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大人だって伝えよう!
おはようございます。
うちの愛犬は窓ぎわに
日が差し込む時間になると
くぅくぅと鳴きます。
さて、子どもが『黙れ!』と
言い出した時には
一呼吸おいてから「Yes,and」で
伝えましょう、というお話です。
Yesで子どもの言葉の内容と
感情を受け止めたら、次は
『and』の番ですね。
and は「そして」や「‥‥‥」という間です。
それでつないで、
こちらの伝えたいことを話します。
キャッチボールでも
相手のボールを受けたら
次は投げる番ですもの。
こちらの気持ちを伝えましょう。
『そして、どなられては私も嫌だから
”ちょっと話をやめて”と
次からは言ってもらえる?』
『・・・何が悪かったのかしら。
知りたいからおだやかに教えて。』
『ごめんね、ちょっと話しすぎた。
次からは”長いよ”って教えてくれる?』
伝えるべき大事なことは二つあります。
『黙れ!』と言われて自分に起きるのは
”嫌だな””悪かった”などの自分の感情と
親として子どもに
「キレる」ではない
もっと良い伝え方に変えて欲しいという気持ちです。
なので、その両方を伝えましょう。
二つとも自分の大切な気持ちです。
大人だから気持ちを我慢する・・・
では良い結果にならないことは
もうご存知のとおりです。
一つ目は
今私が感じている感情で
ふたつ目は
「怒鳴らずに言って欲しい」
ということです。
一つ目は大人側の気持です。
この気持は、伝えたい時には
伝えた方が良いと思います。
もし、あえて必要ないという場合には
言わなくてもOKです。
大人のそういう態度/口調からも
伝わることもあります。
もし、こちらの気持ちを伝える時には
『私が・・・と感じている』と
「私」を主語にして話しましょう。
ここがポイントです。
『私がこう感じている』ことについて
子どもが『違う』とはいえません。
でも「さっきのでは無礼でしょ」や
「あんな言い方ないと思う」では
自分の行為を非難されたという感じが
強く出過ぎるので
子どもに抵抗の気持が生まれます。
ちょっとしたことですが
相手の気持が高ぶっている場合でも
しっかりメッセージが届くように
伝えられることは大事です。
ふたつ目では
「その言い方ではなく
こういう風に変えて欲しい」
という言い方がポイントです。
『こういう風に変えて』と
具体的に伝えることが大事です。
「ちゃんと」
「わかるように」や
「怒鳴らないで」という表現だと
具体的にはどんな言葉に
置き換えれば良いのかを
子どもが想像しなくてはなりません。
まだ自分の感情が高ぶっている子どもに
その手間は難しいものです。
そうなると子どももめんどくさくなり
こちらのメッセージ全体を
ゴミ箱行きにしてしまいます。
本来のメッセージが受け取られにくくなります。
シンプルに具体的なメッセージを
伝えることが大事です。
*具体的な表現方法に変えてほしい。
*私の気持ちはこうです。
これを伝えることで
その後のコミュニケーションの展開は
全く違うことになっていきます。
自分もすっきりしますし
相手も受け取りやすくなります。
もちろん、ここから
子どもがちゃんと受け取って
良いやり取りが生まれる場合も
そうならない場合もあるでしょう。
それでも、こういう伝え方をすることで
新しい”コミュニケーションパターン”を
子どもが体験することは間違いありません。
このコミュニケーションで伝わるのは
言葉の内容と
『あなたのボールで続けましょう』
という、大人の感情です。
そしてそれはとても重要です。
追伸:
くぅくぅは、本当に陽の光が
差し込むピッタリの時間に始まります。
まだ窓をあけるのはちょっと寒いので
「鳩かっ?」とつっこみつつ
愛犬のために窓を開けちゃいます。
今週のテーマのブログです
① 子どもが『黙れ!』と言い出した時
② 『黙れ!』から伝わるもの
③ 「黙る」か「キレる」
④ 子どものボールで会話を続ける