心を閉ざした状態からの回復

おはようございます。
東京は今日は快晴。
愛犬とのお散歩も
気持ちがいい季節です。


さて、これまで連続して3回で

思春期の子どもが心を閉ざす状態について
お話してきました。

今日は、
そこからの回復へのステップについてです。

 

一番心を閉ざしている状態の時は
外からの刺激はお断り状態です。

まず、これより”悪化”しないように
外部からの刺激を遮断しています。

なので、この状態の時に
励まそうとしたり
強い言葉で叱咤激励したりしても
子どもの中には入って行きません。

むしろ、
[閉じこもろう]vs「そうはさせない]
戦争状態になってしまいます。

 

直接子どもに正面からかかわらずに
少し離れて
「何が起きているのか」を見ていきましょう

子どもの様子を見るとともに
子どもの周りから出来る限り情報を集めるのも大事ですね
(先生、他の子ども、保護者etc.)

客観的にも
「何が起きているのか」を
把握できるようにしていきます。

多くの情報を元に
子どもの様子の変化を見守ります。

この間は、子どもの心の扉の前に
「私は味方]と[ここは安全だよ]
というメッセージのみ
置き続けていきます。

 

子どものケガに
自然治癒力のほうが優っているようならば
徐々に子どもの心にも余裕が生まれてきます。

 

やがて、子どもが落ち着いてきたな、と
見えた時には
子どもの心の扉の近くに
[ここは安全だよ][私は味方]に加えて
[外には状況を変える方法がある]などの情報を
置くようにしていきます。

 

そのように丁寧に変化を見て
自然治癒力の発揮に焦点を当て続けていくと
やがて、子どもが、
誰かと話をしてみたり、
少し何かを調べてみようと
「してもいい」ような素振りが現れてきます。

自分が心を閉ざしていることで
気になっていることについて
ぽつっと口にしたりするような時が出てきます。
(勉強できないな、
 受験手遅れだ、など)

 

そして、その次には
「どうしようかな」とか
「○○しないとね」とか
ちょっと前向きな言葉が
出てくるようになってきます。

実はこの時が一番大切です。

 

身体のケガも、痛い時にはじっとしているので
治る方向に向かいやすいです。

ところが痛みがなくなってきた時に
急に動かしたりすることで
ばきっとやってしまうことがあります。

冬に流行りの重い胃腸炎になった時に
回復基調になった途端
とてもおなかがすくけれど
そこはぐっと我慢して
柔らかいものから・・・と

注意が必要な時がありますよね。

治る方向に行き始めた時こそ
焦ると、かえって
後戻りをしやすい時なのです。

なので、この方向が変わった時にこそ
丁寧に扱うことが大事です。

今まで我慢して見守っていたからこそ
ちょっと子どもが元気になったり
前向きな様子が見られたら
嬉しくなって、ついストレッチさせて
しまいがちですが、もうちょっと我慢。

この見極めがとても大切なのです。

 

本人の方から
前向きな言葉が出てきて
それが十分に増えてきたなと思えた時に
「何か、手伝うことある?」とか
「どうなったらいいかしら」など
サポートする気持ちがあることや
本人の気持ちを聞くところから始めてください。

くれぐれも
「あれをしたら」とか行動レベルのことを
指示したりして、強くストレッチさせないように、が
大事です。

本人が[動いてみようかな]と
前向きなことを言っても
「そうだね」くらいに受けておく時間があることが
のちのちとても効いてきます。

この段階ではまだ
本人の中で
何かを「やってみたい」前向きな気持と
[自分にできるかな]という
まだ後ろ向きな気持ちがあります。

それを、丁寧に扱わないで
本人の中にもある焦りにのせて
すぐ行動させてしまうのは要注意なのです。

 

治りかけにケガをすると
また治るのに時間がかかってしまいます。

また再度治ってきた時に
[またケガをするのではないか」という
恐れまで持つことになります。

なので、ここは丁寧に、丁寧に。

 

徐々に「やってみたい」という本人の
エネルギーが
「怖い」を上回って来た時に
ちょっとだけ頑張れば必ずできる、という
行動から始めるのを
手伝ってみてください。

この「程度をコントロールする」ことを
手伝うのが大人の役目です。

 

怖さ、というものは
少しつづやれる範囲で行動して
安全だった、大丈夫だった、という
成功体験によってなくなっていきます。

小さくてもしっかりした成功体験が
土台となって積み重なることで
だんだん、
大きな行動・挑戦ができるようになってきます。

どんな子どもでも、大人でもです。

 

なぜ成功したのか、が
自分で納得できることが大切です。

しっかりした土台ができたら
「自分の自信」になって
もう、閉じこもるまでのことは
起きてこないようになります。

そこまで行く手前で
どうしたら良いかを学ぶからです。

土台のない、たまたまの成功や
むりむりの回復だと
また同じ状態に戻ってしまうことがあります。

 

せっかく苦しい思いまでして
そんな体験をしたのであれば
「しっかりした土台作りの体験」に
してしまわないと、もったいないですね。

是非、「自分の自信を作っていく」
そんなチャンスにしていきましょう!

どんな人でも、いつからでも大丈夫です!!

 

追伸:
東京は20度位で例年より
暖かいようです。
今日は夫の誕生日
いつもありがとうございます。
(本人が見る確率0.1% 😆 )

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