思春期には親の過干渉が一番のダメージに⁈過保護よりも怖いわけ

 

思春期には親からの過干渉が、実は一番のダメージになるんです 🙁 

知らないうちに”愛情”が”過干渉”になっちゃって、子どもの「生きる力」を損なってしまうのはゴメンしたいですね。

 

お母さん
子育てで「過干渉はNG」ってよく言われます。

私もなんとなく、思春期の子どもに構い過ぎてはダメだとわかります。

 

でも親の方から子どもに伝えたり、教えることだってありますよね 🙄 

そういうのって「干渉」になるんでしょうか?

どんなのが”過干渉”になるんですか?

 

今週は、こんなとってもナイスなご質問をいただきました。
\(^^)/

リアルに子育てをしていると、ここで悩むことってありますね。

 

思春期の子育ての基本姿勢は「見守る」です。

でもおっしゃる通り親のお仕事の一つとして、子どもに親の方から関わっていくことが必要な場面もやっぱりあります。

思春期になったからと、全てを子どもに任せてしまう・・では「放任」「過保護」になってしまいます。

 

そして思春期に親から関わっていくことが必要な場合にも2つのパターンがあります。

この合わせて3つの関わり方の使い分けが思春期の子育てのコツになります。

 

幸子さん
この3つの関わり方の使い分けは大事です。

そのバランスが悪いと、愛情からでも「過干渉」や「放任」「過保護」になってしまうこともあるんです。

 

そして特に今回のテーマの「過干渉」は、思わぬダメージを呼んでしまうんです。

今週はそんな「過干渉」について、ご一緒に見てきましょう!

 

お母さん
 は〜い!

 

思春期の親の3つの関わりとは?

まずは思春期の子育てでの3つの関わり方をサクッと見てみましょう

思春期の親の3つの関わり方

⑴ 見守る

⑵ 引き出す

⑶ 干渉する

 

⑴ 見守る

思春期の親の関わり方の基本ですね。

思春期は子ども自身が「自分の課題」に向き合って、「自分で考えて」乗り越えるための試行錯誤をする機会が、自立に向けてたくさん必要な時期だからです。

子どもが思春期になったら、親は子どもの課題への口出しは極力控えることが大事です。

 

特にこれからの選択肢だらけの時代で生きるには、「自分で考えて何かを選ぶ力」を思春期のうちに育むことの重要性が、どんどん強くなってます。

親は子どもの多少の失敗には目をつぶりながらも「見守ることが基本」です。

時に「失敗の選択」をすることからも、子どもは「選ぶ力」育てていくからです。

 

幸子さん
「見守る」ということは、子どもから目は離さずにいることです。

  子どもの状況を日々見ているからこそ、必要な時にはさっと「引き出す」や「干渉する」に関わりを変えることもできますね 🙂 

 

 

お母さん
目は離さないことが大事なんですね

 

⑵ 引き出す

思春期は柔軟に成長する力がありますが、感情に引っ張られたり、長い目で物事が見れなかったりという脳の状態から始まります。(詳しくはこちらをご覧ください

子どもも自分だけでは目先のことばかりにとらわれて、上手く選択できないこともあるでしょう。

そんな時には子どもの視点を整えるような親からの関わりも必要になります。

 

またストレスが多様化しているイマドキでは、子どもが自分で処理できないほどのストレスを抱えてしまうことも以前よりも増えています。

思春期のうつや不登校・起立性調節障害なども増加傾向です。

このような時には子どもが回復力を取り戻せるような親の関わりが必要なのは、身体の怪我や病気の場合と全く同じですね。

 

さらに進路選択などでは子どもが可能性を広げられるように、親からも選び方をサポートすることが必要になっているのもイマドキです。

今はとにかく選択肢の数が増え続けているので、子どもだけでは大きな可能性を見落とすこともあるからです。(詳しくはこちらをご覧ください

 

幸子さん
子どもの心や考え方についてものサポートも、身体へのサポートと同じように「なるべく最小限」が基本です。

親が先回りしすぎて関わり過ぎると、子どもに自然な抵抗力(=ストレス乗り越え力)が育たなくなってしまうのも身体へのサポートと同じですね。

 

ただ強い落ち込みなどが1週間以上回復しないような場合には、早急に親からの関わりが必要なサインです。

 

この「引き出す」関わりで大事なのは、親の意見も伝えますが、基本は子どもに最終的な選択をさせることです。

脅したりご褒美で親の考えに従わせるのではなく

①子どもが気づいていなかった選択肢もあるとわかるようにすること

②その中から納得して自分なりに結論を出せるところまで導くこと

が、思春期の子育ての大事なポイントになります。

 

イマドキでは親の持っている答え以上に有効な選択肢が見つかる可能性も大きいですし、思春期の子どもには、自分で納得して選ぶという体験が重要だからです 🙂 

思春期の生きる力コーチングカレッジではこのような関わりを「子どもの可能性と力を引き出す関わり」コーチングコミュニケーションと呼んでいて、講座でも詳しくお伝えしています 😀 

 

お母さん
関わるっていうのは「親の考えを正解として伝える」とは違うんですね。

 

はい、それは「干渉」です。

「干渉」を辞書で調べると、大辞泉では「他人のことに立ち入って自分の意思に従わせようとすること」、大辞林では「他人のことに立ち入って、口出しをしたり自分の考えを押しつけようとすること」となっています。

どちらも「他人のこと」なのに「自分の考えに従わせようとすること」がポイントですね。

 

子育てで考えてみると、「親が子どもの課題について口を出して、自分の考えに従わせようとすること」になります。

どうでしょう?

 

思春期の子育てでは、子どもの課題でも親がそれに関わることが必要な場合がある、というのは今お伝えした通りです。

でもその関わり方がすぐに「親の考えに従わせようとする」のでは、放任と干渉の二者択一の両極端になってしまうんです。

それで親の愛情がうまく伝わらず、親子関係がしんどくなっている事例は多いです。

 

この「引き出す」コミュニケーションは思春期の子育てにはとても大事です。

親としては「見守る」と「指導」のつもりでも、この中間の「子どもに気づかせて決めさせる」という関わり方が抜けてしまうと、子どもと信頼関係が築けなくなり、親子関係がこじれます。

子どもからすると、親は「放任」と「干渉」だけだと受け止められてしまうからです。

子どもからすると「いつもは放ってるのに、自分の都合次第で勝手に意見を押し付けてくる」と感じてしまうんです。

それではせっかくの愛情が伝わらなくて、残念すぎますね  (T T)

 

この「引き出す」関わりがあることで、子どもは親から目をかけてもらっていることもわかりますし、自分の意見も尊重されていることもわかるんです。

 

お母さん
なるほど〜!

思春期には親から独立したい気持ちと、でもいつも気にかけていて欲しいという両方があるって、以前教わりました。

『めんどくさいし難しい』って思っていましたが 🙄 、どちらも満たせるのが「引き出す」関わりでなんですね 😀

 

はい、基本は「見守る」で手を出さないことですが、時には子どもの課題にも「引き出す」コーチングコミュニケーションで関わることも必要です。

そしてそれがあるからこそ、信頼関係ができるので、最後の「干渉」も響くんです。

お母さん
あ、もう一つの関わり方があるんでしたね

 

⑶ 干渉する

思春期の親の基本の関わりが「見守る」で、必要な時には「引き出す」関わりになるというお話をしましたが、さらにもっとレアに「干渉する」という関わりもあります。

これは子どもに親から理性的に話をしても、子どもと話し合うこと自体が難しいというレアなケースです。

これは親の意見に強制的に従わせることが必要な場合で、稀にあります。

 

思春期の子育てでは、子どもの理解や納得が大事ですが、時には親が「家庭の主導者として自分の考えを主張する」ことが必要なこともあるんです。

それも身体の不調の場合と同じです。

身体の不調が深刻な場合には、本人が治療を受けたくないと言っているからと、子ども任せにしたり、子どもの納得をただ待っているわけにはいきませんね。

そういう場合には親として、子どもの課題に「干渉」することも必要になります。

 

このケースとして時々あるのは、不登校などで既に子どもがゲームやスマホにとりつかれたようになっていて、合間に落ち着ける時間がないような状態です。

親が落ち着いて何度か働きかけても、今の使用時間を減らそうとする提案には乗ってこずに暴れるという状態ならば「親の干渉」が必要です。

そんな時には『子どもが納得しないから・・』とその話を諦めてしまっては、結局子どもに何でも決めさせる「放任」「過保護」になってしまいます。

 

不登校などでストレスが強い時には、子どもは子どもなりに、「ゲームで現実逃避したい」という健気な理由もあるんです。

その気持ちは十分分かります 🙁

ただ、親が「かわいそうだから」「言うと暴れるから」といつまでもゲームに現実逃避をさせ続けてしまうと、ゲーム依存という別の課題も出てきます。

子どもが他の子と交流したり、ひとり静かな時間も持てているようなゲームの使用ならばいいんですが、子どものイライラがいつまでも改善しないような場合には要注意です。

子どもが現実を受け入れて対応していくチャンスも掴めないままになってしまい、不登校やストレス状態が長引くことにもつながります。

 

ここはちょっと大変ですが、長い目で見て子どもに本当に必要な関わりをしていきましょう。

ゲームを取り上げることを目指すのではなく、子どもの状態を整えながらも、ゲームに依存しない環境を作っていくために、強いリーダーシップをとって行きましょう。

子どもへの穏やかな話しかけは続けながらも、状況によっては先に使用時間の制限をかけることが必要な場合もあるんです。

この辺りは専門家と相談しながら対応していくのがオススメです。

お子さんの状態と環境・個性によって、この関わり方が一番繊細さが必要です。

何ヶ月、何年もと長引かせる前に、早期に専門家に相談してくださいね。

 

お母さん
「干渉」が思春期の子育てでは必要なこともあるんですね 😯

 

はい、「見守る」と「引き出す」だけでなく、時には毅然と子どもに「干渉する」ことが必要な場合もあります。

この時に大事なのは、干渉する親の基準を、親が第三者の意見も聴きながら自分でも検証し続けることです。

自分の考えを客観的に検証することもなく「正しいに決まってる」と押し付けてしまうと、親子関係がこじれるだけでなく、親子で大きな迷い道に踏み込んでしまうこともありますから。

このレアケースの場合には、専門家にご相談ください。

 

幸子さん
この3つの関わり方は、子どもの状態や個性・環境に応じて使い分けていくことが大事です。

いつも「見ているだけ」では放任、過保護と同じです。

そして「引き出さなくては」といつまでも子どもの理解をただ待っていても、結果的には放任・過保護と同じになります。

時に「干渉」も必要になることも心に留めておいてくださいね。

 

ただ「干渉」は基本的にはレアケースです。

これを多くやってしまうのが「過干渉」です。

見極めが難しい時には、専門家に早めに相談するのがオススメです!

 

お母さん
思春期の子育てでは、3つの関わり方のどれもが必要な場面があるんですね。

そして真ん中の「引き出す」がないと、「見てる」と「干渉」になってしまうので、「干渉」が増えて「過干渉」なってしまう・・

スッキリしてきました!
\(^o^)/

 

それに今まで、「過干渉」と「過保護」って似たような意味だと思ってました

 

はい、私も以前はそうでした 🙂 

ちょっとまとめておきましょう

 

親の過干渉と過保護の違いとは?

過干渉というのは、文字通り「干渉のし過ぎ」ですね。

干渉は「子どもの課題について親の考えに従わせようとすること」なので、過干渉は親の考えを優先させ過ぎることです。

 

そして「過保護」は「保護のし過ぎ」なので、子どもの考えを親が優先させ過ぎることです。

 

「干渉」も「保護」も思春期には親の役目として必要なことがあります。

そして親からしっかり目をかけてもらっている(=保護されている)という感覚があってこそ、信頼関係があるので、時に干渉されても子どもはそれを受け止めることもできます

 

でもどちらも「過剰」になると「過ぎたるは及ばざるがごとし」で望ましくない結果になります。

特に思春期の過干渉は、特に子どもに大きなダメージを与えてしまいます。

次はそれを見てみましょう

 

思春期の親の過保護・過干渉によるダメージ

過保護によるダメージ

子どもの考えや気持ちを親が優先し過ぎるのが過保護です。

過保護にされると、自分のことを親には大事にされているという感覚は持てるのですが、「過ぎる」と以下のような困ったことも起きるリスクがあります。

 

過保護の結末

子ども

*嫌なことはやらない

*人に頼むことができない
(文句は言う)

*家の外では思い通りにいかないので、外に出ない

*自分は受け取るだけで与えようとしない

*自分の思いを現実にするための行動・工夫ができない

*すぐに諦める

*思いやりを持てない

*責任をとれない

*場当たり的になり長期的に考えられない

*自立できない

*いつまでも忙しい

*手をかけているのに文句ばかり言われる、恨まれる

 

お母さん
これも嫌ですね〜

 

幸子さん
そうですね。

最終的には親子だけの世界に閉じこもることになってしまいます。

愛情は「子どもの幸せな自立」という子育てのゴールに向けて役立てたいですね 😉 

 

過干渉によるダメージ

子どもの課題について、子どもの考えを尊重せずに、親の考えを優先させ過ぎるのが過干渉です。

こちらは「親の愛情がわからない」「自分の思いが通らない」ことで、さらに重篤なリスクがあります。

過干渉の結末

子ども

*自分の課題を解決する力がつかない

*ストレスに弱い

*イライラか無気力

*親に強い怒りを抱える

*罪悪感を持つ

*自尊心が低い

*自己肯定感が低い

*親も含めて、人とうまく付き合えない
(人との距離感がわからない)

*楽しめない、喜べない

*孤独

*いつまでも忙しい

*どんどん過干渉になる

*親子関係がこじれる

 

親からの「過干渉」が多いと、子どもは自分の課題について自分で考えて対応を選んで行動する機会をたくさん奪われることになります。

何かあると(なくても)親に決められてしまうからです。

ストレスに自分で対処する力も育ちません。

 

子どもは「自分の課題を自分で解決したい」という思春期の自然な欲求を損なわれてイライラするのですが、自立する自信もないので反抗的にもなれずに無気力にもなります。

そしてイライラ・無気力のどちらが強くても、自分の本能的な成長を阻害されていることで、親に対して強い怒りを持つようになります。

 

そしてそれが同時に、子どもの罪悪感にもなるんです。

自分の親がどんな親であれ、「親を嫌だと思う自分」に罪悪感を持たない子どもはいないので・・・(T T)

 

また、一番身近な味方であるはずの親から自分の意見を尊重されないので、自分の意見や存在そのものに自信も持てないままになり、自尊心・自己肯定感も育ちません。

 

いつも自分の課題に干渉されることで、人と境界や距離感がわからなくなってしまい、他人とうまく付き合えなくなります。

人に近づきすぎたり、離れすぎたりするようになります。

 

そして親から「こうすべき」と言われ続けるので、自分の「こうしたい」という気持ちがわからなくなり、自分の「好き」「楽しい」「喜び」という感情にも繋がれなくなります。

「やるべきこと」ばかりで面白くない毎日です。

 

そして一番のダメージはは孤独・孤立することです。

親からの過干渉を頭では「自分のためを思ってなんだ」と理解しようとしても、十分に自分の思いを受け止められたという体験が不足していると、体験として親の愛情を感じることができないままになるからです。

人間関係の雛型である親子関係で愛情を感じられないと、人と心が通じるということがわからないので、最終的には孤独・孤立することで身を守ろうとしてしまいます。

 

 

お母さん
うわっ!

うちの子がこうなってしまったら嫌です〜〜!!

 

 

幸子さん
そうですよね!!!

でも、全ての過干渉の親御さんも「うちの子には幸せになってほしい」と思っているんです。

ただその愛情の表しかたが、知らずに「過干渉」になっているだけなんです。

 

子どもの状態と個性や環境に合わせて、親の関わり方を変えていけていないだけなんです。

 

お母さん
確かにそうですよね。

愛情がなければ関わらないです。

そして私も関わり方の違いなどは、はっきりわかっていなかったですもん

 

幸子さん
私もそうだったんです!

それでドツボにはまった人なんです :mrgreen:

 

今まではとにかく、子育てのコツを教わる場面が少な過ぎました。

特に思春期については、今までは「反抗期という一時的なめんどくさい時期」という認識だけで、周りからの刺激次第で、良くも悪くも大きな影響を受ける時期だとは知られていませんでした。

10年前は思春期子育てのコツなんて誰も語っていませんでしたから。

 

今は科学的にも思春期の脳や神経系の発達について、色々なことが分かってきています。

それを広くシェアして、子育てで愛情がもっとそのまま伝わるものにしたいです。

 

お母さん
一生懸命に愛情・手間暇をかけているのに、結果が逆になってしまうなんて、残念過ぎますね

 

幸子さん
そうなんですよ。

私なんて、自分で気付いた時には唖然呆然、自分を責めたり・・しばらくは、そりゃあ一人で大騒ぎしましたとも (T T)

そんな思いをする人は、もう0にしたいです。

 

では、なぜ「過干渉」になってしまうかと、そこから脱出するコツのご紹介です!

 

知らずに親が過干渉になってしまうわけ

(1)親は「過干渉」が当たり前だと育ってきた

以前は時代の流れもゆっくりで、人が生活するコミュニティにもあまり変化がありませんでした。

親の世代にうまく行っていたことが、そのままで安全に生きるために役立っていたんです。

だから親は子どもの課題にすぐに正解を与えて学ばせることが、子ども幸せを目指す上でも合理的でした。

 

でも今は時代も変わるスピードが速くなっています。

親の知らない環境の中で、親の知らないストレスを、子どもは乗り越え続けていくことが必要です。

イマドキの子どもにが幸せに生きるには、自分で臨機応変に自分の課題に対応する力・選ぶ力が欠かせないのです。

 

親はこれからの時代について知っておくことも必要です。

(2)引き出すコミュニケーションを知らない

自分の知っているやり方だけでは十分でないと分かっても、どうしたらいいのかを知らないとやり方を変えられないですね。

 

引き出すコミュニケーションは、コツさえわかれば難しくないものです。

子育てにだけでなく、どんな人にも、そして自分自身にも使えます。

一生役立つ財産ですから、トライしてみるのをオススメします。

 

当カレッジでも「最幸家族講座」としてご紹介していますが、たった3ヶ月でみなさん自然に習得されています。

 

(3)親が「感情を大切にする」という体験が少ない

小さい頃から「良い子」で「正しいこと」「人に迷惑をかけないこと」を優先してきたり、忙しくて「合理的なこと」や「早いこと」を重要視していると、「感情を大切にする」という習慣がないかもしれません。

「感情」は非合理で、扱うのにちょっと時間がかかるからです。

 

でも実は、人が行動するための一番のエネルギーは「感情」です。

「正しさ」「役立つ」だけでは、動き続けられないものなんです。

 

「いいな」「好き」「楽しい」と感じると人は自然に近づいていきます。

「嫌だ」「怖い」「めんどくさい」と思うとさっさと遠ざかるようにできています。

このエネルギーは自然で強力です。

 

イマドキの子どもたちは、小さい頃からテレビやDVD、ネットから感情を動かすような派手な刺激をたくさん受けています。

そして特に思春期は、感情がとても強くなる時期です。

 

その子どもたちの気持ちを無視して親の言い分だけを通そうとすると、子どものエネルギーは内にこもるか、外にイライラになって出てしまいます。

親の言うことがどんなに「正しいこと」でもそれは起こります。

 

反対に子どもの感情エネルギーとうまくコミュニケーションができると、子どもはイキイキと行動するようになります。

 

幸子さん
そもそも「幸せ」はその人が感じる感情です。

感情と上手に付き合えると、親も子も幸せを感じる親子関係を取り戻せます。

 

(4)親の「失敗を怖がる気持ち」「待てない」が強過ぎる

親の「どうしても子どもに失敗をさせたくない」気持ちが強かったり、子どもの試行錯誤が待てなくて、「干渉だ」とわかっていても、子どもに自分が思う行動をすぐにさせたくて仕方ないという状態もあります。

このような状態は親の無意識の反応であったりするので、専門家に相談するといいでしょう。

 

幸子さん
似たような行動に見えても、ただの行動の癖であったり、発達のぬけが関わっていたりと色々ですが、必要な関わりで改善した事例もたくさんあります。

”性格”だからと諦めずに、専門家にご相談くださいね

 

親が過干渉をやめたい!と思った時にやってみるといいこと

過干渉を止めるための行動

①これからの時代のための「生きる力」について知る

②引き出すコミュニケーションを手に入れる

③感情を大切にする

④「失敗が怖い」「すぐに結論を出したがる」とサヨナラする

 

幸子さん
ご自分に、今必要だと思うものをやってみてくださいね♡

 

「思春期には親の過干渉が一番のダメージに⁈」のまとめ

いかがでしたでしょうか

今週は「過干渉」とはどんなことで、どんなダメージになるのか、そしてそこからの抜け出し方についてご紹介しました。

 

お母さん
思春期の親の関わり方が3種類必要なことは、目からウロコでした!

そして過干渉がどんなものか、なぜやってしまうのかもわかったので、ずいぶんスッキリできました
(^ ^)

コーチングコミュニケーション大事ですね!

 

幸子さん
楽しんでやってみてくださいね〜

 

♡♡おまけ♡♡

3つの関わり方で迷ったら、お子さんとご自分が笑顔かどうかをチェックしてみてくださいね。

どちらかや、または両方の笑顔が少ないようでしたら、関わり方を変えるサインかもしれません。

長いようで短い思春期の子育てが笑顔いっぱいになりますように
( ´ ▽ ` )

 

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