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保護者の方だけとセッションをする時には
お子さんに一度もお会いしない場合も
多くあります。
そんな場合でも、保護者の方を通して
お子さんを応援しているので、
お子さんとても親しい気持ちになります。

さて、一昨日のブログで
感受性が鋭くて
エネルギーが外に向くタイプの子が
うまく自分の感じていることを表現できずに
暴れていくことがある、というお話をしました。

保護者との関係性について
もっと詳しく知りたい、という
リクエストを頂きましたので、
それについて今日は書きます。

 

怒る子ども自分の中にある感情や感覚を
うまく表現できずに暴れるけれど
(暴力、泣くetc.)
ちょっとすっきりしても
根本的な欲求が解決されないので
行動だけエスカレートしてしまうことがある。
そして、それゆえ
保護者の方や友達などとの関係性が
こじれていくことになる・・・
ということでした。

暴れたことで最初のうち
うまくいくことは
保護者の方に
なにかの動作をしてもらうことや
何かの物を与えてもらうことです。

自分の気持はこれだけじゃないけれど
まあ、やってもらったことで
ちょっとはすっきりしたから
まあいいか、と
自分の気持をアバウトに処理してしまいます。

自分の感覚・感情を自分でわかる 
表現する、という
練習をすることなく
済ませてしまいます。

もやもやした時には
誰かに何かをしてもらうことで
すっきりする、という練習を重ねます。

保護者も、この子に対して
先回りして
何かをしたり、与えたりするようになります。

 

ところが、子どもの成長とともに
子ども自身が感じていることが
より複雑になってきます。

そうなってくると
何かを他の人にやってもらうことで
すっきりする位では
自分の中で起きていることを
無視することができなくなっていきます。

それでも、奥底の欲求が何なのか
自分でも分かっていないので

もっと「自分を満足させるようなこと」を
保護者に要求し始める、ということも起きます。

 

ところが残念なことに
この頃には保護者との関係性が
暴れる → 何か保護者がする → おさまる
というパターンができています。

 

保護者からすれば、やっかいだけど
何かをしたり与えれば収まっていました。

けんか2それが、子どもの要求がエスカレートしてきて
それでも子どもが根本的に満足しないので
保護者側も腹を立て
そもそもどちらが上なのか、という
権力闘争が子どもとの間で始まることがあります。

たいてい、ご両親のどちらかが
戦いの相手となります。

 

思春期になり、子どもも体格も良くなり
思考力もついてくると
この権力争いに、保護者も簡単には勝てなくなります。

保護者もムキになってきたりします。

子どもも戦い自体が目的になってしまい
何か保護者にショックを与えることを
わざとするようになっていきます。

何か保護者が嫌がる行動をわざとしたり
全く口をきかない、などのことが起こります。

外に向くエネルギーがそれほどでもない子どもだと、
保護者との関係性を上辺だけのものにして
さっさと家から出ることに集中したり
逆に無気力になってとじ込もることで
それを表している場合もあります。

 

本来は自分の拙い表現に
丁寧に耳を傾けてもらって
自分の内側を言葉にするのを
手伝ってもらうことで

感じている感覚・感情を自分でわかって
それを上手に表現する、ということを
練習できれば良かったのですが
いつの間にか
保護者との関係性に意識が集中してしまいます。

 

自分の中のもやもやを
どうにかして欲しかったのに
どうにもしてくれない

一緒にもやもやをみて欲しかったのに

わかってくれない

 

こんな気持を強く持っていることで
”自分を満足させてくれる何か”を
外に探し求めていく場合もあります。

 

保護者からすれば
すれ違い物を与えたり何かをして
収まっていたようだったのに
「お金や物じゃない」
『話を聞いてもらってない』と言われても
「今までだって話を聞いて
 欲しいといったものをあげてたじゃない
 色々動いても来たのに・・・』と

言いたくなります。

 

すれ違いが起きています。

 

このような場合には
何がお互いと周りで起きているのか
今溜まっているものは何なのか
これから本当はどうしたいのか
を一緒にみていくことから始めます。

 

こんがらがった関係性を
丁寧に紐解いて
本当はお互いを大切に思っている
というところまで戻っていきます。

 

子どもと保護者の両方からでも
どちらか一方だけからでも
いつからでも
紐解くことはできます。

今までの最年長は50代の方と
その親御さん70代との関係性でした。

 

追伸:
今まで一度もお会いしたことがないお子さんでも
保護者の方から
『笑顔が増えてきました』
『元気で楽しそうになりました』と
教えていただくと
すごく、すごく嬉しくなります。

 

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