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思春期の子供の問題行動:注意しても変わらない時
子供は「問題行動=親のして欲しくないこと」もあれこれするものですね。
さらに思春期になると反抗期も始まって、親が注意してもその”問題行動”が変わらないことも多くなります。
うちの場合は特に夜ふかしです。
朝ちゃんと起きれないのに、何度言っても変わりません。
反抗期も成長の一つの段階だとわかっていても、イライラすることも多いです 🙄
そうですよね~
親も忙しいですから、サクッと言うことを聞いてくれたら、どんなにいいかと思いますね 😉
当カレッジでもたくさんのお母さん・お父さんから、こんな子供の”問題行動”について相談をいただきます。
*注意しても同じことを繰り返す
遅刻、夜ふかしなど
*コミュニケーションがとれない
話しかけても返事をしない
『別に』しか言わない
*反発ばかりする
「ああ言えばこう言う」が多い
不機嫌になる、キレる
*嘘を付く
宿題をやってないのにやったと言う
ゲームをやったのにやってないと言う
*暴言を吐く、暴れる
そうですね。
ただ、どんな”子供の問題行動”にもその子なりのワケと、接し方のコツがあります。
それをふまえて接するだけで、それまでとは違う大きな変化が起きることも珍しくありません。
目次
子供が問題行動を繰り返す時には
何度注意しても子供が問題行動を繰り返す時には、同じ行動に見えても、子供の状態が違うことがあります。
それを見分けると、接し方のコツが見えてきます。
子供が問題行動を繰り返す場合の状態
A. 自分の行動のマイナスな影響をよくわかっていない
B. 他にどうすればいいのかわかっていない
C. 良くない行動だとわかっているがやめられない
A. 自分の行動のマイナスな影響をよくわかっていない
「何度言っても、自分からテスト前に一夜漬けをしてしまう」などがこのパターンになります。
「一夜漬けで乗り切るのをカッコいい」とか、「それの何が悪いの?」と子どもが思っている状態です 🙄
もし一夜漬けはまずいと思っているけれど、勉強計画の立て方が分からなくて、結果的に一夜漬けのようになっている場合には、子供も自分にとってマイナスなことだとわかっているので、「B. 他にどうすればいいのかわかっていない」になります。
この場合には、勉強計画の立て方を具体的にサポートすれ改善します。
しかし、そんなサポートを大人が申し出ても子供が受け付けない場合には、大人が何度伝えていたとしても、子供が一夜漬けのマイナスの影響をよくわかっていないこともあるんです。
例えば夜遅くまで起きているとハイになることを「集中力が上がる」と勘違いして、あえて一夜漬けをしようとすることも、思春期の子供には珍しくないんです 🙄
そうなると、いくら早くから勉強するように言っても子供の行動は変わりません。
なので肝心の当日のパフォーマンスは下がってしまいます 🙁
さらに、そもそも前日だけではやれることも限られますし、記憶を長期保存するためには睡眠が必要なので、せっかく勉強してもすぐに忘れてしまいます。
その場限りの記憶になるので、その後の実力テストや受験には役立たない勉強になってしまうんです。
一夜漬けはものすごく効率の悪い勉強法です 🙄
思春期の子供は「集中できた」「気持ちいい」という感覚に、引っ張られてしまいやすいという特徴があります。
そこで思春期の子供には、「身体に良くない」「効率が悪い」と言葉で説明するだけよりも、子供の感覚や感情に訴えるのが効果的です。
一夜漬けのメリットやデメリットを図や絵を書いたりして、計画的にすることのメリットをイメージをしてもらうことが有効です。
更に、一度余裕を持って勉強してみて、テスト当日の身体の感じや結果を”感じて”もらうのも効果があります。
はい、大人は言葉でメリットとデメリットを理解すれば、動きやすくなるんですが、特にイマドキの思春期の子供には感覚に訴えることも効果的です。
言葉でいくらガミガミ言っても、本人が感じられないとあまり効果ないんですね~
気づきませんでした!
そうなんです。
人は自分で「確かにそうだ」と、身体・心・頭で感じてこそ、自分から行動できるようになります。
そして特に思春期の子供は身体と心で感じることが、大人よりも大事なんです
(^^)
また、このパターンに含まれる”子供の問題行動”には、「帰宅が遅くなる時には連絡をするようにと言ってもしない」などの、「子供自身にはあまりメリットがないけれど、親はしてほしいことをしない」というのもあります。
このパターンの場合には、子供にデメリットとメリットを感じてもらうのは難しいです。
なので、この場合には「集団=家族のメリット」をきちんと伝えて、ルール化しておくといいでしょう。
あなたのやりたいことを制限するためではなく、集団の維持に必要だという意識を持たせることが大事です。
思春期の子供は、自分にとってのメリットだけで行動する傾向も強いので、しっかりと個人のメリットと集団のメリットを分けて話すのが効果的です。
クラスでも家庭でも、その集団の維持のためにルールは必要だという認識ができると話が進めやすくなります。
ここの伝え方にはちょっとコツが要りますが、それが伝わると、「もしそのルールが嫌ならば、どのようなルールにすればその集団がうまく回るか」いう視点でも話ができるようになります。
そうなれば、ずっとお互いにとってやりやすいルールが決められます。
子供も自分の意見を尊重されるので、集団のメンバーとしての自覚と責任感も出てきます。
このように「集団のためのルール」という視点で話ができると、親vs子ども という無駄な対立が避けられます。
残念ながら、家のルールが親と子供の個人的な要求のぶつかり合いになってしまったために、お互いが意地になって話がこじれてしまってる・・という事例もよくあるんです 🙁
そのような時期に、親と子供の個人的な要求のぶつかり合いの話にしてしまうと、さらに話がうまく進まなくなってしまうので、ご注意ポイントです。
家庭のルールはシンプルで、できたかどうかが誰にでもわかるようなものを合意の上で決めましょう。
その子にとって必要ならば、ご褒美やペナルティを始めは設定するのもアリです。
それも子供と一緒に決めるのが一番効果的です。
実際にしばらく続けてみて、ルールがうまく守れないことが多い場合には、再度見直しをして、守りやすさが上がるように改良していくのがオススメです。
B. 他にどうすればいいのかわかっていない
Aで少し触れましたが、子供も「今のままじゃまずい 🙁 」とは思ってはいても、「じゃあどうしたらいいのか」がわからないために、しょうがなくこれまで通りを繰り返していることもあります。
はい、そうです 😉
そんな時には『もっと前から始めればいいのに』『もっと時間をかけなさい』という抽象的な言葉を何度繰り返し伝えても、子供は実際に動けないこともよくあります。
そのような場合には、より具体的に、その子がどこで詰まっているのかを見つける作業のサポートが必要です。
大人からすれば、自分がうまくやってきた体験があるので、それを頭の中でイメージして子供に言葉をかけてます。
でもうまくやれてない子供にはそのイメージが持ててない上に、自分が改善するために何をしたらいいのかがわかっていないから動けていないことも多いんです。
そういう時に、子供のやる気の無さを責めてしまうと、的外れになってしまいます。
具体的な改善方法を子供が見つけられるように話を進めていきましょう!
よくある朝寝坊についても、子供に話を聞いてみると、その子なりに目覚ましを3つ鳴らしたりして、工夫しているんだけど、うまくやれていないことも結構多いものです。
そういう時に「何度言ってもやらないんだから 😡 」と責めても効果はないものです。
むしろ「やってるのに」と反発の気持ちだけになっちゃいます 😐
そしてこのようなパターンでは、その前にどこかで子供が勇気を出して『どうやって勉強したらいいのか分からない』と大人に尋ねたことがあったのに、『早くから始めればいいだけじゃない』『そんな事自分で考えれば』と突き放された体験を持ってることもよくあります。
それで「相談しても無駄なんだ」と学習してしまい、子供が一人で悶々としていることもけっこうあります。
突き放した大人からすれば大したことのない話でも、思春期の子供にはそれが大きなダメージになることが多いんです。
もったいないですね 🙁
(参考:相談ができない子:4つのワケと大人ができること)
子供がちょっとした疑問でも言ってきた時には、ぜひ話をよく聞いてあげてみてください 🙂
ちょっと気をつけてみます~
(^^)>
ただ、そこで一呼吸置いて対応してみると、その後がずっと楽になるのでオススメです♡
思春期の子供には「もう一人でできること」と「まだ一人ではうまくやれないこと」が混在しています。
それは外から見えないのでわかりにくいですよね。
色々一人でやれてることがある子供にこそ、他のことも同じ水準でやれるはずだと大人も期待しちゃうかもしれません。
そして「何ができて、何はできないのか」は兄弟でも違うので、親御さんもわかりにくいですよね。
つい「お姉ちゃんはできたから」と、その子もできるのがアタリマエだと思ってしまいやすいものです。
「あれ?」と思った時には少しだけ丁寧に「その子」を見てあげるのがオススメです!
C. 良くない行動だとわかっているがやめられない
子供も自分のやっていることが、なんとなく良くないな~とは思っていても、自分でもやめられないというパターンもあります。
「夜遅くまでゲームやスマホをする」などがこれに当たります。
もちろん、そうすることで毎朝起きられなくて、親からも叱られたりするのは、子供も心地よく思っては居ないんです。
でもゲームやスマホは、自分だけで簡単に始められてずっと使い続けられてしまい、面白さも強烈です。
つい誘惑に負けやすく、「やめられない」状態になりやすいんです。
特に感覚的な刺激に弱い思春期には、この誘惑を自分だけで管理するのはハードルが高い子も多いです。
ゲームやスマホについてデメリットを話し合っても、子供が自分で使い方を管理できない場合には、ある程度親の管理が必要な場合があります。
この場合も『とにかくやめなさい』とか『後1時間したら』と毎回言い続けるのでは、親御さんにとっても、お子さんにとってもストレスになっちゃいますね。
子供も自分でもやりすぎだなとは思っていても、「親は自分の楽しみをいつも邪魔する」とも毎回感じるので、大事な親子の信頼関係も崩れてしまいます 🙁
このような場合には、一度しっかり話し合ってシンプルなルールを決めるのがオススメです。
できたらご両親とも参加して、「家のルール」にするのがオススメです。
ルールは親が頭から一方的に押し付けるのではなく、思春期になったら特に、理由と目的(子供にとっての必要性)を伝えて、考えさせて、感じさせることが大事です。
特にイマドキでは一方的な指示命令には反発する子が多いです。
子ども自身が「自分にとって大事なこと」だと思わないと、ルールを守るモチベーションもわきません。
ペナルティはちょっとショックだけど、重すぎないものがオススメです。
また、ルールを決めても、時には子供が守れないこともあるかもしれません。
そんな時にはたんたんと、決めておいたペナルティを実行します。
誰でも今までの習慣を変えるのには、少し努力が必要ですし、うまく行かないこともあるものです。
「守れないこともあるだろう」とお母さん・お父さんの方も心得て置くのがオススメです。
はい、たんたんと決めたルールを実行するのが効果的です。
逆にご褒美を決めた場合には、達成できたらそれもすぐに実行します。
そして一度リセットできたら、また子供がそのルールを守れるように勇気づけてあげてください。
できなかったことを責められても、やる気は起きにくいものです。
「あなたならできると思う」と、サラッと伝えておくのがオススメです。
勇気づけはとても大事です。
しばらく不登校だった子供が、登校を始めようか・・・と思う頃にも、親御さんがただ見守っているだけよりも、さりげない勇気づけや具体的に登校しやすくなるようなサポートがあれば、サクッと進めることもあります。
詳しくは講座や個人セッションでお伝えしていますが、「責めるのはブレーキをかけること。勇気づけは子供が自分でアクセルを踏めるような関わり」と覚えておくと役立ちます。
また、「夜○時に寝て朝△時に起きる」という、できそうな範囲でルールを決めても、実際に子供がやろうとしてもうまく行かないこともあります。
そのような場合には、やろうという気持ちがあっても身体のバランスが崩れていることもありますので、そちらのチェックも必要になります。
その子の意思や気持ちだけでなく、身体がそれに対応できているかどうかを見るのも重要です。
気になる方は個別にお問い合わせください。
そうですね。
親としては「何度も言ってるからあとは子供のやる気の問題」だと思ってしまいがちですが、それだけでないことも多いものです。
その子が何かをしている時には、必ずそこにはワケがあります。
まずは子供と話して、この3つのパターンのどれに当てはまるのかを見つけるところから始めてみてください。
大人が子供のワケを一緒に見つけようとする姿勢から、子供には自分のことを尊重されていると伝わります。
無駄な対立が起きなくなります。
子供の問題行動に大人がムッとするもは当然ですが、そこで「親に反発してるだけ」「自分勝手」と決めつけないで、その子なりのワケを少し丁寧に見てみると、本当に今必要な接し方も見えてきます。
子供との信頼関係を強くするチャンスにも変えられます
(^^)
コミュニケーションと親子の関係性
ここまでは子供の何度言っても変わらない、子供の問題行動のワケを見つけて、一緒に親子でそれを紐解いていくというパターンをご紹介してきました。
子供にもワケがあることを認めつつ、それを具体的にコミュニケーションしながらサポートしていくというパターンです。
そしてここからは、問題行動があってそれについて子供と話をしたいけれど、そもそも子供とのコミュニケーションがなかなかうまく行かないというお悩みについてみてみましょう。
こちらには、このようなお悩みをよくいただいています。
(1)話ができない
話しかけても返事をしない、黙る
『別に』しか言わない
(2)反発ばかりする
「ああ言えばこう言う」が多い
不機嫌になる、キレる
(3)嘘を付く
宿題をやってないのにやったと言う
ゲームをやったのにやってないと言う
(4)暴言を吐く、暴れる
これらの場合でも、お一人お一人でその状態が違います。
なので、やっぱり「この子にはどのようなワケがあるのか」を見極めて接することが大事です。
(1)反抗期
子供に話しかけても話が続かない、反発や不機嫌な態度になる事が増えたいう場合には、思春期の反抗期の影響が大きいこともあります。
小さい頃にはよく話をしていたなら、このような子供の変化は寂しいですね。
ただ、親と距離を置こうとするのも一つの成長のステップなので、このタイミングでは小さい頃のような親しいコミュニケーションを期待せずに、少し距離を置く方が効果的なことが多いです。
反抗期がこじれずに終われば、また別の親しさのコミュニケーションが戻ってきます 🙂
親と距離を置こうとするのは、子供が自分なりにいろんなことを考えたり行動したいという欲求があることがベースになっています。
その自立欲求を認めて、子供が自分なりに試行錯誤していくのを見守ることも大切ですね。
反抗期には親の方からはあまり細かいことをあれこれ言わずに、しかし子供の頑張りや良いところを見つけたらサラッと言葉にしておくのがおすすめです。
時には子供が嫌がっても、時々は「大切に思ってる」などの愛情も表現しておきましょう
(*^^*)
そして進路や体調管理など、本当に変えるべき大事な課題については「これについてはしっかり話し合いたい」と、腹を割って向き合うよう、メリハリをはっきりつけるのがポイントです。
「見守る」のは大事ですが、「全てを見守るのではない」のが思春期の子育てのコツになります。
そして健全な?反抗期の場合には、時には子供の方から話しかけてきますので、そのタイミングを逃さずに、しっかり話を聞ききってあげることが一番大事なところです。
そうやって子供が自分のペースを受け入れてもらっているという感覚が持てるようになってくると、反抗期をこじらせずにすっと卒業していきます。
(2)コミュニケーションが苦手
思春期になると、子供の感情や感覚が複雑になる一方で、それをうまく言葉にする力がまだ追いつかないことがあります。
特に中学生頃にはそのアンバランスが大きくなりやすいので、子供の言葉が少なくなりやすい時期です。
真面目にちゃんと表現したい子ほど、言葉数が少なくなることも多いです。
言葉の力の成長の仕方はとても個人差の大きいところなので、その子のペースを尊重しながら、少し言葉を待ったり、引き出したりしてあげるのも効果的です。
このようなタイプの子に注意したいのは、「自分はどうせうまく話せない」と思いこんでしまって、コミュニケーションに苦手意識を持ってしまうことです。
そうなると自分からコミュニケーションを避けようとするので、ますます言葉の力が育たなくなってしまいます 🙁
このパターンに当てはまるようならば、ご家庭で子供の好きなこと(趣味でも興味のあることなんでもいいです)について話を聞く時間を少しでもいいので増やしてみてください。
5分でも10分でも、その子の話だけに集中して興味を持って耳を傾けてみるがオススメです!
ただその子のペースに合わせて「見守っているだけ」でなく、少しコミュニケーションを引き出すことも必要になります。
誰にとっても自分の好きなことについてが一番話しやすいですし、それをしっかり聞いてもらえると「自分を受け止めてもらった」という感覚も持てるようになります。
少しつづでも話しをする意欲と聞いてもらえたという成功体験を育てて行くのがオススメです。
そうやって育てていくと、時期が来るとまた話す力がぐっとついてくる子も多いです。
それにしっかり話をきいてもらうことで、大事な親子の信頼関係がしっかりと育ちますから 超オススメです!
(3)ストレスがある
この場合の子供が溜めているストレスは
A. 親子のコミュニケーションパターンがずれている場合
B. ストレスが過剰に溜まっている場合
の二通りあります。
A. 親子のコミュニケーションパターンがずれている場合
コミュニケーションのパターンというのは、実は人によって大きく違います。
自分には言いやすくて、わかりやすいコミュニケーションの仕方でも、他の人には全く響かないこともあるものです。
例えば親が合理的な説明があれば納得して動くタイプでも、子供は自分のこだわりに合うかどうかを第一にするタイプのこともありますし、話の内容よりも言葉の選び方や口調に強く反応する子も居ます。
このような場合には、親御さんがいくら心を込めて合理的な理由を説明しても、子供にはその大事さが届かないこともあるんです 😯
特にイマドキの思春期の子供と親御さんの思春期の頃とは、時代の変化による価値観や考え方や感覚の違いが、これまでの親子世代の違いよりも大きくなってきています。
思春期になってその子の個性がはっきりしてくると、親子でコミュニケーションパターンのズレが大きくなることも珍しくありません。
そしてそれを踏まえてみると、みるみるコミュニケーションが楽になったという声もいっぱい頂いています。
コミュニケーションは技術なので、どなたでも新しいものを身につけられます。
ズレたままだとお互い苦しいばかりですが、コツを押さえたコミュニケーションにするだけで、親子関係がずっとスムーズに行くようになったという事例もいっぱいあります。
赤ちゃんの頃からずっと一緒に暮らしてきたはずなのにって思っちゃいます 😯
これは案外気づかれにくいところです。
でも親子でも兄弟でも全く違うコミュニケーションのツボを持っていることはよくあるんです 😉
ピンときた方はお問い合わせください
B. ストレスが過剰に溜まっている場合
イマドキの思春期の子供は、いろいろな面でストレスを溜めてしまうことがあります。
成績の評価や受験のストレス、部活での評価や先輩後輩の人間関係、先生や顧問との関係や、お互いに不安定な友達関係、SNSで一日中つながっている感覚、即レス文化、塾や部活で目いっぱいの生活などなど。
大きな特定のダメージがなくても、いろんなストレスが溜まってしまい、心や身体に影響が出てしまうこともありますし、なにか一つの大きな出来事からのショックでストレスフルになることもあります。
思春期の子供はこのようなストレスにうまく対応できないと、家でついお母さん・お父さんにあたってしまうこともよくあります。
ちゃんと返事をしない、キレる、不機嫌をぶつけてくる・・・
当たられる方はもちろん嫌な気分になっちゃいますが、そこで子供を正論でガンガンと責めてしまうと、子供は自分の逃げ場所がなくなってしまうのでご注意です。
このような場合には、ちょっとだけ大目に見てあげつつも、最終的には子供が自分でストレスを処理したり、リラックスできるようにサポートしてあげるのがオススメです。
(参考:ストレスの多い中学生:付き合い方と家庭でできること)
大事なのは「ちょっとだけ大目に見る」のと「八つ当たりを受け取る」の違いをお母さん・お父さんがわかっていることです。
「ちょっとだけ大目に見る」というのは、子供の言葉に耳を傾けつつも、子供の状態を客観的に観察して必要な接し方をしていくことです。
「八つ当たりを受け取る」というのは、子供の言葉ややってることだけに注目をすることです。
子供の言葉に正面から反論したり、または「その通り」と吸収してしまうことです。
親が子供のストレスの八つ当たりを受け取ってばかりだと、子供も親とのやりとりばかりに意識が向いてしまいます。
その結果、ストレスへの対応がどんどん遅れてしまいます。
そうなると子供は苦しさのあまり、ストレスをさらに親にぶつけるようになっていきますが、結局根本的なストレスの解消にはならないので、子供も大人も苦しいばかりになってしまうんです 🙁
返事をしないなどを通り越して、キレたり暴力が出てくるようになることもあります。
身体・心・頭の状況も悪くなってしまいます。
なるべく早めに子供自身がストレスを向き合えるようなサポートが必要です。
(1)反抗期との違いは、子供の身体・心・頭の状態をチェックしてみるとわかります。
親と接していない時でもなんだか体調が悪そう(朝起きられないなど)、表情がずっと暗い、やっていることの効率が悪すぎる・・・
こんな様子が見られたら B.ストレスが過剰に溜まっている可能性が高いです。
この場合には、なるべく早くに具体的な手を打つのがおすすめです。
どうしたらいいのかと迷う時には専門家の手を借りてくださいね。
状態の見極め方と、必要な接し方を手に入れてください。
「なるべく早めに」が大事なのは、思春期に心も身体も本来は柔軟なのですが、残念なことにある一定以上のストレスからには、ガクッと弱くなるという特徴があるからです。
思春期の子供はみるみる心身の状況が悪化することがあるんです。
そして子供が自分で気づかないうちに、身体の不調になったり、心の不調になったり、理性的な思考ができなくなることも起こります。
この状態になってしまうと、子供は親をストレスをぶつける対象としてしか見られなくなってしまいますし、自分の不調を客観的に見ることも難しくなってしまいます。
この状態では、通常のコミュニケーションやルール設定もうまく働かないことが多いです。
不登校の始まりの頃などは、この状態になるお子さんも多いのでご注意です。
この状態になっている時には、ストレスをぶつける対象者(お母さんのことが多いです)が、いくら心を込めて言葉をかけても、子供には届かないこともあります。
繊細な接し方のコツと第三者の介入が必要です。
でも、ご安心くださいね。
それはお母さんの伝え方や育て方が悪いからでも、お子さんの性格だからでもないですし、「今はそのような状態」になっているだけです。
このような状態からお子さんの心身を落ち着かせていくためにご家庭でできることもちゃんとあります。
今までも講座やセッションから、その状態から抜け出された方もたくさんいらっしゃいます。
大事なのは、「今は子供のストレス段階がどのあたりなのか」を早めに見極めて、必要な接し方をしていくことです。
ここを読み違えて、頑張ってコミュニケーションを取ろうとしても、お母さん・お父さんにもお子さんにも苦しい時間になってしまいます。
うまくコミュニケーションができない状態だと、親御さんも困ってしまいますね。
それでも状況に応じた繊細な接し方のコツや、身体・心・頭の3つの方向からのアプローチがあれば変化を生み出すこともできるんです。
思春期の子供の問題行動:注意しても変わらない時の終わりに
いかがでしたでしょうか
子供の問題行動を注意しても変わらない時の接し方のコツをお伝えしました。
でも、そこに怒っていくら注意しても、それで変わるものではないとよくわかりました!
子供なりのワケに注目するのが大事なんですね。
そのワケは子供自身が気づいていることも、気づいていないこともあります。
そこに注目して紐解いていけば、子供が問題行動を手放すために必要なことも見えてきます。
それにワケによって、必要な接し方も色々違うんですね~
言葉で頭に訴えるだけでなく、心や身体に伝えた方が早いことがあるというのもびっくりしました。
その子のその時に必要なことを見分けるのが大事です。
特に気をつけたいのが、最後にお伝えした「ストレスが過剰になってしまった場合」です。
この状況では、いくら心を込めてコミュニケーションを取ろうとしても、正面からだと難しい事が多いです。
かえって、親子関係をこじらせてしまっている事例もよくあります。
でも、身体・心・頭の3つの視点からのサポートがあれば、ぐんぐん回復していきますのでご安心くださいね。
まずはうちの子に、朝寝ぼうについてどう思っているのかを落ち着いて聞いてみます!
♡♡あとがき♡♡
子供の問題行動は困りものですね。
でもそこにはなにかのワケがあるはず・・と思って接すると、それが子供の可能性を信じることにも繋がります。
その信頼は子供にも必ず伝わるので、大事な親子の信頼関係はゆらぎません。
子供の問題行動を性格などの ”変わらないもの” のせいにしてしまったら、子供も苦しくなりますし、そこから変化が生まれにくくなってしまいます。
大事なのは子供の可能性を信じて、手や心を離さないことです。
でも、必要な時にはサクッと専門家などの手も借りてくださいね。
ご家庭だけで難しい場合に専門家の手を借りるのは、身体の病気や怪我の時と同じです。
子供は本来の生きる力を発揮できるはずと信じて、良い情報を手に入れれば、回復も予防もできるようになります!
親子で笑顔の思春期を過ごす時間が増えますように。
そしてその笑顔をサポートする思春期の生きる力コーチになってくださる方も大募集中です
(*^^*)♡
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