たった1年で、ずっと求めら続けるコーチになる!「思春期コーチ™養成講座」も募集中です!
全くやりたくないわけじゃない
こんにちは。
今日の朝日新聞の社説に
不登校児数が増え続けている実態と
「共通の処方箋はない」と書いてありました。
さて、思春期の子が
ダラダラしている時のお話しです。
宿題や勉強があるのに
子どもがダラダラしていると
お母さんとしては気になりますよね。
基本思春期の子どもには
「宿題や勉強がない」という状態はないので 🙂
お母さんはいつでも
ここが気になってしまいますね。
みどりさん
『うちの子のダラダラも
勉強がしたくないからの
先延ばしだと思ってました 😯 』
私
『そうですね。
確かに気になっていることに
すぐに取り掛かれない、というのは
”先延ばし”なんですが 🙂
積極的な”先延ばし”よりも
とりかかるための集中力が
足りなくなっている状態だと
言えると思います。
ギリギリになったとしても
ちゃんと宿題をやってますから
”宿題をしなくちゃ”
”宿題をしよう”という気持ちが
ちゃんとあることがわかりますね』
みどりさん
『そうか~、そうですね・・
なんだかダラダラされると
”やる気が無いのか”
”勉強の大事さがわかっってない”と
思って腹が立ちますが 😀
全くその気が無いわけではない
ということですよね』
私
『そうですね。
人は誰でも自分の中に
色々な”要素”を持っています。
みどりさんのご長男の場合には
”宿題やらなくちゃ”という気持ちと
自分でも気がついていない
”集中できない状態”という要素です。
感情に引っ張られてしまう場合にも
”やりたくない”という気持ちが
強くあるにせよ
”宿題をやらなくちゃ”という気持が
全くない、というわけではないと思います。
また、「熱中できることを見つけたい」
という気持ちが強くても
やっぱり”宿題をやらなくちゃ”は
全く無いというわけでもないはずです』
みどりさん
『頭の片隅のどこかで
”宿題”は気になっているんでしょうか』
私
『今まで沢山の子どもたちと
話をしてきましたが
”全く・完全に・心から”
宿題をしなくていいと思っていた子には
会ったことがないです。
もちろん完全にそう思っている子が
居てもおかしくないと思います。
そしてそういう子にはその子なりの
そう思う理由があると思います
ただ、ほとんどの子は
~自分にはムリと諦めている子も含めて~
”宿題も勉強もやりたい”という気持ちを
微かにでも持っています。
その気持も上手に育てて行きたいと思っています』
みどりさん
『ふ~む、なるほど』
私
『”勉強””宿題”は思春期の子どもには
大事なものですよね。
ただ、それをやる時に
”集中力が無いけどとにかくやる”
”嫌だと思うけれどどにかくやる”
”他のことが気になるけれど
とにかくやる”で
ず~と続けるのはしんどいですね。
自分の中にある色々な要素の
強く出ている何かを無視して
ただ宿題だけ頑張るのではなく
その子の中にちゃんとある
”宿題をやらなくちゃ”という気持ちと
その子の他の要素を
上手に仲良くさせていくことを
大切にしたいと私は思っています。
そうすれば、宿題も
前より楽しくやれるように
なっていくという例を
今まで会ったたくさんの子供達からも
色々見せてもらいました 😀 』
みどりさん
『なるほど。
”やる気ないんでしょ”と決めつけないで
上手くやれていない時には
他にも何か”要素”があるのかな、と
思って見るところから
私もやってみま~す (^o^)』
追伸:
不登校の実態は様々だから
学びの場の選択肢を増やす・・
という朝日新聞の提案は
悪くはないけれど
「学ぶ」の他にも大事なことが
思春期にはあることを
大切にしていきたいな、と思いました。
今週のテーマのブログです
① ダラダラが多すぎます
② 簡単なことしかできません
③ じわじわできないことが増えてしまう
④ やりたくないし、ね。
⑤ この気持の向け先がわからない
無料メールマガジンのご登録はこちらから