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褒めるってなんでしょう
こんばんは。
寒くなってきましたね。
そろそろ衣替えが必要になってきました~
さて『叱らない褒める子育て』についてのお話しです。
みどりさん
『子どもに気になる行動がある時には
それをやっていることを
ただ叱るのではなくて
子どもが行動を変えたいと
思っているかどうかを聞いたり
やり方の問題なのかを
見分けて関わるということですね。
叱らないっていうのは
なんとなく分かってきました。
では”褒める”ってどういうことでしょう?』
私
『褒めるというのは
何かを良いね、と言うことですね。
子どもが親から見て
良いと思えることをした時に
それは良いねと言うことです。
誰かから良いねと言われたら
誰だって嬉しくなりますよね。
嬉しいとそれをもっとやろうという
モチベーションが湧いてきます』
みどりさん
『確かに例えば
テストで良い点をとった時など
自分でも嬉しいけれど
誰かに褒められると
もっと嬉しくなりますよね。
また頑張ろうと思うかも』
私
『そうですね。
ただ、”褒める”には
ちょっとした落とし穴があるんです』
みどりさん
『え、それは何ですか?』
ここでちょっと解説です。
”褒める”というのは
褒める人が自分の基準にもとづいて
相手を良いね、ということなんですね。
それを言うことで
言われた方は嬉しく感じて
またそれをやろうと思います。
相手のモチベーションが高まります。
でも、ここで”何を褒める”のかで
褒められた相手に起こることが
違ってくるんです。
ここを意識することがポイントです!
一番大きな違いは
結果を褒めるのか
子どもの意図や努力を褒めるのかです。
子どもの出した結果についてばかり
褒めていると
子どもの意識も「結果」に
集中してしまうことがあります。
この結果だから褒められた、
つまり
この結果じゃないと褒められない
と思うのです。
そうなると次も同じような結果を出すことに
意識が行き過ぎてしまうことがあります。
いい結果がまた出るなら
それでもいいんじゃない?と
つい思ってしまうところですが
「結果」にこだわりすぎると
困ったことが起こりえます。
例えばテストで95点以上なら褒める
ということを繰り返していると
90点ではダメなんだと子どもが思うようになります。
なんとしてでも
95点以上を取らなくては、と思い
カンニングまでしてしまうことさえあるのです。
これは極端な例ですが
結果にこだわリすぎると
手段を選ばなくなることが起こりやすいんです。
また、結果にこだわりすぎると
やってみる前から結果を意識しすぎて
良い結果になりそうか
自分で想像してみて
良い結果にならなさそうならば
最初からチャレンジすることを
やめてしまうこともあります。
良い結果になりそうと思えたら
やってみるけれど
難しそう、失敗しそうと思ったら
最初からやらないということが
起こりやすくなるんです。
また、95点以下はNGだからと
35点も90点も同じだ、と
考えるようになることもあります。
確かに90点では
その人には褒められないかもしれませんが
他の人からは褒められるかもしれないのに
そういうことに意識が行かなくなります。
また、90点には35点にはない
素晴らしさがあることに
意識が向けられなくなることもあります。
90点をとれたことにしっかり注目してみると
95点以上になるヒントが沢山有るのに
90点ではダメだから、と全否定してしまうんです。
物事を単純化して
マルかバツかの思考になりやすくなるんです。
イマドキの子は
小さい頃からゲームやスマホで
デジタルなものに触れる機会が多いので
昔のアナログ世代の子どもより
ただでさえマルかバツかの
二択思考になりやすいので
ここは注意をしたいところです。
あまりにマルかバツかの思考になると
一度「嫌い」とか「できない」と思うと
なんでもまるごと拒否してしまう傾向が
でてきてしまうんですね 😯
みどりさん
『結果ってわかりやすいので
褒めやすいですよね』
私
『良い結果について
親も嬉しいという気持ちを
伝えることは悪いことではないですよね。
一緒に良い結果を喜べたら嬉しさ倍増です☆
ただそこにちょっと注意が必要というわけです』
今週のテーマのブログです
① 『褒める子育て』ってなんでしょう
② 『叱らない』=『ほっておく』?
④ 良い結果を一緒に喜ぶ
⑤ 励ましのコツ
⑥ どうしても”褒める”?
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