小さい頃から選んできました

こんにちは
東京ではツヅジが咲き始めました。
3.11の後も花が咲き始めた時
とても嬉しく感じたのを思い出しました。

 

さて、今時の思春期の子どもの
人間関係についてのお話です。

 

イマドキでも昔でも、
思春期で
人が悩むのは
やっぱり
人間関係・・
というのは
変わらないようです。

 

それでも、

自分自身の思春期の頃(だいぶ前)
自分の子育て時期(ちょっと前)
それからこの仕事をしている2010年から

色々な思春期の子どもに出会ってきて
感じることがあります。

どんどん[今の自分の感性]に
敏感な子が
増えているなあ、と思うのです。

そして、それゆえに
人間関係の新しいパターンができているようです。

それは時代の変化の影響が大きいです。

 

私たちは時代の流れとともに、
どんどん、自分で色々なことを
『選ぶ』場面が
とても多くなってきています。

時代とともに
『安全な正解』や『鉄板の安全策』
がなくなってきているので
色々な場面で自分で自分の「答え」を
選ばなくてはならなくなりました。

 

そしてその選択肢も、日々新しいものが
どんどん産み出されているので

とても沢山増えています。

工業、情報、さまざまな技術の
発達によるものですね。

ありがたいことではあるのですが
日々更新される
とても大量の情報の中から
いつも自分で何かを選ばなければならないわけです。

 

例えば、私達でも
家の掃除機が壊れちゃったら

新しいものを買おうとします。

これくらいの値段の範囲で
前と同じくらいのでいいかなーと
気軽に買いに行ったとしても
そこで待ち構えているのは『選択の嵐』です。

『ご予算は?
 お好みのメーカーは?
 ゴミの処理方法は?紙パックですか、サイクロンですか?
 どちらも長所、短所があります。

 一度に処理できる部屋の大きさは、
 どれくらいをお望みですか?

 コードレスがいいですか?

 収納場所によって、スティックタイプと従来型もございます。

 軽くて小回りがきくものと、
 少々重くてもパワーのあるタイプ
 どちらがよろしいでしょうか?
 5段階ございます。

 ご近所が近ければ、音が静かなタイプもありますよ

 お好みの色はどれですか・・・・・・』

沢山の選択をへてようやく
自分にあったものにたどり着くのです。

いちいち決めていかないと
掃除機を買うことができないんですね 😯 

 

こういう傾向はどんどん強くなっています。

今思春期の子どもたちは
親世代よりも小さい時から
ずっと沢山の「選択」をしながら育ってきています。

 

選択するには、自分なりの基準が必要です。

 

小さい頃から沢山の『選択』の中で
生きている今の子どもたちは
その基準を「その時の感性」で行うことが
とても多いのです。

それはそうですよね。

小さい頃には頭でいくら考えても
どうやって決めたらいいのか

わからないことだって多いですもの。

 

大人になれば
Aを選んだらこうなる、Bだとこうなる
あ、でもAだと他の人に悪いかな。。。とか
色々考えられるのですが
それはシンプルな選択を何度も繰り返して
学習してきたからできることです。

小さいころにはいっぺんに
そんなにたくさん考えられません。

 

それでも、”自主性”を育てるためにも
小さい頃から沢山きかれてきています。
『どれがいい?』
『どっちがいい?』

そのことはもちろん悪いわけではありません。

自分で決めるという力は
この先の時代を生きていくために
とても重要な力なのですから。

 

でも、その「決め方」については
学んできていないので

小さい頃には小さいなりに考えたとしても
何を基準にして選んだらいいのかは
実はあまりわかっていない状態だったりします。

小さいころに
「これを選ぶとこうなる、
 こっちだとこうなるって考えるといいよ」
なんて、
あまり言われることはありませんよね。

 

『選び方』を教えるとなると
ちょっとした手間がかかります。

その子にわかるような
教え方の工夫も必要ですし

何回も繰り返さないとできるようにはなりません。

大人にも子どもにも少し手間がかかります。

本当は一度きちんと身につけたら
一生使える力になるのですが。

 

そもそも、大人は自分では
ゆっくりと自然に段階を踏んで
今できるようになっていることですから
「決め方を教える」なんて発想が
ないのかもしれませんね。

 

というわけで、小さい子は
好きな方はどっち?』
『どっちがいい?』って言われたら
自分の好き嫌いという「感性」で選ぶ
ということが当たり前に多くなってきます。

 

『どっちがいい?』と聞かれたら
自分にしっくりくる方か
周りの雰囲気を読んで良さそうな方か
どちらかで決めることが
体験としてとても沢山積み重なっていくわけです。

 

あ、今気付かれましたか?

「感性」を使って決める時に
この二通りの「感性」の使い方があるんです。

 

話は面白くなってきましたが
長~くなっちゃったので

また明日
「内向きと外向き」に続きます (^o^)/

 

合わせて読みたい記事:
中学生の友達関係:子どもが悩んでいる時に親はどう接する?

不登校の子の新学期:子どもの幸せのために親ができること 4月編

人見知りの子の新学期

 

追伸:
3.11の時には、美しいものを見たり
美しい音楽を聞いた時に
心がようやくほっとしました。
そんな時間を多くの方が持てますように。

 

今週のテーマのブログです
イマドキ思春期の人間関係

内向きと外向き
だって嫌なんだもん
ちょっとサービスしちゃおう
思春期のうちに学べば簡単!

 

 

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