たった1年で、ずっと求めら続けるコーチになる!「思春期コーチ™養成講座」も募集中です!
思春期の睡眠管理
こんばんは。
今日は全国的に春めいた
暖かさだったところが
多いようでした。
さて、思春期は成長途中で
脳内で特別なことが起きている時期
である、というお話です。
思春期にはホルモンの分泌が盛んで
激しく感情が刺激されます。
それなのに、脳が後ろから成熟していくので
前にある前頭葉がまだ未熟です。
そこで、その感情をコントロールしたり
感情に見合った行動がとれないことが
起こりがちになる時期なんですね。
そういうわけで、
大人から言われたことを
頭で理解していても
いざその場になるとできないことが沢山あります。
「時間管理」「計画を立てる」
なんていうことが苦手な子が多いです。
こういう場合には
どうやって時間管理をするのか、
計画はどうやって立てるのかを
一緒に何度もやってみせるのが
実は一番有効です。
定期テストまでの勉強計画を
「立てなさい」で
できる子はいいのですが
実はそれが難しい子も沢山います。
他のことは大人顔負けにできるのに
と不思議に思うけれど
これが極端に苦手な子がいます。
親が思春期にそういうタイプで
なかった場合には
子どもが「できない」ということを
「そんなわけない」
「なまけているだけ」と
思ってしまうことがありますが
”段取り”が極端に苦手な子は確かにいます。
特に男子に苦手な子が多いようです。
そのように「できない」子でも、
一緒に計画をたてる練習をしていくと
やがて自分でできるようになり
驚くほど成績が伸びる子もいます。
こうなると、本人も面白がって
自己肯定感も上がります。
お父さん、お母さんが子どもと
喧嘩しないで一緒に計画を
建てられるのであれば
その練習をしてみるのがおすすめです。
兄弟や周りの人の方が
いい場合もあるでしょう。
もちろんコーチもおすすめです。
プロですから 😀
ただ、ここで大事なのは
せっかく一緒に計画を立てても
「睡眠管理」という課題が
持ち上がってくることが多いので
これにどう対処するか、です。
ここでまた生物学上の課題です。
思春期になると
ホルモンと脳のシグナルの関係により
睡眠パターンが「夜遅く型」になるのが
自然なことだそうです。
つまり、思春期の子は
大人より「遅寝遅起」なのが
生物学上正解なのですが
大人と一緒に「早起き型」の
生活を強いられているというわけです!
なので、休日などに昼くらいまで
寝ているというのは
当たり前でもあるのですね。
ならば夜早く寝ればいいのですが
(塾の存在もありますが)
睡眠を誘うメラトニンというホルモンが
思春期になると大人より
2時間も遅くならないと出てこないのです。
確かに大人が眠ったあとにも
起きていることがありますね。
昔から、中学生になると
深夜ラジオを聞き出す、というのは
こういうことからも起こっていたんですね。
そんなこんなで思春期は誰でも
睡眠リズムが狂いがちな時期です。
本当は思春期の子には
沢山の睡眠時間が必要です。
成長期の脳で起きていることを
整理したり
昼間多く学んだことを定着させたり
ストレスに耐える力をつけたりするため
身体のメンテナンスのために
9時間の睡眠が必要と言われています。
なかなか、そこまでの睡眠時間を
とれる子はいないのですが
現代においてはメールやゲームで
さらにその時間を短くしてしまっていることがあります。
心理的にもリラックスするために
携帯やパソコン、ゲームは
就寝数時間前からは使わないことが
大切ですね。
また、「就眠儀式」と言われますが
毎日寝る前に決まった行動をすることで
同じ時間に眠たくなるように
することができます。
大人が、子どもの様子を見ながら
必要なら介入したほうが良いことの
一つとして、この睡眠管理があります。
思春期の生物学上の特徴を
子どもにも話しておいて
具体的な対策の提案をしながら
一緒に生活のルールを決めていくのが
いいでしょう。
自分について知っておくことは
子どもにとっても大事です。
子どもも自分について、たくさん
知りたいと思っている時期です。
「助けて」に続きます
合わせて読みたい記事
朝起きられない子どもには危険がいっぱい!思春期の睡眠不足は大問題!
追伸:
今年は暖かい日と寒い日が
混ざっていますね。
そういえば例年ほど
鍋を食べていないかも 🙄
今週のテーマのブログです
① 思春期の子どもに手や口を出す
② 思春期の脳は未完成
③ 思春期は時間管理が苦手
⑤ 思春期の「助けて」
⑥ 思春期は「眼と耳」でサポートしましょう
思春期の生きる力を育てる
無料メールマガジンのご登録はこちらから