのです 😯 

 

お母さん
なるほど~。
気持ちに引っ張られやすいなあ、と
うちの子を見てて思うことがあります!

 

それでも、思春期に
前頭葉を使う練習をすればするほど
前頭葉はしっかりと育ちます。

様々な情報を取捨選択して
最も良い選択ができるようになれば
社会に出ても間違った選択をしたり
簡単に騙されることはなくなりますね 😉 

 

そして、ここからが大事なポイントなのですが
脳のパワーの強さから言うと
本能 > 感情 > 理性・共感(前頭葉)
なんです。

つまり、前頭葉は本能と感情が落ち着いている時に働けるのです。

何と言っても
個体の命を守ることが最優先ですから
生命の危機の前には
好き嫌いも1年後も吹っ飛んでしまうんです。

「栄養素」とか「好き嫌い」も
もし、食べるものがほとんどなければ
生命の危機なので
そんなこと言ってる場合じゃなくなります。

栄養がなくても嫌いでも
飢えないために食べることが優先されます。

 

お母さん
確かにそうですねー

 

なので
「ちゃんと考える」ことができるためには
ある程度安全で不快すぎない状態にあることが必要
なのです。

 

不安というのは
「大丈夫かしら」と
本能が求める「安全」を疑うものなので
本能が刺激されてグラグラと落ち着かなくなります。

 

お母さん
だから、不安すぎると、目先のことにばかり囚われたり、視野が狭くなったりしちゃうんですね

 

そうなんです!

人の話を聞いているようで、
あまりしっかりとは覚えていなかったり

他の選択肢があることに気付けない状態になったりするんです。

 

不安が強いと「==すべき」が多くなるのも同じです。

 

お母さん
それで、親の不安が強すぎると
適切なサポートができなくなって
それが子どもの回復にダメージを与えちゃうんですね。

 

そうなんです。

「こうしよう」と決めたはずでも
誰かに何かを言われたり
ネット記事や動画にすぐに動揺しやすくなります。

「あれもやったほうがいいかも」
「これは危ないって書いてあったし・・」
「本当にこれでいいのかしら」
とぐらぐら迷走します。

親がグラグラしていると
子どもも更に不安になってしまいます。

 

お母さん
わ~、まさにそうです!

だから「心配しすぎ」って言われたんです

 

ただ、お子さんが不登校になったら
どんな人でも不安になるのは当たり前です。

 

お母さん
実は私、親から
「子どもが不登校になるなんて、育て方が悪かったんじゃない?」と言われて
ものすごくショックで。。

私のせいかしらとずっと不安なんです

 

それはお辛かったですね 🙁 

以前は「不登校の原因は親の愛情不足だ!」というキャンペーンもよくありました
(><)ホントヤメテ

でも、そんな抽象的な要因だけで
不登校という状況までになることはほぼないんです!

 

現実的には
いくつかの要因が重なってなる状態ですし
完璧な子育てをしてきた自信のある人なんていないです。

もしそんなことを言われたら
子育てをしてきた全ての人は
全員「そうかも知れない」と思ってしまいます 😐 

 

私もそう思ったことありました。

その時はとても苦しかったです
(T_T)

 

特に日本では
「子どものことは親のせい」という考え方もまだまだあります。

そんな「余計な雑音」も
親の不安を強くする一つの要因になっています。

 

なので
「不安になっている親が悪い」のではなく
「親の強い不安を取り除くことが大事」
なんです。

親の過剰な不安を取り除ければ、
子どもの回復も進みますし
親御さんもずっと楽に過ごせます 🙂 

 

お母さん
そう聞いて、ちょっと胸のつかえがとれました。

 

大丈夫ですよ~ 🙂 

そもそも誰が悪いか、なんて話は実りがありません。

わざとやってる人なんかいないです。

 

だからこそ、気づいて変えていくことができるのです。

 

次は親の不安が強すぎると、具体的に不登校への対応でどんな事が起きるのかを、より詳しく見てみましょう

知っていれば、気づいて止めたり、やらないですみますね。

親の不安が強すぎると、不登校への必要な対応ができなくなる

不登校からの回復には4つのステップがあります。

「1」ショック期

「2」安静期

「3」回復期

「4」再活動期

詳しくはこちらのブログもご参照ください
不登校への親の対応 :回復段階別・年代別のポイント

 

それぞれで必要な対応が異なります。

 

「1」ショック期

子どもが不登校になったら子どもも親もショックです。

「どうしよう」「どうなるの?」と
不安になるのも当然です。

ただ、いつまでも
「どうしよう」「どうなるの?」と
親子で落ち着かないでいたら
次のステップには進めません。

 

どうしても子どもの方がまだ脳が未熟です。

ショックから立ち直るのに時間もかかりますし

そもそも
子どもの心身のエネルギーが不足しているので
不登校という状態になっています。

 

前頭葉は心身のエネルギーが少ないと、使いにくくなります。

本能や感情が暴走しやすい状態になり
先のことを考えるのが難しくなります。

 

親御さんもショックで不安になったとしても
子どもより先に落ち着いて
次のステップに進むための道を示したり
環境を整えることが求められます。

 

そのように親御さんが動けると
親子の信頼関係が強くなります。

これから子どもが家庭で過ごす時間が増えるので
お互いの信頼関係が強くなることはとても大事です。

 

しかし、この時期には
親御さんの不安を刺激するようなことがあります。

★みんなと違う状態になるのが怖い

★何で不登校になったのかわからない

★どうしたらいいのかわからない

★周りから責められる・・・

 

なので、ぜひこの時期に不安を感じたら
できるだけ早くにご相談下さい。

今何が起きているのか
どうすると回復につながるのか
適切な学校との連携のコツなどを
豊富な回復経験からお伝えします。

 

ショック期に落ち着くことができると
回復はとても早く進みます。

 

「2」安静期

親御さんが少し落ち着けたら
子どもに病者の役割を与えることができます。

回復のために登校や勉強を免除される一方で
回復に努めることが必須だということを
共通認識にします。

 

それによって子どもは
学校に行けないことに罪悪感を持たずに休めます。

心身のエネルギーも溜まりやすくなります。

 

この時期に大事なのは
ただ家にいたり
好きなことばかりやっているだけでは
回復に時間がかかったり
回復が難しくなったり
こじれることがあるところです。

 

心身のエネルギーを溜めるのに必要なことは
子どもがする、という前提を共有する時期です。

この伝え方もコツがありますので
ピンときた方は講座個人セッションでご相談下さい。

 

この時期に親御さんの不安が強すぎると
次のようなことが起きます。

●不登校になるなんてかわいそうと
 子どもの課題にふみこんでしまう
(過干渉、過保護)

●回復に必要なことを理解できない
(あちこちの意見に流される)

●子どもに嫌だと言われるとすぐに諦めて
好きなようにさせる
(ストレスを一切与えてはいけない信仰)

●不登校は甘えだという考えに動揺してしまう

●自分のせいだとか
あれさえ無かったら。。。と
ぐるぐる考え続けてしまう

誰でもそのような不安になる瞬間はありますね。

なので、そこから戻るための情報を
しっかり手にしていることがおすすめです。

 

「3」回復期

この時期が最も
子どもの個性によって
必要な対応が異なります。

 

その必要な対応は
ショック期と安静期を経て
親子が落ち着いていて
子どものエネルギー不足も少しずつ解消していることで

親子コミュニケーションがスムーズになっていると
とてもうまくいきます。

 

回復期は
子どもが回復に向かってはいますが
まだしっかりとエネルギーは溜められていない状態です。

焦らずに
エネルギーを貯め続けることは必須です。

 

子どもの個性によっては

●なかなか前向きな行動をしない

●自分の好きなことばかりやろうとする

などが起きます。

 

そのような時に親も

「これで大丈夫?」

「いつまで行かないのかしら」

などと、不安なることもあるものです。

 

特に日本では
学年がところてん式に上がっていくので

進路や単位の問題に
時間制限がつきやすいです。

親御さんの不安が強いと

★回復を待てずにさっさと転校させたり
 子どもの可能性を諦める
(諦めたほうが楽だから)

★本人任せで期限に間に合わない
(子どもに何も言えず、腫れ物扱い)

ということもあったりします。

 

特に
「不登校にはストレスを与えてはいけない」
「全て本人に決めさせて本人のペースで」
と思い込んでいると

子どもが楽な方へ楽な方へと
親が選択をしてしまうことがあります。

 

本当は少し背中を押してあげられれば
チャレンジができて
自信がつく状態の子にそうしてしまっては

子どもの可能性をつぶしてしまいます。。。

 

不要なストレスを与えることはいらないですが

回復期には
子どもにチャレンジさせることや

間違った方向に進まないように伝えることも必要なことがよくあります。

 

子どもの心身のエネルギーを溜めることと
これらを並行して行っていけば
必ず子どもはチャレンジして自信をつけていきます。

不登校の子にとって
希望と自信を取り戻すことは
とても大事なことです。

 

また逆に
回復期で親御さんの不安が強いと
子どもの状態が整っていないのに

過剰な「登校刺激」をしてしまうことがあります。

 

全ての子どもに
いつでも効果的な登校刺激というものはありません。

その子の状態に合わせて
必要なチャレンジができるようにすることは大事ですが

それは「登校刺激」とは違います。

 

子どもの状態を見極めない登校刺激で
不登校だけでなく
親子関係もこじらせているパターンも
よく見られますのでご注意です。

 

回復期で停滞しているパターンが多いのは
その子の個性と状態を見極めていないことから来ています。

「以前不登校だった知り合いがこうしていたから」
「△△さんに言われたから」
とする前に

お子さんの状態をニュートラルに
しっかり見極めるのがおすすめです!

子どもも不登校も一人ひとり違います。

 

「4」再活動期

子どもが自分から活動を始めようと意欲を見せたら
親御さんは
本格的に環境を整える段階になります。

 

登校やテストの条件を学校と交渉したり

勉強の遅れを取り戻す方法の選択を
子どもと一緒に行ったりします。

子どもが友達との
コミュニケーションの仕方を
コーチと練習することもできます。

 

ちょっとずつ自分らしくチャレンジして
「できた」というた体験が
子どもの自信と希望になります。

心身のエネルギーもたまり
希望と自信を手にしたら
前よりもずっと本来の状態になり
この先も可能性を実現していけます!

 

お母さん
私が不安に思っていたポイントがいくつもありました!

こんな風に
その時に何をするか、を知っていれば
無駄に焦らずにすみますね

そうなんです 🙂 

そして次は親御さんの強すぎる不安を手放すステップを見てみましょう

 

親の強すぎる不安を手放すステップ

 

「1」自分の不安が強いことに気づく

まず、不安が強いと気づいてないと、なんとかしようとは思えませんね。

 

お母さん
自分が不安だって
気づけないことがあるんですか?

 

はい、ちょっと不思議なようですが
不安が強いと、
自分が不安・恐怖から行動していることにあまり気づけなくなるんです。

 

「私が子どもを守らなくちゃ」

「悲しませたりしたくない」

とまでは自覚していても
それが

「私がどうにかしないと、子どもや将来がだめになるのが怖い」

「子どもが悲しんだり暴れたりしたら、どうしたらいいのかわからなくて怖い」

という不安から来ているとまでは気付けないのです。

 

「子どもを守りたい」
「悲しませたくない」は
自然な感情ですが

それらが恐怖からではない場合には
子どもの言動や様子をしっかり把握できていますし

子どもの思いを聞いたり選択肢を与えられます。

 

でも恐怖からの場合には
子どもが望んでいることやどこまで回復しているかに
意識が回らず

子どもの選択肢を親が安心する方に誘導しがち
という違いがあります。

子どもから引き出そうとせずに
「こう思ってるだろう」「これがよい」で行動します。

 

そのような状態だと
「あなたは弱い」という前提で
「あなたのために」
どんどん子どもの課題に親が手を出してしまいます。

子どもからちゃんと言葉で頼まれても
確認もしていないのに先回りします。

 

子どもはあまり自分を尊重されている感じも持てず
一見ラクなようで自信はつきません。

もったいないですね 😐 

 

自分が良いと思う選択肢を
子どもが選ばない可能性
子どもに与えてあげられるかどうかを
チェックしてみるのがおすすめです。

 

「2」分からないことを極力減らす

この先どうなるんだろうとか
何が起きているのだろう
どうしたらいいのだろう

がわからないと不安になります。

不安は「自分が知らないこと」や
自分が対応できない未来」が怖いのです。

 

これらは回復実績の多い専門家に相談すれば
ちゃんと具体的に詳しい説明が得られます。

納得できないことは質問もできますので

「わからないこと」が減り
不安も減らせます。

 

「3」伴奏や勇気づけをしてもらう

不登校からの回復には
少し時間がかかることもあります。

その間に
いろいろな情報を受けたりすれば
不安になることもあるものです。

 

そういう時には
しっかりと伴奏してくれる専門家がいれば
不安に思ったことはすぐに
質問できますので

「どうなんだろう」という
無駄な時間を減らせます。

 

また、子どもが回復している兆候を
自分では見つけられなくても

専門家から
「こういう言動は順調に回復している証です」と
勇気づけてもらうこともできます。

お母さん
本当に良くなっているんだ!と思えれば、不安もだいぶ和らぎますね 

 

そうなんです。

そして回復事例の豊富な専門家なら、似たような事例の話も聞けるので、不安も減って希望が持てますね

 

「4」強く恐れていることがあれば解消する

例えば
「自分の父親に、子どもが不登校になったなんて絶対に知られたくない」
などの
強く恐れていることがある場合には

その恐れをリリースすることで
過剰な不安も手放すことができます。

 

意外なところに
強く恐れていることがあることも珍しくはありません。

 

もしそのような恐れがある場合には
それをリリースすると
お母さん・お父さんもとても生きやすくなります 😛 

それはお子さんにも良い影響を与えます。

 

「5」不安になりやすい体質ならば整える

不安になりやすい体質というものがあります。

ざっくり言うと
遺伝による傾向と
胎児の頃からの経験と
そこからどう思ったのかで作られます。

 

ということは
これも変えられる、ということです。

 

感情や思考も身体に影響を与えますが
身体へのアプローチから始めます。

 

体質は「なりやすさ」なので
マイナスに出ると「不安になりやすい」のですが

健康的なプラスの場合には
「リスクを考えられる」
「想像力がある」
などの特性にもなります 🙂 

 

どちらも生きるために
必要な力ですね
(^_-)

 

「私は不安が強い」と
マイナス面ばかり気にするよりも

それを健康的なプラス面として
発揮できれば素晴らしいのです!!

 

不登校になると
不安が強くなる子どももいますが

同じように
リスクを考える力や
想像力を建設的に使えるようになって
サポートを終了する子も多いです
(^^)/

 

お母さん
まあ、今まで不安が強いのは良くないとだけ思ってました!

長所にもなるなんて、嬉しいです

 

不登校で不安が強かった親御さんの改善事例

親御さんの強い不安の事例は結構多いのですが
一つ、ご本人の了承を得てご紹介いたします。

*********

Aさんのお子さんが不登校になってから数年たっていました。

 

お子さんが不登校になった時に

「お子さんは繊細でストレスに弱いです。

登校はストレスが多くてなるのですから
ストレスを与えることは極力さけるように」

と、相談先で言われたことに衝撃を受けて
それ以降ずっとそれを守って過ごされていました。

 

「うちの子はストレスに弱いんだ」

という不安と恐怖が常に頭にあり

ちょっとしたことでも
子どものストレスにならないか?と

お母さんはビクビクして
日々を過ごしていました。

 

しかし何年たっても
子どもの状態は良くならず

何かが違うのではないか?

と当カレッジに相談にいらっしゃいました。

 

Aさんが気にしているのは
子どもにストレスを与えて
自分がダメにしてしまうのではないか、
という不安と恐怖でしたが

避けたい未来よりも
本当に望む未来を描くことにしました。

 

「やっぱりこの未来が欲しいです」

そこからAさんは
恐怖を避けることよりも
望む未来のために進むことを続けられました。

 

その結果
Aさんは子どもに
自分の思いを柔らかに伝えられるようになり

子どもとの関係性も良くなって
子どももAさんもイキイキと明るくなりました 🙂 

 

その後お子さんも自分らしく
学校に通うようになりました。

 

途中には
お子さんに「嫌だ」と言われたことで
Aさんが怯んでしまう場面もありましたが

何度もご自分の望む未来に
かじを切リ直されたのが
とても印象的な事例です。

 

お母さん
よかった~

他のお母さんのお話を聞けると
私も希望を感じます

 

不安が強い親の影響と対策は:おわりに

お母さん
私の不安が強くて
子どもにプレッシャーになっていると
それについても不安に思っていたのですが

今日は色々聞けて本当に良かったです!

 

不安は自然なものだし
強すぎる傾向も変えられるとわかって
安心もできました

 

幸子さん
お役に立ててよかったです 🙂 

 

不安は「リスクに準備しよう」という感情エネルギーで
感じることも必要です。

ただ、過剰になってしまうと
自分にもお子さんにもマイナス影響が出るんです。

上手にリリースしていきましょう!

 

お母さん
はい!

特に不登校の子は
家にいる時間が長いので
家族の影響も受けやすいですね

私が落ち着いけたら
子どもにも良い影響になるので
ぜひやってみます!

 

 

♡♡あとがき♡♡
不安は湧き出てくるものなので
「感じないようにしよう」としても
難しいものです。

それよりは
不安の裏にある「期待」「望む未来」そのものに
光を当てる方が
ずっと不安を早く手放せます。

 

不安は未来への可能性についてなので
どうしても未来が来ないと
確実に安心できないこともあります。

 

私達は未来の可能性を
自由に無くすことはできませんが

望む未来の確率を上げることはできます。

 

それを「ベストを尽くす」と言います。

 

オリンピック選手も
トップオペラ歌手も
始まる前は不安に襲われるそうですが

望む未来をイメージして
今できるベストを尽くすことの
積み重ねだそうです。

不安を感じたら
「今不安なんだね」と
自分に優しくして
その不安の裏にある期待に光を当てていきましょう

 

お母さん・お父さんのベストを尽くす姿は
子どもにもきっと伝わっています。
(^^)/

 

 

合わせて読みたい記事:

前頭葉の働きと発達:思春期に親のできること

「安全基地」の誤解!知らずに不登校や発達をこじらせていませんか

過干渉な親をやめたい!と思った時に大事な3つのコツ:チェックリスト付き

不安が強い子どもの親御さん必見!効果的な対処法とNGな関わり方

 

 

 

生きる力が育つ無料LINEメルマガのご登録はこちらからどうぞ!

今なら「プレゼント」とコメントするだけで『親子関係がびっくりするほど改善する!ラクラクコミュニケーション』PDFが届きます♪

 

身体・心・頭のブレーキを外し、不登校さえ解決する「思春期の子どもと最幸家族になる講座」お子さんの「やる気」の育て方もわかります♪

たった1年で、ずっと求めら続けるコーチになる!「思春期コーチ™養成講座」も募集中です!

MENU
PAGE TOP