息子の旅立ち そのワクワクに満ちた姿を見て思ったこと
息子の旅立ち
そのワクワクに満ちた姿を見て
思ったこと・・のお話です。
娘の元気を取り戻す方法が
きっとどこかにあるはず!
そう思った私ですが
すぐに息子と娘の
受験の冬が始まりました。
ここで、息子について
少し触れさせてください。
この1年間は息子にも大事な
大学受験の年だったんですが
私は娘にばかり手をかけてしまって
息子には本当に何もしてやれませんでした。
むしろ1学期は
娘への接し方について
指示命令してました
それでも息子は
学校から良い指導をしていただいたので
第一志望の東京の大学に
合格することができました。
それは家族で大喜びしたんですが
あいにく、娘の高校受験と
息子の合格手続きが
同じ日になってしまいました。
まだ娘の様子が心配だったので
私は山形にいることにして
息子は一人で東京まで行って
その足で下宿先も決めてきました。
すぐに二人の卒業式と謝恩会
そして娘の合格発表・・
バタバタしているうちに
あっという間に
息子の引っ越しの日がやってきてしまいました
(゚o゚〃)
「単身パック」につめこんで
息子はたった18年と1ヶ月で
私との生活から巣立っていきました。
その時の息子はとてもワクワクして
希望でピカピカと輝いていました。
それを見ながら私は
「本当に良かった~」という思いと
「ずっと自由になりたかったんだろうな」
という思いが入り混じっていました。
息子のことは本当に大事で
頑張って育ててきたつもりだったけど
私は「司令官」としてふるまってた。
「息子のペース」を
尊重してこなかったなあ
特にこの1年は
一緒に過ごせる最後だったのに
最悪にひどかった・・・
本当は娘と同じくらい、あふれるほど愛してる。
でも、きっとそんなことは伝わっていないよね。
本当は謝りたい、愛してると伝えたい
そんな気持で押しつぶされそうになりました。
でもその時の私は
まだそんな自分の気持を
伝えることができませんでした。
息子の気持ちも尋ねてしまえば
「決定的なこと」を言われそうで
本当に怖くて少しも聞けませんでした
それから何年もかけて
私は色々な学びをしました。
息子も社会で育てていただいて
私よりも早く
ずいぶん成長したようです。
今では息子もアラサーになりました。
今は時々二人だけでも
神楽坂でお酒を飲みながら
お互いの仕事や「生き方」について
話すこともあります。
昔のこともちょっとづつ
話したりもしています
ずいぶん遠回りをしましたが
今のそんな時間は私にとって
かけがえのない宝物です。
そんな時間が持てることが
本当に嬉しくてたまりません。
今は「立派な子育て」をした方が
情報発信をされていることがよくあります。
こんな仕事をしていると
私のことをそんな方達のように
思ってくださる方も時にはいらっしゃいます。
でも、残念ながら私の子育ては
ず~っと、すごくすごく不器用でした。
「子どものために」と
頑張ってるつもりで
肝心の「今のその子」を置き去りにしてることが
よくありました。
自分の愛情をうまく伝えられなかったし
「子どもの気持」を知ろうとしても
わからなくて苦しんだこともありました。
ただ、そんな私でも
今では子どもと気持ちが
自然に通い合うようになれました。
それは本当に素晴らしい喜びです。
夫と気持ちが通い合うのとは
また違う喜びです
その喜びが大きいからこそ
子どもがもっと小さい頃から
こんな風になれてたら良かったな
そう思うこともあります。
その思いが今の私の原点になっています。
頑張ってるけど、なぜかうまく行かなくて困ってる
そんな方を応援したいんです。
「あきらめない」に続きます
追伸:
自分が20代なかばで結婚するまで
実家暮らしだったので
息子が18歳で巣立ったのは衝撃でした。
頭ではわかっていたんですが
実際居なくなってみたら
思ってた以上のショックでした
今週のテーマのブログです
① 思春期コーチの誕生ストーリーその10:小さな階段を一歩つづ上がる
② 新しいビジョンで「はじめの一歩」が見つかった・・というお話
③ なくしてしまった自信を少しずつ取り戻していく・・というお話
④ いつの間にか気がついたら、とても遠くまで来ていた・・というお話
⑤ さらに長い長い旅に出かけることにした・・というお話