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受験生にかける言葉の3つのコツ:親子で新学期を楽しく迎えるために
受験本番が近づいてきました。
冬休みで受験生のお子さんが家にいると、かける言葉も気になってきますね。
頑張っている子どもには、どんな言葉をかけるといいかと気になります。
時々『疲れた~』とか言われると、ここは励ましたほうが良いのかどうかと、私の方がドキドキしちゃうんです 🙄
何かいいヒントはありますか?
大事な人がチャレンジするとなると、応援する方もドキドキしますよね。
家に受験生が居れば、家族にも緊張感があるものです。
そして本番が近づくほど、家庭の役割は大きくなります。
家庭で受験生にかける言葉のコツもあるので、 ご一緒に見てきましょう。
目次
受験生にかけるNGな言葉
まずはNGな言葉がけを知っておきましょう。
せっかくの「良かれ」という思いが、逆効果になってはもったいないですもんね。
子どもたちから聞く、受験生に逆効果になってしまうパターン
(1)自分よりも受験にのめり込む
(2)やたらアドバイス
(3)不安を押し付ける
(4)結果フォーカス
(5)無関心
(1)自分よりも受験にのめり込む
特に初めてのお子さんの受験だと、親も力が入ってしまいがちですね。
子どもの人生の岐路だ!とばかりに「よい受験生の親にならなくては」と力んでしまうこともあるでしょう。
しかし、親子という密接な関係性では、片方が緊張すると、それが相手にも自然に伝わりやすいものです。
むしろ受験が近づく今からは、親が心身ともにリラックスすることが子どもの助けにもなります。
「子どもが頑張っているんだから」と自分も頑張ろうとするよりも、無理せずに居ることを心がけるのがオススメです 😉
遠慮しすぎずに好きな趣味を楽しんだり、自分をリラックスさせてくださいね。
そして気合が入りすぎて、子どもの顔を見るたびに受験の話では、子どももげんなりしてしまいます。
子どもは学校や塾で、既に十分に受験の話をされています。
家庭では子どもから話題を振ってこない限り、その話はしないのが基本です。
「頑張っている姿」をちゃんと見ているというメッセージをさり気なく伝えるくらいのほうが、子どももリラックスできて、いいパフォーマンスに繋がります。
今はスポーツでも演奏でも、追い込まれた状態よりも、ある程度リラックスした時にパフォーマンスが上がると報告されています。
ただ、受験はあくまでもお子さんが挑戦する「課題」です。
親はそれがうまくいくようにサポートする役目です。
失敗しないようにと、主導権を握ってコントロールしないように心がけたいですね。
親は縁の下の力持ちで、受験が子どもが自分で工夫しながら自分の課題に取り組むという体験になることが一番大事です。
(2)やたらアドバイス
子どもに良かれと思って、親や他人の成功体験やアドバイスを語るのにもバランスが必要です。
受験模様や学校の偏差値もここ数年でずいぶん変化していますし、情報が多すぎると子どもも頭がいっぱいになります。
言う方は一人に対してだけだとしても、子どもの方は色々なところから、あれこれ言われ続けているからです。
具体的な勉強や成績については、専門家におまかせするのが一番です。
家庭では全体の流れが上手くいっているかどうかをチェックして、どうすればいいかなどの具体的なことは専門家と相談しましょう。
話しているうちに考えがまとまったり、気持ちがスッキリすることもよくあります 😉
(3)不安を押し付ける
「いい状態でチャレンジして欲しい」という気持ちが強すぎて、子どもの欠点やできていないこと・避けるべきことについてばかり話題にしてしまうのはNGです。
ただでさえ不安な気持ちがあるのに、マイナスなことばかり言われると、どんどん気分も下がります。
ついつい言ってしまいがちな『頑張ってね』『大丈夫?』などは、既に頑張っているのは認めてないというメッセージもなりかねず、子どものやる気もそいでしまいかねません。
これらの言葉は子どものその時の状態をよく見て、タイミングよく笑顔で伝えられるといいですね。
そして一番避けたいのは『もっと早くからやっておけば良かったじゃない』『落ちたらどうするの?』などの、受験生が答えられないような言葉をかけることです。
かける言葉の意図としては「あなたはもっと頑張れば伸びる」や「油断しないようにね」だとしても、子どもは言葉を直球で受け取ります。
特に受験生は気持ちに余裕がないものです。
(4)結果フォーカス
本番場近づくほど、どうしても結果が気になって来ますよね。
でも、それを一番気にしているのは受験生自身です。
外から見たらお気楽にしているようでも、受験生は自分なりに気にしすぎないように努力していたりもするものです。
なんにつけても、誰も結果はコントロールできません。
他の人の出来栄えなど、自分だけはどうしようもない要素で合否は決まります。
自分がコントロールできる「今何をするか」というところに、受験生の意識が向くようにサポートしてあげるのがおすすめです。
今の話しなら決められるので終わります。
また、第一志望にこだわり過ぎないのも重要なポイントです。
受験生が第一志望を熱望していると、親としてはやっぱりそこに入れたら良いなあと思いますよね。
でも、思春期の受験生はただでさえ意識が集中しやすいので、ゼロか100かの思考になりやすいものです。
長期間に渡って模試などでも第一志望がフィーチャーされ続けますから、最初は第ニ志望もいいと思っていた子でも、いつの間にか「第一志望に合格しなければ意味がない」とまで思いつめることも珍しくないんです。
そうなってあまりに第一志望にこだわりすぎてしまうと、望ましくないことが起こります。
合格したとしても、燃え尽き症候群になったり、実際に新学期を迎えてみたら「パラダイスじゃなかった」ということでショックを受けたりにもつながります。
また、万が一第一志望が不合格だったら「この世の終わり」くらいに落ち込んでしまったり、第二志望などに行くことを「敗北」のように捉えることも起こります。
オススメは第一志望以外は、全部第二志望だと捉えることです。
こちらはこんなところが面白そう、こちらはこんな特徴が。。などど、それぞれの良いところも、時に話題にしておくといいでしょう。
模試などでは第一志望から順番を付けますが、実際に合格結果が出るまでは、あまり順位付けにこだわらないのがおすすめです。
親の「絶対ここじゃなくちゃ」という姿勢からのプレッシャーや罪悪感など、余計なものは感じさせないのが一番です 🙂
(5)無関心
ここまでは、親として熱が入りすぎるのを受験生が嫌がるパターンでしたが、反対に受験に無関心すぎても受験には逆効果になるようです。
今の受験システムが良くわからないから、子どもにプレッシャーを掛けたくないから・・ということで、受験について全く子ども任せにしてしまうと、子どもは自分に関心を持たれていないように感じて不安が強くなってしまいます。
こまかな情報がわからなくても、大筋の流れやその時々のお子さんの状態には関心があることは伝えておくのがオススメです。
受験生が集中しやすいように環境を整えてあげたり、何か望があるかどうかを尋ねてみると、関心があることが伝わります。
特に受験生はナーバスになりがちなので、お子さんの様子で距離感を調節してあげてください 🙂
悪気はなくても、つい言ってしまいがちなこともいいくつかあります。
NGだとわかったので気をつけます 🙂
受験生にかける言葉のコツ
では、今までのことを踏まえて、受験生にかける言葉のコツについて、まとめてみましょう。
受験生にかける言葉のコツ
(1)受験は子どもの課題だということを忘れない
(2)子どもがいい状態になるのをサポートする
(3)全体的な流れを見守っていて、必要なら専門家に相談する
(1)受験は子どもの課題だということを忘れない
「人生の岐路!」と思うと力が入りますが、今は人生の岐路がものすごくたくさんある時代です (^^)
一度社会に出てからも、常に選択の嵐です。
以前よりも「やり直し」や「選び直し」がアタリマエになってきています。
もちろん一番望むところに行けたら良いのですが、そうでなくても、いつからどこからでもベストな道を選ぶことができます。
それを一緒に考える専門家(コーチなど)もいる時代です。
そんなこともお子さんに伝えられるといいですね 🙂
また、自分のしんどい課題に向きあって、どう心身の状態をもっていくかを学ぶには、受験はとてもいい機会になります。
親としては子どもがしんどそうなのはどうしても気になりますが、そこにばかりフォーカスして「大丈夫かな」と心配したり、結果ばかりにこだわってしまっては、子どもにとってもプラスになりません。
子どもが受験生として試行錯誤して乗り越える過程だと捉えて、それを応援していきましょう。
(2)子どもがいい状態になるのをサポートする
受験をするのが子ども自身だとすると、親の仕事はそれがうまく進むようなサポートです。
受験生の身体と心と頭を整えるためにできることをしていきましょう。
受験生の身体
身体については、日々のリズムや体調管理がうまく行っているかを見ていくのがオススメです。
お子さんの年齢に合わせて、自分ができることは自分でできるようにサポートしていきましょう。
受験は日中に行われますから、その時間帯に一番頭が冴えるように整えていくことも重要です。
そんな話も、サラッと日常会話に混ぜてみてください。
受験生の心
心については、リラックスできる時間と場所を作ってあげられるといいですね。
勉強以外の話、お子さんが好きなことについての話を聞いてあげるのが一番です。
リラックスがきちんとできると、しっかり集中もできるようになります。
時には弱音を吐くことで、また頑張れるようにもなります。
頑張りを応援していることを、さりげなく伝え続けていきましょう。
ダイレクトな言葉だけでなく、笑顔やちょっとした気遣いでも伝わります。
何か特別なことをしようとするよりも、リラックスして見守ってくれていることが一番のサポートになります。
受験生の頭
この時期からは特に勉強と結果に意識が集中しがちです。
ぐるぐると自分だけで成績や結果について考え続けてしまうと、狭い思考に囚われてしまうこともあります。
今リラックスできるように別の話題を振ったり、「結果に関わらず、いつでもお子さんをまるごと受け止めていること」をさりげなく伝えてあげられるといいですね。
家庭では、具体的な勉強についてよりも、しんどそうな時にはその子の受験や勉強の捉え方(意味付け)などを見てあげるのがオススメです。
そこは塾や学校ではやってもらえない、親だからこそのお役割です。
(3)全体的な流れを見守っていて、必要なら専門家に相談する
これからの時期は、受験生の身体・心・頭の全体の様子を整えることが大事です。
ちょっとした変化に過敏にならずに、全体の状態の傾向を見てきましょう。
毎日その子の様子がわかる、家庭でこそできるところです。
子どもから受験について相談された時には、まずはしっかり耳を傾けましょう。
すぐにアドバイスをするのではなく、気持ちを受取るので十分かもしれません。
具体的な勉強のサポートは、うまく勉強の専門家につないであげるのがオススメです。
メンタルについても、1週間以上も下がったままな場合には、早めにサクッとメンタルの専門家に相談するのがおススメです。
今の状態を良くするだけでなく、受験本番でのいいパフォーマンスができる秘策?も色々教えてくれます (^^)/
オリンピックでもメンタルコーチが活躍する時代です。
親子で新学期を楽しく迎えるために:受験生にかける言葉まとめ
いかがでしたでしょうか
受験本番が近づいてきた時期の、受験生にかける言葉のコツをご紹介しました。
親のやることと、やらないこと、人にお願いすることがはっきりしたので、気楽にもなりました 🙂
受験生の親というのも緊張しますよね。
お子さんの良い結果を願いつつも、それにこだわり過ぎずに子どもがベストを尽くせるようにサポートするというのも、難しいと感じるかもしれません。
それをやり続けるには、お母さん・お父さんがリラックスして居ることも大事です。
お子さんをサポートしながらも、ご自身を楽しませることもしてくださいね (^o^)
♡♡おまけ♡♡
リラックスしようとしても難しい時には、五感を心地よくするのがオススメです。
美味しいものを食べたり飲んだり、好きな音楽を聞いたり、絵や映画を観てみましょう。
結構効果が高いのは、好きな手触りのものに触れたり、好きな香りをかぐことです。
どれが好きかな~と、お子さんにもご自分にもお試ししてみてくださいね (^_-)~✰
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