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不登校が辛い時:マイナスループから抜け出そう!
不登校になると、なんでこんなに子どもも親も辛いんですか?
今週はそんなご相談をいただきました。
たまーに登校する日もあるんですが、続けては行けてません。
子どもと話してみても、原因もよくわからないままなんです。
子どもは家でゲームをしていることが多いんですが、心から楽しいわけでもないようです。
私もこの先、どうしたらいいのかわからなくて辛いです 😐
そうですね。
不登校は望んでなるものではないですから、それだけで子どもも親御さんも辛いです。
ただ、その後も辛さが続いてしまうのは、「不登校になった」というできごとから、3つの辛さが生み出されてループしてしまうからなんです。
そしてこの3つの辛さは、気が付かないうちにお互いが刺激しあって負のループとなり、辛さをますます増やしてしまいます。
知らずにその3つの辛さに巻き込まれてしまうことで、不登校が長期化したり、親子関係がこじれてしまうことも、残念ながら珍しくはないんです。
もしそんなマイナスのループが発動してるならば、そこからサクッと抜け出してしまいましょう!
まずはマイナスループに気づきましょう。
今までにもたくさんのお子さんとご家族が、そこから笑顔を取り戻されていきました 🙂
不登校がこじれてしまう3つの「辛さ」とは
不登校がこじれたり長期化してしまう裏には、3つの辛さが絡み合う負のループが潜んでいることが多いです。
この3つの辛さの負のループについてご一緒に見ていきましょう!
何が起きているのかに気づければ、そこから抜け出す方法も見つかります 😉
不登校の3つの辛さ
①不登校という望まない事実へのショック
②不安
③孤立・対立
不登校になると、気が付かないうちにこの3つの辛さを抱えやすくなります。
まずは子どもと親のそれぞれについてが、どのようにこの3つがつながって辛い負のループが起きてしまうのかを見てみましょう。
(1)不登校の子どもの辛いループとは
不登校になることは、子どもにもかなりの①ショックになります。
思春期にもなれば子どもも、どんなワケがあるにせよ、「学校には行くもの」だという思いは必ず持っています。
家ではポーカーフェイスで過ごしているように見える子でも、「できるなら今までのように、周りの子と同じように、学校に行きながらその課題を解消していきたい」という思いは、少なからず必ず持っています。
なので、「行こうとしても行けない」状態になってしまうことはやっぱりショックで辛いことなんです。
多くの場合には不登校になる前に、その子なりに自分の課題をなんとかしようとしていた時期があります。
友達関係や勉強や部活などで、その子なりに頑張って「解決しよう」としていたはずです。
それでもうまく行かなくて、結局不登校になってしまったという結果は、子どもにとっては「頑張ったのにできなかった」という、自己肯定感も砕かれてしまう大きなショックになります。
そして「自分にはどうしようもない」と絶望感や無力感を持つので、余計にショックが大きくなってしまうんです。
また、思春期は身体も大成長期なので、身体のバランスを崩したりエネルギー不足になることもよくあります。
そこから朝起きられなくなるなどの不調が出て、不登校が始まることも珍しくありません。
そのような場合でも、不登校になるということは、子どもにとってはやはり大きなショックです。
自分の身体が自分の思うように動かないのは、かなり辛いものですから。
そしてそんな現象について十分な情報が得られないこともまだ多いでので、子どもは「自分はどうなってしまったんだろう」と不安になります。
また、周りの人の理解不足から「なまけ」「逃げ」「甘え」と言われてしまうこともありますから、子どものショックと辛さは増大します。
思春期にはただでさえ、「周りと同じようなことができない」ことに恥ずかしさを持ちますし、もし周りの人から「不登校になるなんて恥ずかしい」という態度で扱われれば、さらに子どもにとっても大きなダメージになるんです。
家族が子どもにハッパをかけようと「頑張れ」って声をかけてしまうんですが、子どもに負担になってるかもしれません。
子どもに笑顔が増えているのか、余計に落ち込んでしまうのか、その変化に注目するのがポイントです。
ショックと絶望と自己肯定感の低下に襲われている子どもは、②不安でいっぱいです。
未解決のままの課題も気になりますし、みんなから置いて行かれるような感覚や、勉強の遅れや、この先自分はどうなるんだろうという不安を抱えます。
人はそんな不安いっぱいの時には、「今何が起きているのか」や「これからどうすればいいのか」を冷静に見極めるのは難しいものです。
むしろ不安に引っ張られて悪い想像しかしないので、「今まで頑張ったのにダメだった」から「これからもどうしようもない」という結論を簡単に出してしまいます。
そうなると「なんでダメなんだろう」「これからできることはない」という言葉が頭の中でグルグルして、より辛さと不安が増大します。
そんな時にはじっとしていると嫌なことしか頭に浮かばずに辛いので、つかの間でも意識を他のことに向けようとして、ゲームにのめり込んでしまう子も少なくはありません。
そうなんです。
そんな時に「ゲームばかりやってること」にだけ注目してしまうと、親子で大きなすれ違いが起きてしまいます。
子どもなりのワケに関心を持ちながら、子どもがゲーム依存を手放せるためのサポートが必要です。
詳しくはこちらもどうぞ:不登校の子がゲームばかり・・心配をサポートに変えるコツ
不安は一人でグルグルしていると、どんどん増大して行きます。
増大する不安は、子どもの心身のエネルギーを更に落としてしまうんです。
そして不安が増大した子どもは、③親や周りの友達や大人との関係を拒むようにもなってしまいます。
「自分はダメだ」という思いから、「誰も自分を受け入れてくれない」「誰も助けられない」と思い込んでしまうんです。
思春期の子は特に、「自分で自分の課題は解決したい」という思いを持ちやすいものです。
それができなかったことを親に言うのも恥ずかしいですし、心配をかけたくないという気持ちもあります。
他にも友達のことを悪くいいたくないなどの複雑な気持ちもあります。
さらに、そんな複雑な事情や自分の思いを、言葉でうまく伝えるのが難しいということもあるので、特にショック状態の時には、親に自分から順序立ててわかりやすく状況や気持ちを話すというのはかなりハードルの高いことになります。
そんな状態の子どもから話を聞くには、安心させたり落ち着かせたりしてから、子どもの気持ちに共感しながら話を引き出していくというステップが必要です。
ところが子どもが不登校になった時には、親もショックを受けていますし、「子どものためにも、この状況を早くなんとかしなくちゃ!」と焦る気持ちも出てきます。
さらに、親には「自分の子どものことはよく分かっている」という思いもあるので、子どもから中途半端に話を聞いただけで「理解した」と思ってしまうことも起こりがちです。
そうなると、子どもが望まない「解決策」を大人だけで進めてしまうことも起きてきます。
また、「分かっているはず」の子どもが、親にとっては理解できない行動を取ることから、「なんで学校に行けないの?」と子どもに何度も聞いてしまうこともよくあります。
(参考:『学校に行きたくない』と言われた時に、親が知っておきたいこと)
そうなると不安でいっぱいな子どもは「自分の話をちゃんと聞いてくれない」「親が気にしているのは、自分の気持ちよりも学校に行くことばかり」だと受け取りがちです。
さらに「やっぱり自分の味方はいない」という思い込みを強くして、親にも心を閉ざしてしまうという、残念なすれ違いになっているケースはかなり多く見られます。
ちょっと不思議なようですが、子どもは不登校になって不安が強い時ほど、「それでも親が自分を愛してくれているのか。受け入れてくれるのか」をとても不安に思うんです。
そしてちょっとしたことで「やっぱりそうじゃない」と思い込んでしまうという傾向も持ってます。
親からすれば「アタリマエでしょ!親が子どもを大切に思ってるなんて!!」「だから心配してるんじゃない」と言いたいところなんですが、不安な子どもはそんな初歩的なところからの安心感を再確認したいんです。
なので、ショック状態の子どもには、「~~すればいい」というアドバイスよりも先に、「いつだって大切に思ってる」とか「大丈夫」と言葉で伝えることが大事です。
そして子どもを落ち着かせてから、回復のステップに進めるようにサポートして行けばOKです。
ところが、親も子どもが不登校になった時にはショックで慌ててしまう事が多いので、焦って「現状をなんとかしよう」という姿勢で子どもに関わり続けてしまいがちになります。
それは子どもの幸せを思ってのことなんですが、残念ながら子どもが一番に欲しい物ではないんです。
そんなすれ違いから、不登校をきっかけに親子の大事な信頼関係がボロボロになってしまった・・というケースも珍しくありません。
子どもは「助けてほしいのに、分かってくれない」、親は「子どもが何を考えているのかわからない」という思いを抱えたまま過ごすことになってしまうんです。
本当はお互いを求めあっているのに、すれ違ってしまうのはとても残念です
(T_T)
そして子どもも親も、①不登校のショックから立ち直れない → ②不安 →③孤独・孤立 →①ショックから抜けられない・・・と、マイナスのループが回ってしまうことになるんです。
なんとかこのループから抜け出したいです!
抜け出し方もご紹介しますね 🙂
その前に、次は親の辛いマイナスループについても見ておきましょう。
起きていることがわかれば、抜け出し方もよく分かります。
(2)不登校の親の辛いループとは
親にとっても、自分の子どもが不登校になるというのは①ショックで辛いことです。
親世代は「色んな事があっても学校には行くもの」だという思いもそれなりに持っています。
イマドキでは不登校も珍しくはないし、と頭では分かっていても、親世代が思春期の頃には不登校はあまり居なかったので、いざリアルに不登校ということになったら、「大変!」「なんでうちの子が?」と思うのもある意味自然です。
思春期の子どもは、辛いことがあってもなるべく自分で解決したいと思うことが多いので、自分がよっぽど追い詰められるまで、親に何も言わないこともあります。
そうなると親からすれば「ある日突然子どもが不登校になった」とショックを受けることになります。
このようなショックは、子どもが思いがけない怪我や病気になった時のショックとも似ているところがあります。
どれも「望まない事実が起きたことへのショック」です。
なんとなく毎日が辛いようで、だんだん学校に行きたがらないようになってたんですが、やっぱり実際に学校に行かない日が続くようになった時には私もショックでした。
ついに不登校なんだ・・と思いました。
今でも「我が子が不登校なんだ」と思うと胸がザワっとします。
私も「この子はそんなに辛いんだ」「どうしたらいいんだろう」という気持ちとともに「不登校」という文字が頭の中でグルグルしてました。
そして私の場合には、「私が落ち着かなくちゃ」と思っていても、このショックから抜け出して落ち着けるまでには、結局しばらく時間が必要でした。
その間は結構辛かったです 🙁
そしてこのショックに追い打ちをかけるのは②どうしたらいいのかという不安です。
子どもが不登校になると親は、我が子の突然の「望まない出来事」にショックを受けている上に
・なんとかしなくちゃという焦り
・自分のせいなのかとの思い
・よその子と比べての焦り
・他の兄弟への影響も気になる
・他人から色々言われて傷つく
こともあるので、さらに不安定な気持ちになることも多いです。
そしてそんな状態なのに
・子どもから事情を聞いたり相談する
・学校への連絡と情報収集
・不登校について調べたり、色んな人に相談したり
をしながら、これからどうすべきかと考えなくてはなりません。
・学校や塾などに出向くこと
・お仕事を調整する
などの物理的な忙しさが増えることもあります。
これは全部一人で抱えるのはとても大変です。
ほとんどの親御さんは不登校について、日頃からしっかりした情報を持っているわけでもないのですから、「自分がなんとかしなくちゃ」と思うほど、やるべきことや刺激が多すぎて落ち着くどころではなくなります。
ところが「不登校は恥ずかしい」と思っていることで、すぐに専門家に相談できない方もいらっしゃいます。
または、いろいろなところに相談したけれど、ピンとくる回答を得られなかった・・ということもあるでしょう。
私は後者の方でした。
いくつも信頼できそうなところに相談に伺ったのですが(当時はネットで相談は無かったので 😐 )、なかなかヒットする考え方や具体的な方法に巡り合うことができませんでした。
どの方も親身になって話は聞いてくださったんですが、私は「何が起きていて」「今何をすればいいのか」を知りたくて一人でもがいているような状態でした。
そして、何度も相談して失望していくうちに、だんだん「誰も助けてくれない」「もう無理では?」という思いも抱くようになったんです。
周りから取り残されていくような感覚もありました。
ある日、普通に学校に行けている子どもと親ごさんが歩いているのを見て、嫌な気持ちになっている自分に気づいたこともありました。(マンガでわかる私のきっかけと思い)
これが③の孤独・対立の状態です。
一方では「それでもなんとか解決の糸口はないものか」と探し続けた結果、本当に長い歳月をかけて、やっと巡り合った時には、「やった!」と声を上げてジャンプしたのを覚えてます
(*^^*)
私の場合には随分前のことなので、情報環境が今のように整っていなかったというアンラッキーさはありましたが、最終的には巡り会えたラッキーとあきらめない気持ちがあったことで救われました。
それでも、その数年間は本当に辛かったと、今でも思います。
探し求めている出口が見つからなかった辛さもありますが、「我が子が不登校になる」という出来事へのショックがなかなか収まらないままで、「何が起きていてどうしたらいいのか」が分からない不安と、それゆえの「未来が見えない不安」、そして「孤独と社会と対立しているような感覚」が絡み合っている辛さがきつかったです。
なので、そんな不安を今持っていらっしゃる方に、少しでもお役に立ちたい・・という思いが、今の私の活動の原動力になっています。
あ、話が少しそれたので、戻します 😳
不登校になるということは、子どもにとっても大きなショックです。
そしてそこから子どもが①ショック②不安③孤立・対立の負のループに入ってしまわないようにしたり、そこから抜け出すためには、親が大事なポイントを押させた接し方をすることがとても重要になります。
逆にいえば、親が大事なポイントを押さえて接することで、子どもも負のループにハマらずに、回復軌道にのれるようになるんです 😉
一番身近で、子どもがやっぱり一番信頼しているのはお母さん・お父さんですから、その影響力はとても大きいです。
そして、そんな効果的なサポートをするためには、親も①ショック②不安③孤立・対立の負のループにハマらないことがとても大事です。
私もそんなループにハマってました。
そうなると、余裕を持って子どもに接することもできないです。
はい、私も自分が抜け出すまでは、何度もマズイ接し方をしたことが数しれず・・・
おかげで?そこから学んだこともたくさんあります。
次は、親の負のループからの抜け出し方を見てみましょう!
親の負のループからの抜け出し方
先程、不登校になったことからのショックは子どもの望まない怪我や病気の時と似ているというお話をしましたが、そんな時にショックを受けるのは自然ですね。
辛いのは、不登校の場合には、その後なかなか①ショックも収まらないずに、②不安③孤独・対立のループに進んでしまうことです。
では、不登校の場合には、そのショックがうんと長引いてしまうのはなぜでしょう?
子どもが突然怪我や病気になったらショックですけど、不登校の時ほどは引きずりませんね。
家でなんとかできない時には、とにかく病院に連れて行こう!と行動します。
そうなんです。
怪我や病気の場合には、家での手当で間に合うかの判断を素早くして、必要だと思えばすぐに病院に連れて行き、専門家に相談にのってもらおう、とするんです。
そして診療で、怪我や病気の詳しい様子や、これからの回復のステップや、この先どのように扱っていけばいいのかが分かれば、とりあえずホッとします。
もちろん、突然の怪我や病気になったことはショックですが、そこからなかなか抜け出せない・・という場合とは、「何が起きているのかがよくわからない」「この先どうやって回復するのかよく分からない」「どのように接していけばいいのかよく分からない」という場合なんです。
もし怪我や病気の事がよくわからないままだったり、回復の確率が低いと言われたら、ショックから抜け出すのは難しくなりそうです。
そうなんです。
そして不登校の場合には、この3つの「分からない」を家族で抱えてしまうことが多いんです。
「今何が起きているのか」がわかり、「この先の希望や見通し」が立たないと、誰でも不安になってしまいます。
それがショックから抜け出すことを遅らせてしまうんです。
その上不登校の場合には「不登校は恥ずかしい」という思いがあったり、他の人からもそう扱われることもあまだまだあるので、さらにショックから抜け出すのが難しくなりがちです。
人はショック状態の時には、気持ちも取り乱しますし、冷静に状況を見極めることも難しくなってしまいます。
自分を落ち着かせることと、今起きていることを理解することや希望を持てる見通しと具体的な行動プランを手に入れることが大事なんです。
①親が落ち着く
子どもが不登校になればショックで、全く喜ばしくはないですが、まずはそれをニュートラルに「一つの事実として、ニュートラルに受け止める」ように努めてみてください。
そのためには怪我や病気の時と同じように、「今何が起きているのか」と「どうすれば回復していくのか」を知ることが役に立ちます。
今は不登校から元気に回復、いやその前よりも希望と自信を取り戻している子はたくさんいる事実も思い出してくださいね 😉
できれば信頼できる専門家に、早めに繋がるのが一番です。
実際に子どもをサポートしていく上で、途中でどうしたらいいのか分からないことが出てきた時にも、すぐに相談できる人がいることは、親の心の安定にも繋がります。
今はネットなどで色んな情報もありますから、まずは落ち着いて情報集めから始めていきましょう!
②今起きていることを理解する
多くの情報から、あなたが信頼できる「不登校とはどんな状態なのか?」を知っておきましょう。
それが分かれば、これからどのように回復していくのか、そのために何をすればいいのかも見えてきます。
当カレッジでは、不登校を「子どもの心身のエネルギーが枯渇している状態だから起きていること」と捉えてます。
何かのストレスから、子どもの心身のエネルギーの総和が低下して、もうこれ以上学校に行くのは危ない!と子どもが無意識で感じているために、「家にいる」=「学校に行かない」という選択になっている状態です。
つまり消極的ですが、「不登校は自分の命を守るための行動」だと捉えています。
子どもが受けてるストレスは一つの大きなものの場合もありますが、本人も気がついていないうちに受けているストレスの総和が過剰になっている場合もあります。
(そんな時には「なぜ学校に行けないの?」と子どもに聞いても答えようもないですね 😉 )
本来人は心身のエネルギーが十分にあれば、ある程度までのストレスには立ち向かえるようになっています。
しかし、そのストレスをなんとかしようと頑張っても状況が改善しない場合には、今度はそこから「逃げる」か「動かずに何もしない」ことで、自分の最小限のエネルギーを確保しようとする段階に入ります。
これが「闘争 → 逃避、固まる」という、生き物の持つストレスへの本能的な対処方法です。
そうなんです。
怪我や病気は嫌だけど、「みんなと同じように健康じゃないのは恥ずかしい」と思わないのと同じになります。
周りがやいやい言ってきても「まだ不登校について詳しく知らないんだ」と思えば、正面から受け取って傷つくこともなくなります。
①ショック状態からも、早くに抜け出せます。
③回復のステップを把握する
子どもの心身のエネルギーを回復させるには
*エネルギーを失わせるようなことを除く
*身体と心のエネルギーを溜める
があれば大丈夫です。
子どものストレスの原因が分かっている場合には、それを取り除くのも役に立ちますが、もしその原因がはっきりと分からなくても回復した事例が今までにもたくさんあります。
それは、この2つのステップを身体・心・頭の3つの側面から行って、十分にエネルギーを満たしていったからなんです 😉
子どもの心身のエネルギーの回復までは、4つの状態があります。
ショック期 → 安静期 → 回復期 → 再活動期
それぞれの回復のステップについての詳細は、こちらを御覧ください
不登校からの回復過程:長引かせないための親の接し方のコツ)
今どの状態に居るのかと、次の段階に行くために何をすればいいのかが分かれば、落ち着いて子どもをサポートする状態にもなれますね。
家族で身体のエネルギー(食べ物や睡眠など)・心のエネルギー(愛情や安心)・頭のエネルギー(使う言葉や考えなど)を上手に溜めていけば、回復も早いです。
子どものエネルギーが回復すれば、子どもも自分のストレスにどう対応していくのかも落ち着いて考えられるようになってきます。
ピンときた方はご活用ください。
そして心身のエネルギーの整え方が分かれば、この先に色んなストレスに出会っても、自分の状態を整えて対応できるようにもなります。
もう、やみくもにストレスをなんとかしようとしてエネルギー切れになったり、気づかないうちに身体や心のエネルギー不足になることもなくなります。
不登校が辛い時:マイナスループから抜け出そう!
いかがでしたでしょうか
不登校で気づかないうちに、親も子もどんどん辛くなってしまうマイナスループと、そこからの抜け出し方をご紹介しました。
八方塞がりな感じで辛かったんですが、今日はそれに気づけたし、抜け出し方も分かったので、ずいぶんラクになりました!
やっぱり、具体的に何が起きていて、どう進めて行けばいいのかがわかるって大事ですね
子どもには生きる力があります。
不登校になるのもその一つの現れだと捉えれば、より自由に動けるようになるために一緒に協力するんだと思えます。
親子がすれ違いから対立関係になってしまうことが、一番もったいないですから 😉
♡♡あとがき♡♡
今回の負のループで、一番避けたいのは③孤立・対立にハマってしまうことです。
人は不安な時ほど、今の状況や未来を否定的に感じてしまいます。
自分だけでは手に負えない怪我や病気の時と同じように、専門家に相談すれば、希望も具体的な方法もたくさん見つかるものですが、ショックで自己肯定感も低くなっている状態では、子どももなかなか他の人の意見を聞こうとしないことも起きがちです。
もし、既にそんな状態がみられるようならば、まずはお母さん・お父さんが信頼できる情報を手に入れるところから始めてみてください。
そして子どもに「大丈夫」「いつでも味方だよ」と、自信を持って言葉や態度で伝え続けていくことで、子どもにも必ず変化が起きてきます。
それは今までに数多くのお子さんとお母さん・お父さんが見せてくださった事実です
(^o^)/
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