「キミはひとりじゃない」を子どもに伝える方法

こんばんは。
長ーい間元気がなかったお子さんでも
何度かセッションを重ねていくうちに
必ず本来のご自分を思い出されていきます。
自然の回復力は素晴らしいものだと
いつも感動しちゃいます!

 

 

さて、中学生男子のお話しです。

この時期は、脳内の成長バランスと
部分同士のつながりがまだ悪いため
感情が不安定で、暴走しやすい時期
というお話しでした。

 

思春期は不安定な時期とは
昔から言われていましたが
脳の中が成長の仕組みゆえに
とてもアンバランスになっていたんですね。

 

こういうことを知ると
『ちょっと考えたらわかるでしょ!』
と言いたくなることを繰り返す
中学生男子のことも

『頑張ってるんだね、脳内で』と
愛おしく感じませんか?

 

そうなんです。
本人一人では頑張りきれないような
アンバランスさが思春期になると
始まってくるんですね。

それまで順調に成長していたの
どこか違う行動を
多発し始めるのには
やっぱり訳があったんですね。

 

もちろん、全ての突飛な行動が
脳の発達の仕方のせい・・

ではありませんが
やっぱりそこには多大な影響があることは確かです。

一番大変なのは
何が自分に起きているのかわからない
子ども自身かもしれませんね。

 

この時期は感情・感性も敏感なので
小さい子どもや大人以上に
些細な事にイラッとしたり
傷つくことも多くなってきます。

自分でも「自分の感情が不安定だな」
ということは、どの子も
うすうす感じています。

自分で制御出来なくて
一番困っているのは子どもです。

また、そんな状態を「自分だけかな」
と密かに思っています。

不安ですよね。

 

けれど、実は周りも同じような状態の
子どもだらけなので
狭い同じメンバーの間で、不必要な
摩擦が起きやすくなります。

 

自分の不安定感 + 余計な摩擦
を抱えることも多くなりますね。

 

結構、感情的にストレスフルなので
「ストレス対処」が
脳内では活発に行われています。

これを一人で繰り返しているうちに
耐えられないような
強い感情やストレスがかかった時に
どーんと大きな思いがけない行動を
してしまう場合があるわけです。

または、エネルギー切れを起こして
しまう場合もありますね。

 

そもそものストレス耐性も
男子のほうが女子より少ないのです。
エストロゲンという女性ホルモンが
ストレスが脳に与える影響を
少なくすることが知られています。
男子のほうがストレスに弱いというのは
本当だったんですね。

 

こんな状態の思春期男子。
さらに自分の感情を言葉にしずらい
男子の場合には

ご家庭で、子どもが
上手にストレス発散ができるように
ちょっとした気配りがあると
子どももとっても助かります。

 

まずは自分の感情を一人で抱え込まずに
上手に外にだせれば
ストレス発散にもなりますし
外に出しきれば
客観的に状況を見ることも
できるようになりますね。

 

子どもが自分の感情を抱えているようなら
それをうまく言葉で表現できるよう
お父さん、お母さんがさらっと
促すことができたらいいですね。

自分の感情を言葉にする力も
練習すればするほど育ちます。
うまく練習できれば
学習能力は高いので、もちろん男子でも
とても上手になることもあります。

 

子どもが話してくれる場合には
詳しく出来事を根掘り葉掘り聞く
というよりは
「その時どう感じたの?」
をしっかり聞ききってみましょう。

 

それが十分出来たなら
「では、どうしたい?」
「どうなったら良いと思ってる?」
と子どもの中にある気持ちを
順番にうまく外にだすことを
手伝えたらいいですね。

「どうなりたい」が自分でわかれば
この気持に「どうすればいいのか」が
見えてきますから。

 

そういう流れの順番を
子どもが身につけていけば
やがて自分でも、
自分の感情とのつきあい方が
上手にできるようになってきます。

 

子どもがまだ感情を抱えたままなのに
「こうすればいいのよ」
「ああすべき」と言われても

感情の整理には
つながらないことが多いです。

 

大事なのは自分の感情との
上手なつきあい方を
サポートしていくことです。

うまく感情とつきあえた体験が
できることは
学習能力の高い時期にとても有効です

 

それでもこの時期は、特に親とは
距離を取りたがる時期でもあります。

男子の場合は特に
お母さんに心の中を話す・・・
というのが素直にできないことが
多くなってきますよね。

多弁でなくなることも多いでしょう。

 

子どもが嫌がるときには
あまり深追いをしないことは大事です。
「いつでも話を聞くからね」と
普段から 何度も サラッと
伝えておくことはとても大事です。

いざという時に思い出してもらえるように。

 

こちらの気持ちが伝わっていると
自分のタイミングで
思わぬ時にポツポツと
話し始めてくれることもあります。

その時にはがっつり
耳を傾けてあげてくださいませ。

 

思春期には子どものペースで
距離をとりながら
目だけはしっかり離さずに
見れる時間には観察を続けていきましょう。

 

そして、案外親や先生以外の
第三者の人に、
安心して
自分の気持を話すチャンスがあると

とても子どもがすっきりします。

知っている人には話しにくいことも
自分のいる世界と無関係な人に
安心して話せたら、深い心の奥底まで
すっきりすることができます。

私もよく子どもたちから
『関係のない人に思い切り話せて
 良かったー』
という感想をもらいます 。
(関係のない人って言う響きが
 こだましますけど) 🙂
 

 

とにかく、不安定な時期の子どもには
「安心・安全な場」
があることが大切です。

家庭がそんな場であれば最高ですね。

 

それから、思春期の子どもに
この時期の脳内がアンバランスなので
誰でも感情が不安定になりやすい
ということを教えておくのも
とてもいいことだと思っています。

いや、私としては
思春期の子ども全員に必要!と
思っております。

 

まず、子どもが
自分だけでなかった~と思いホッとします。

あいつも不安定なやつなんだ
と思えれば心に余裕も生まれてきます。

 

そして、感情とのつきあい方が
あることや
それが練習や年齢が上がることで
ぐんぐん上手になってくることもわかれば
子どもも落ち着くことができます。

不要なストレスを
ぐっと減らせることができますね (^^)/

 

追伸:
長い間元気がない状態から回復してくると
どなたが見てもわかるくらい
子どもの表情が変わってきます。
明るく、軽くなってきます。
周りの方々からも言われるようになってきます。

それは自分の自信を取り戻してきた証です。
私はそれがとてもとても嬉しいです。

 

今週のテーマのブログです
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中学生はブレーキの弱いスピードカー?
 
恥ずかしいけどちゃんと知ろうね
寝る子は育つ、育つために寝る
今の中学生、かつての中学生

 

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