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「やる気のない子供」を作ってる?8つの接し方には要注意!!
「やる気のない子供」だと気になりますね。
親心としては、子供には「日々イキイキとやる気を持って、楽しそうに行動してくれたらいいな」と願います。
でもそんな愛情とは裏腹に、お母さん・お父さんの接し方がお子さんのやる気を削いでるパターンになってることも少なくはないんです (T_T)
そんな事があるってだけで、私もなんだかソワソワします。
そうですね 😉
私達は子育てについて詳しく習うという場や習慣が、まだあまりありません。
だから自分が今まで家庭や学校・職場でされてきた接し方以外のパターンを知らなくて、それらをそのまま子供にやっているだけのことがよくあります。
でも、知らずにやっていることでも、接し方が子供にとても大きな影響を与えています。
その影響に気づかずに、毎日の関わりの中でいつの間にか「やる気ない子供」を作ってしまっていたら、ものすごく残念です
(T_T)(T_T)(T_T)
でも、ご安心くださいね。
意識してコツを押さえた接し方にしてみるだけで、お子さんがどんどんイキイキするという事例もとてもたくさんあるんです。
ご注意ポイントを知っていれば、その裏返しが「やる気を育てるコツ」にもなります 🙂
目次
やる気のない子供を作る8つの接し方
気が付かなくてついやってしまいがちな接し方で、子供のやる気をなくさせてしまう8つのパターンはこちらです。
気になるところからチェックしてみてくださいね 😀
やる気のない子供を作る8つの接し方
(1)高すぎる目標設定
(2)足りないところに注目する
(3)不安を煽る
(4)細かいところにこだわり続ける
(5)他の子と比べる
(6)安心させない・甘えさせない
(7)一人で頑張らせようとする
(8)やる気を出して行動しない
もう少し具体的に教えてもらえますか?
(1)高すぎる目標設定
子供が大きな目標を持てるように励ますのって大事ですね。
進路や受験校選びの場面でも、お母さん・お父さんから「ここまでも目標にして良いんだよ!」と視野や可能性を暖かく広げてもらうことは必要です。
でも、その「大きな目標設定」に子供がやる気を見せなかったり、始めは「いいな!」とノッててもだんだんやる気を失ってしまう・・・なんてことはありませんか?
そんな時にはその大きな目標が「高すぎる目標」になっていないかチェックしてみましょう!
高すぎる目標というのは、子供がそこまでの道筋を、自分はやれる!と思えていない目標です。
「たしかに実現できたら嬉しいけど。。。自分には無理」と思ったら、やる気も沸かなくなりますね。
実は思春期の子供はまだ、高すぎる目標を自分で実現可能な小目標に落とす・・という【段取り力】が十分に育っていないことが多いんです。
高くて大きな目標を「いいな!」と思っても、どうやって今の自分がそこまで行けるのかのイメージが持ててないことがよくあります。
「本当はやってみたい」という目標へのやる気が続くには、「自分でも頑張ればできそう」という感覚が必要です。
大きな目標を分解して、今少し頑張れば自分もできそうな小目標を目の前に作っていきましょう。
例えば受験の場合には、「〇〇校合格」というのが大目標です。
そのための「1ヶ月後には模試で各教科+5点」などというのが小目標です。
小目標の難易度は、「頑張れば達成可能」「できる可能性が50~60%」、その子が一番やる気が出るところに決めましょう。
「頑張ればできるかも!」と思えたら、取り組むやる気もうまれます。
そして自分なりにやってみ小目標をクリアできたら、達成感と自己肯定感も手に入ります 🙂
そこに周りから「頑張れ!」「やればできる!」と言われても、子供のやる気はどんどん無くなるばかりですね。
むしろ期待に応えられない~ということで、自己肯定感まで下がります (T_T)
そんな時には、その子が具体的に小目標を立てられるようにサポートするのがオススメです!
目標へのやる気を育てるコツ
大きな目標に向けて子供を励ます時には、その実現に近づくための「小目標」を子供と一緒に確認してみましょう。
途中で子供がやる気を失ったような時にも、次のステップを確認してあげてください。
(2)足りないところに注目する
「這えば立て、立てば歩めの親心」といいますが、親はどうしても子供にどんどん成長してほしいものです。
それは子供への愛情から始まっているんですが、残念なことにその思いが強すぎると、「今できたこと」への嬉しさを十分に子供と味合わないうちに、どんどん「次のステップができるように」と接しがちになります。
そうなると、声がけも「次のステップに行くには〇〇が足りないから、ここを頑張りなさい!」というパターンになりがちです。
そうなると、子供からすれば、いつも「今のままじゃダメ」と言われているような気分になってしまいますね。
その子なりに今まで頑張ったことはスルーされて、いつも「まだまだなところ」「次のステップに行くこと」ばかり言われたら、達成感もやる気もわきませんね。
いつも「まだうまくいってない」気分になるので、やる気はなくなるばかりです。
なので、まずは「今できていること」を言葉にして、子供と一緒に喜ぶところから始めてみましょう!
やる気は喜びのエネルギーですもんね。
今を十分に喜べたら、次のステップにも自然と進みたくなります。
次のステップに進むやる気を育てるコツ
今できていることを言葉にして十分に喜びましょう
(3)不安を煽る
失敗を恐れる気持ちが強くて、「~~しないように」というのが口癖になっていたりはしませんか
人の脳は否定形が苦手です。
「~~しないように」と言われると、まず「~~してしまっているイメージ」を一度作らなければなりません。
例えば「後で後悔しないように、今頑張りなさい」と言われたら、「失敗して後悔している自分」をまずイメージしちゃうんです。
それではやる気は湧きませんね 🙁
それに、いつも「~~しないように」ばかり言われていたら、自由に色々なことを試せなくなってしまいます。
本来思春期は、大人になる前に、自分の好奇心に導かれて色々な挑戦をしてみる時期なんです。
そして変化の早いこれからの時代には、新しいことにチャレンジする力がとても大事です。
真面目な頑張り屋さんは「~~すべき」「~~しなくちゃ」が口癖になっていることも多いので、チェックしてみてくださいね。
「~~するといいよ」などの肯定形の言葉がけに変えてみるのがオススメです。
チャレンジするやる気を引き出すコツ
肯定形の言葉がけにしてみましょう
(4)細かいところにこだわり続ける
「自分がこのやり方でうまくいった・いっている」という体験があると、親はどうしても子供にも失敗させたくないので、そのやり方を細かく教えようとすることがあります。
子供への愛情からの行為なのですが、残念ながらそれが「やる気のない子供」を作っている場合も多いです 🙁
何かを達成したり学習する時の効果的なやり方は星の数ほどありますし、個性や成長段階によっても違います。
忙しくて合理的な社会の住人である大人は、ついつい「早く確実にできること」を重視しがちです。
もちろん子供にとっても「やれた」という成功体験は大事なんですが、思春期に大事なのは、その成功が自分で納得の行くやり方や工夫でできたというところです。
第一次反抗期の幼児は、なんでも自分でやりたがります。
自分なりに創意工夫してやってみることで、「やる気」「自主性」「工夫する力」「諦めない力」が育ちます。
思春期は第二次反抗期でもあります。
より広い範囲で自分なりに創意工夫することで、未知の世界でも生きていく力が育ちます。
特にこれからの変化が早く、新しいもの・ことの多い社会では、自分なりに取り組むやる気は大事です。
「◯かその他」「◯か☓かその他」
常に「その他」の余地を与えるのが大事なコツです 🙂
自分で工夫するやる気を引き出すコツ
他の選択肢も認めましょう
(5)他の子と比べる
親心としては「あの子にもできるんなら、あなたにもできるよ」と励ましたくて、ついつい他の子を引き合いに出してしまうことがあるかも知れません。
でも思春期の子供にとって、自分と同じ年代の子と比較されるというのはとてもきついことなんです。
どんどん変化する身体、揺れる感情を抱えて、どことなくいつも不安定で自分に自信がないのが思春期です。
思春期の子どもにとって、同じ世代の子どもとは、世代の悩みを共有する仲間でもあるけれど、外見・成績・部活のパフォーマンスなどで、常に比較されて評価される対象でもあります。
もう既に自分でも比べて凹んでることも多いので、それ以上の指摘は励ましにはならないことが多いです。
せっかくの応援の気持ちからでも、それでやる気のない子供になってしまうのではもったいないですね。
「あの時うまくやれたのは何があったから?」とか「きっとまたやれるよ」という声がけが、子供のやる気を生み出します。
自分にもできる!というやる気を引き出すコツ
その子の成功体験を話題にしましょう
(6)安心させない・甘えさせない
やる気というのは、「何かをやってみよう!」という「行動したい」というエネルギーです。
行動するには、気力・体力が充実していることも大事ですね。
いつもいつも緊張、行動ばかりでは、やる気も湧いてこなくなってしまいます。
誰でもオンとオフ、緊張とリラックスの両方がバランスよく必要です。
持続するやる気を持つためには、合間では十分に「落ち着いて休めていること」が必要です。
そしてその場はもちろん”家庭”ですね。
忙しい毎日だと、つい大人も思いついた時に子供にあれこれ言いたくなってしまいがちですが、家庭では子供が自分のペースでリラックスできる時間も持てるように、ちょっと気をつけてあげたいところです。
また、人は何歳になっても誰かに甘えたいこともあります。
甘えを受け入れてもらうことで、また頑張る力も湧いてきます。
素直に甘えてきた時こそ、しっかり受け止めることで、ひねくれた甘え(喧嘩をふっかける、困らせる)がなくなります。
それに子供の話も興味が持てない話題のときは、力なく聞いてました
(^^)>
もうちょっと、子供のペースを大事にしたり、子供の話を聞くようにします 🙂
ずっとやる気を持てるようになるコツ
子供のペース・甘えも認めましょう
(7)一人で頑張らせようとする
思春期には子供が自立する力を育むことが大事です。
ただ、「自立のためには、一人で何でもやらせなくちゃ」と自立=孤立だと捉えてしまうと、子供に大事な「人とつながる力」が育たなくなってしまいます。
もちろん、自分なりに工夫する力がないと生きる力は育ちません。
しかし、自分なりに努力しても乗り越えられない課題がある時には、そのまま一人で頑張り続けても、どんどんやる気もなくなります。
人に力を貸してもらうように頼んで自分の課題を乗り越えるのも、立派な生きる力です。
特にこれからの時代は何でも複雑化・専門化していきます。
日常で使っている電化製品一つでも、高度な技術が使われています。
以前のように自分で直せるものはとても少なくなったと言えるでしょう。
これからの時代は、「何でも自分でやろうとする」よりも「どの人に何を頼むかを見極める力」の方がどんどん大事になっていくでしょう。
「自分の得意なこと」を磨いていけば、自分も誰かを助けることができるようになりますね。
人に感謝したりされたりすることで、自分のやる気も上がります!
課題を解決するやる気を育てるコツ
人とつながる力を育てましょう
(8)やる気を出して行動しない
たくさんの名言を残された山本五十六氏に
『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』
という言葉があります。
一番最初が「やってみせ」なんですね。
人は誰でも「その人の言っていること」よりも「やっていること」からの影響を強く受けます。
お子さんにやる気を出して欲しい時には、まずお母さん・お父さんが何でも良いので「ご自分のやる気の出ること」を楽しく実践してみるのがオススメです。
不思議なもので、本物の「やる気」は伝染します。
誰かが本気のやる気を出していると、知らず知らずに周りの人もどんどん自分のやる気を感じるようになっていくんです。
本を読む、好きな趣味をやる・・・など、ご自分がやる気の出ることをやっている姿を子供にも見せましょう。
お母さん・お父さんの「楽しさで動く姿」が、子供のやる気の呼び水にもなります。
本当のやる気を沸かせるコツ
やる気の出ることをやっている姿を見せましょう
やる気のない子供でもやる気を引き出す8つのコツ
ではここで、子供のやる気を引き出す接し方のコツをまとめましょう。
子供のやる気を引き出す8つのコツ
①目標へのやる気を育てるコツ
大きな目標に近づくための「小目標」を子供と一緒に確認してみる
②次のステップに進むやる気を育てるコツ
今できていることを言葉にして十分に喜ぶ
③チャレンジするやる気を引き出すコツ
肯定形の言葉がけにする
④自分で工夫するやる気を引き出すコツ
他の選択肢も認める
⑤自分にもできる!というやる気を引き出すコツ
その子の成功体験を話題にする
⑥ずっとやる気を持てるようになるコツ
子供のペース・甘えも認める
⑦課題を解決するやる気を育てるコツ
人とつながる力を育てる
⑧本当のやる気を沸かせるコツ
やる気の出ることをやっている姿を見せる
『「やる気のない子供」を作る8つの接し方』終わりに
いかがでしたか
今回は「気づかずにやる気のない子供を作ってしまう8つの接し方」と「子供のやる気を引き出す8つのコツ」をご紹介しました。
夫にも話してみます!
そしてやる気を引き出すコツも、そんなに難しくないのでやってみます。
ちょっとしたことでいいんですね。
楽しくお試しくださいね
やる気の話をしていたら、私も何か自分のやる気の出ることをやってみたくなりました (^^)
♡♡あとがき♡♡
本来思春期の子供はやる気に満ちて、好奇心からあれこれ動きたがるのが自然です。
どうも日本では「思春期の子ども=やる気がなくだらだらしている」というイメージがありますが、他の国の思春期の子どもたちは、もっと自分のやりたいことをやっていてイキイキと元気です。
ぜひお子さんの色んなやる気を引き出して、社会に出る前の自由に動ける時にこそ、様々なチャレンジができるといいですね。
そして人生100年時代です。
お母さん・お父さんもご自分のやる気の出ることを楽しみましょう!
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