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思春期の子どもについてもっと知りたいことを
お気軽にこちらから教えてください
最幸の親子関係を作るお手伝い
こんばんは。
今日はいつもより長く電車に乗ったので
ちょっと本を読むことができました。
さて、あきらめる子についてのお話しです。
あきらめる子は
「自分でやっても無駄」
という気持ちがあるだけでなく
「人にも頼めない」という思いも一緒に持っています。
「自分でうまくできない時は
人にやってもらえばいいや」と
思える子は
人をうまく使って自分の欲しいものを
手に入れるすべを身に着けるので
とりあえずその子なりの
「頼むすべ」「人にやって貰う方法」を持っています。
その子なりの「なんとかする方法」があるのです 😉
ところが「自分でもやれない」し
「人に頼めない」子の場合には
誰かが察してくれない限り
自分の望みを手に入れることができなくなります。
それで、どんどん「あきらめる」
という方向に追い詰められていくのです。
これだけでも大変なのですが
思春期に友達の手を借りられない
「友達に頼めない」子は
さらにもうひとつ別の苦しさがでてきます 😯
思春期になると子どもが扱う課題
~勉強や人間関係~が複雑で難しくなってきます。
身体のことや心のことなど
自分一人ではわからないことも増えてきます。
ネットで調べてもよくわからないし
親にだって聞きづらい・・・
そんな時には
「同じ年頃同士で情報交換して
なんとかしていく」というのがこの年頃の
一番ベーシックなやり方です。
そういう
「仲間と情報交換できる場所」が
自分の居場所だという感覚を持つようになります。
ところがここで
今まで周りの大人に
黙っていても助けてもらってきた子や
独りでななんとかやってきた子は
友達に「教えて」「手伝って」と
上手く言えなくて
取り残されてしまうということが起こります。
本人は困っていても黙っていると
困っていることさえ周りにわかりませんね 😥
ある程度のサインを出さないと
お互いに踏み込まないままになるのも
イマドキの子の特徴でもあります。
思春期は同じ年頃の友達と
つながることへの欲求がとても強くなる時期です。
友達の中に自分の居場所を見つけようとします。
この時期に
自分で「教えて」「助けて」が
友達に言えない子は
「友達と本当につながっている感じ」が
持てなくなることで
自分の居場所が無いように感じてしまいます 😥
そうなると
自分の「うまくいかないこと」が
解決しないだけでなく
疎外感も加わってますます世界から引きこもり
「あきらめる」ようになりがちです。
もしそんなことが起きていたら
親や親戚の人、近所の人でも
コーチでも (^^)/
まずはその子が信頼できる人
(=秘密を守れる人)
その子がちょっとでも話しやすい人を見つけていきましょう。
その人にサポートしてもらいつつ
すこしづつでも自分の言葉で
「自分から人にお願いする」ということを
練習していくことがオススメです。
それは自分のうまくやれないことを
補っていくだけでなく
人とつながる練習にもなります。
この練習の最終ゴールは
「同じ年頃の子に言葉で頼めるようになる」です。
その子が自分で働きかけて
自分の居場所を作れるようになることは
その子の一生にとって本当にとても大事なことです 🙂
追伸:
いつもはリアルな本を
持ち歩いているのですが
今日はキンドルで読みました。
大事なところにマーカーを
何種類もの色でひけるのはとても便利ですね。
かなりサクサク読めて快適でした 😀
今週のテーマのブログです
① あきらめる子
② 「どうせ私なんて」サイクル
③ あきらめてばかりの子の自信を取り戻す
④ あきらめない力を育てるには
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