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人の話が聞けない子ども:その原因と親の対応
人の話が聞けないと、人間関係に大きなマイナス影響が出てきます。
子どもがそうかも?と思ったら、親としては心配で気になりますね。
ただ、どんな行動にも原因と、それをその子にとってプラス行動に変化させていくための対応があるのです。
大事なことを言ってるのに、その後見ていると、何も聞いてないみたいです。
特に思春期になってからで
学校でもそんな態度なのかしら、と心配です。
改善することはできますか?
まあ、そうなんですね。
お子さんが人の話が聞けないようだと気になりますね。
人の話が聞けない子どもにも、いくつかの原因があります。
その原因に応じて必要な対応も異なりますが
適切な対応でちゃんと良い方向に進めます。
はい、大丈夫です 🙂
では、人の話が聞けないことの影響から見ていきましょう
目次
人の話を聞けないのは危険信号?!
まずは、お子さんが
「人の話が聞けない」と受け取られてしまう場合に
生じるマイナス影響を押さえておきましょう。
家庭でそうであれば
親子関係や家族関係が落ち着かなくなります。
「この子は話を聞かない」と思ったら
親も聞かそうと圧をかけたり
または
諦めたり放任になることもあります。
そうなると
子どもも家庭での居心地もよくないので
基本的な安全地帯を家庭に持てなくなります。
その結果
精神的に安定することが難しくなったり
他の人に安定を求めて
依存的になることもあります。
また、学校や習い事などの他の場でも
もしそう思われてしまったら
やはり人間関係や信頼関係がうまく築けないですね。
どちらにしても
子どもも「うまく行っていない感覚」を持つので
自己肯定感が下がります。
「人の話を聞けない子だ」と思われるような態度は
改善した方がいいですね。
はい、次はとても大事な
「人の話が聞けない」子どもの原因について見てみましょう。
子どもが人の話を聞けないと思われる時には2パターンある!
まず子どもが人の話を
「聞かない」のか「聞けないのか」を見分けるところからです。
はい、「聞かない」は子どもの気持ちややる気、態度の話ですが
「聞けない」となるとそういう状態にないという話なので
本人の気持ちとは違う原因があるのです。
殆どの場合、特に子どもが思春期になると
「反抗的態度」などと
「本人の気持ちの問題」
「やる気があればできるはず」と
思われやすいものです。
ただ、思春期は
身体も成長する分不安定さもありますし
心も複雑になったり
一人で頭で「これはこうだ」と考えてしまうことなどが
起きやすい時期です。
やる気だけでなく
そのような原因から
「人の話が聞けない」と思われるような振る舞いをしてしまうことがあるのです。
子どもが人の話を聞けない原因とは
「人の話を聞けない子」と思われる場合には
「聞かない」と「聞けない」の2つがありました。
それぞれについて
そうなる原因が違うので
必要な対応も違ってきます。
まずはそれぞれの原因についてみてみましょう。
始めは「聞かない」からです。
これには「思春期の反抗期」も関係しています 😉
思春期になると子どもは
自立に向けて本格的に成長し始めます。
その時に自我に目覚めて
自己主張欲求が強くなります。
特にイマドキは
ネットで数多くの情報を手に入れられるので
子どもはリアルに身近な親や学校以外の価値観にふれる機会も増えています。
親や学校の話を
「唯一の正解」として
素直に受け取らない傾向があるんです。
また、ネットでは
自分が興味のある意見を指示する意見ばかりを
見続けることもできるので
価値観が偏る傾向もあります。
そうやって子どもは
自分なりの価値観・物の考え方を作るので
「親の言うことだから」
「学校が言うことだから」で
何でも受け入れるわけではなくなっています。
理由を納得行くまで説明せずに
「==しなさい、あなたのためよ」では
子どもは納得しないんですね。
そうなんです。
そうなると表立って否定はしなくても
結局親や先生の言うことを聞かない、ということも出てきます。
理由を話す、なんてことは
してこなかったです 😯
はい、私もです 😳
私が思春期の頃は
親や先生はあまり理由を
言わ無いことがほとんどでした。
私もそれがアタリマエだと思っていたようで
いつしかそのパターンで私もコミュニケーションしてたんです。
でもついにある日子どもに
「納得できない」という言葉が増えてきた時に
ようやく気づいたんです。
かつて自分がされていたパターンを
子どもに無意識でやっていることは多いものです。
そして思春期になると
親とはなるべく距離をおいて
同年代と近づきたいという欲求も出てきます。
小さい頃の「家族の中の自分」から
「社会の一員」になるための
これも大切な本能です。
特に思春期の始めの中学生ころには
この欲求が過激に出ることもあります。
それが「反抗期」と呼ばれる状況です。
反抗期だからかな、とは
思っていましたが
反抗期にも意味があるんですね。
そうなんです 🙂
反抗期はある意味「成長での過点」なので
そこで無理に押さえつけようとしたりすると
親子関係も悪化してしまいます。
それによって
「親の話は聞かない」となることもありますのでご注意です。
次は「聞けない原因」を見てみましょう
子どものコミュニケーションスタイルが
全て家庭状況で決まるわけではありません。
ただ、どうしても
その人のコミュニケーションスタイルの原型は
一番初めに属するコミュニティである
家庭の影響が大きいです。
以下のような環境だと、子どもは人の話を聞くのが苦手になる傾向があります。
ピンときたところをご参照下さい
よく接する親御さんや兄姉が
多弁で主張がはっきりしていると
幼い子どもは反論したくても
自分の思いでうまく言えなくなります。
もちろん、親御さんも兄姉も悪気はまったくないのですが
年少の子が何か反対意見を言っても
「そんなこといいの」とか
「それは気にしなくていい」で
話を進めてしまうこともあります。
そんなことが積み重なると
子どもは自分で反論したり
自分の意見を言うことを諦めてしまいます。
「でも、納得いかないことはやらない」
「どうしても、の時だけ我慢して言われたことをやる」
という反応パターンになります。
また、あまりに多弁にかかわられると
ほおっておいて欲しい、という気持ちもでてくるので
「黙ってやらない」
「聞き流す」という行動パターンが身についてしまうのです。
これは始めの頃は「聞きたくない」なのですが
やがてこれが続くと
その行動パターンがその子に染みついてしまい
関係のない友達関係においても
すぐに諦めて聞き流すか我慢するようになってしまいます。
つまり、お互いに違う意見を交わす、ことができなくなるのです。
そうなると
友達からすれば
「人の話を聞いてない。
黙って好きなようにやる」と誤解されて
友達関係もしんどくなることがあります 😐
お互いの意見を言い合って
落とし所を見つける、という練習が足りないと
「どう対応したらいいかわからない」ので
「聞かない」のではなく
「聞けない」と捉えた方が良い状況です。
この場合も小さい子は
「それは違う」と思っても
怖かったり
うまく言えなかったりで
自分の思いを言葉にすることができなくなります。
そうなると
渋々「我慢して従う」か
「黙って言うことを聞かない」の二択になってしまうのです。
良くしようと思ってでしょうけど
良い結果にはならないんですね
やはり、これも子どもが楽にやれるように
失敗したり困らないように、という気持ちからですが
結果的に子どもの思いを聞いてないので
子どもも同じように
「我慢」か
「黙ってスルーする=聞かないと思われる」
という対応になります。
その時にはすぐに解決できて良さそうですが
長い目で見ると良いこと無いですね
大人がコミュニケーションの癖として
「おきた出来事を順番に話す」というのを持っていると
子どもには
それに長々と付き合う集中力と
話の流れの整理が難しいので
途中でついてこれなくなります。
この場合は
子どもの集中力の問題と言うよりも
親の話し方・伝え方の改善が必要です。
親や常に接することが多い兄姉がせっかちだと
話をする時に
小さい子のペースに合わせることを忘れてしまいます。
子どもはついていけないので
漠然と「こういう事が言いたいのかな?」を掴んで
我慢するか
反論せずに聞き流すというパターンになりがちです。
ペースは親子でも兄弟姉妹でも違うので
イライラされると
それだけで子どもは嫌になって
我慢or聞き流すになりやすいのです。
子どもの自己肯定感も下がります 😐
子どもが聞いてないようになるっていうのは
ちょっと不思議な感じがします
そうかもしれませんね 🙂
実は過干渉というのは
「親の思いを優先する」姿勢のことです。
つまり親が
「これをやってあげたら喜ぶだろう」
「失敗させたくない」
という、子どもへの思いを
子どもに聞いたり確かめたりせずにやってしまうことなんです。
親が
「これをやってあげたらいいかも!」と思った時に
「これはどうしたい?」と
一度子どもに聞いてみると
案外子どもは子どもで
別の方法を考えていることもあります。
そこを聞かずに
親の「良かれ」でやってしまうと
子どもからすると
自主的に考えていたことを言葉にするチャンスが失われてしまうのです。
もし子どもが
自分で気づいていなかったり
親の出した案の方が良いと思ったら
自分から
「あ、やってもらえたら助かる」などとお願いすることもできます。
お願いすることも、大事な「聞く力」の一つです。
そんなチャンスがないと
子どもは
「察してもらうのがアタリマエ」になってしまいます。
そして
「察してくれない時にはNO.も言わずに態度で表現する」
というパターンになることがあるのです。
時遅しで
黙ってやらない、不機嫌になるっていうパターンですね。
なんだか思い当たります
このような態度は
家ではなんとか通用したとしても
学校などでは
「せっかく話しかけても聞いてない」と捉えられやすいんです。
放任主義も子どもの「聞く力」を損ねます。
何かヘルプが欲しくても
「自分で考えていいよ」
「好きなようにして」
が繰り返されたると
人と遣り取りをする練習が不足します。
自由なようで
一人でグルグルする癖も生まれやすいのです。
また、親御さんが忙しそうだと~
子どもは遠慮して
一人でグルグルする癖を持ってしまうことがあります。
自分一人で乗り越えられることならばいいのですが
思春期になると
そうもいかないことも色々起きてきます。
そういう時に
・自分から話しかけられない
・人と意見を交わせない
のです。
一人でグルグルする子は
人の話を聞いてそこに反応して・・という
双方向コミュニケーションが練習不足のためにうまくできません。
なのでたまに話しかけても
「聞いてない」ような態度になります。
無視しているとか
話をそらしているなどと
誤解されやすいのですが
「うまく聞けない」
「双方向コミュニケーションの練習不足」なのです。
小さい子には影響しやすいんですね
そうですね。
大人や兄姉からすれば
無意識にやっていることなんですが
小さい子の感じ方はまた違う、、ということはよくあります。
最近は「人の話が聞けない子ども」が増えていると言われています。
それには上記のような
各家庭での影響以外にも
社会環境の変化も大きく関係しています。
たとえば発達の抜けが目立つお子さんが増えていること
(これは次の「発達のぬけ」にて触れています)も
その一つですが
もう一つ大きなこととして
ネットの普及によって
双方向のリアルコミュニケーションの練習が減っていることが上げられます。
動画を見ている時には
自分は受け手だけの役割です。
面白いと反応はしますが
自分の反応は相手にはリアルタイムで伝わりません。
相手に対して
気を配りながら反応する必要がないのです。
つまり、自分の反応が
相手にどう影響するのか、を体験する機会がないので
それがわからないのです。
SNSでも
いつか挙げられている投稿を
自分が好きなタイミング見るだけです。
その時に
「あ!」と声を上げても
相手には届きません。
だから相手のそれに対するレスポンスはないのです。
リアルなコミュニケーションでは
自分の反応がするに相手に伝わります。
それによって相手もまた反応する・・という繰り返しが起きます。
でも、そういうリアルタイムの
双方向コミュニケーションの体験が
幼少期から少ないと
人の話を聞いても
「自分には興味がない」
「面白くない」と
簡単にシラッとした顔になってそれで終わりになったりするのです。
自分が相手から受けた影響を
言葉で伝えるということを
練習不足のためにしないのです。
また、相手の非言語情報がわからない、読めない子も同じように増えています。
相手の言葉の調子や表情などに
注意が向かないので
ただ行っている言葉だけに反応したりします。
心身のエネルギーが不足している状態だと
人の話を聞くことが難しくなります。
私達もあまりに疲れている時には
「難しい話はあとにして~」と言いたくなったりしませんか?
思春期は本来は
とてもエネルギーッシュな時期なのですが
最近は心身のエネルギー不足になっている子がとても増えています。
成長期に見合う栄養を摂取できてなかったり
(お腹いっぱい食べていても必要な栄養が摂れていないこともあります)
睡眠不足な子
自分にあった勉強の仕方がわからずストレスになっている子
環境の変化に対応するのが苦手な子
友達関係や部活で子ストレスを抱えている子
理由は様々ですが
ストレスを乗り越えるために必要なエネルギー量まで
自分の心身のエネルギーが足りていない状態だと
人の話を聞いて理解して反応するのが
辛くなることがあります。
そしてそんな状態への理解がされないと
「聞かない」と勘違いされてしまい
周りとの信頼関係まで不安定になることがあるのです。
とても大事なんですね
そうなんです。
その違いを周りの大人が分かっていれば
必要なサポートもできるので
ちゃんと回復できるんです 🙂
発達のぬけは誰にでもあるものですが
それがお困りにつながっている場合には
埋めていくことが必要です。
発達の抜けが原因で
「人の話が聞けない」と思われてしまう場合には
以下の4パターンがあります。
一つのパターンだけの場合も、複数パターンを持っていることもあります。
「人の話が聞けない」と思われてしまう発達のぬけの5パターン
聴覚に発達の抜けがあると
こちらは伝えているつもりでも
うまく聞き取れていないことがあります。
しっかり聞き取れていないと
大雑把に理解したつもりになっていることがあり
それが言った人の意図とズレてしまったりします。
そうなると
「聞いてない」「聞かない」と誤解されてしまいます 😐
音の大きさを聞く力と
”言葉”として聞き取る力は異なります。
また、聞いた話が長いと
始めに話されたことを最後まで
整理して覚えておくことが苦手な子=短期記憶が弱い子は
やはり同じように
「聞いてない」と誤解されてしまうことがあります。
一回言って聞き取りにくいのならば
聴覚に課題がある可能性があり
長い話の全体像を掴むのが苦手だと
短期記憶が弱い可能性があります。
状況はかなり個別なので
詳しくは思春期最幸家族講座や個人セッションでご相談下さい
一つのことに意識を向け続けるのが苦手な
集中力が続かない子もいます。
この場合も
音や光、何か動くものが見えるなどすると
すぐにそちらに意識が行ってしまう子もいれば
じっとていると
自分の体がもぞもぞ落ち着かないので
動いてしまう子もいます。
でも、どちらも詳しく状況を見分けて
必要な対策を取れれば改善していきますのでご安心下さいね 🙂
C) 待てない
自分の感情や衝動を感じたら
それを抑えることが苦手だと
人の話を最後まで聞くことがむずかしくなります。
途中から勝手に話を始めたりするので
「自分勝手」
「自分の主張ばかりで人の話が聞けない」
と思われてしまいます 😐
自分の感情や衝動をコントロールする脳・神経の発達を促せるとよいですね。
発達の抜けがあってとても慎重だったり
環境の変化に対応するのが苦手だと
自分が予想してなかったことが起きると
すぐにフリーズしてしまうことがあります。
例えば友達が、自分が予想していたように行動しなかったような場合です。
これに対する反応は
ひたすら固まってしまって
外からの情報を受け入れられなくなる状態になる子もいれば
「なんで!」と強く相手に言ってしまう子もいます。
どちらの場合でも
自分はいっぱいいっぱいなので
相手の話や返事を聞けない状態です。
そうなると
「人の話を聞かない」
「直ぐに人を責める」と
その子が責めれてしまうことが多いです 😐
「聞けない」の「1)これまでの家庭状況の影響」にもありましたが
リアルな双方向コミュニケーションをしない時間が長すぎると
その力が発達しなくなります。
一方的な動画やビデオ、ゲーム、ネット情報などは
リアルタイムの双方向コミュニケーションではありません。
そして、リアルな双方向コミュニケーション力がないとこんなことが起こります。
★人の言葉による表現の真意がわからない
「ばっかだな~」と友達に親しみを込めて言われても
本気でバカにされたと受け取ってしまったりします。
★人が何かを言わないと、どう反応したのかわからない
表情や動作から情報を読み取れないので
「何も反応がなかった」と思ってしまいます。
相手が否定的な感情サインを出していても
構わずどんどん話し続けてしまったりします。
★自分が感情むき出しの反射的な反応をしてしまう
人は一瞬ムッとしても
すぐに「もしかしたら」と考え直すこともあリます。
でもリアルな双方向コミュニケーションの経験が少ないと
最初のムッとした感情をそのまま垂れ流してしまいます。
動画やSNSでは相手がそこにいないので
どのような反応をしても
相手の気分を害することもないのですが
リアルなコミュニケーションではそうはいかないのです。。
★また、相手との関係性によって
対応の仕方を変えることもできません。
★間のとり方や
相手とペースを合わせて会話することができません。
自分のペースで一方的に話してしまったりします。
などなど、色々コミュニケーションでの不都合がでてきてしまうのです。
こんなに色々な原因があると知らないと
全部その子がわざとやってると捉えてしまいそうです。
そうなんです。
このような状況の子どもに
「人の話をちゃんと聞きなさい」とか
「他人の気持ちを思いやりなさい」等と言っても
子どもは戸惑うばかりです。
大人がその子を見極めて
必要なサポートをすることが必要ですね。
知っていることはとても大事なんです。
次はそれぞれについて親としてできる
具体的なサポートのコツについてです。
親としてできる、具体的な対応のコツ
まず、「聞かない」の思春期の反抗期への対応です。
反抗期への対応のコツは
・親の方から詰めすぎない
・子どもが来たら話を聞く
・その時には対等な個人として話をする
が基本です。
どうしても我が子だと
親のほうが色々できる、分かっていると思うので
力関係を上下でみたり
または子どもを王様・お姫様のように扱ってしまうことがあったりします。
子どもには対等な大人に成長してもらいたいという気持ちを思いだしながら
関わっていくのがオススメです。
詳しくはこちらもどうぞ
思春期と反抗期の違い:親の対応の2大重要ポイント
次は「聞けない」のそれぞれについての親の対応のコツについてです。
1)これまでの家庭状況の影響
先程の家庭での子どもへの対応で
ピンとくるものがあれば
別の対応に変えるのがおすすめです。
そのためのステップは
☆置き換える対応を具体的に決める
↓
☆やってみる
大事なのは、具体的に置き換える対応を決めることです。
「~~しないようにしよう」だけだと
実際の場面で
どうしたらいいのかわからなくなってしまいます。
具体的に
「△△という場面で===と言っていたのを、◎◎に変えよう」
と決めます。
当カレッジのブログにも
色々な場面での置き換え事例がありますので
ご参考になさってくださいね。
それができたら次は
「やってみる」です。
もちろん始めは今までのパターンが
自然に前にでてくるものですが
新しいパターンを繰り返していくうちに
そちらが前に自然に出てくるようになります。
始めの抵抗感よりも
やってみると案外できるので
ぜひ試してみて下さい 🙂
2)社会環境の影響
動画・SNSは急速に子どもたちの間に広がったので
長期使用の影響や
使い方のルールがまだ確立されていないのが現状です。
とても面白いですし
役立つことも多いのですが
それが発達途中の子どもたちの脳へ
どのような影響を数年かけて与えるのかの検証は
ようやく始まったばかりです。
どんなものにもプラスの影響もマイナスの影響もあリます。
「周りがみんな好きなだけやっているから」
「うちの子だけ自由にやらせないのは可哀想」
という思いも踏まえつつ
長期的に子どもにどうなって欲しいかで
各御家庭でネットとのつきあいかたを振り返ってみるのがおすすめです。
参考:
思春期と反抗期の違い:親の対応の2大重要ポイント
家のルールの作り方と運用のコツ:行動を制約されたくない思春期に
3)心身のエネルギー不足
子どもの心身のエネルギー量を上げるのには
身体へのアプローチと勇気づけが最も有効です。
身体へのアプローチでもっとも土台になるのは
栄養と睡眠・生活リズムです。
人が生きるために必要なエネルギーは
食べたもので作られます。
そして睡眠で心身のメンテナンスをします。
生活リズムが整うことで、生体が健康を保とうとする機能が働けます。
身体が整うと
ホルモンも安定して出せるので
感情も思考も安定します。
そして勇気づけによって
子どもの「やってみよう」という意欲が自然に発揮できるようになります。
参考:子どもが伸びる褒め方は?思春期の子育てで知っておきたい勇気づけ
4)発達のぬけ
発達は物理的な栄養を神経系などの材料にして
その部分を何度も使うことで進みます。
今回の5つの発達のぬけについても
それぞれ適切な練習方法があります。
頻度や必要な練習は
その子の状況によって異なりますので
ピンときた方は
思春期最幸家族講座にて個別にご相談下さい。
話を聞いたり
情報提供だけでなく
際にお子さんの現実が変わるまで
しっかりサポートいたします。
はい、いつからでもどんな状況からでも
発達を促すことができます。
当カレッジにはそんな事例がたくさんありますので
ご安心下さい。
子どもが「聞ける」ようになるために最も大事な親の対応
そして「聞かない」「聞けない」のどちらの場合でも
子どもが「きけるようになる」ために
最も大事で効果的なのは親の対応は
双方向リアルコミュニケーションを親が「やってみせる」ことです。
特に、まずは親が聞くことです。
コミュニケーションの原型は
家族コミュニケーションだという話が出てきましたが
「心地よく聞いてもらった」体験が
自分も「そうやって聞こう」とすることに繋がります。
自分が心地よく聞いてもらったことがなければ
他の人の話を聞こうとは
なかなか思えないものです。
思春期最幸家族講座でも
コミュニケーションについての最初は
「聞く」なんです 🙂
大人も忙しいので
要点だけで会話をしていることも多いものですね。
そして忙しいと
自分がえたいことだけを話して
相手の反応を確かめないことも多くなってしまいます。
「聞く」ための大事なポイントです。
①落ち着く
イライラしたり焦っている時には
まずそれに気がついて
一度深呼吸してみるのがおすすめです。
②子どもの言いたいことを最後まで聞く
(途中で迷走したら流れを整理するのはOK)
子どもにイラッとした時もで
始めから「~~でしょ」と話を始めずに
「どうしたの?」と子どもなりの理由を尋ねます。
そしてひとまず言い分を最後まで聞きます。
③待つ
子どもがうまく話せなかったりしても
簡単に諦めずに
「なにか理由があるんだよね」などと
言葉を引き出せるように声をかけて待ちます。
この安心感が積み重なると
やがて子どもは自分から話せるようになっていきます。
そして話す時のポイントです。
④肯定形で話す
「~~しないで」は
「こうして欲しい、なぜなら・・」という
話の焦点がぼやけてしまいます。
始めに「こうして欲しい」と理由を伝えてから
その後にやめて欲しいことの理由が必要ならば伝えた方が
子どもにしっかり伝わります。
⑤短く話す
一気に自分の言いたいことを話そうとするのは
話し手の都合です。
相手にわかってほしい場合には
短く順番に話して
相手が理解できているのか、納得できているのかを
確かめながら進める方が
ずっと早くにお互いの意思疎通ができます。
⑥子どもの反応、思いを聞く
伝えたいことを話したら
必ず子どもの反応・思いを尋ねます。
一方的に言いたいことだけを話しても
子どもが理解できているかは別のことになります。
自分の言いたいことを伝えて
「わかった?」で終わらせちゃうことが多いです
大人も忙しい毎日だと
ついそうなってしまいますね。
特に子どもが思春期になると
「もうわかるでしょ」と思うので
こちらのコミュニケーションも
一方的になることも多いです。
でも一気にやろうとすると、こんがらかりそう
そうですよね。
どれでも一つからでOKです!
まず「聞く」の一つからでも
「聞く」と「話す」のそれぞれ一つからでも十分です。
一つがうまくできなくても
意識するだけで
子どものとのコミュニケーションは大きく変わります!
話を聞けない子ども:終わりに
「話を聞かない」のだと思い込んでいました。
聞けないのは性格とか、反抗期のせいで
本当は簡単に聞けるはずなのに、と思っていたんです。
でも今回お話を聞いてみて
子どもにも「聞かない」「聞けない」理由があるんだとわかって
とてもすっきりしました。
そして家でできることも
たくさんあると分かったので
気持ちも明るくなりました。
家に帰ったら
子どもの様子をもっと観察したり
自分の聞き方・話し方にも意識を向けてみます!
お母さん・お父さんがお子さんのペースに合わせて
コミュニケーションをしようとしてくださると
それが子どものコミュニケーションの雛形になります。
子どものコミュニケーション力も上がります!
エネルギー不足かもしれないので
そのあたりもチェックしてみます。
またご相談いたしますね
❤❤あとがき❤❤
子どもが何かうまくできない時には
「やらない」と「できない」が
混在していることがとても多いです。
「やリたくない」の裏に
「できない」が隠れていることが多いのです。
大人はつい、もう思春期なんだから
自分で考えればわかるはずでしょ、と
思ってしまいがちですが
思春期はまだまだ成長・発達の途中なんです。
そして、だからこそ
子どもがぐんと成長発達する可能性もあリます。
その子の特性だからしょうがない
なんでうちの子ばっかり・・と捉えずに
子どもの大きな可能性を
みんなで育てていきましょう
もちろん、大人だって
成長可能性は無限大です
ヽ(^o^)丿
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