突然のできごとで気力をなくしてしまった頃のお話
突然のできごとに見舞われた時のお話です。
コーチングのお申込みも
いただけるようになったし
講師の依頼も頂いた。
「これなら私もやっていけるかも 🙂 」
そう思い始めた矢先に
3.11が起きました。
ちょうどその時私は愛犬と
山形の自宅に居ました。
ドカン、グラグラグラグラグラ
いつ終わるともわからない
大きな大きな揺れでした。
その後数日間は
電気と水道と電話が止まり
何がどうなっているのかわからないままで
世界と切り離されたような時間でした。
さらにその直後から1ヶ月は
福島原発から100kmということで
原発の行方にも日々翻弄されました。
意外なことに
山形市は風の向きの影響で
かなり放射線濃度が高かったんです。
酒田のお義母さんも気になるし
しばらくは心が休まることのない時間が続きました。
この頃は東北全体、日本全体が
大きすぎるショックと
先の見えない感じに覆われて
本当にしんどい時期でしたね。
もちろんコーチングのお仕事も
予定されていた講座も
一度すべて白紙になりました。
私もボランティアもしましたが
自分のことには気力もわかず
身体にも何だか力の入らない
自分が自分じゃないような感じが続きました:-(
そんななか、突然に
実家の方の都合もあり
私は急遽東京に引っ越すことになりました。
「また1からのスタートだな~」
なんとか気力を奮い立たせての引っ越しでした。
くしくも、引っ越しの次の日が
9ヶ月間のコーチングスクールの最終日でした。
スクールでみんなと一緒に
この9ヶ月間を
振り返ってみたのですが
あまりにたくさんのことがあり過ぎて
すべてが夢のようにしか思えませんでした。
私は今何をしているんだろう?
「自分」がわからなくなったようでした。
しかし、スクールの一番最後に
大勢の仲間と一緒に
また「自分の未来」をイメージしたのです。
私はもう何も浮かばないと思ってたのですが
とても不思議なことに・・
眼の前にはまた
以前と変わらないイメージが
キラキラと輝いて浮かびあがりました!
笑顔の自分の家族
同じような笑っているたくさんのご家族
そして大勢の仲間達・・・・
あまりに予想してなかったので
私はしばしそのイメージに
見とれてて立ちすくんでしまいました。
「やっぱりこの未来に向かって進みたい・・」
気がついたら本当に自然に
そんな言葉が私の口からこぼれました。
大粒の涙とともに
私の中に小さな芽が再び顔を出しました。
そこからようやく
「100人コーチングの続きをしよう!」
と思うようになりました。
さっそく東京の友達に
お稽古相手をお願いして
またセッションを再開です!
そしたら、セッションで
笑顔になっていただくのは
やっぱり嬉しかったです~
(^^)
そこから新しい方も
たくさん紹介していただいたので
100人に向かってどんどん進んでいきました。
久しぶりの東京で
セッションしながら
あちこちの街に行けたのも楽しかったです 😀
「せっかく東京に来たんだし」と
コーチングスクールでも
「サポートコーチ」として
講師の補助をさせていただくことになりました。
もう一度改めて講義を聞いてみると
一度目では分からなかったことが
腑に落ちることも多くて
か~な~り~勉強になりました。
一度は全くの0状態になりましたが
「せっかく新しい環境になったので
この機会を活かしていこう!」
徐々に私の心も身体も
新しいエネルギーで満ちてきて
そう思えるようになりました。
「あきらめずに」に続きます
追伸:
神楽坂の街はすぐに大好きになりました。
昔ながらのお祭りも多いし
お買い物するお店もたくさんあります。
お食事どころも
小さくて個性的なお店が多くて
お気に入りがあれこれ見つかります
(^^)/
今週のテーマのブログです
① 思春期コーチの誕生ストーリーその12:終わらない最幸の旅
② 「練習したら上達します」その言葉を心の支えに・・というお話
④ 希望をあきらめずに、コツコツと進んでいった・・というお話
⑤ 思春期について知ろう!可能性を開く刺激で子どもは変わる!
⑥ 思春期に人生の生きる力を育てる!可能性は想像を超えている