「思春期うつ」はわかりにくい

思春期のうつについてのお話し3日目です。
1日目はこちらです

 

思春期のうつは大人のうつと
どんなところが違うんでしょうか?

 

「不安」や「憂鬱」は
大人でも子どもでも持つ感情です。

大抵は自分やその状況が変わっていき
その感情もなくなっていきます。

でもそんな感情が固着してしまい
「楽しい」「喜び」「興味を持つ」など
プラスの感情も感じにくい状態が
2週間以上続くようになってしまうと
”うつ”と呼ばれる状態になります。

 

ただ、思春期のうつの場合には
その状態が”うつ”だと
見つけることが難しい場合があるんです。

思春期の子どもの場合には
不安・落ち込みが「イライラ」や
「マイナスな言葉の露出」として
表れることがあるからです。

「”うつ”=エネルギーがない状態」と
思っていると、
イライラしたり
やたらマイナスなことばかりいう子を
「思春期だからイライラしてる」
「マイナス思考な性格」と
自分自身も周りの大人も
捉えてしまうことがあります。

そしてそんな状態が続くと
「わがまま」「未熟」と
自分のことを思うようになったり
周りの大人からそう扱われたりする
ということが起きてしまうんです。

それでは更にマイナスループが
加速することになってしまいます。

 

また、楽しさや喜び、興味が
湧かなくなったことについても
本人も「退屈している」と捉えたり
周りも「だらだらしている」と
捉えてしまうこともあるんです。

 

どちらにしても
「うつ=ネルギーがない」と捉えていると
そういう状態の子どもが

「うつという病気の名前がつく状態」
であることが
子どもも周りも見つけにくくなってしまいます。

 

なので、思春期には特に
昨日ご紹介したモデルでみることが
とても有効になってきます。

 

では、どうやって見分けるか?

子どものイライラや
マイナス思考が多くなってきたら
睡眠や食欲をチェックしてみてください。

睡眠は睡眠時間が充分か、に加えて
よく眠れているのかなどの
睡眠の質も大事です。
逆に、寝ても寝ても充分に
休めた感じがしない、ということもあります。

また、食欲も急になくなったり
過分にあるようになったら
要チェックです。

 

また、勉強しようとする意欲が
なくなってしまい
急に勉強しなくなることもあります。
定期テストの成績が突然悪くなったので
周りが気づく・・ということも
案外多くあったりします。

楽しみだった部活にも
行かなくなることもあります。

もちろん『学校に行きたくない』と
言い出すこともよくあります。

 

また、大人と違って
思春期には何でも急激に変化します。

そして、大人より「枠を超えて」
思いもよらない過激な行動を
急にしてしまうことも考えられるんです。

2週間と言わず、このようなことが
子どもに起きていることに気づいたら
すぐに適切なサポートが必要なことも
思春期と大人の違いです。

 

「早めの相談!」に続きます

 

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追伸:
今朝もセッションをしてきて
嬉しい報告をたくさんもらいました 🙂 

セッションをしていると
「恋バナ」になることもよくあります。

”人が怖い”といっていた子が
恋バナをしてくれるようになった時には
嬉しさ百万倍です。

思わず嬉しくてにやにやしてしまいます (^^)

 

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