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「子どものありのままを受け入れる」は「受け止める」でうまくいく!
『子どものありのままを受け入れる」ってどうしたらいいのかな?と迷うことはありませんか?
子どものありのままを受け入れることが子育てでは大事、という言葉はよく聞きますが、なんとなくはイメージできても、具体的にはどうしたらいいのか詳しく教えてもらうことってあまりないですね
実は似ている言葉の「受け止める」を上手に使ってみれば、そのお悩みはすっと消えちゃいます 🙂
でも最近は、子どもに合わせるだけで本当にいいのかわからなくなってきて、毎日モンモンとしています。
わぁ、それは私も体験したことがあります、しんどいですね 😐
「子どものありのままを受け入れる」という言葉は、子育てについて学ぼうとするとよく聞きます。
私も子どもへの接し方で悩んだ時に、何度も出会いました。
ただ、この言葉はなんとなくのイメージは分かるんですが、具体的にどうするのか・・がわかりにくい 😐
なので、かつての私のように自己流に解釈してしまって、頑張ってるのに残念ながら望まない方向に向かってしまう方も多いようです。
実はここでのキーポイントは「受け入れる」と「受け止める」を上手に使い分けることなんです。
それが分かるようになってからは、私も子育てがずいぶん楽になりました!
子育てを具体的に教わるチャンスはなかなかないですもんね 😉
では、ご一緒に「受け入れる」と「受け止める」を使い分けて、「子どもをありのままに受け入れる」をマスターしちゃいましょう!
目次
「子どものありのままを受け入れる」は一歩間違えると「言いなり」「放任」に⁉
始めは「反抗期のせいだ」と思ってたんですが、私の子どもへのアドバイスやダメ出しをかなり多いんだとに気づきました。
そんな私の接し方も反抗期をこじらせてたんだと腑に落ちたので、自分も変わらなくちゃ!と思ったんです。
その時に「子どもをありのままを受け入れるが一番の基本」という言葉に出会いました。
ただ、「なるほど!」と思ったんですが、いざやろうとしたら「こんな時にはどうしたらいいの?」と迷ってばかりでした。
それで自分なりに「子どもの言動や要求を全部受け入れる。反対しないこと」なのかしら・・と思ったので、それをやろうと決めました。
すぐに口出ししたくなる私には、始めはけっこう大変でした 😐
始めると言い争いはずいぶん減りましたし、子どもも始めはちょっと嬉しそうでした。
でも、だんだん子どもの要求がエスカレートしてきたり、生活が乱れてきています。
それに、どんなに要求に応えても子どもも穏やかな顔にならないし、親子関係が良くなった・・とは言えない気もするんです。
ただの「放任」や「言いなり」と何が違うのかわからないですし
私も自分の「本当はこうして欲しい」「NOと言いたい」をのみ込むばっかりで辛くなってきました
頑張ってるのに親子とも笑顔にならないのは辛いですね 🙁
そのモヤモヤ感した違和感は私も感じたことがあります
その頃は「子どもを尊重したいけれど、全て子ども任せでいいんだろうか」と一人でぐるぐるしてました。
「子どものありのままを受け入れる」は子どもを尊重することだと思います。
でも言い分を尊重してばかりで好きなようにやらせることが、本当に子どものためになるのかが疑問です
そうですね。
「子どものため」とは、「子どもが幸せに自立できるように」ですね。
子育てのゴールが「子どもがこれからの社会で幸せに自立できる準備を整える」だとすれば、そのために必要なことは大きく2つになります。
①子どもの自己肯定感を育てる
②自分の幸せのために行動できるように、子どもが自分と環境を整えられる力を身につけさせる
子どもの言動や欲求を尊重するのは①自己肯定感を育てることになりますね
ただ、何にでもYESだと、②の「身につけさせる」が叶わないこともでてきます。
この大事な2つをバッティングさせずにどうやって両方うまく進めていくか・・・が、実際に日々子育てをしている多くのお母さん・お父さんが一番モヤモヤ悩んでしまうところでしょう。
子育てのゴール「幸せな自立」のために必要なこと
子どもが幸せに自立するには
①自己肯定感がある
②自分の心身と環境を整えられる
がとても大事です。
それぞれについてみてみましょう!
この変化の激しい時代には、「幸せ」を感じる内容はその人その人で違います。
かつてのように「安定」「みんなと同じ」が誰にとっても幸せだとは言えなくなっています。
それぞれが自分が幸せを感じるものを見つけて育てていく時代なので、親が子どもの幸せの具体的な内容を決められなくなっています。
そのような、これからの社会で自分らしく生きていくには、自己肯定感が第一の土台になります。
自己肯定感は「自分が好き」「私は私でOK」「自分も悪くない♡」という感覚です。
それは自分が100点だからではなく、自分には長所も短所も、得意も苦手もあることを踏まえた「自分」を受け入れるという感覚です。
この自己肯定感があってこそ、周りに流されずに自分の心が本当に喜ぶことをやってみよう❣と思えるので、自分の幸せを掴めるようになります。
そして自分を肯定できる人は、他人も肯定できるようになります。
自己肯定感の土台を築くには、まず始めは他者に自分を大切にされているという感覚を持てるところからです。
他者から大事な存在だと扱われるとこから、やがて自分でも自己尊重ができるようになり、さらに成長する過程でより多くの他者との関わりの中で本当の自己肯定感を育てていきます。
子どもの自己肯定感の土台を築く関わりは、一番近くにいる親の役目になります。
こちらは、日頃から子どもに「大切に思っている」ことを言葉で伝えたり、ハグやマッサージ、笑顔もおすすめです
また
・ちょっとした工夫や頑張り、意欲、興味などにも「いいね」と肯定サインを出す
・子どもだけと5分でも良いので向き合う時間をもつ
・子どもの言い分は最後まで聞く
でも、その子を尊重していることが伝わります。
NGは
・ダメ出しばかり
・「あなたは要領が悪い」「馬鹿じゃないの」などと決めつける
・いつもスマホをいじりながらの会話
・子どもの話の途中でアドバイスや否定を始める
親としては軽い気持ちでしてしまいがちなので、気を付けたいところです 😉
そうなんです~
(^_-)
そしてそれと対になるもうひとつの親の大事なお仕事は、「自分はOK。自分には価値がある」から「好き勝手やれる」のではないと子どもに学ばせることです。
自立して幸せに生きるためには、幸せを感じ続けられるように自分の身体・心・頭と環境(衣食住、お金を稼ぐ、人とつながるなど)を自分で整えられる力が必要です。
「好きなことをやる」という自由が「自分をやれる状態にする」という責任の上に成り立っていることを覚えて、それができるようになることで、本当に自分が幸せを感じる人生を送れます。
☆自分がずっと健康でいられるように、しっかり睡眠と栄養をとるように努める
☆自分の思いを伝えたり、他人の話も落ち着いて聞けるようになる
☆イライラや不安に囚われ続けない
☆頭でぐるぐるしているだけなのを「考えている」「行動している」と勘違いしないで、必要な時には信頼できる人に相談できる
☆約束(ルールや時間)を守る
☆やることの優先順位がつけられる
などなどは思春期のうちに基礎を作っておきたいものです
(^^)
これらの基本は、子どもでもちょっと練習すれば簡単に身につきます。
しかし、これらのことは赤ちゃんにはできないので、「どこかで学ばなければ身につかない」とも言えます。
成長とともに、誰かがやっているのを真似て覚えることもありますし、誰かに言われて「そうなんだ!」と学ぶこともあります。
何を自然に身につけるかは個人差がとてもありますので、その子が身に着けれてないことに気付いて、改めて教えるのは親のお仕事になります。
学校は「いつも元気で明るく、言われたことは素直に聞く」を良しとしてますが、一人ひとりにどうすればそうなるのかを細かく教えてくれる場所ではないですね 🙄
その子の広い意味での教育担当はやっぱりお母さん・お父さんなんです
ところが親がこの大事な②をうまく進めるのは、けっこう難しいんです 😯
難しい理由は
1)親が子どもの成長に合わせて徐々に自分でやれるように手を引くのが難しい
2)子どもに教えようとしても反発ばかり
そもそも人間は、親に「自分の身体・心・頭と環境を整えてもらう」期間が特別に長い動物です。
そして子どもには親離れの本能がありますが(=反抗期)、親に子離れの本能がないという特徴もあります。
なので親は気をつけないと、いつまでも子どもの身体・心・頭と環境に直接手を出して整えるのが自分の仕事だと思い続けてしまって、必要以上に手や口を出してしまいます。
また
「未熟な子どもに失敗させながらそれらを身に着けさせるよりも、ぱっと自分がやってしまったほうが早い」とか
「もたもたしていたり、できなくて凹んだり失敗するのでは子どもが可愛そう」
などの思いから、親がいつまでも先回りや肩代わりをしがちでもあります。
親が代わりにやり続けてしまうと、子どもは「なぜそれが必要なのか」も「どうやって整えるのか」もわからないままになってしまいます。
今は大学進学で親元を離れたらすぐにウツや体調不良になる子も多いです・・・
「思春期になったから、もうこれくらいはできるかな」と思ってたことができなくて驚くこともありますし、「できない」と思って教えようとすると「それくらいできる 👿 」と反抗します
できてないことを教えようとしても素直には聞かないです
そうですよね~
子どもは思春期になると本能的に
☆今までアタリマエだと思っていたことも本当にそうなのか自分で選び直す(特に親の言動について)
☆自分で考えて、自分で納得してやりたい
という思いが強くなります。
なので、大人が「これが必要だ」と伝えようとしても「はい、そうですか」なんて素直に受け取らないですよね 🙄
特に親には反発をしてくることが多いでしょう。
さらに、イマドキの子達は
★自分の好きなことはやりたがるけれど、嫌なことは避けたがる
★今目の前の快楽を我慢しずらい(長期的な目標のために今自制するのが難しい)
という傾向が年々強くなっています。
大事なことを教えようとしても、お母さん・お父さん世代のように「親や先生から言われたからしょうがない」とも、「怒られるから言うことを聞く」にもならないです 🙄
それでも②がないと、子どもが自立する力を十分に身につけられなくなってしまいます。
必要な時には自分を律することができないと、結局好きなこともできなくなります 🙁
このような「簡単に受け入れない」世代のお子さんを持つお母さん・お父さんは、②を伝える=教育するには少しコツが必要です。
でも、私は自分の親からはあまりそうやってもらった印象がないので、どうやったら良いのか戸惑います
そうですよね。
ひと世代前くらいまでは今ほど「個」とし自分らしく生きる力を育てる必要がない環境だったので、①自己肯定感とか②自分の心身と環境を整えらる力はあまり意識されていませんでした。
みんなが望む幸せのカタチ(高学歴、安定就職、結婚など)が決まっていましたし、まだ十分でないところを指摘して直させるのが教育だとされていたのでダメ出しも多かったです。
お母さん・お父さん世代はそのように接せられたことも多かったでしょうし、今だにそのような価値観の場所もあります。
誰でも「自分の親との体験」が自分の原型になりますし、時代の変化に合う具体的な子育てのコツを手に入れる場が少ないですから、この「これからを生きるための2つの親のお仕事」をどうやって実践すればいいのか、わかりにくいですよね。
そしてさらに、今の子どもたちは、小さい頃から自分の好き嫌いが強くなってきています。
身体も心も社会環境の変化の影響であまりタフではありません。
このような心身で思春期になると、自分の心身の成長期の大きな変化に加えて、環境の変化(中1の壁、成績評価、友達関係、受験など)もドカンと来るので、ストレスの総和に耐えきれなくなるケースが瀑増しています。
今の子達は、お母さん・お父さん達世代とは違う心身の状態や環境にいるので、②自分の心身と環境を整えられるように親が教育する必要性が以前よりも高まっているとも言えます。
このような時代の変化がわかってないと、「親としてアタリマエのことを(=私がされてたように)やってるのに、なんでこの子にはうまくいかないんだろう」「私ならこう反応するのに」とお母さん・お父さんが首を傾げちゃうのは当然ですね
自分にモデルになるような経験がないのでわからないのも当然なんですね!
そして知らないことは新しく知ればいいだけです❣
それでは次に、子どもの幸せな自立のためには
①自己肯定感と②自分の心身と環境を整える力を育てるという2つが大事
ということを踏まえた上で
具体的な進め方を見てみましょう
(^^)
子育てで大事な「受け入れる」の意味と使い方:受け入れるには2つある
まず、「子どものありのままを受け入れる」のですから、「受け入れる」の意味から始めましょう
「受け入れる」というのは、状況や誰かの言動などを自分が「良し」として、自分の内側に入れることです。
何かを自分の内側に入れるということは、認める、賛同できる、一体化する、という感覚です。
はい、まさにそういうイメージです 🙂
そして、ここが大事なポイントなんですが、「受け入れる」には2つのパターンがあるんです。
「受け入れる」の2パターン
1番目は、対象を理解してから良しと判断して受け入れるパターン
2番目は、対象を詳しく理解しなくても、そのままをまるっと良しとして受け入れるパターン
「受け入れる」ものは「状況」だったり「人」や「意見」「要求」など様々です。
通常は、その対象を「理解」してから、それに自分がYESなら受け入れますし、NOなら「受け入れない」「受け入れがたい」となります。
外からの情報に対して何でもYESばかりだと、自分に無理が来て自分が潰れてしまいますから、受け入れるかどうかを選ぶことは大事ですね。
日常的によくあるこちらが1番目のパターンです。
②のために子どもに教育する時にはこの「1番目の受け入れる」を使います。
子どもの言動をよく理解して、②にかなっているかどうか判断してからYESならば受け入れます。
よく理解できない場合や、NOの場合にはすぐに受け入れずに、質問したり、NOと伝えることもできます。
2番目のパターンは、我が子の言動は全ては理解できないし、YESばかりはとても言えないけれど、やっぱりこの子は愛おしい・・と思うような時に自然と「その子を受け入れて」います。
その子の存在を受け入れているという状態です。
「受け入れていること」を言葉で伝えるのが
「あなたのことを大切に思ってるよ」
「あなたが大好き」です。
そのような言葉をかけられたり、勇気づけや笑顔、話をしっかり聞いてもらうなどすると、その子は受け入れられている、認められている、一体化を許された感じがするので、安心してホッとできます。
思春期の子は突然「あなたが大好き」なんて言われたら「えっ、きもい 😯 」と言うかもしれませんが、気持ちを載せた言葉はちゃんと受け取ります。
もともと人間は一人では生きていけない動物なので、つながりを求める本能がありますし、子どもは特に親を強く求めます。
なので、親が「その子」を愛してる、大切に思っているとその子に伝わると、子どもの身体・心・脳が安心して落ち着きます。
そして人から愛されている・認められている自分を、自分でも肯定できるので、それが自己肯定感の土台になります。
自己肯定感があってこそ「希望」も「自信」も持てますから、子育てでは子どもの自己肯定感を育むことはとても大事です。
それが「子どもを受け入れるのが大事」と言われているゆえんです。
受け入れるには2パターンあって、どっちもそれぞれ大事なんですね!
そして子どもの存在をまるっと受け入れる方が、子どもの自己肯定感の土台を築くことにもなるんですね、知らなかったです
かつては「子どもを受け入れなくちゃ」と焦って辞書まで読んでも、具体的にどうしたら良いのかさっぱりわかりませんでした。
それで、子どもの理解も納得もできない言動にも全部YESを言ってた時期がありました。
お陰でドンドコ迷走しちゃって、後々のリカバリーが大変でした
(^^;)>
でも、実際は「受け入れる」には2つのパターンがあるので、子どもの存在はあれこれ判断せずに受け入れても、子どもの言動については毎回、親は「YES]と受け入れるかどうかを決められます。
こちらで自立に向けて必要な②の教育ができます
どちらでもできるんですね!
そして「その子」という存在は常に受け入れてても、状況や言動については「YES」と受け入れるか受け入れないかは、その時その時で決めれば良いんですね!
そうなんです 🙂
子どもの存在をまるっと受け入れていることが、その子にちゃんと伝わっていれば、その子は自分の意見や要求が通らないことがあっても、「自分を否定された」とは捉えなくなります。
子どもとの信頼関係も、子どもの自己肯定感も傷つきません 🙂
これがとても大事なポイントです。
始めに「存在を受けいれてる」が伝わっていれば、言動に全てYESじゃなくても、子どもの自己肯定感は崩れません。
親は2つの「受け入れる」を使い分けることができるんです。
私は子どもの言動全部にYESを言えば、自己肯定感を高められるのかと思ってました
それだと②の「教育」が抜けちゃうから、甘やかしや放任になっちゃうんですね、納得です!
自立に必要な教育を受け入れさせるには、コミュニケーションにコツがいる
ここまでのまとめをいたしましょう!
ここまでのまとめ
子どもの幸せな自立のためには、①自己肯定感を育てることと、②自分の心身と環境を整えられるように教育することのどちらも必要
そのためには「受け入れる」の使い分けが大事
・子どもの存在は、理解・判断などせずに、そのまままるっと受け入れる
・子どもの言動については、しっかり理解して②にかなっている時にはYESと受け入れて、よく理解できない時や②に叶ってない時には質問したりNOも言える
そのようなコミュニケーションで、子どもに②の自立する力を育てられる
・しかし、イマドキは社会の変化により、子どもに頭ごなしにNOと言う、②を行うように言うだけではうまく②を進めることが難しくなっている。
②を進めるにはコミュニケーションのコツが必要
次はそのコミュニケーションのコツを知りたいです
了解です! 🙂
子どもはどんなに優秀でも、まだまだ経験も情報も視野も十分ではないのが当たり前です。
「客観的に、未来への影響まで考えられる力」を司る、脳の前頭葉も25~30歳までは、絶賛発達途中です。
だからこそ、なるべく子どもに考えさせてやらせて、自分の経験から学ばせることが大事ですね。
それでも時には、親ならば子どもに「質問で考えさせたり」「NOと言うこと」で、脇道に暴走するのを止めなくてはならないこともあるのが現実です。
例えばゲームやスマホの使い方や不登校からの抜け出し方や進路選択などを、まだ発達途中の子どもに舵取りをすべて丸投げするのは、何年か先までに及ぶリスクもあるので気をつけたいところです。
(1)何でもYESでは、自立に十分な力は育たない
それに、親は無理してでも要求を満たしているはずなのに、子どもはいつもどこか不満あり気です。
子どもからしても、何を言ってもYESなのは楽だけど、違和感があったんでしょうね。
そうですね。
以前、何でもすぐに買ってもらえていたお子さんとセッションをした時に
「何を言ってもYESしか言われないから、親は自分に興味がないんだと思う。
これならなにか言われるかと効果なものをねだっても、特に反応は変わらない
お金で済ましている感じ」
と話してくれたこともあります。
ちゃんと子どもを見ている感じじゃなかったのかもしれません 😐
ただ、うちの子はもともと要求がかなり強いんです。
小さい頃からこちらがNOといっても、なかなか引き下がらなかったので、扱いに困ってました。
それでつい根負けして「じゃあ、好きなようにしなさい!」なんて・・
しょっちゅう大口論していたのに、結局は親が折れるので子どもにNOがうまく言えてなかったです 🙁
私も子どもの存在を受け止めてることを十分に伝えてなかったとも思いますが、もっとうまくNOを聞いてくれるようになってくれると良いんですが・・
日頃から大事に思っていると伝えておけば、もっとNOを聞いてくれるようになりますか?
はい、それも信頼関係と自己肯定感が育まれるので、親子コミュニケーションがうんとしやすくなります。
自分を受け入れてくれてる人の話は、聞こうという気になりやすいです 🙂
そしてさらに、コミュニケーションをする時にも、必要な時には子どもの存在は受け入れていると安心を伝えつつも、子どもにNOをしっかり伝えられるためのコツがあります。
(2)怒る・懲罰では子どもの自立する力は育たない
特にイマドキの子ども達は「好き嫌い」がはっきりしていますし、「嫌なことはやらない」「好きなことだけやる」という傾向が強いです。
自分の好き嫌いを通そうとするパワーが強いので、親がNOと言っても強く反発します。
そんなイマドキの子どもに、ひと昔前のように「大人の言うことは聞きなさい!」と強く怒ることで、「理解・納得させずに受け入れさそう」としても、うまくいきません。
反抗するか、黙ってスルーするか、適当に「やる」と言ってやらないか・・ 🙄
イマドキの子どもに親や学校の言うことだからと「理解や納得をせずに受け入れさせる」のは難しいのです。
親の言うことを子どもが理解・納得して、YESと受け入れられるようにするためには、一方的な指示ではなく、コミュニケーションが必要です。
ここで大事なポイントは、大人でも子どもでも、「相手の言葉の内容を理解する脳の前頭葉を使えるのは、ある程度落ち着いている時だけ」ということです。
つまり、不安や恐怖や怒りが強いと、相手の話の内容が頭に入ってこないんです。
じゃあ、聞こうとしない子どもに何かを伝えようとして、ムキになって大声や怒り口調になるのは逆効果なんですね
そうなんです。
まず親が落ち着いて、それから落ち着いた口調で子どもに話しかけてこそ、話の内容が子どもに伝わっていきます。
大声や罰などの怖さを与えて子どもに何かをやるように言った場合には、子どもの脳は「嫌だ」でいっぱいいっぱいになりますので、「理解」も「納得」もできずに、ただ反発するか、ただ恐怖で「受け入れる」かのどちらかになります。
そうなると、指示された行動をその場ではできたとしても、自分で納得してないので続きませんし応用もできません。
怒られたことへの恐怖心と反発だけが残ります 😯
私も小さい頃に怒られて怖かった記憶はあっても、何で怒られたか全く覚えてないです・・
でも親としては、子どもがしつこかったり、ありえないような意見を言ってくると、私もついカッとなってしまいます。
カッとなった勢いで怒っていたら子どもが小さいうちはそれでもなんとか動いてたんですが、思春期になったら、子どもも簡単には引き下がらなくなったので、大喧嘩ばっかりでした。
これじゃまずいと思ったそんな時に「子育てでは子どもをありのまま受け入れることが大事」というのを知ったので、今度はNOを言うべきところでも我慢してYESばかり言うように自分なりに努力してたんです 🙁
私もほぼ似たようなパターンでしたから 😆
でも、今だからこそ言えますが、実はここまで来たらあと半分っていう状態なんですよ♡
あと半分もやれるようになりたいです!
はい!
では次は子どもに基本的な安心を与えながらも必要な時にはしっかりNOも言うために、鍵となる「受け止める」について見てみましょう❣
子どもの言動には「受け止める」をうまく使うことが鍵なんです
(^^)
コミュニケーションで大事な「受け止める」の意味と使い方
(1)「受け止める」とは
「受け止める」というのは、対象(状況、人、考え、要求など)を、YESもNOも出さずに「理解」すること、受け取ることです。
ポイントは自分の感情や評価を交えずに「相手」や「状況」を理解しようとするところです。
親ならば(もちろん私も)、子どもには良くなってもらいたい!と思う気持ちも強いですし、心の距離もとても近いので、ついつい子どもの言動にすぐに感情的に反応したり、「良い・悪い」の評価を下してしまいがちです。
他人の言動にはムッとしても、一息ついてから反応できるのに、我が子の言動となるとすぐに感情的になったり、子どもの話の途中でも「それはだめだよ」などと言ってしまいます 🙄
それで大喧嘩ばかりだったので、今度は自分の言いたいことは全部我慢してYESを言うようにしてたんです。
でもそれもうまく行かなかったです
日本ではコミュニケーションのコツを習うチャンスがあまりないですし、親は子どもに何を言ってもいいという風潮もありましたから、そうなりがちですね。
でも、子どもの言動にムッとしたりダメ出しをしたくなっても、そこで一呼吸置くことはできます
なぜなら大人なら誰でも、他人にはやれていることだからです
(^^)
ちょっと間をとって「どういうこと?」「どう反応しよう?」と考えます。
そう、そのように自分の感情や評価判断を表すのを、もっと相手の言動を理解してからにしようとするのが「相手の言動を受け止める」です。
「受け入れる」がYESとハグをするイメージなら、「受け止める」は自分に投げられたボールを身体の前でキャッチする・・というようなイメージです。
ハグは自分の内側に入れる感じですが、キャッチは自分の身体の前でしますね
そうなんです。
自分の内側に入れる=YESと受け入れる前に、身体の前で飛んできた情報を受け止める感じです
(^^)
具体的には
☆相手や状況を理解する前に、感情や言いたいことがこみ上げてきたら、一息つく
☆子どもの話や言い分を最後まで聞く
☆途中で感情的になったり批判・アドバイスはしない
☆言ってないことまで決めつけない
☆わからないことは質問する
ができればいいですね。
子どもにだと難しく感じるかもしれませんが、日常の中で誰もが普通にやっていることなんです。
どうしても感情や言いたいことが激しくこみ上げてきたら、一度脇において深呼吸したり、それでも難しい時にはタイムをとってもOKです
そうなんです!
それがとても大事なポイントです。
そうやってしっかり子どもの言動を受け止めようとすれば、それだけでも子どもにも「自分の話や行動をちゃんと理解しようとしてくれている」と伝わります。
子どもの言動への評価に関わらず、「ちゃんと理解しようとしてくれている」と分かれば、子どもは「自分は尊重されている」と感じられます。
特に思春期には「子どもとしての自分」だけでなく「意見や気持ちのある個人として扱って欲しい」という思いが強くなりますので、それを満たすことでも子どもの自己肯定感は育まれます。
そういえば、私も思春期に親からそうされると、うっとおしかったし、自分を認めてもらってない感じでした。
これからは子どもの気持ちや言い分も受け止めるように気をつけてみます!
はい、難しくとらえずに、ちょっと意識して何度かやってみると、案外すぐにやれるようになりますよ 🙂
(2)「受け止める」の次は「受け入れるか」決められる
親が子どもの言動を理解せずに、ただ自分の気持ちや意見を我慢してYESだけで受け入れようとしても、子どもを尊重しているようで、そうならないことはこれまでに見てきたとおりです。
子どもの言動を受け止めて理解しようとしたら、次はそれに対しての親の気持ちや意見を伝えます。
子どもの言動にYESであれば、「理解して受け入れる」ことができますし、わからないことがあれば質問したり、NOの部分があればそれを伝えることもできます。
親が自分の気持ちやわからないこと・言いたいことを伝えることで、本当の意味で「対等に」「相手を尊重して」のコミュニケーションになります。
その時の親の気持ちや意見が、子どもの自立のための②に向かってのものであれば、それは必要な教育になります。
受け止めてから、子どもにNOを伝えるコツ
難しいのは子どもに「NO」を言う時ですね。
うまく「NO」を伝えるコツはありますか?
はい、いくつかあるのでご紹介しますね
子どもの言動にNOを言う時のコツ
C 軸からぶれずに理由を伝える
扱うテーマは一つづつ、重要なことから
つい我が子だからと感情をむき出しにしてしまうと、子どもも感情的に反発してしまいます。
そうなると教えたい内容は伝わらなくなってしまうので、もったいないですね。
Bを使うと、うまく行きます 🙂
子どもの言動や状況に、一つでもYESを言えることを見つけて、まずそれにYESを伝えます。
理解しての受け入れですね。
そしてその次に「そして」で「〜〜については・・・するともっと良いと思う」とか「・・するとあなたにこんなメリットが有る」などと伝えます。
そうなんです。
始めにYESを言えることが見つかりにくかったら「話してくれてありがとう」でもOKです
(^^)
イマドキの子どもは、頭ごなしに指示しようとしても受け入れず、自分で理解して納得したものだけを受け入れます。
なので②の教育をする場合には、筋の通った軸が必要になります。
「自立して幸せに生きるためには、幸せを感じ続けられるように自分の身体・心・頭と環境を自分で整えられる力が必要」というのが一番大きな幹です。
そして身体→心→頭→環境の順番で、ひとつづつ取り組むのがおすすめです。
このあたりについてより詳しくは、思春期最幸家族講座でしっかりとお伝えしています。
ピンときた方はご活用ください
あれこれ細かいことを、優先順位をつけずに教えようとしても、子どもには何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。
教えるテーマはひとつずつにして、優先順位の高いものからがオススメです
D 子どもが激しく反発しても、自立にかかわる教育はあきらめずに何度でも伝える
イマドキの子どもは自分が嫌なことは簡単には受け入れません。
親が子どもの言動に筋を通してNOを言おうとしても、反発したり逃げたり無視したりすることもよくあります。
どうしても子どもの要求が強かったり頑固だったりすれば、親が根負けして「もう勝手にしなさい!」と諦めてしまうこともあるかもしれません。
でもそれだと子どもは「嫌だと言えば通る」と学んでしまいます。
自分が嫌でも、自分にとって必要ならば受け入れるべきことがあると身に着けていないと、家の中では「嫌だからやらない」が通っても、社会に出たらうまく行かないことばかりになってしまいます。
本当に必要なことは、諦めずに伝え続けることが大事です。
その場で話を続けることもできますが、子どもが頑なになりすぎていたら、一度仕切り直して「また明日の夕方に話しましょう」などとするのも有効です。
「嫌がればやめるはず」と思っていた子どもでも、親が真剣に何度でも伝えていけば、途中から「そんなに大事なことなの?」と気にするようになってきます。
受け入れがたい子どもの言動への対応のコツ:まとめ
では最後に、イラッとしてしまう子どもの言動への対応のコツをまとめておきましょう
ⅰ まず受け止めるを心がける
知ってる、わかっていると決めつけないで理解しようとすれば、こちらの勘違いや子どもなりの意外な理由があることにも気づけます
無駄なすれ違いが起きないですね 😉
ⅱ コミュニケーションのコツを使う
先程のYes,and や、話しかける時のタイミングに気をつけたり、子ども自身のメリットやデメリットについて伝えていけば、うんとスムーズに話ができます
ⅲ 軸からぶれない、優先順位を外さないでひとつずつ
時には優先順位の低いものに、眼をつぶることも必要な場合もあります
でも、その時には目をつぶっても、大事なことは順番に伝えていけばOKです
こうしていけば、NOを言っても子どもには尊重されていることが伝わりますね
はい、そうなんです 🙂
日頃から「子どもの存在をまるっと受け入れている」と伝わっていて「子どもの言動を尊重して扱う」ことができれば、子どもの言動が100点満点じゃなくても「子どものありのままを受け入れる」ができます。
それによって子どもの自立に必要な
①自己肯定感
②自分の心身と環境を整えられる力
両方を育むことができるんです
\(^o^)/
「子どものありのままを受け入れる」は「受け止める」でうまくいく:おわりに
どうすればいいかも具体的にわかったので、さっそくやってみたいと思います
今知れてよかったです
子どもの存在を受け入れるのは親はなんだかんだ言ってても心の奥でやっています
あとは、必要な生きる力をうまく育ててあげられれば、バッチリですね
愛と尊重が伝わるコミュニケーションがあれば、NOも愛情だとちゃんと伝わります
♡♡あとがき♡♡
かつての私は「子どもを受け入れる」=「子どもを否定しない」と捉えてしまって、子どもの存在だけでなく、状況や言動の全てにYESを言わなくちゃダメなんだと思っていた時期がありました。
本当は「それは嫌だな」「それはやり過ぎ」と思うようなことでも、「受け入れなくちゃ」とYESばかり言っていました。
でもそうやって頑張ってても、やはり子どもは色んな要求を出してきますが、それで心から満足してる様子にはなりませんでした。
子どもが不安や不安定な時程、求めているのは「受け入れられた感覚」というのは間違いがないのですが、何にでもYESと言われるのは、始めから答えが決まっているので、逆にちゃんと話を聞いてもらってない、受け止められてない感じになるからです。
不安な時こそ、敏感なので子どももわかるんですね
私がそんな勘違いから、一生懸命だったのに逆走だったという苦い経験をしているので、今回のブログは、頑張っているお母さん・お父さんにエールとして届くと嬉しいという思いで書きました。
ちょっとしたコツを知ってるだけで、努力が大きく実ることがあります。
必要な方に届きますように
\(^o^)/
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