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不登校になる子、ならない子:気になる違いと親のできること
不登校になる子とならない子の違い何でしょうか?
あるきっかけで不登校になる子がいても
似たようなことがあっても
不登校にならない子もいます。
その違いに目を向けていくと
不登校への理解と回復への道筋が見えてきます!
部活の顧問の方針が辛くなったのがきっかけです。
威圧的で一方的な指導方針なので
大人でも避けたい。。と思うくらいですが
それでも不登校にならずに
そのまま部活や学校生活を送っている子もいます。
最近はその違いが気になるんです。
なるほど、そうですね。
同じようなストレスを受けても
不登校にまでなる子もいれば
通常の生活を続けている子もいます。
単純に
「うちの子が不登校になったのは〇〇のせい」と
思い込まずに
同じストレスを受けても
違いがあることに気づかれたのは
素晴らしいですね!
確かに
「うちの子のストレス耐性が低いから」と
言われれば
そうかとも思うのですが
では、なぜうちの子は
ストレスに弱くなったのか。。を知りたいんです。
私ができることがあれば
今からでもストレスに強くなってもらいたい
元気と自信を取り戻してもらいたいと思っています。
まあ、それはぜひ叶えたいですね!
よくあるのは
*ストレス耐性が低いからう不登校になった
*そしてその原因は「育て方のせい」
という流れで言われることです。
ただ、それなら
不登校になった家は育て方が悪くて
ならない家は育て方が良い
という◯か☓かの考え方になってしまいます 😐
実は不登校になる要因には
様々なものがあります。
それらは複合的なので
親の接し方が大きな要因となっている場合もあれば
ほぼ影響がなくても
不登校になっている場合もあるんです。
はい、ではご一緒に
不登校になる子、ならない子の違いを
より詳しく見てみましょう
目次
似たような状況で不登校になる子とならない子の違いとは?
まず、不登校は心身のエネルギー切れという状態から起きる現象だというのが大前提です。
多くの場合には
不登校は「心のエネルギー不足」と言われています。
「その子の心が弱くて
ストレスに負けやすいから
不登校になる」という説です。
そして内向的だったり
完璧主義だと失敗に弱いから
不登校になりやすい。
さらに、子どもがそうなったのは
家庭で過保護にしていたり
家庭環境が不安定だから。。という流れになります。
そうなると、どんなご家庭でも
完璧な子育てをしている自信なんてないですから
うちもそれが原因かも。。と不安になってしまいます
(T_T)
もちろん、過保護や家庭環境の不安定は
子どもにとって良いものではありません。
行き過ぎれば
それが不登校の一つの大きな要因になることもあります。
ただ、実際に不登校になる子の中には
外交的な子もいますし
それほど過保護でも
家庭環境が不安定でもない子も多いんです。
むしろ不登校になってから
回復方針が混乱して
過保護や家庭が不安定になることも珍しくはないんです。
私も自分の子育てに自信があるわけでは
まったくないんですが
なんとなく、そこが引っかかるんです。
はい、その疑問に対しては
不登校には身体のエネルギー不足も関係しているという視点がとても大事になります。
そこをもっと詳しく知りたいです
はい、もちろんです!
不登校になる要因は複合的なもので
一つの「きっかけ」だけでなることは
極めて稀です。
そしてその要因として
心だけではなく
身体についても考えるのが重要なポイントです。
いくつかのチェックポイントがありますので
そのなかから
その子の心身のエネルギーを減らしているものを探っていきます。
そしてそのエネルギー漏れを止めて
新たに十分にエネルギーをためていけば
不登校状態は回復します! 🙂
とにかく自分の育て方を責めていたので。。
もちろん、育て方でも
改善点はたくさんあると思っています
はい、私にも同じような経験があります。
でも、完璧な子育てができている人なんていませんし
良かれと思っていたことが
実は子どものエネルギーを削いでいた、、、
ということも
実際の子育てでははあるんです。
みんな、その子の親になるのは
初めてなんですから!
その場合は「情報不足」だったということなんです
(T_T)(T_T)
でも、不登校の原因を
お母さんが全部被って
罪悪感で頑張ろうとしても
なかなか状況は改善しないものです。
罪悪感は「過去」に意識が向いている状態です。
色々な要因をチェクしてみて
もし当てはまるものがあれば改善して
他の要因にも手当をしていけば
以前よりもお子さんもお母さんも
ずっと良い状態になります!
「なりたい未来」の方に進んでいきましょう。
不登校になる子のエネルギー不足
心身のエネルギー量は、その子の身体・心・頭の状況で決まります。
身体・心・頭はつながっているので
お互いに影響し合っているからです。
もともと心身のエネルギー量は
多い子もいれば
少なめの子もいます。
そして、何らかの理由で
身体・心・頭の乱れがおきて
身体と心のエネルギーの総和が
かなり少なくなると
生命体が命を守るために
「これ以上動かないように」と
無意識の司令を出します。
これが不登校の状態です。
ふふ、そういう方もまだ多いです 😉
では、より詳しく見ていきましょう!
最も大きなエネルギーは身体のエネルギーです。
これは生体活動のための身体のエネルギーで
ATPと呼ばれます。
自分の細胞のミトコンドリアで作られます。
私達は生きているだけで
安静にしていても
心臓を動かすなどでもこのATPを消費します。
安静にしていても
生命維持に必要な最低限のエネルギー消費量を
「基礎代謝エネルギー量」といいます。
この量は大人で
一日の総エネルギー消費量の
約60~70%を占めると言われています。
基礎代謝量以上のエネルギーが十分にあれば
ただじっとしているだけでなく
学校に行って勉強したり
ハードな部活も遊びも
なんの支障もなくできます 🙂
はい、そうです。
そして思春期になると
身体も第二次性徴で大成長期に入るので
その成長のためにもたくさんのエネルギーを必要とします。
ええ、そうなんです。
ところが何らかの要因で
身体のエネルギーATPが十分に作れなくなると
ちょっと何かをすると
「疲れた」「しんどい」になり
「めんどくさい」「だるい」
と言いたくなる状態になります。
そして更にエネルギー量が低下すると
命は生き残る子をと最優先にするために
基礎代謝エネルギー量だけは確保しようと
「動かない」「動けない」状態になります。
それが重篤だと
不登校につながっていくのです。
不登校になる前には
「疲れた」ってよく言ってました。
身体のエネルギー生成量を減らしたり
エネルギー量を大量に減らす要因には以下のようなものがあります。
●思春期の成長期
第二次性徴で身体が大きく成長するので
大量のエネルギーと材料が必要になります。
十分にエネルギーが作れれば問題は生じません。
エネルギーが少ししか作れないと
心身に不調が出たり
成長発達が進まないこともあります。
●栄養不足
ミトコンドリアの丈夫さやATPの材料不足
●睡眠不足
夜ふかし、忙しい
ぐるぐる思考
●生活リズムの乱れ
自律神経に余計な負荷をかけます。
成長ホルモンが乱れるので
身体で十分なエネルギーが作れなくなります。
●ハードすぎる生活スケジュール
朝練夜練もあり
土日も出ずっぱり・・
そんな環境だと
本人は楽しくても
身体のSOSサインに気づかずに
突然エネルギー切れになることもあります。
どれくらいのスケジュールが良いのかは
その人のエネルギー量によります。
●運動不足
逆に体を動かさずに
じっと座ってばかりなのも
筋肉不足になるので
エネルギーを溜められません。
適度に身体をまんべん無く動かすことは大事です。
●感覚過敏
もともと心身のエネルギー不足や発達の抜けからなります。
(改善方法はあります)
ちょっとしたことをストレスに感じるので心身のエネルギーを消耗しやすいです。
●怖がり・心配性・不安症
同じく心身のエネルギー不足や発達のぬけからなることもあれば
家庭環境で常に
「大丈夫?」「心配」と言われ続けると
本人もそちらに引っ張られます。
人は怖いと感じたら身体を緊張させます。
ちょっとしたことにも
「怖い」「不安」だと感じることが多いと
エネルギーをその度に消耗します。
●起立性調節障害や過敏性胃腸症候群などの疾患
同じく心身のエネルギー不足や発達の抜けから
または生活習慣などからなることがあります。
(改善可能)
大きな怪我をした場合も同じです。
疾患や怪我の修復に多くのエネルギーを使います。
エネルギーが十分にないと治りきらない状況が続きます。
次は心のエネルギーです。
心のエネルギーは
「安心」「嬉しい」「楽しい」
「喜び」「つながり」
そして「希望」で溜まります。
心のエネルギーが低下しすぎると
がっくりして身体も動かなくなります。
心のエネルギーを失わせるものには
以下のようなものがあります。
●精神的なストレス過多
課題があっても
乗り越えられるという感覚がある場合には
それほど大きなエネルギーを失いませんが
「頑張ってもだめだ」
「誰も助けてくれない」となると
大幅にエネルギーを失って
新たに作るのが難しい状態になります。
勉強で頑張っても
成績が上がらないような場合も
同じです。
また、友人関係や部活の指導者、先輩などとの関係性は
思春期の子どもには
大きなストレスになりやすいです。
また、小さなストレスでも
あまりにも数が多くあれば
総和が本人のキャパオーバーになることもあります。
●怖がり、不安が強い
既に心身のエネルギーが低下している場合や
身体の発達の抜けから来ていることもありますが
家庭環境で常に
「大丈夫なの?」「心配」と
言われ続けると
本人にもそれが癖になることもあります。
心が常に落ち着かず
ビクビクした状態になります。
●落ち着かない環境
・あれこれ指示命令が多い
・ダメ出しが多い
・理由を聞かれることがない
・感情的なコミュニケーションが多い
・おだやかな感情のやり取りがない
・放任主義
・家族間の喧嘩や不仲。。。
などの家庭環境や部活、習い事、塾の環境だと、
心のエネルギーがすり減っていくことがあります。
●自信がない
過干渉や過保護だと
「自分でやったらできた」という
成功体験が不足するので
「自信」が持てなくなります。
また、兄姉や親戚、友達が優秀だと
比較されたり自分で比較して
「自分は劣っている」と思い込むことがあります。
部活や習い事でも起きやすいです。
●環境の変化
家族関係の変化や引っ越しなど
慣れていた環境を失うと
スムーズに新しい環境に馴染めないことがあります。
もともと心身のエネルギーが少ない子に多いです。
身体へのアプローチとともに
悲しみや怒りなどを
安全な環境で表現しきることは役立ちます。
●身近な死の体験
身近な人やペット、友達の死を体験することで
大きなショックを受けて
エネルギーが凍りつくようになることがあります。
意外なようですが
そこからの不登校も
当カレッジでは何件もサポートしたことがあります。
直後に不登校になることもありますし
何年も前のことが未解決で残っていることもあります。
でも、その子のエネルギーが流れるように
身体・心・頭に働きかけると大丈夫なので
ご安心下さい。
頭に関係した、エネルギー低下を招く要因もあります。
●べき思考が強い
「これはこうでなければならない」
という考えが強いと
それ以外の状況をストレスに感じやすいので
エネルギーを失いやすくなります。
そして、もともとエネルギーが少ない人は
怖がりなので
「べき思考」が強くなる傾向もあります。
べき思考はその子に特有な場合もあれば
家庭で同じいべき思考を持っている場合もあります。
べき思考は、持っている人には
「当たり前のこと」なので
強く子どもに押し付けてしまうことがあります。
例えば「友達はたくさんが良い」という考えを
少人数の友達で満足するタイプの子に
”良かれと”繰り返してしまうと
その子にはストレスになります。
「そうじゃない自分はダメだ。
親から愛されない」と
自身を失うこともあるのです。
同じように
「スポーツができないと」
「勉強は〇〇時間はすべき」
「勉強はこのようにすべき」
などは、強いべき思考になりがちです。
「~~してみたら?」と
子どもの幅を広げることも必要ですが
その裏に
「このままだとダメ。おかしい」
というのがあればプレッシャーや
ストレスになります。
「べき思考」には多種多様なものがありますが
本人や家庭では当たり前になっているので
気づきにくいことも多いです。
●完璧主義、0か100か
理想を目指す心意気は大事なものですが
それ以外は☓となると
それも多大なストレスを生む思考です。
もともとエネルギー量が少なかったり
発達の抜けがあると
怖がりになることから
完璧主義、0か100思考になりやすいです。
絶対安全を求めるので
それ以外はNOなのです。
柔軟性がないとストレスを抱えやすいです。
●成績
授業についていけない
頑張っても成績が上がらないことは
思春期の子どもには大きなストレスになります。
塾に行っていたり
誰かに教わっていても
うまく行かないと
「頭が悪い」とされてしまうことが多いのは
とても残念なところです 😐
成績が上がらない場合には
どこか基礎部分で躓いている場合や
視力・聴覚などの発達の抜けがある場合
計画が立てられない場合などがあります。
どれも、その子にあったサポートがあれば
改善することがほとんどです!
たくさんあるんですね。
そうですね。
でも、どんな年齢でも
日々色々とストレスはあるものです。
気付いたところから
エネルギー漏れを減らしていければ
総和が小さくなります。
そしてストレスを乗り越えることで
成長やしなやかさな強さにつながるチャンスに
することもできます
(^^)
子どもをストレスから守ろうとしすぎると
過干渉や過保護になってしまいそうです。
それだと返って
子どもが自信をつけるチャンスを奪っちゃいますね
そうですね。
かわいい我が子には
辛い思いはさせたくないのも
親心ですが
子育ての最終目標は
子どもの幸せな自立なので
時にはぐっと我慢して
本人の「乗り越え力」を育てることが大事ですね。
不登校になっている場合には
その子の大きなエネルギー漏れになっているところや
小さくても直ぐにできるエネルギー漏れの改善をしていけば大丈夫です!
不登校の改善にはどこから手をつける?
では、子どものエネルギー漏れは
どこから見ていけばいいでしょうか?
まず、一番ダイレクトで
影響が大きいのは
身体のエネルギーです。
身体のエネルギーが少ないと
学校に行くかに関わらず
毎日「疲れた」「だるい」状態で
過ごさなくてはなりません。
そして、学校に行こうと思っても
身体がエネルギー切れでついてこなければ
「頑張ろうと思ったのに。。」と
心が希望を失うことにもなってしまいます。
また、学校に行っても
集中力や理解力、記憶力、計画力
円滑なコミュニケーション力も
発揮しづらくなってしまいます。
不登校で家にいるようになると
どれも乱れがちになります
そうなんです。
不登校で生活が乱れることは起きがちです。
不登校になった時よりも
身体のエネルギーが低下しているケースも
実は結構あります。
子どもの好きなように
夜ふかしさせた方が良いのかと
迷っていました
はい、なので
不登校になりそう、または
なった場合には
できるだけ早くにご相談いただくのがおすすめです。
こじらせないので、早くに改善します 🙂
そして身体のエネルギーが上がってくると
心も落ち着いてきますし
頭の「べき思考」「0か100思考」もゆるんできます。
当カレッジでは
よりお子さんの状況と個性を踏まえた
親子コミュニケーションのコツもお伝えしています。
子どもの心のエネルギーを減らしていた言葉がけが
色々ありました。
それをどう変えていけばいいのかが
分かるのはありがたいです!
はい、当カレッジでは個別サポートで
しっかりお伝えするのでご安心くださいね。
そうやっていくと
子どもは回復期、再活動期へと
回復のステップを順調に進みやすくなります。
身体・心・頭がだいぶ安定してきたら
必要な場合には
☆役立つコミュニケーションのコツ
☆べき思考をバージョンアップする
などもやっていきます。
例えば友達関係が
引き金になっていたケースでは
☆お互いが気持ちよく居られる
自分の意見の言い方や断り方を知ったり
☆「誰とでも同じように親しくしなくても良い」ので
その子とどうなりたいのかをはっきり掴む
などの思い込みのバージョンアップで
登校や友達と会うことへの苦手意識を
大幅に減らしていきます。
はい、そして勉強の苦手意識の場合には
その子がどこで躓いているのかを
身体・心・頭の全てから見ていきます。
基礎部分でつまづきある場合には
そこから復習すればよいですし
計画を立てるのが苦手な場合には
計画を立てる練習を具体的にしていきます。
視力や聴力に課題があることも意外と多いですが
ちゃんとサポート方法があるので
ご安心下さい。
必要なサポートが違うんですね。
はい、それを見分けられるのが
個別サポートの強みです
(^_-)
不登校になった子に親ができること:まとめ
では、ご家庭で親御さんができることをまとめましょう。
まず、身体を整えます。
☆栄養、生活リズム、睡眠、適度な運動(エネルギー状態に合わせて)
☆スケジュールの詰めすぎは改善
☆家庭が心配性や不安が強ければ、その改善から。
参考:不登校への対応 ①不安が強い親の影響と改善策は
☆起立性調節障害、過敏性胃腸症候群などの疾患
☆感覚過敏(HSPなども含む)
☆発達の抜け
個別にご相談下さい。
次に心についてです。
☆ストレスになっているものを
一度リストアップします。
具体的な課題があれば
当カレッジのブログを検索したり
ご相談下さい。
☆家庭が心配性や不安が強い傾向があれば
改善します。
参考:不登校への対応 ①不安が強い親の影響と改善策は
☆当てはまるものがあれば改善します。
・あれこれ指示命令が多い
・ダメ出しが多い
・理由を聞かれることがない
・感情的なコミュニケーションが多い
・おだやかな感情のやり取りがない
・放任主義
・家族間の喧嘩や不仲
家族コミュニケーションについてのブログは
たくさんありますので
是非ご参照下さい。
具体的な対応がたくさんあります!
例:家族コミュニケーションを、思春期にバージョンアップしてますか?
家庭外の部活や塾、習い事の場合には
改善が可能かを検討することからです。
上手な伝え方やアイデアは
いっぱいありますので個別にご相談下さい
☆自信がない
小さなことでも本人に任せて
できるまで練習もさせます。
そして結果だけでなく
頑張りや意欲に勇気づけをサラッとします。
「自分の体験」が自信の元になります!
参照:子どもが伸びる褒め方は?思春期の子育てで知っておきたい勇気づけ
☆環境の変化への適応
まずは気持ちを安心して出せるように関わります。
辛い・悲しい、怒りも口にしてもOK
盛り上げること無く
受け止めてもらうことで
溜まっていた感情は流れていきます。
それが十分にできてから
「これからどう過ごしたいか」に
光を当てていきます。
ご家族には言いづらい場合には
コーチにお任せ下さい!
☆身近な死の体験を受け止める
やはり、怖い、悲しいなどの気持ちを
安全に出せることが第一歩になります。
また、子どもなりに
「死」がどのようなものかを
知りたい気持ちも強いので
色々な死についての考えを伝えるのも
子どもの安心に繋がります。
子どもに「安心」「嬉しい」
「楽しい」「喜び」「つながり」
そして「希望」を
感じさせる関わりもおすすめです。
ただ、ここで
「ただ好きなようにさせる」のはNGです。
一時的な楽しみや喜びも
悪いわけではないのですが
そればかりだと
それを追い求める様になってしまいます。
本当に必要なのは
もっと子どもも内側から湧く
「希望」「自己肯定心」
「達成感」につながるような喜びです。
短期的な快楽は本能が求めますが
長期的な喜びは
前頭葉が求めるものです。
思春期は前頭葉の発達期ですから
小学生までよりも
高度な喜びを得られるようなチャンスが必要です。
そのためには
子どもの回復状況に合わせて
ルールを守ったり
達成すべき目標を作るのも必要になります。
ストレスは過多になると害ですが
時に成長のためには必要でもあります。
ないことですね
はい、不登校だからと
好き放題に甘やかすのは
回復の妨げになります。
結局その子がのちのち大変になってしまうので
ご注意ポイントです。
子どもには回復する力があることを信じて
小さな良い変化を喜んだり
ちょっとしたことに勇気づけをさらっと明るくしていきます。
勇気づけは
「肯定的な関心を寄せている」というサインです。
お母さん・お父さんが希望を持つことで
お子さんも希望を見るようになっていきます。
必要な場合は頭にも働きかけていきます。
☆べき思考
「そうじゃなくてもOKな場合」を
実際の体験の中から見つけられると
徐々に「べき思考」は緩んできます。
身体のエネルギーがある程度あることが
前提になります。
(身体のエネルギーが少なすぎると
怖くてべき思考を手放せられません)
べき思考が緩んでくると
「例外」にも柔軟に対応できるようになります。
選択肢が増えるので
生きやすくなります 🙂
家庭にべき思考があることに気づいたら
親御さんもバージョンアップするのがおすすめです!
☆完璧主義、0か100
こちらも、身体のエネるギーガ
溜まってくると緩み始めます。
例えば
「登校するなら朝から部活まで!」と
言い張っていた子でも
体のエネるギーが溜まってきたタイミングで
再度行ける時に行ってみることを提案すると
すんなり受け入れることは珍しくありません。
なので、状態の悪い時に
ダメたった提案も
何度か状態を見ながら
提案してみるのもおすすめです。
面白いのは
べき思考がとても強かった子でも、
すっかり回復してしまったら
「そういうこともあった・・かも?」
くらいの状態になることです
(^^)
一気に「説得」しようとせずに
状態に合わせて
何度か声をかけてみるのがおすすめです。
☆成績
その子が詰まっているところを
見つけるのが最短での改善に繋がります。
単純に勉強で理解が手薄なところがある場合には
そこを丁寧に基礎からやり直すのが
もっとも効果が高いです。
計画を立てるのが苦手なために
定期テストや受験で
良い成績にならない子もいます。
そのような場合には
逆算して計画を立てる方法を
何度も練習して身に着けていきます。
計画が立てられるようになれば
成績が上がる子も多いです。
また、発達の抜けで
視覚や聴覚の課題から
思うように勉強が進まない子もいます。
縦の文章が読みづらい
板書が苦手など。。。
そんな場合には
当カレッジではどの課題がありそうかを見極めて
それぞれのスペシャリストに
ご紹介することもあります。
「頭が悪くない」
むしろ地頭が良くても
成績が悪かったり
WISCの数値が低くなる場合もあります。
最大40もWISCの数値が変化した事例もあるんです。
ピンときた方は
個別にご相談下さい。
不登校になる子 改善事例
全国大会に行くような部活で
才能を期待されていたお子さんが
徐々に登校できなくなっていたところに
部活の指導者から
ものすごい圧をかけられて
人間不信になって不登校になっていました。
この事例では
思春期の成長期と
ハードな部活で
大量のエネルギーを必要としていた状態だったのですが
ストレスと睡眠・栄養の不足から
心身のエネルギーが
徐々に低下していたのが
徐々に登校できなくなっていた理由でした。
そこに部活の指導者の
一方的な圧力がかかったために
精神的に大きなショックを受けて
それが不登校のきっかけとなりました。
家の外にも出れない
人に会うのが怖い
学校の話もしたくない・・・
そんな状態でしたが
まず、家庭で
穏やかに休めるような環境つくりと
身体の回復をスタートしました。
その子の状態と個性にあった
コミュニケーションのコツも
活用いただきました。
徐々に家庭内では
笑顔が見れるようになってきて
「この先どうしたい?」という
話ができるようになりました。
本人としては部活に戻りたい
という思いだったので
担任の先生を通して
部活の指導者にも
状況の理解と接し方について
伝えて了解してもらうことができました。
徐々に元気になって
登校をしようとしたタイミングでは
「怖い」という気持ちが
まだまだとても強くありました。
しかし
焦らずに更に体と心のエネルギーをためて
友達に迎えてきてもらうなどから始めていくことで
少しずつ登校ができるようになっていきました。
部活の顧問も、なんとか
対応に気を配ってくれたので
部活にも参加できるようになり
また部活でも良いパフォーマンスが
楽しめるようになっていきました。
卒業の際には
私も見学に行けて
晴れやかな彼女とお母さんの顔が
とても輝いていて嬉しかったです。
(^o^)/
不登校になる子、ならない子:終わりに
いくつかの理由が
重なっていることが多いんですね。
心だけでなく身体:頭も関係しているとわかって
色々腑に落ちました!
そして心身のエネルギー量は
もともと少ない子もいれば
多い子もいるし
同じ子でも
その時々で違うことも分かったのよかったです。
その時のその子のエネルギー量と
エネルギーを減らすことになった量の
バランスの違いがあるので
似たような状況でも
不登校になる子もいれば
ならない子もいるんですね
うちの子が不登校になった理由も
いくつか分かった気がします。
ただ「うちの子が弱いから」
「育て方が悪かったから」と
悩んでいたのがスッキリしました!
その子が持っているエネルギー量が多ければ
多少のストレスで
思うように動けなくなるまでになることはありません。
もちろん
余計なストレスは受けないのが良いのですが
ストレス耐性を上げるには
日頃から心身のエネルギー量を
安定して上げておくのが一番です。
そしてそのために
ご家庭でできることがたくさんあります!
子どもの身体・心・頭を乱していた
生活や親の言葉がけなどを
これからは意識したいと思います!
また、今不登校になっていても
エネルギーを溜めれば
回復できとわかったで
とても安心できました。
また、ご相談させて下さい
ますます増えますように!
❤❤あとがき❤❤
不登校になる、のはショックな出来事です。
「なぜ、不登校になったのか!?」と
考えてしまうのも自然です。
しかし、たった一つの理由を
見つけようとしても難しいですし
かえって迷宮に入リ込むリスクもあります 😯
不登校になったのは家庭のせいだから
親が変わらなくては!と
考えるよりも
不登校だと家にいる時間が長いので
子どもの身体・心・頭を
家で整え直せるチャンスにできる!と
捉えるのがおすすめです 🙂
そしてその時間を、親の対応も
バージョンアップするチャンスにもできます。
罪悪感で過去ばかり見ているよりも
未来に向かって頑張る親のほうが
子どもにも勇気を与えることができます。
実際、不登校になった理由よりも
その後の対応が不適切だったために
不登校がこじれたり
長引いてしまっていることも多いのです。
子どもの心身のエネルギーを
上げる方法を知っていれば
子どもがやがて自立しても
自分の状態を調整することもできるようになります。
そうなれば安心して
子どもの自立を喜ぶこともできますね
\(^o^)/
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